April 04, 2004

ThinkPad 600X Upgrade Implementation ~ その2

<<< ThinkPad 600X Upgrade Implementation ~ その1

前回までのお復習い。

1.PartitionMagic 4.0のアンインストール
2.PartitionMagic 8.0のインストール
3.CドライブとDドライブを結合し、約12GBのCドライブ作成

と、ここまでは小さなトラブルはあったものの順調に進んだ。

ThinkPad 600X Upgrade Planの次のプロセスは、IBMのWindows XP System Solution Discで移行準備ということになる。

作業手順は、まず98SEでこのプログラムの実行、次にWindows XPのアップグレード、そしてXP上でこのプログラムの残りのプロセスの実行ということになっている。

98上でのプロセスはあっという間に終わった。そしてWindows XPのアップグレードを敢行したのだが、インストーラは「XP上でサポートされないモジュール・コンポーネントがある」旨のメッセージを残して中断してしまう。心当たりのプログラムを削除しては、数回試してみるがもちっとも先に進めない。流石にMSのプロダクト、「何が?」は決して教えてくれない。

このTP600Xは暫く使用していなかったうえに、このマシンが現役当時はパフォーマンスのチューニングに凝ってネットで拾ってきたユーティリティをやたら突っ込んでいたことを思い出した。無節操な建て増しを繰り返した「田舎の旅館」状態で、その張本人ですらそれらをトレースバックするのは不可能になっている。

当初はXPへのアップグレード後にディスクの換装をするプランであったが、こんなことろでいつまでも堂々巡りをしていては夜が明けて昼になりと埒があかないので、急遽方針の変更をせざるを得なくなった。

現在の環境のアップグレードを諦めて、換装予定のディスクにXPのクリーンインストールを行うことにした。要するに、全面的な建て替え作業である。若干後ろ髪引かれる思いもあったが、1年近く使っていなかったのだから、この環境は無かったものと諦めて(と自ら言い聞かせ)、作業を再開した。

当初は、RRU(Rapid Restore Ultra)を使ってHDDそのもののバックアップに利用する予定であったPortable USB2.0 HDD/40GBにデータのみのバックアップを行った。

TP600XのHDDはパームレストの左側スピーカーの下あたりに内蔵されている。底面にあるディスクカバー部分を留めているネジ(-)をはずし、カバー部分を手前に引き抜くとブルーのタブが見える。これをやはり手前に引き抜けばHDDが外れる。

はずしたHDDはトレーにマウントされており、側面の4本のネジ(+)を外せばHDDのユニットを交換することができる。ここいらへんのことは、図解入りで「ThinkPad 600X(2645,2646) - 保守マニュアル」に詳しく記述されている。(但し、英文のみ)

その昔、TP230csでHDDの換装で苦労したことがあるが、TP600Xの場合はあっけないほど簡単であった。但し、ユーザによるHDDの換装はベンダが推奨しているワケではないので、全て自己責任において行う必要がある。

これでハードウェアの環境の受け皿は整ったので、Windows XP Professional Upgrade CDを使ってクリーンインストールを行った。(当然であるが、インストールの初期に要求されるWindows 98のCDを用意しておく必要がある)

続いて、Officeなど取りあえず必要なアプリケーションをインストールして今回のUpgrade Planは終了した。

やはり予感したように、当初のプラン通りにはいかなかった。

この文章はUpgradeしたTP600Xで打っているが、現在メインで使っているThinkPad X24に比べるとサイズが一回り大きいこともあり、キーボードの使い心地は完全に1ランク上である。また、全体的にPCの作りも現在のThinkPadに比べしっかりしており、高級感がある。

802.11gの無線LANカードでインターネットに接続しているが、現在のサブPCであるTPX20(PIII-600Mhz、メモリ320MB)よりも、このTP600X(PIII-650Mhz、メモリ448MB)の方がダウンロードのスピードテストでは遙かに良い値が出ている。

(TP X20: 0.8~1.6Mbps、TP600X :1.3~2.6Mbps)

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March 25, 2004

ThinkPad 600X Upgrade Implementation ~ その1

ThinkPad 600X Upgrade Planの実行過程を実際に遭遇したトラブルも含めてご紹介していく。>

PartitionMagic 8.0(PM 8.0) Upgrade版が届いたので、まず第一段階として現在TP600XにインストールされているPM 4.0のアンインストールを実行した。これはPM 4.0のアンインストーラを使って行った。

アンインストール終了直前に「PQVXD.vxd」のファイルを削除するかどうか聞いてくるが、これに対して「No」を選択したが、これがあとで小さなトラブルの原因となった。>

続いて、PM 8.0のインストールを行った。PM 8.0を起動すると「PQVXD.vxdのバージョンが古すぎる」というメッセージを残して終了してしまう。PM 4.0のアンインストール時に残しておいたファイルが悪さをしていると見て、ファイル検索で見つけたsysytemフォルダに残っていた旧いPQVXD.vxdを削除した。その結果、PM 8.0は問題なく起動した。>

現時点でのHDDの状況は、プロパティの情報ではCドライブ(2.69GB 残り239MB)Dドライブ(8.52GB 残り2.25GB)となっており、ファイル形式はどちらもFAT32。>

早速、ドライブの結合を実行。Cドライブに任意の名称のフォルダを作成しそこにDドライブの内容を収めるというスタイルである。この操作の終了後に、DOSモードで再起動されてDriveMapperが実行されるということであったが、ここで再びトラブル発生。>

PM 8.0のCD-ROMを入れたままマシンの再起動をかけると、ハードディスクに優先して、このCD-ROMを読みにいってしまう。何度か起動を繰り返すうちにそれに気が付き、CD-ROMドライブの例の穴に細長いピンを突っ込んでCDを取り出し後、無事HDDから起動した。>

Windows 98がDOSモードで起動し、実際のパーティション結合が実行される。これは、予想通り非常に時間がかかった。(およそ、2時間20分)> 

Windows 98で再起動がかかり、DriveMapperが起動し、これまでDドライブを参照していたファイル及びレジストリを全てCドライブに移動したフォルダに置換する。>

DriveMapper終了後再起動がかかり、Dドライブの内容がCドライブに吸収された。ディスクのプロパティで見る容量はトータルが11.2GBで、使用領域が8.59GB、空き領域が2.61GBとなった。>

>>> ThinkPad 600X Upgrade Implementation ~ その2>

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March 21, 2004

ThinkPad 600X Upgrade Plan

業務報告でも述べたように、検索エンジンからご来店頂いている方のキーワードでは、「IBM」「ThinkPad」「600X」などが店主の当初の予想よりも遙かに多かった。読者のご期待に沿うべく、再びThinkPadの話題を一つ。

ThinkPad 600X現役復帰で述べた通り、液晶のバックライト交換(オリジナルと比べると画面は少々青味が強くなった)でハード的には一応の復活を果たしたが、Windows 98SEは相変わらず不安定だ。

本格的な現役復帰には、これまでの経験からやはりOSのアップグレードが必要であると判断した。しかし、アプリケーションのWindows XPとの適合性を調べていたら1つの問題を発見した。それは、ハードディスク絡みのものである。オリジナルの12GBのHDDのまま使っていたが、出荷された状態ではCドライブ2.1GB(FAT)と残りがDドライブ(FAT32)という構成であり、その後そのサイズを変更するために、PartitionMagic 4.0を導入していた。

ネットジャパンのサイトを参照したところ、Tempus fugit、PartitionMagicの現役バージョンは何と8.0になっており、当然のことながら4.0のサポートに関する記述など殆ど見当たらない。念のため、ネットジャパンのサポートに電話で4.0はWindows XPではサポートされていないことを確認。(4.0そのもののサポートはとうの昔に終了していることも確認!)

ハードディスクの残り空き容量から、現状のままのパーティションサイズでは殆どWindows XPへのアップグレード・インストールは不可能であろうと判断した。従ってこのアップグレード、当初の思惑よりは費用と時間が掛かりそうである。

必要と思われるマテリアル

1. PartitionMagic 8.0のアップグレード版(新規購入)*1
2. Windows XP Professional アップグレード SP1(新規購入)
3. Windows XP System Solution Disc
4. Portable USB2.0 HDD/40GB(オプション)
5. 2.5” HDD (20GB or 40GB)(オプション)

*15.0~7.0を購入した記憶はないのだが、何故か7.0のアップグレードを適用してくれるとのこと。

上記の1.と2.が必須であることは言うまでもないが、3.のIBMが有償提供しているCDは既に使用した経験があり、ThinkPadのマシンタイプを指定するだけでドライバその他システム回りのコンポーネントのアンイストール・インストールを行い、XPへのアプグレードに必要な環境を整えてくれる非常に楽チンなツール。

4.と5.は、XP環境で600Xを実用に供するには実装されている12GBのディスクでは窮屈と思われるので、内蔵HDDの交換を考えている。12GBのディスクのままXPにアップグレード後に、現在バックアップ・デバイスとして利用している4.のUSB HDDにRapid Restore Ultra(RRU)を使ってディスクイメージのバックアップを取り、手持ちの余った2.5”の20GB(あるいは40GBのHDDを購入)に換装後、リストアをしようという目論見である。

現時点で予想しているアップグレードのプロセスは、

1. PartitionMagic 4.0のアンインストール
2. PartitionMagic 8.0のインストール後、C・Dドライブを一つのパーティションに統合
3. Windows XP System Solution DiscでXP環境設定準備
4. Windows XP Professionalのアップグレード・インストール
5. RRU + Portable USB HDDへバックアップ
6. 内蔵HDDの換装
7. バックアップした内容のリストア

XPのアップグレード前後に、PartitionMagic 8.0のアンインストール・インストールが必要になるかもしれない。 (RRU使用の際は、PartitionMagicをアンインストールする必要がある、とのこと)

スペック的には殆ど「9歳馬、上積みナシ」状態のThinkPad 600Xのアップグレードに拘る理由は、久しぶりに使ってみて改めて実感した、キーボードの作りの良さに依拠している。現役機のX20、X24、NetVistaに接続しているUltraNaviキーボードのどれよりも、キータッチは優れている。店主の記憶で、ThinkPadのシリーズでこの600Xのキータッチを上回っていたのは、とうの昔に嫁に出した560だけであった。

後日、実際のアップグレードの顛末をここでご報告をする予定。(全て実行しようとすると、きっと一筋縄では行かない予感が・・・)

>>> ThinkPad 600X Upgrade Implementation ~ その1

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February 14, 2004

青く仄かに輝く憎いヤツ

PCの入力デバイス(キーボード、ポインティング・デバイス)ほど、スペック・シート上でその出来具合を表現することが難しいものはない。ユーザの好みが最も顕著に出るデバイスなので、全てのユーザを納得させるものなど無いと言っても過言ではない。

自分の場合、キーボードは適度にクリック感がある(キーを押したときに指に程良い反発感がある)ものが好みである。ポインティング・デバイスはマウスが最も好ましい。携帯する際は、トラックポイントでも構わない。但し、タッチパッド式やトラックボール式のものは自分の手には全く馴染まなかった。

このキーボードとポインティング・デバイスに対する好みが、IBMのマシンを使い続けてきた大きな理由のひとつである。もう一つはユーザ・サポートの良さ(というよりは自分との相性の良さ?)である。

但し、比較的最近導入したNetVistaに付属してきたキーボードは情けないほどチープなものになっており、ThinkPadのキータッチと比べると酷いシロモノで、早速UltraNaviに変えた。

以前のIBMのマウスは何となく不甲斐ない出来で、マイクロソフト製のものを愛用していた。過日、深夜にMSマウスの真ん中のホイールを使っていた際、廻すときのカリカリという音と人差し指に伝わるあのギザギザホイールの感じが突然気になりだした。

昨年、知人のNetVistaのセットアップを手伝った際に、付属してきたIBMのマウスがスクロールはカリカリと廻すホイールではなく、感圧式(ThinkPadのトラックポイントと同様)のもので、自分の指にはより馴染みやすいことを思い出した。だたし、そのマウスは光学式ではなくいわゆるメカ式(ボール式)であった。

早速、ネットで探索した結果、感圧式のスクロールボタンを持った光学式のIBMマウス(IBM 3ボタン スクロールポイント・マウスII )を発見。その結果、Amazonから衝動買い。在庫があったため、2日後には入手。デザイン的にはThinkPadにより相性のよいマウスもあったのだが、機能的にはこれでOK。

MSマウスではスクロール出来ず、ThinkPadのトラックポイントでしか使えなかったアプリケーションでも、このマウスでは問題ない。久々に「当たり」の衝動買いだった。

この文章を入力しているキーボードの脇に、スクロールボタンが青く仄かに輝く(今話題の青色ダイオード)憎いヤツがいる。

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February 13, 2004

ThinkPad 600X 現役復帰

現在、現役で稼働しているPCはノートがThinkPad X20X24、デスクトップがNetVista & 液晶モニタの3台である。最近、もう1台の必要が生じたため、予備役というか殆どリタイア状態であったThinkPad 600Xを引っ張り出してみた。

このマシンは確か2000年1月の発表であるから、現在主流のノートPCに比べると、そのスペックは時代を感じさせるものがある。無線はおろかLAN I/Fも内蔵されてはおらず、USBのポートも持っていない(使ったことが無いだけで、1ポートがカバーに隠れて存在していた)。だた、購入した価格は、現役のどのPCよりも高価であった。発表直後に入手したので、¥400Kを遙かに超えていたと思う。

起動時やサスペンドからのリジューム時に、一時的に画面が赤くなり、液晶自体の明るさも現役機に比べると大分暗くなっていることは以前から気になっていた。

現役時代にも同様の現象で液晶交換をした。その際はEMSという拡張保守契約期間中だったので無償修理だったが、既にそのEMSも期限が切れている。IBMに問い合わせたところ、液晶のバックライト交換のみのサービスは行っておらず、パネルごとの交換で¥50K以上はかかるとのこと。

大したパフォーマンスも必要としない用途なので、600Xにはそのまま引退してもらい、一世代前のノートPCを安価に手に入れようかとネットで調べていたところ、こんなショップを探し当てた。

元々、PCの中古ショップらしいのだが、液晶バックライトの交換サービスを行っている。自ら交換できるユーザには、ランプの販売もしているらしい。早速、メールでコンタクトしてから、600Xを送った。宅配便の往復を含めて手元に戻るまでおよそ10日、費用は運送費を含めて約¥18Kであった。

帰還を果たした600Xは、事前にショップから連絡があった通りオリジナルより若干青みがかった色合いの画面になったが、無現役復帰を果たした。

次は、OSのアップグレード(98SE→XP)かな?

>>> ThinkPad 600X Upgrade Plan

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February 05, 2004

Wireless LAN ~ 802.11g vs. 11b

ADSLの回線スピードをアップしたのと同時に、これまでHUBを介して有線接続していたPCの一部を無線接続化した。導入した機器はBuffaloWLA-G54Pという802.11gのカードがセットになっているいわゆるブリッジ。現在最もよく使っているThinkPad X24が内蔵している無線LAN(802.11b)とで54Mと11MのADSL下りの速度パフォーマンスの比較をしてみた。

動作環境:
ThinkPad X24(PIII-1.13GHz、Memory 384MB)
ISP - @nifty
ADSL – ACCA 26M(収容局からの線路距離長3000m、伝送損失38dB)
無線ブリッジ – Buffalo WLA-G54
54M – Buffalo WLI-CB-G54 (802.11g)
11M - X24内蔵 (802.11b)

54M 1.1 ~ 2.5Mbps
11M  2.3 ~ 2.6Mbps

実測する前は、有線で2.3~2.6Mの下りスピードだったのでどちらも大差ないであろうし、むしろ11Mの802.11bの方が安定したパフォーマンスがでるのでは?と勝手な予想をしていたが、結果は逆であった。

X24内蔵の802.11bの方がスピードにバラツキがあり計測値は1M台の場合が多く、むしろWLI-CB-G54の54Mで接続したほうが速度は2.3 ~ 2.6Mと安定している。
ブリッジのWLA-G54には無線モードを11g(54M)ターボとか802gプロテクションなどの設定機能があるが、いずれも試してみたが実測値には特に変化はなかった。

ただし、体感的には54Mも11Mもスピードの差は殆ど感じられなかった。

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