The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ Semi-finals
コンフェデ杯とはいえ(個人的には、フレンドリー・マッチ+α程度の位置づけ)、準決勝ともなると流石に勝ち進んだチームには気合いが入ってか試合内容は俄然濃くなってきた。
Germany 2 vs. 3 Brazil
現在のブラジルに対等に渡り合うには、未だそのスタイルが確立されていない若手主体のドイツであるが、予想以上に健闘した。グループ・リーグで引き分けたとはいえアルゼンチンにはかなり力の差を見せつけられたドイツであるが、ブラジル相手にかなり精力的に動き回った。
同点で迎えた後半開始からボールを支配し、ブラジル・ゴールに向かって攻め込むものの決定的なシーンを作り出すことは出来ず、ここいらへんが現在のドイツの限界のようである。対するブラジルは、全体的に「速いサッカー」は展開しないが、局面でのボール・キープ力と一気の突破力は流石に目を見張るモノがある。
ドイツのディフェンスがズタズタに切り裂かれたという印象はなかったが、アドリアーノの個人技に負うところによるゴールが決まり、これで結局決勝点となった。
クリンスマン率いるドイツは恐らく黄金の70年代前半の、強く・美しいイメージのチーム作りを目指しているのであろうが、未だその途上であると言わざるを得ない。しかし、これから2006W杯に向けて予選を免除されているドイツは最も「伸びしろ」の大きなチームになる可能性も秘めているような気もする。
Mexico 1 vs. 1 Argentina(PSO 5 vs. 6)
>今大会出場チームで質・量ともに最も高いレヴェルの選手を揃えたのがアルゼンチンであることは間違いない。一方のメキシコは、ヨーロッパのビック・クラブで活躍選手は少ないものの、グループ・リーグではジャパンには殆ど試合をさせてくれず、ブラジルを破り絶好調。どちらも攻守に高いバランスを持ったチームであり、今大会随一の好ゲームが期待された。
実際にゲームが始まってみると攻撃力のアルゼンチン、守備のメキシコという図式となっていた。中央突破、サイド攻撃と手を変え品を変えゴールを割ろうとするアルゼンチンであるが、堅いメキシコのディフェンスを崩すことが出来ない。ボール・ポゼッションでは劣るメキシコもアルゼンチン・サイドに巧みなボール捌きで攻め込むもこちらのディフェンスもやはりかなり頑強。
バルサ復帰への熱望が消えそうなことへのイライラが募ってかサヴィオラが蹴りを入れて一発退場、しかしマルケスも2枚目のイェローで退場し、90分の終了直前10人対10人になったがスコアレスで決着がつかず延長戦に突入。
延長前半終了直前に左サイドから攻め込んだメキシコがサルシドがドリブル突破で強引にゴール。これで決まりかという雰囲気が漂ったのだがアルゼンチンは怒濤の反撃を開始し、延長後半開始後フィゲロアの執念ともいえるシュートが決まって1対1となり、PK戦へともつれ込みこれまた非常にレヴェルの高いPKを放ち合った結果アルゼンチンが5対6でこのゲームを制した。
内容的には、その持ち味を充分に発揮したメキシコに分がある展開であったが、ここ一番でのアルゼンチンの集中力と執念も凄みがあり、非常にハイ・レヴェルのゲームを楽しむことが出来た。
決勝戦は南米頂上対決ということになったが、メキシコのDFよりもブラジルに通用するであろうコネッホが出場できないアルゼンチン、新クァルテットの中でこれまで精彩を欠いているカカが復活すればブラジルがやや有利かも?
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