OZU 2003 ~ シンポジウムから
小津安二郎生誕百年記念国際シンポジウム「OZU 2003」が、昨年の12月11日、12日に有楽町朝日ホールで開催された。店主は参加できなかったが、そのほんの一部がやはり昨年BS-2で放映された。その内容に関しては、Yuさんが運営されているサイトBE BLUE!の中で「OZU 2003」として紹介されている。
先日、この「OZU 2003」を拝読させていただき、さらに録画を再見してチョット気になったというか驚いたことがあった。
それは、「小津さんは映画に軍服姿の人物を一切出さなかった。あの時代において軍服を排除した姿勢・・・」云々という吉田喜重氏の発言である。
確かに、この「軍服の・・・」というのは、あくまで現存するフィルムに限っては正しいと思う。しかし、フィルム・ネガとも散逸してしまった「また逢ふ日まで('32)」と「大学よいとこ('36)」のシナリオのサマリ(原本ではなく、山内静夫氏解説によるもの)を読む限り、「軍服」が出てこないと画面が成立しない。
別に声高に吉田氏の発言を批判するつもりはサラサラないし、小津の戦時中の映画制作に対する姿勢は、巷間言われている通りで戦意高揚映画などには全く興味を持たなかったのは事実であろう。
普段はローキーで「反復とずれ」などと発言されている吉田氏にしては、ちょっと力ずく過ぎるのでは?と思った次第。
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