June 24, 2006

You ain't seen nothin' yet


Fifa2006FIFA World Cup Gerrmay 2006での決勝トーナメントに進出する全てのチームが決定した。ジーコ・ジャパンの予選敗退で我が国のW杯熱は一気に冷めそうな気配もあるが、その昔西ドイツvs.オランダの決勝戦から観ていた店主の場合、W杯の「お楽しみはこれからだ!」と言いたい。(尤も、当時は日本のW杯出場など100年はあり得ないと思っていたのだが・・・)

決勝トーナメントに進出したチームは

Group A:ドイツエクアドルポーランドコスタリカ
Group B:イングランドスウェーデンパラグアイトリニダードトバゴ
Group C:アルゼンチンオランダコートジボワールセルビア・モンテネグロ
Group D:ポルトガルメキシコアンゴライラン
Group E:イタリアガーナチェコアメリカ
Group F:ブラジルオーストラリアクロアチア日本
Group G:スイスフランス韓国トーゴ
Group H:スペインウクライナチュニジアサウジアラビア

後出しジャンケンで恐縮ではあるが、個人的にはほぼ予想通りの決勝トーナメント進出メンバーであった。最も意外だったのは、チェコの敗退とガーナの突破であった。ブラジルとアルゼンチンは別格として、やはり開催地と同じ大陸のチームが有利であるという伝統は続いている。ただ、フランスの長期低落傾向に歯止めは掛かっていない。今回出場枠が4.5あったアジアからは結局予選突破はゼロで、恐らく次回の南ア大会ではオーストラリアがAFCに転籍するにしても実質的にこの数が削減されると思われる。いつもその驚異的身体能力の高さが喧伝されるアフリカ勢も恒例のW杯出場報奨金の揉め事が原因してか結局決勝トーナメントに進出したのは初出場のガーナのみであった。

予選リーグの試合を全て観たわけではないが、最も魅了されたのは(甚だ素人っぽくて恐縮だが)対セルビア・モンテネグロ戦でのアルゼンチン・チームである。特に2点目の緩急をつけたパスを25本繋いでのゴールは見事としか言いようがない。トップレヴェルの攻撃力を持つチームにしては、守備に対する意識も格別に高いものを持っており予選時点では攻守のバランスの最も高いレヴェルを有するチームといえよう。但し、予選からトップ・ギアに入れているチームが必ずしも決勝トーナメントで勝ち進めるとは限らないのがW杯である。その意味ではブラジルとイングランドは「予選」の戦いを順調にこなしたように思われる。特にブラジルは決勝トーナメントを前に対日本戦が絶好のプラクティスとなってしまった。

決勝トーナメントではブラジル、アルゼンチン、イングランドなどが勝ち上げっていきそうな気がするのだが、個人的には発展途上のチームとはいえ開催国ドイツに頑張ってもらいたいと期待している。(いつも評判倒れのスペインや今回は少々粗いところもあるがオランダも魅力的なチームである。)

残念ながら、0勝1分2敗でGroup Fの最下位で予選敗退してしまったジーコ率いるサムライ・ブルーの我がジャパン・チームであるが、これまでに天恵ともいえる「ツキ」を全て使い果たし現在の実力相応の結果が出たといえよう。以前から、弊blogではジーコの試合での采配には疑問を投げかけていたのだが、今回のW杯でのパフォーマンスを見る限り敗因は監督の采配だけではなくもっと根が深いモノとあると考えざるを得ない。これに関しては、いづれ別のエントリで考察してみたい。

だた、W杯と日本サッカーの歴史を摺り合わせてみれば、たった3回目の出場での予選敗退で悲観的になる必要など全くない。「日本サッカーは後退した」というブラッターのおっさんの発言など全く無視して構わない!W杯出場では遙かに先輩格の韓国チームが幾度世界の壁に跳ね返されたことか?前回の成績は両国ともに、開催国アドヴァンテージの僥倖を享受した結果である。タイトルの”You ain't seen nothin' yet”は、これからのFIFA World Cup Gerrmay 2006の決勝トーナメントと日本サッカーの将来へのダブル・ミーニングのつもりである。



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January 11, 2006

Big change comes from outside

1月9日に国立競技場で行われた第84回全国高校サッカー選手権決勝戦をTV観戦していていろいろと想うところがあった。

ご覧になった方も多いと思うので細かい試合経過は省くが、フィジカルに勝る鹿児島実業が圧倒的に攻め、それを耐え凌いだ野洲が少ないチャンスをパスワークで生かし延長戦の末2対1で勝利した。特に、野洲の決勝ゴールとなった延長後半での得点シーンは、鹿実のディフェンスが全くボールに触ることもできない見事な連携プレイだった。

テクニックと連携に徹底的に磨きをかけ、時としてバルサのスタイルを彷彿とさせる魅せるサッカーに拘った山本監督率いる野洲高校が高校サッカーの頂点に立った意義は非常に大きい。高校サッカー界では、野洲のスタイルのサッカーでは最後まで勝ち続けることはできない、というのが半ば「業界の常識」であったようだ。確かに、決勝戦では伝統的な高校サッカーの王道ともいえるスタイルを現代的にチューン・アップした鹿実のサッカーが実質的に試合を支配していたのは事実である。しかし、結果は高校サッカー界では「異端」ともいえる野洲の勝利で終わった。

山本監督は常々「高校サッカーを変えたい」と言っていたようである。スピードや体格などDNAによってかなり支配されている競技的なアドヴァンテージに対して、練習によって身につけることが出来る個々のテクニック(ドリブル、パスワークなど)や連携によって打ち破りたいという強い意思を持っていたらしい。この高校サッカーにおいてドン・キホーテ的ともいえる彼の想いはその経歴に依るところが大きいようである。山本監督は元々レスリングの選手でありサッカーのプレイヤとしての経験は皆無で、選手達は監督がボールと戯れている姿を見たことはなく、「多分、出来ないんじゃないですか」(エースストライカー、青木選手談)とのこと。

これはビジネスの世界でかつて世界の名経営者という栄誉を欲しいままにした巨大老舗企業GEを大改革したジャック・ウェルチの存在に擬えることができる。ウェルチはGEでは当時全く傍流であったプラスティックス事業部から社長に抜擢された人物でありGEの主流の出身ではない。正にこの「大きな変革は外からやってくる」ということが日本の高校サッカーでも起こったといえる。

どこまでが実際に本人から発せられた言葉であるかは知る由もないのだが、メディアで報じられている山本監督の発言を読む限り、彼は決して単なる夢想家でもドン・キホーテでもないことが分かる。野洲高校は元々サッカーの名門校ではなく(ワタシ的には「野洲」と聞くと、某巨大外資系IT企業の事業所が真っ先に思い浮ぶ)、地元のクラブチームとの連携を図り言わば中高一貫で選手を育て上げるという地道な努力を結実させて獲得した日本一の座である。しかも、この監督は、高校サッカー選手の憧れの的ともいえる「国立での決勝戦」はサッカー選手としての通過点の一つに過ぎないと言って憚らない。

野洲の選手達の風貌や表情を見ていても、この監督は古くさい精神主義を押しつけている様子は全く感じられない。「チケット代に見合うプレイをしてこい」と選手達を励ました言葉は正にこの監督の真骨頂のように思える。高校野球の伝統強豪校のような雰囲気を醸し出す選手たちにシンパシーを持つサッカーファンも多数おられるとは思うが、これが本当に現代の高校生を代表する現実の姿なのであろうか?これは個人の嗜好の問題なのでこれ以上突っ込むつもりはないが、個人的には選手が茶髪であろうがピアスをしていようが、厳しい練習に耐えきちんと礼儀をわきまえた人間であれば何の問題もないと考えている。野洲の選手達のプレイを観ていると監督の掲げたヴィジョンをよく理解して共有し、練習で培ったテクニックと仲間に対する信頼と強固なディシプリンなしでは出来ないことをやっていることがよく分かる。

日本のサッカー関係者はこの野洲高校の優勝を「冬の椿事」などと思わず、変化に対する一つの芽吹きと捉えて欲しいものである。




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June 30, 2005

The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ 3rd place match Germany vs. Mexico

Germany 4 vs. 3 Mexico

しぶとく強かな試合運びをするにメキシコに対するホスト・チームである若いドイツ、3位決定戦としてはとても面白い試合だった。

オフェンスに関してはお互いの持ち味が良く出た試合内容だった。試合開始早々は攻めあぐねていたドイツであるが、徐々に相手との距離感を把握していき延長戦を含めてあの堅守を誇ったメキシコから4得点。しかも、後半開始早々のハンケの退場で1人少ないことを考慮すれば若いチームとしては上出来だったといえる。10人になってからも、守りに回らず(というか、それが出来る試合展開ではなかったのだが)、終始攻撃的な姿勢を見せたことは評価できる。結局、メキシコには一度もリードを許さなかった。

一方のメキシコは、攻撃面では如何にも「らしい」展開で3得点したのだが、これまで大会を通して2得点しか許していなかったディフェンスがドイツにこれだけやられるとは予想していなかった(ドイツのディフェンスはほぼ予想通り)。やはり、準決勝でのアルゼンチンとの激闘とここにきて薄くなってしまった選手層が応えたと見える。今回のコンフェデ杯では、個々の持つ確かなテクニックを土台にしてコンパクトなサッカーを展開していたメキシコは、圧倒的な個人技を持つ選手を擁したチームと対峙してもそのアドヴァンテージを失わせるスタイルが通用することを我々に教えてくれた。

もう一つこの試合で感じたことは、若いドイツ・チームにおけるバラックの南米のスター選手とは全く趣を異にした存在感である。バイエンル・ミュンヒェンにおいてその言動が云々されることがあったが、今回の彼のプレイ振りからも見て取れるキャプテンシーの発揮は素晴らしものがあった。この大会で最も得るものが多かったのは、ドイツ・チームであったことは間違いない。


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June 27, 2005

The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ Semi-finals

コンフェデ杯とはいえ(個人的には、フレンドリー・マッチ+α程度の位置づけ)、準決勝ともなると流石に勝ち進んだチームには気合いが入ってか試合内容は俄然濃くなってきた。

Germany 2 vs. 3 Brazil

現在のブラジルに対等に渡り合うには、未だそのスタイルが確立されていない若手主体のドイツであるが、予想以上に健闘した。グループ・リーグで引き分けたとはいえアルゼンチンにはかなり力の差を見せつけられたドイツであるが、ブラジル相手にかなり精力的に動き回った。

同点で迎えた後半開始からボールを支配し、ブラジル・ゴールに向かって攻め込むものの決定的なシーンを作り出すことは出来ず、ここいらへんが現在のドイツの限界のようである。対するブラジルは、全体的に「速いサッカー」は展開しないが、局面でのボール・キープ力と一気の突破力は流石に目を見張るモノがある。

ドイツのディフェンスがズタズタに切り裂かれたという印象はなかったが、アドリアーノの個人技に負うところによるゴールが決まり、これで結局決勝点となった。

クリンスマン率いるドイツは恐らく黄金の70年代前半の、強く・美しいイメージのチーム作りを目指しているのであろうが、未だその途上であると言わざるを得ない。しかし、これから2006W杯に向けて予選を免除されているドイツは最も「伸びしろ」の大きなチームになる可能性も秘めているような気もする。

 

Mexico 1 vs. 1 Argentina(PSO 5 vs. 6)

>今大会出場チームで質・量ともに最も高いレヴェルの選手を揃えたのがアルゼンチンであることは間違いない。一方のメキシコは、ヨーロッパのビック・クラブで活躍選手は少ないものの、グループ・リーグではジャパンには殆ど試合をさせてくれず、ブラジルを破り絶好調。どちらも攻守に高いバランスを持ったチームであり、今大会随一の好ゲームが期待された。

実際にゲームが始まってみると攻撃力のアルゼンチン、守備のメキシコという図式となっていた。中央突破、サイド攻撃と手を変え品を変えゴールを割ろうとするアルゼンチンであるが、堅いメキシコのディフェンスを崩すことが出来ない。ボール・ポゼッションでは劣るメキシコもアルゼンチン・サイドに巧みなボール捌きで攻め込むもこちらのディフェンスもやはりかなり頑強。

バルサ復帰への熱望が消えそうなことへのイライラが募ってかサヴィオラが蹴りを入れて一発退場、しかしマルケスも2枚目のイェローで退場し、90分の終了直前10人対10人になったがスコアレスで決着がつかず延長戦に突入。

延長前半終了直前に左サイドから攻め込んだメキシコがサルシドがドリブル突破で強引にゴール。これで決まりかという雰囲気が漂ったのだがアルゼンチンは怒濤の反撃を開始し、延長後半開始後フィゲロアの執念ともいえるシュートが決まって1対1となり、PK戦へともつれ込みこれまた非常にレヴェルの高いPKを放ち合った結果アルゼンチンが5対6でこのゲームを制した。

内容的には、その持ち味を充分に発揮したメキシコに分がある展開であったが、ここ一番でのアルゼンチンの集中力と執念も凄みがあり、非常にハイ・レヴェルのゲームを楽しむことが出来た。

決勝戦は南米頂上対決ということになったが、メキシコのDFよりもブラジルに通用するであろうコネッホが出場できないアルゼンチン、新クァルテットの中でこれまで精彩を欠いているカカが復活すればブラジルがやや有利かも?


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June 23, 2005

The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ Brazil vs. Japan

Brazil 2 vs. 2 Japan

試合結果だけをみると、絵に描いたような予定調和の結末であった。ジャパンにとっては「王者ブラジルに対し大健闘、惜しい引き分け!」、ブラジルにとっては「格下相手に手こずるものの、準決勝へ進出」と、実質的な果実は結局格上チームに持って行かれたワケであるが・・・。

ブラジルが相手のレヴェルに合わせた戦い方をするというのは理解できるのだが、ジーコ・ジャパンと呼ばれている現在の我がA代表は誠に不思議なチームである。個々の能力、チーム力ともに現時点では遙かに勝っているブラジルに対し今回のような結果の残せるパフォーマンスを見せたかと思えば、ご存じの通りW杯アジア予選は突破したものの試合内容では一次予選からかなりギリギリな展開で我々をハラハラさせてくれた。この夏開かれる「東アジア選手権」ではいったいどのようなパフォーマンスを見せてくるのであろうか?これによってホントの意味で一皮剥けてアジア・レヴェルを抜けたチームになったかどうかが分かるであろう。

現在のジャパンにとっては、今回のメキシコのようにボールを積極的に絡め獲りにくるチームより個人技では圧倒的に優れてはいるがマトモに突っかかってこないブラジルの方がある意味戦いやすかったのかもしれない。その出来不出来の落差が大きい中村は今回は良い方に転がり、ワールド・クラスのパフォーマンスを見せてくれた。彼の今後の課題はテクニックの向上ではなく、精神的(あるいは体力的)な上積みであることは間違いない。

一方のブラジル、DFは相変わらず超一流とはいえないが、ロナウジーニョを中心とした攻めは正にファンタスティック!なんの問題もなし。現チームの編成でロナウドを切ったのは正解だったといえる。

それにしても、選手起用に関するジーコの頑固さ振りは如何なものであろう?彼の心中には、現在の選手の状態は全く眼中にはないようで、その起用するプライオリティは公式のように決まっているように見える。茂庭も呼ばれてはみたものの、わざわざドイツまで何しに行ったんだろう?

これはあくまでもシロートのレヴェルのぼやきであり、実際にはこの監督に来年のドイツは託するしかないのであろうが、このブラジル戦を観たあとでも前回を上回る2006W杯の予選突破は容易ではないという想いは変わらなかった。


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June 22, 2005

The FIFA World Youth Championship Netherlands 2005 ~ Morocco vs. Japan

Morocco 1 vs. 0 Japan

無勝利で予選突破を果たした我がU20、モロッコを相手に今大会でのベスト・パフォーマンスを見せてくれた。前半はサイドからの積極的な攻撃も見せ、自陣でのミスもあったがDFは落ち着いて対処していた。ハードラックにもシュートがポストとバーに弾かれる。

後半は、体力にきつくなってきたためか選手交代で活路を見出したかったようだが、はっきり言ってこれが裏目に出た。中盤での主導権はモロッコに移っていった。そしてロスタイムに不用意なバックパスから致命傷となる1点を献上して、敗戦。延長戦に行く積もりだったのか、90分で決める積もりだったのかベンチとピッチで意思統一が図られていたのであろうか?

たら、ればではあるが、勝てた試合だったようにも見える。しかし、スタッツを検証してみると、ボールポゼッションでは互角、シュート数はモロッコ 12 vs.ジャパン 10であるが、枠を捉えたシュート数はモロッコ 7 vs. ジャパン 3という数字がこの試合の結果を如実に表しているような気がする。サッカーの神様は普通はより多くのチャンスを作った方に微笑むものである。

予選では勢いを感じさせた中国はドイツに、シリアはブラジルに敗戦し、アジア勢は全滅し、来年のドイツでの結果如何では2010W杯のアジア出場枠に暗雲が垂れ込めてきた気配を感じる。

「アテネ経由ドイツ」が殆ど見えない現在、恐らく「北京経由南アフリカ」を目指しているであろう選手達個々人の心情を伺い知ることは出来ないが、今回のワールドユースでは「世界」レヴェルを体感するには良い機会ではあったが、挫折感がそれを上回らなかったことを祈るばかりである。



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June 20, 2005

The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ Greece vs. Japan

Greece 0 vs. 1 Japan

相手は昨年のヨーロッパ・チャンピオンとはいえ、予選では勝てる可能性が最も高いと思われたギリシア戦。2トップ4バックのジャパンはメキシコ戦のときとは打って変わって良く動くことが出来たし、パスも良く繋がった。前半からボール・ポゼッション、シュート数でも互角以上に渡り合いほぼ試合をコントロールしていたといえる。ギリシアはプレスを掛けてこないので中盤はほぼジャパンが支配していた。シュート失敗の責任を被ることを恐れてか、踏ん切りの悪いゴール前でのプレイがいくつかあった。得点機を逃し続けて、カウンターでやられるという厭な気配を感じつつも0-0で前半が終了。

後半開始早々はギリシアは中盤でのプレスを掛けてきたが、すぐ前半同様な状態に逆戻りした。それほど激しい動きはしていないはずなのに、疲労は寧ろギリシア・サイドに。玉田に代わって入った大黒が中村のパスをギリシア・ゴールにきっちり流し込み先制点をあげる。

例によって、不用意なミスも犯すのだがギリシアはそのチャンスを生かすことが出来なかった。結局そのまま1-0で今回のコンフェデ杯の初勝利を上げ予選突破の可能性を残した。

DFはゴール前に放り込んでくるタイプの攻めにはほぼ機能していた。ボール捌きでもプレスがかかっていない分メキシコ戦で散見された細かいミスも目立たなかった。それにしても、我がジャパンの左サイドからの攻めは全く機能していない。格上のチームにこれを見切られた対応をされるとなかなか厳しいものがあるような気がしてならない。

一方、ギリシアであるが昨年のポルトガルでのオリンポスの神々を総動員したような奇跡的なパフォーマンスは全く見られず、現時点ではとてもワールド・クラスのチームとはいえない。「専守防衛、一発ドカン」は全くの不発で、得意のロング・ボールやゴール前にあげるボールの精度が悪すぎ、そこからできる細工も持ちあわせていないのでチャンスらしいチャンスも生まれてこなかった。

プレイ・スタイルが違うので一概には言えないが、対メキシコ戦と対ギリシア戦でのジャパンのパフォーマンスの差はそのまま相手チームのレヴェル差と見てよいだろう。次戦で当たるブラジルに対してどの程度善戦できるかによって来年のW杯へのヴィジョン、戦略・戦術が見えてくるような気がする。いつでも勝ってもらいたいという欲求はあるが、今回のコンフェデ杯に関しては勝ち負け・予選突破は個人的にはどうでも良いことだと考えている。

ただ、どう転んでも来年のドイツでの予選突破・ベスト16進出へのハードルは2002年の時よりはかなり高いものになることは間違いない。



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June 19, 2005

The FIFA World Youth Championship Netherlands 2005 ~ Japan vs. Australia

Japan 1 vs. 1 Australia

所用で外出していたため、この試合ライヴ観戦することが出来ず、ヴィデオで見た。我がU20チーム予想通り2~3日で大きな改善は認められず、相変わらずの鈍くさいサッカーに終始していた。かなりオーストラリアに押されていたが、この若手オージー達も我が方に負けず劣らずの雑なサッカーを展開しており、GK西川のミスを突いてやっとこさの先制点。

殆ど負けを覚悟してたが、何故かオランダ、ベナン戦ではお呼びがかからなかった前田の放ったシュートがゴール。いやはや、0勝2分1敗の予選を突破で、ヤング・ジャパンはまさにギリギリ・ボーイズ振りを遺憾なく発揮してくれた。

各試合後の監督・選手のコメントだけはイッチョ前だが、明確なヴィジョンや戦略・戦術をチームで共有しているようには見えない状況で「一つでも多く試合することが経験」と言われても、甚だ説得力に欠けると言わざるを得ない。出たとこ勝負で闇雲に試合をしても今後に繋がる「経験」になることはあり得ない。



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June 17, 2005

The FIFA Confederations Cup Germany 2005 ~ Japan vs. Mexico

Japan 1 vs. 2 Mexico

アジアのサッカーの神様(そんなの、いるのか?)の恩寵も受けて獲得した2004アジアカップ・チャンピオンの座を引っ提げてW杯のプレ大会ともいえるドイツでのコンフェデレーション・カップに参戦したジーコ率いるジャパンA代表と北中米チャンピオンであるメキシコとの予選マッチ。

我がジャパン・チームは小野を怪我で欠くものの現時点でのほぼベスト・メンバーであり、W杯進出も決定しておりメンタル的には後顧の憂いなくコンフェデ杯に集中できる状況であることはご承知の通りである。

一方のメキシコは現在W杯北中米予選を4勝1分で首位に立っており、余程の番狂わせでも無い限り来年は確実にドイツにやって来るチームである。但し、今回のコンフェデ杯初戦には主力メンバーの一部(クラブ・チーム「グアダラハラ」がリベルタドーレス杯のトーナメントに出場しているため)は間に合わなかった。

今回のコンフェデ杯では、アジア予選を突破できる力をつけたジャパンがブラジル、アルゼンチンなどの突出した超一流チームは別格として、ナショナル・フラッグを背負ったワールド・クラスのチームに対してどのような内容の試合が出来るのかに注目していた。

このメキシコ戦を見て、個人的な結論を先に言ってしまえば、我がジャパンA代表は自分たちのサッカーのスタイルを未だ確立しているとは言い難く、現在のままではワールド・クラスのチームに対して渡り合えるだけのチーム力は持ち合わせていないと言わざるを得ない。

その点、ワールド・クラスのチームとは言えない(昨年のヨーロッパ・チャンピオンに対して甚だ失礼ではあるが)ギリシアは、それが全ての相手に通用するしないは別にして「弱者が勝つ可能性を追求した」スタイルを確立している。個人的には見ていてもちっとも楽しくなく全く好きにはなれないがゴール前に「白い壁」を作り、負けないサッカーを目指す徹底振りは大したものである。

寡聞にしてジーコがどのようなスタイルを目指しているのを見聞きしたことがないのだが、今回のメキシコ・チームが現ジャパンのA代表の候補選手達の資質を考慮すると、目指すべきプレイ・スタイルの選択肢の一つであるようにも思われる。

一試合だけ見てそれが全てと判断するのは早計ではあるが、メキシコは強烈な個人技で局面を切り開くとか、一発のカウンターを仕掛けるとか、圧倒的なスピードを武器にするとかいう類のスタイルではなかった。マイ・ボールを大切にしてボール・ポゼッションにおいて優位に立ち、素早いパス回しで相手DFを崩しそれほど巨大なスペースを作らずともその局面から得点チャンスの数を多く獲得しようというかなり「真っ当」なプレイを展開していた。ディフェンスにおいても一対一で対応するという危険は滅多に犯さない。一見した豪快さ、派手さはないが、したたかで流石にワールド・クラスと感じさせるチームであった。

従って、やっとこさアジア予選を勝ち抜いた我がジャパンには歯が立つ相手ではなかったことは、特に試合後半を見ていれば明白であろう。一対一でいくら追い回しても、個人レヴェルでのボールの扱いでは一枚も二枚も上手なメキシコからはボールを奪うことは殆ど出来なかった。そして、あまりにも細かいミスが多すぎた。

前半のタイ・スコア、あるいはアジア・チャンピオンという称号が変に邪魔したのか良く解らないが、個人的には後半開始からもっと大胆に選手交代(例えば、最後のFW3人のように)をした方が(入りの目眩ましで)寧ろ得点チャンス(試合での勝ち負けは別にして)はあったようにも思われる。

中田が前方へ繰り出すパスが長すぎてことごとく合わなかったのだが、あれに合わせるくらいのスピードを持たない限り得点するという意味では世界には通用しないということも事実であろう。試合後メキシコの監督ラボルベがコメントの中で「日本のスピードとボールタッチに驚いた」と言っていたそうであるが、この勝利監督としての外交辞令も心得ていると感心!

さて、次は「専守防衛、一発ドッカン」のヨーロッパ・チャンピオンであるギリシア戦、我がジャパンはどんなパフォーマンスを見せてくれるのであろうか?今回は久しぶりに気楽に試合を見ることができる。このコンフェデ杯で失うものなんて何もないのだから。(でも、W杯が始まるまで既に1年を切っているので、こんなお気楽モードではいけないのかもしれないが・・・)



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June 16, 2005

The FIFA World Youth Championship Netherlands 2005 ~ Japan vs. Benin

Japan 1 vs. 1 Benin

オランダに惜敗(個人的には全くそうは思わないが)したあとを受けた、西アフリカの小国ベナン戦。オランダほどの強烈な印象はなかったが、やはりそう簡単に勝てる相手ではなかった。

それにしても、我がU20のチームは試合でいったい何をしようとしているのだろか?勿論最終目的は相手に勝利することなのであろうが、そのプレイを見ていても目指しているフィロソフィーやスタイルが全く伝わってこない。

現在のA代表も決してテンペラメントの高いチームとはいえないが、ピッチ上でのU20の選手達の様子はなお一層低く、羊さんのように温和しい印象しか感じられない。タイトルの掛かった勝負であるから、ゲームにスペクタクルなものを期待するのは酷であろうが、それにしても見ていてもちっとも面白くない。つまらないなりに結果さえ出してくれれば、それなりに納得も出来るのだが。

得点が欲しいのは解るが、中盤を省略した平山にボールを放り込むことだけに終始した単調な攻撃は全く評価できない!深夜(朝早く)に全くつまらない試合を見てしまった。



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June 11, 2005

The FIFA World Youth Championship Netherlands 2005 ~ The Netherlands vs. Japan

The Netherlands 2 vs. 1 Japan

谷間だか、盆地だか、不作だか知らないが北京オリンピックと2010年南アフリカW杯の主力・一翼を担うはずなのが今回のFIFAワールドユースに招集されたU20の選手達であろう。しかし、我がA代表がワールドカップ出場を決めた余韻も冷めやらない朝まだき、ジャパン・サッカーの将来に冷水を浴びせてくれるような試合を観てしまった。

ヤング・ダッチマン達には試合前半において、この世代の世界のトップレヴェルの持つパフォーマンスとポテンシャルを見せつけてくれた。オランダのプレイスタイルの伝統はこのチームにもしっかりと引き継がれており、ピッチをいっぱいに使った「速く、強い、美しい」サッカーを展開していた。これに勝負以上に拘ることがオランダを世界のNo.1の位置から遠ざけてきたとも言えるのだが。現在のバルサの原型がここにあるような気すら感じさせる。

相手の地元、開幕・初戦ということを差し引いても我がヤング・ジャパンとははっきり言って異次元のレヴェルにあり、一時はあの完膚無きまでにやられたブラジル戦やA代表の「サンドニの惨劇」を覚悟した。

後半は、オランダが勝利を確信してスローダウンしたのか、前半での飛ばし過ぎの疲労が出たのかは判然としないが、それまで全く機能しなかった日本のプレスが効くようになり、セットプレイから平山のヘッドで一点を返したが結局それまでだった。オランダ・チームは守りに回ると意外に脆いのも現在のバルサに似ている。

その点差と試合終了前の攻めで、「惜敗」などという言葉がメディアで喧伝されているようだが、個人的には全くそんな気分にはなれなかった。サッカーに対する独自の哲学と美学を前半だけとはいえ具現化して魅せてくれたオランダに驚嘆し我がジャパンには溜息で、かなりブルーな気分というのが試合を観ての正直な感想である。



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March 26, 2005

WC2006 Qualifiers ~ Iran vs. Japan

Incoherence!

Iran 2 vs. 1 Japan

先の北朝鮮戦での厭な予感が当たってしまった。

個人競技は言うに及ばずプレイ上のコンビネーションやコミュニケーションが重要で一人では何も出来ないチーム競技の場合、試合でいかに自分たちのプレイ・スタイルを発揮できるかによってその勝敗が決する確率が高い。言葉を換えれば、いかに相手のペースを乱して自分たちのペースで試合運びが出来るかということである。特に、現在のサッカーの日本代表の場合、圧倒的な個人的能力で得点を出来るという選手は見当たらない。従って、熟成したチーム力によって活路を開いていくより方法はないのである。

今回、対イラン戦で「神様」ジーコが招集しピッチに送り出した選手によるチーム編成にプレイ・スタイルなるものが存在したのであろうか?そもそも何もなければ、それを熟成する方法などあり得ない。彼はJリーガに比べ能力の高い(これは事実であろう)ヨーロッパ組の選手を招集し、短期間の合宿で何とかなると考えていのであろうか?個人的には、イラン戦でジーコが取ったこの戦術は「博打行為」にしか見えない。

自らこれを「博打行為」と認識し、勝敗はそれこそ出たとこ勝負と覚悟しているのならばそれはそれで良いのだが、この手の「博打」は2006年のドイツでやって頂きたいと思っている。

相手のイランとて選手招集(海外組、国内組)に関しては同様な悩みを抱えているのだが、今回は徹底的に「勝ち」に拘ったサッカーを行い、相手の間隙を突く決定力の違いを見せつけた。一方、日本代表は前線ではボールが全く収まらず殆ど見せ場のない欠伸の出るような試合に終始した。福西のセンスで1点をもぎ取り何とか引き分け(とても勝ち点3を奪えるとは思えなかった)を期待していたのだが、現実はそう甘くはなかった。

30日の対バーレーン戦、イラク以上に堅守でしかも彼にとってアウェー・ゲーム、日本にとってはW杯アジア最終予選前半の最大の山場になることは間違いない。



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February 10, 2005

WC2006 Qualifiers ~ Japan vs. DPRK

Japan 2 : 1 DPRK

試合はやってみないと分からない、特にW杯予選は。結果勝利したのだが、正直こんなキツイ内容の試合は予想していなかった。相手の北朝鮮は長らく国際試合から遠のいていたのでそのチーム力が未知数のため個人的には日本のメディアが騒ぎすぎという感を持っていた。グループBでは、北朝鮮に取りこぼしたチームがW杯出場から遠ざかるという想いは今も変わらない。

これが「神様」と謂われる所以と言ってしまえばそれまでだが、ジーコは綱渡りをしながらもその綱は辛うじて切れない強運を持っているようだ。それにしても、実際の試合における彼の現場指揮官としての資質には相変わらず疑問を呈せざる得ない。攻撃と守備のバランスが悪くボール・キープ出来ない状況が、高原と俊輔を投入で明らかに変わったことを見てもジーコの選手交代の決断が(今回も)遅かったことは明らかであろう。今回は大黒の当たり損ないが幸いしたラッキー・パンチに救われたが、個人的には福西の冷静な判断に「良く出来ました!」を進呈したい。

この強運な監督と少々インセンシティヴ(良く言えば図太い)な代表選手達は北朝鮮よりは明らかに実力上位のイランとバーレーンに対してどのように立ち向かうのであろうか?期待と不安が相半ばする最終予選の船出であった。





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December 16, 2004

Barça, now and then

barca_logo.gif

カンプ・ノウでのEl Clasicoで今季のチームの勢いとまとまりの差をメレンゲに見せつけ完勝したバルサはその後もそれまでの好調時と同様な結果を残している。試合でのパフォーマンスを見てもチームとしての一体感とモメンタムは維持されており相変わらずスペクタクルなサッカーを展開しているのだが、ヘタフェやアルバセテといった下位の残留争いをしているチームとの対戦においては楽勝と言える内容ではなかった。

首位チームを食ってやろうという失うモノがない下位チームの対戦という状況もあるが、なんと言っても最大の原因はシーズン・イン時点では予想もしなかった怪我人の続出である。しかも、モッタに始まってガブリ、エジミウソン、ジェラールといった主力選手が重傷となる怪我を負いクラシコではラーションが靱帯を壊し全治6ヶ月!

これでは選手層が薄くなるのは当たり前で、ゲームに出場した選手(バルサBからも選手を引き上げているのだが)の頑張りで何とか綱渡り状態でリーガでの勝利を重ねているのが現状である。プレイしている選手の体調も決して完調というワケではなく、これでロナウジーニョやエトーなどが怪我でもしたら、リーガ制覇に赤信号が灯る事態になってしまう。

マネジメント、監督はもとより選手達も新たな選手獲得の必要性を認識しており、来年1月の市場解禁に向けて候補選手の検討を重ねているようである。2月下旬からチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントが始まると試合スケジュールはますますタイトになるので、現在のバルサにとって選手補強は喫緊の課題である。

だたこの補強候補の選択は容易なものではないことも事実である。EUパスポートを所持しており、試合経験が豊富で、現在のバルサのプレイ・スタイルとスピリットに相性の良い即戦力(年明けから)の選手である必要がある。当然のことながら、監督ライカーはチャンピオンズ・リーグに出場可能な選手を望んでいる。しかも現在のバルサは選手補強のために莫大な資金を用意出来る状況ではない。

こんな事態が予め解っていれば、コネホ(サヴィオラ)やガルシアを期限付きとはいえレンタル移籍などさせなかったであろう。ASモナコでの活躍を見るに付け、コネホの移籍は痛かった。チャンピオンズ・リーグの出場という条件を諦めれば彼を呼び戻すこと(彼自身バルサへの復帰を望んでいる)も不可能ではないが、メレンゲがモリエンテスをモナコに渡さない限り現時点ではモナコはコネホを手放さないと思われる。

バルサのリーガ制覇とチャンピオンズ・リーグでの活躍(勿論、優勝して欲しいのだが・・・)は、この年末のバルサ・マネジメントの手腕に委ねられていると言っても過言ではない。





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December 13, 2004

The 2004 European/South American Cup @ Yokohama

83899タイトルは昨日(12/12)で終了したご存じ『トヨタ・カップ』のことであるが、UEFAのサイトではこのように表記されており何故か『トヨタ』のトの字も出てこない。FIFAのサイトでは”Goodbye Toyota Cup, hello FIFA Club World Championship”となっており、ここいらへんの事情に詳しい方がおられれば、是非お教え願いたいものである。

大した動機や理由はないのだが(一応それらしいことはここここをご参照下さい)、FCポルトは贔屓チームの一つである。「あんた誰?」という感じのCDオンセ・カルダス(コロンビア)が幸運を3乗倍くらい使ってあれよあれよとリベルタドーレス・カップで初優勝を飾り昨季のUEFAチャンピオンズリーグ覇者との対戦となった。

FCポルトの今季は監督を筆頭にチーム構成が大幅に変わり、戦力ダウンあるいは一部からはチーム崩壊まで予想されたのだが、ところがどっこい中々頑張っており今季もしっかりとチャンピオンズリーグのグループ・リーグを勝ち上がり16強に名を連ねた。

一方のCDオンセ・カルダスは、コロンビア・リーグにおいても強豪と呼ばれるようなチームではなく、2003年にほぼ50年振りに前期のリーグ・タイトルを獲得しリベルタドーレス・カップへ駒を進めた。その戦法はアウェー引き分け、ホームは僅差で勝利を狙うという典型的な「攻撃は二の次、専守防衛」型である。リベルタドーレス・カップもこの戦法でボカを破って制覇した。選手に関しても他のクラブから条件の良いオファーがあればどんどん出し、その資金でクラブ運営強化を図るというスタイルをとっているようである。

予想通りポゼッション、シュート、CKなど全ての面でFCポルトが圧倒して、終始試合を支配していた。開始早々ポルトのベニ・マッカーシーのゴールと思いきや、オフサイドの判定。その後、ルイス・ファビアーノやマッカーシーが決定的なシュートを何度か放つがゴール・マウスを割ることができない。前後半90分はポルトの攻め疲れの状態でスコアレスとなり、延長戦に突入するも、決着がつかなかった。オンセ・カルダス、無名の田舎チームであるが彼らのスタイルをこの大舞台でも貫き通しなかなか強かなものがある。

PK戦に突入した時点では、幸運も手伝ってFCポルトの猛攻を守りきったオンセ・カルダスの勝利を予感したのだが、結果は8-7でFCポルトが最後の『欧州・南米杯』の栄冠に輝いた。歴史は古いが現代の基準では資金が潤沢なビッグ・クラブとはいえないFCポルトであるが、2003のUEFAカップ、2004チャンピオンズリーグの掉尾を飾ったといえる。


恐らく、オンセ・カルダスは今後再びお目に掛かることはないチームだと思う。それにしてもEuro2004のギリシアやこのオンセ・カルダスなど化石のようなプレイ・スタイルが未だ世界レベルで通用するサッカーという「ゲーム」の奥深さを感じた次第。


1960年に当時のメレンゲの会長だったサンティアゴ・ベルナベウの提唱によってはじまった「インターナショナル・カップ」は、欧州対南米のフォーマットのまま1980年から「欧州・南米杯(トヨタ・カップ)」に引き継がれ、来年からは賞金も大幅にグレードアップされ”FIFA Club World Championship”として日本で開催されるようである。但し、欧州・南米のチャンピオン・チームはシードされるものの6大陸のチャンピオン・チームによる「世界一のクラブ」を決定する選手権となり、大幅にフォーマットが変更される。


開催地も日本に固定されるワケではなく、立候補による持ち回りで次大会は北中米カリブ海地域で開催されるらしい。トヨタ・カップの冠は引き継がれるようで、開催地が世界を回るということもこの会社の世界戦略に合致しているのであろう。





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November 21, 2004

The Sun also rises ~ El Clasico@Camp Nou, 2004

完勝!

barca_logo.gif本日朝、現地では前日の夜10時からリーガ・エスパニョーラのエル・クラシコ、所謂スペイン・ダービー(但し、カタルーニャはスペインではないというバルセロニスタにとっては甚だ不適切な表現ではある)がカンプ・ノウで行われた。

先日のエントリ、som la gent blau-grana・・・, Barça , Barça, Barça !でバルサ・ファンであることを告白してしまったので、今回は開き直って完全バルサ・モードで試合回顧をさせて頂く。メレンゲ(レアル・マドリー)・サポータの皆さまにとっては不適切な表現が続出すると思われるが予めお詫びを申し上げておく。

昨年のカンプ・ノウのエル・クラシコでは20年振りの屈辱を味わったワケだが、今にして思えば当時のバルサは正に夜明け前の漆黒の闇の中にいたといえる。それにひきかえ今期は適切な補強と相まってライカーのゲーム・プランがチーム内に充分浸透し、バルサ黄金期の再到来を予感させる見事なパフォーマンスで魅せてくれている。

今回のエル・クラシコへの不安要素は、バルサが前節敵地でベティスに今期初黒星を喫したことと、メレンゲはサンチャゴ・ベルナベウでアルバセテ・バロンピエに6-1とやけに派手な勝ち方をしたことであった。(今にして思えば、このメレンゲの勝利は『蝋燭が消える前の輝き』であったことが見事証明されたのだが・・・)

カンプ・ノウは10万(実際には9.6万くらいだったとか)にならんとするバルサ・サポータの人文字で埋め尽くされていた。キック・オフ前から今のメレンゲごときに負ける雰囲気など微塵もない、いい感じ。(というか、メレンゲをどのくらいボコれるかという期待感に満ちあふれていた)

キック・オフ後は予想通りバルサはポゼッションで銀河系屑星軍団を圧倒し、唯一ヒヤリとさせられたのはロベカルのゴール前へのクロスくらいなもの。前半の30分には、ロナウジーニョからエトーへのクロスが全く意思疎通を欠いたGKとロベカルの間に・・・、そこへすかさずエトーが飛び込んできて、カシージャスを交わしてガラ空きのGooooooal!へ。ということでバルサが先制点。

ハーフタイムの終了直前にはバルサお得意の左サイドからの崩しが功を奏し、ロナウジーニョからデコそしてフリーになったジオ(ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト)がGooooooal!

後半になってもメレンゲは得点をあげる気配・匂いすら無し。いまだ毎年成長している(ただ膨らんでいるだけ?)ブラジル出身のFWは殆どウドの大木状態(ボクのお仕事はFWだもん!ディフェンスには全く興味無しといいった風情)。フニャフニャした英語を喋る頭の軽いエセックス出身のMFも仕事らしい仕事をさせてもらえず頭を振りながら、ウェールズ出身のFWに交代。その元「奇跡の少年」、ボールを持ってもバルサの厳しいプレスにあい、ずるずると下がるだけ。マルセイユ・ルーレットも不発で、バルセロニスタからはユダあるいはペセテロ(守銭奴)という「ありがたい称号」を得ているポルトガル出身MFも時々小技を見せるも得点とは全く無関係でお約束通りカンプ・ノウのサポータからは強烈なブーイングを頂戴するのみ。スペインの至宝とかいわれているFWはゲーム中いたったい何をしていたのかは不明。こんな具合で、精力的にゲームを動かすバルサに対してメレンゲ軍団の足は殆ど止まっていた。

後半32分、メレンゲからバルサに改宗したエトーがドリブルでペナルティ・エリアに切り込むも、メレンゲ・カンテンラ出身の悪童に押し倒されPKゲット。ロナウジーニョが確実にGooooooal!を決めて、メレンゲ撃沈。

バルサはリーガ制覇に向けて視界は益々良好。今気になるのは、ラーションの怪我である。CLでも24日には過去の相性はともかく現在は失点の多いセルティックをカンプ・ノウに迎えてお土産なしでスコットランドにお帰りいただこう。23日のサンチャゴ・ベルナベウではレバークーゼンの大いなる奮起を期待したい。この際、負け犬は情け容赦なく完膚なきまでに叩いておくことが肝要であることは言うまでもない。

昨年までは、一部では「毒メレンゲ」などと呼ばれており、へタに食いつくと痺れるような強烈な毒を持っていた銀河系屑星軍団も今や毒もアクも抜け去り、若々しくリフレッシュされ直向きなプレイを展開するバルサに比べると、既に日没を迎えているオッサン集団に過ぎず、その勢いの差は明白である。

来年の桜が散る頃にはサンチャゴ・ベルナベウで、我がバルサは大観衆を沈黙させるパフォーマンスを披露してくれるであろうことは間違いない。一方、カマーチョに比べぬるい采配のガルシア・レモンの下、チームに対する貢献という言葉をどこかに置き忘れたエゴイストの集りは「銀河系白色矮星集団」になっているであろう。

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November 04, 2004

som la gent blau-grana・・・, Barça , Barça, Barça !

”Blog Yips”(こんな表現アリ?)に罹ったわけではないのだが、エントリの更新を一ヶ月近くサボってしまった。この間にわざわざアクセスして下さった皆さまには心よりお詫びを申し上げたい。

barca_logo.gif弊blog休憩中にも世の中イロイロあったわけだが、現在個人的に最も”enthuse”な対象はなんといっても”Barça”こと”FC Barcelona”である。そう実は隠れバルサ・ファン(かなりミーハーなので、自らサポータと名乗るのは恥ずかしい)であることを白状する。本来はホームタウン・チームであるFC東京を応援したいのだが、強さと脆さを併せ持つプレイ・スタイルが今ひとつしっくりこない。100年を越えるクラブ・チームと比較するのは気の毒だが・・・。(FC東京、自分達が10人だと勝ったりするのに、何で相手が10人になると勝てないの?)

これまでバルサとは縁が薄かったフランク・ライカー(オランダ - カタルーニャ・ラインは未だ健在なようだ)がラドミール・アンティッチの後任の監督に就任して以来、長期に渡る低迷からやっと脱出できたようである。現在はリーガ・エスパニョーラでは堂々の首位。

昨日(ホントは今日)の深夜に地上波で放映されたACミランを迎えたカンプ・ノウでのチャンピンオンズ・リーグの試合を見たのだが、新生バルサと呼ぶに相応しいリフレッシュされたチームに生まれ変わったことをしみじみと実感。あの広大なカンプ・ノウのピッチを自在に動き回る躍動感溢れる試合運びには感動すら覚えた。現在の我が(オイオイ)バルサのプレイ・スタイルは若さと直向きさが横溢しており大いに好感が持てる。これに比べると、時として自らの超絶技巧に溺れて墓穴を掘る”某銀河系連合チーム”が盛りの過ぎたヲヂさん軍団に見えるのが不思議。

ACミランには2対1で勝利したワケだが、ホーム・アドヴァンテージがあるにせよ内容ではボール・ポゼション、シュート数など全てにおいて圧倒していた。それにしても、試合終了直前に勝利のゴールを決めたロナウジーニョの得意技のまるで自分にパスするような鮮烈なフェイントには唖然!なんだぁ、ありゃ。

常に試合を支配していたためか、カンプ・ノウの9万人を越える(恐らく)観客にも昨シーズンまでのデスペレートな気分はないようで、お気楽な雰囲気で”Himno”を合唱していた。イイ感じ!

今シーズンのバルサで唯一残念なことは、スペイン国籍を獲得した”うさぎちゃん”(Conejo)ことハヴィエル・サヴィオラがライカーの構想から外れ(高額年俸も災いしたとか)、ASモナコに1年間のレンタル移籍したことか。blau-granaが良く似合っていた小柄で素早しこいプレイを見ることが出来ないのは残念。(今シーズンの7番はスキンヘッドのラーション)

それから、来シーズンからは1世紀を超える伝統を破ってblau-granaのフロントにスポンサー名が入るそうである。(個人的な好みでは、現在のユニより昨シーズンの襟付きの方が格好良かった。)

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August 25, 2004

Football Semifinal@Athens 2004 ~ Italy vs. Argentina

Italy 0: 3 Argentina

今回のオリンピックが始まる前は、アルゼンチンとイタリアが抜けているとの評判であったが、果たして予選リーグが始まってみるとアルゼンチンが他チームとは格が違う実力を見せつけてくれた。(あっ、勿論サッカーのことです)

さて、本日の準決勝であるがセリエAの若手を集めたイタリアは単にアルゼンチンが決勝戦に進むための潰す相手、引き立て役にされただけであった。正直言って、これほどのチームがオリンピックに出てくるとは予想していなかった。今回のアルゼンチンの若手は個人技の質と攻守のバランスが高いレベルであるのは勿論だが、何よりもその若々しい動きに「華」がある。個人的には先日キリン・チャレンジで来日したフル代表よりも余程魅力的なチームである。唯一の不満はサヴィオラがベンチにはり付いたままだったこと。

マラドーナ時代のアルゼンチンもアグレッシヴかつ華麗なサッカーで我々を魅了してくれたが、このオリンピック代表チームはあの時代のチームが持っていたある種の野蛮さの代わりに、ソフィスティケーションがある。こんなことを言うと鬼に高笑いされそうだが、2006W杯に向けてアルゼンチンの展望は限りなく開けているように思える。

「ど真ん中」が嫌いというヘソ曲がりな性格ゆえ(レアルよりもバルサ、ロナウドよりもラウル、セリエAよりもリーガ・エスパニョーラ、BPOよりもBRSO、ん?)同じ南米でもブラジルよりアルゼンチンに期待。

ところで、我がオリンピック代表チームはアジア予選を勝ち抜いた時点で「参加することに意義がある」と独断していたので、今回の結果に関しては言うべきことは特にない。彼らの実力以上でも以下でもない結果だった。

流石にオリンピック本番が始まってからは、メディアもあまり言わなくなったが、「ドリーム・チーム」などという名称は軽々に使うべきではない。「藤岡屋日記」と「擬藤岡屋日記」との間に存在する天と地ほどの隔たりまでは無いにしても、「擬ドリーム・チーム」の実力は「長嶋ジャパン」や「米国バスケットボール・チーム」の結果を見れば明白である。「ドリーム・チーム」とは、100回勝負して1回も負けてはいけないのである。

それから、”Out of Place”でも述べたシンクロであるが、もし常に2番手の”最上の色物”的立場(これも一つの行き方であるが)から脱却したいのであるなら、ジャポニズムな振り付けや音楽とは決別すべきであろう。今回のJapanese Dollは素人目にもOut of Place。

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August 09, 2004

After the boisterous merrymaking

AFC Asian Cup China 2004は予想通りというか願望通りの結果で幕を閉じたわけだが、決勝戦開催地である北京のスタディアム周辺はこれまた予想通りの観衆達による争乱状態になっていたようである(実際の状況はタイトルのmerrymakingとは言葉の持つ本来の意味とは正反対であったようだが)

ジーコ采配や選手達のパフォーマンスに関しては、「AFC Asian Cup China 2004 ~ Final」でいろいろ述べたが、コンディションを含めてあの「逆境」の中で勝利した日本チームは本当に立派だった。強い意志を持って彼らのMissionを見事に達成したわけであるから。

ピッチ内では一応同じ条件・ルールの下で国を代表するナショナル・チーム同士の対戦で勝ちを収めたということは、大きな意義があった。あのような状況下では、「力の差」(あくまでサッカーという意味で)を見せつけるということは重要である。これは、ある意味でレアル・マドリーやバルサが手抜きをせずに対戦したJリーグ・チームを圧倒したこととも通じる。

Chinese riot after Japan win final(CNN)

さて、ゲーム終了後に準優勝した自国チームを称えることもせず、スタディアム周辺で騒ぎを起こし、その結果帰途に着こうとしていた日本選手団やサポータをかなりの長時間缶詰状態にし、外交官の車の窓を壊したあの観衆達の振る舞いは、フーリガンと同じレベルと言われても仕方がない。4年後に開催するオリンピック・ゲームのホスト・シティとしての資質を疑われるのも当然である。

最近の中国は対外的なアクティヴィティにおいて、オイルに関するイランとの接近、EUとのビジネスの拡大、北朝鮮問題に関する六カ国協議のホスト役など一定の成果をあげているようだが、内政に関する深刻な問題は未解決のようである。世界中で最もワイルドな資本主義経済が跳梁跋扈しているのが、ソ連崩壊後のロシアとともに共産党支配の中国というなんとも皮肉な状況が国内に大きな歪みをもたらしている。

有人宇宙船を打ち上げたり、オリンピックを誘致したり、愛国反日ムードを醸成したりして、貧富や地域格差の拡大などの本的質問題の解決から目を逸らそうとしても早晩その矛先は現体制に向かってくることは間違いない。今回の騒動で、損するところ最も大であったのは何よりも面子を重視する中国政府であろう。国内向けメディアでは、この騒動が全く報じられていなことが何よりの証拠である。

このように、中国当局によって主導・醸成された大国意識と反日感情が今回のサッカーの試合に向けられてくる程度なら、「大人の態度」で無視していれば良い。しかし、ネット上の反日を標榜する集団はことある毎に日本の政府機関や企業のサイトにクッラカー攻撃を仕掛けてくる。言うまでもないことであるが、現在も将来も中国を無視した我が国の経済は成り立ちづらいことも事実である。

従って、海を挟んでいるとはいえ隣国に敵対するマインドを持った人々の存在を放置しておいて良いわけがない。これは正に政治の問題である。日中国交回復後30年以上経過しているが、これまで巨額のODAを供与してきた日本政府、特に外務省や日中議連に名を連ねている政治家たちは中国当局と一体全体どんなコミュニケーションを図ってきたのであろうか?

愛国反日教育が当局の制御不能なサッカーで見せた敵対感情・行為を生み出した一因となったように、ものごとには原因と結果がある。戦前の日本の中国に対する行為がそのルーツになっていることは確かであり、それは事実として消し去ることは出来ないことである。しかし、中国との本格的な交流が始まってから30年、対中外交を担う関係者たちは過去の事実を乗り越えて未来志向の関係を築く真摯な努力をしてきたのか?甚だ疑問である。ODA供与をすれば事足りたと考えていたのではないだろうか?メッセージを持たない資金供与など殆ど役には立たない。

中国が過去に拘りすぎるという論調があるが、それを言っていても何の解決にもならない。政治の世界での交渉術というものは知らないが、ビジネス・コミュニケーションでは「相手の言葉」で語りかけるということは基本中の基本である。この基本を踏まえない交渉など時間の浪費であり相手を説得することなどできるわけがない。相手の非を正すにしても聞く耳は持たないであろう。/span>

この種の問題が起きた際、メディアの果たす役割も見逃せない。いくら報道の自由とはいえ、石原都知事に記者会見で、あの様に発する前から分かり切った発言を引き出す質問をする記者のセンスを疑う。日本での嫌中国感情を煽ろうとする意図でもあるのだろうか?出遅れメディアがそんなことをしなくともネット上に既に充満している。先日、戦前のニューズ・ウィークで日本に関する記事を抜き出した特集を読んでみたが、殆どの記事中に反日感情が満ちあふれており、戦争への米国の世論形成の大きな役割を果たしたと思わざるを得ない。

我が国の首相は相も変わらず「スポーツに政治を持ち込むのは・・・」などとスポーツ評論家でも恥ずかしくて言えない発言をしていたが、現在が正に自分の出番であることを認識している様子は全く見えない。目立ちたがり屋でパフォーマンスが大好きな首相なら、北京に乗り込んで日本チームを応援する意味でもAsian Cup Finalを是非とも観戦して欲しかったものである。イラクで水を配る以上に日本の「国益」に資することになることだと思うのだが。

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August 08, 2004

AFC Asian Cup China 2004 ~ Final

China 1 vs. 3 Japan

Japan Beats China in Tense Asian Cup Final(N.Y.Times - A.P.)

準決勝戦を勝ち上がるまでは、奇跡的な出来事や審判の珍妙な判定のお陰でハラハラしたが決勝戦は予想通りの勝利で終わった。普段はあまり納得できないFIFAのランキング(メキシコがイタリア、トルコより上位で、アメリカがポルトガル、デンマークより上位、全く納得できない!)通りの結果となった。

中国は戦前からの予想通りサイドからの突破を図ったが結果が伴ったのは1度だけで、これぞという決定力に欠けていた。強力なホーム・アドヴァンテージを背負っていたはずだが、寧ろプレッシャーとして働いたようだった。昔からあのチームの伝統である勝負に対する淡泊さが後半には露呈してしまった。ディフェンスは、どこかで見たようなと感じていたが、あれはトルシエのフラット3ならぬ出来損ないのフラット4であった。

翻って、ジーコ・ジャパンであるがこのアジア・カップでは「神様ジーコ」に勝利の女神が憑依し、それが選手たちを奮起させ難事を乗り切りアジア・チャンピオンの座に就いたことには大いに祝福を送りたい。

しかし今回の我がA代表、未だ解決すべき課題を抱えていることも明らかになった。まず、サイド攻撃が殆ど機能していない。次に、自陣からボールを回す際の安定感に欠け、見ていてもひやひやした。特に、中東勢との試合ではこれが顕著だった。ジーコの采配も、「勝っている場合には変えるな」という鉄則に従って先発メンバー固定に拘ったようだが、これが準々決勝や準決勝の消耗戦の原因になったような気がしてならない。(ジーコは「サッカーの神様」ではあるかもしれないが、「現場の神」ではないような気がする)

今回の最大の収穫はなんといっても、イケメン玉田のブレイクであろう。あのゴールへの鋭い嗅覚は今後のジャパンにとっては大きな武器となることは間違いない。MVPを獲得した中村であるが、個人的にはもっとやれるのでは?(やってくれ)と感じた。監督、チーム状態、シチューエーションに違いがあるので、同列な比較は無意味かもしれないが、前回の名波の活躍に比べると物足りなさを感じざるを得なかった。鈴木に関しては、彼が今回のジーコ精神の体現者であり、ただただ脱帽。

色々、お騒がせの彼の地の観衆であるが、決勝戦で中国との直接対決ということで興味を持っていた。彼らはサッカースタディアムに足を運ぶ人間の集団であっても決してサッカーのサポータではないことを今更ながら確信した。

過去の歴史的な経緯や現在の日中問題をタネに、自らは安全サイドに身を置き常軌を逸した非礼を伴って騒ぐのも結構だが、少なくとも彼らの多くが自国チームに対する愛情の欠片も持っていないことは、試合後のスタディアムの様子を見れば一目瞭然であった。表彰式に観客の半分も残らないほど中国チームは酷いパフォーマンスをしたわけではない。

EURO 2004の決勝戦で哀愁に満ちた表情を見せていた(我が?)ポルトガル・サポータとは雲泥の差である。美しき敗者たるにはサポータがその一部を担う必要がある。

だた、サッカーを離れてみると、あのようなマインドを持ち、振る舞いをする人々が隣国に存在するということは肝に銘じておくべきである。

Asian Cupのオフィシャル・サイトを見て気がついたことは、英語、中国語、アラビア語、ハングルはあるが日本語はなかった。AFCでのJFAのプレゼンスを実感した次第。

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July 05, 2004

O festival terminou e ido

Euro2004.gif

Euro 2004、熱が冷めていたわけではないが(寧ろ、その正反対)エントリを書くのをサボっている間に終わってしまった。

理由はともかく、開幕戦以来ひたすらプロ・ポルトガルで試合を観ていたが、今回のEuro 2004ほど各チームの熟成度・新陳代謝と戦術に関して考えさせられたことも珍しかった。

チームの熟成度をワインのヴィンテージに例えると、、フランス・イタリア・ポルトガルはこの順番で飲み頃をちょっと過ぎてしまい、スウェーデンは飲み頃にさしかかるちょっと手前、イングランドはそのもう少し手前で、今が正に飲み頃はデンマーク、チェコといった印象を抱いた。スペインも今が旬ではあるが、それほどのグレート・ヴィンテージとはいえない。ドイツは今のままでは決してヴィンテージとしては熟成しそうもない。

んで、ギリシアは?あれは、他のチームはパーティで一応ワインを飲んでいたのに、このチームだけは、酒は何でも同じとばかり地酒”ウゾー”、せいぜいメタクサを飲んでいたようなものだ。結果は地酒の勝利。

決勝戦は、てっきり我がポルトガルと時に妖刀村正の切れ味を感じさせるチェコだと予想していた。しかし、相手は誰もが現代では殆ど役に立たないと考えていたビザンティン帝国のコンスタンティノープル要塞を備えたギリシアであった。

決勝戦は確かに”サッカー”の試合には間違いないが、まるで海軍と陸軍の戦いの様相を呈しており、異種格闘技のようでもあった。結局、コンスタンティノープル要塞を陥落させるすべを持つチームは現在のヨーロッパには存在しなかった、ということである。(ロシアをヨーロッパと呼ぶかどうかは議論があるところだが・・・)

このEuro 2004で一躍ヨーロッパの頂点に躍り出たギリシアであるが、果たしてW杯の予選を突破できるかどうかは、全く分からない。

1453年5月29日、不落と言われたコンスタンティノープル要塞がオスマン・トルコの若きスルタン、メフメト2世がとった”船が山を越える”という天才的な閃きによる作戦が功を奏して陥落したという顰みに倣うチームが現れないとも限らない。

それにしても、試合後にカメラが捕らえていたポルトガル・サポータの悲痛というよりは哀感に溢れた表情は、まるで予定されていた場面の様に感じられたのは考えすぎだろうか?

Saudade!

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June 15, 2004

Incroyable ! ~ France vs. England @ Euro2004

いやはや、怒濤のロスタイムであった。

France 2-1 England

正に、ジダン vs. ベッカムの試合だった。

この試合はどちらのチームにも特段の思い入れはないのだが、華麗で洗練されたフランスに比べると、イングランドはなんというかやはり田舎臭いサッカーに見えてしまう。

前半、押されていたイングランドはいかにもベッカムなフリーキックをランパードがヘッドを決めて先制点。

後半、フランスは反撃モードに入るが先取点取って逃げ切りという得意のパターンに入ったイングランドのゴールはこじ開けられない。何度かカンウンターを狙うイングランドの作戦が功を奏して、飛び出していった鉄砲玉ルーニーが倒されPKゲット。これで、フランス終わったな、と思ったがなんとベッカムのキックをバルテスがゴール阻止。やるぢゃん!

まさか、これがロスタイムの奇跡の布石になるとは・・・。

その後時間は経過していくが、フランスは相変わらず同点に追いつけない。40分過ぎころ、「やっぱ、田舎モノが強いのね!」と思いつつ、画面はそのままでヴォリュームを絞り、何故かバルトリのグルック・アリア集のCDなんぞを聞き始める。

フランスの敗戦・イングランド勝利の瞬間を確かめようとしていたら、ご存じの通り、ロスタムに入ってジダンのフリーキックで同点。もう、バルトリどころではなくなっていた。ジェラードのGKへの不用意なバックパスを奪ったアンリが、ジェイムズに倒されPK。ジダンが冷静にゴールを決めてフランスの勝利!

ロスタイムの奇跡。ミラクル・ジダンであった。これだから、サッカー観戦は止められない!

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June 13, 2004

Saudade! ~ Portugal vs. Greece @ Euro2004

Portugal.gif

ホスト・チームではあるし、未だ1戦目の結果だけで、英訳すると単に”homesickness”となってしまう ポルトガル語の”Saudade”という言葉をタイトルに冠するのは場違い且つ時期尚早かもしれない。しかし、翻訳不能と言われているこの言葉ほど、ポルトガル人のメランコリーを表現するのに相応しいものはない。

Portugal 1-2 Greece

国を揚げて招致したEuro2004の開幕戦を迎えたポルトのドラゴン・スタディアムであるが、試合後は地元サポータの祝祭にはならなかった。歓喜したのは、この西の果ての地に地中海の東から駆けつけたギリシア・サポータ達であった。

戦前の予想を覆す、まさかの敗戦であった。(店主は何故か、ポルトガルにシンパシーを感じている。理由はこちらを参照のこと。)

試合開始早々から、大きな国際大会ではこれまで殆ど実績のないギリシア、「失うものは何もない」という通りやけに元気が良い。リズムが掴めないポルトガルを尻目にプレスが良く効いていた。ポルトガル自陣で奪われたボールはカラゴウニスに渡り、ドリブルで持ち込まれそのままゴール前中央からのシュートがゴ~~ル・イン。あらら、ギリシアに先制点(溜息!)

暫くはギリシアの勢いに押され気味であったが、20分頃からボールを支配し始める。しかし、ギリシアの堅い守備は破れず前半終了。画面からもスタディアムを覆う重苦しい空気が伝わってくる。

前半今ひとつだった、ルイ・コスタとシマンの代わりに、デコとロナウド(勿論、別人28号)を投入。しかし、ロナウドくんやってくれました!相手をペナルティ・エリアで倒し、PK。嗚呼、ギリシアに2点目。その後も、圧倒的にボールを支配するものの、ギリシアの守備はかつてのビザンティン帝国のコンスタンティノーブルの要塞のごとく堅固。今一歩でゴールを破れない。ロスタム終了前にロナウドのヘディング・ゴールも時既に遅し!結局、ポルトガルがオスマン・トルコになることはなかった。

敗戦の瞬間を見たくないサポータがスタディアムを後にする光景が画面に映し出されていた。なんて、こっちゃ!

しかし、フィーゴやルイ・コスタを筆頭にしたかつてのユースで大活躍したポルトガルの「黄金世代」はその後国旗を背負った試合では、ことごとく悲運な運命に見舞われている。嗚呼、Saudade!

この敗戦をサポータ達はどう受け止めたのだろうか?酒場でファドでも聴きながら自棄酒でも飲んでいたのかもしれない。しかし、自棄酒にポルト・ワインは似合わない。超辛口のフィーノでも呑んでいたのだろうか?

ということで、まるでポルトガル人に成りすましての試合レポートでありました。

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June 10, 2004

Japan vs. India

昨日のW杯1次予選の対インド戦は評論家諸氏の予想を上回る7対0の大勝利、ご同慶の至りである。我が代表チームであるが、相手は殆どプレスをかけてこないし、高い位置でボールを奪えるので、はっきり言ってワンサイド・ゲームとなった。テレビ観戦ではあるが、福西の動きが良く見えた。

さてインドであるが、はっきりと格上の相手にあの戦い方は無いでしょうという感じで、ノンシャランと自分たちのサッカーをやって実力通りに大敗を喫した。代表チームに対して失礼とは思うが、まるで天皇杯の早い時期の試合を見ているような錯覚に陥った。

ところで、対イングランド戦でも心配していた我がリリコ・レッジェーロであるが、体調も気分も良かったと見えて上々のパフォーマンスを見せてくれた。だた、試合後の彼のインタヴュを聞いて気になったのは、この子の問題はテクニックとか体調ではなくその性格にあるのでは?と勘ぐってしまった。チーム・スポーツにはあまり向いていない性格なのかもしれない。以前、某サッカー番組で彼がレッジーナで試合に出られずクサっていた頃、インタヴュで口をついて出てくるはチームメイトに対する愚痴ばかりであった。

なんとなく、変人トルシエが彼をW杯で選ばなかったホントの理由が見えてきたような今日この頃である。


追伸:

10,000番のキリ番プレゼントは、該当者の方からのお申し出がありませんでした。改めて粗品進呈は11,111でアクセスされた方とさせて頂きます。該当者の方はプロフィールのメール送信からご連絡ください。

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June 03, 2004

Japan vs. England @ Manchester

EnglandCrest.gif

A代表のアイスランド戦に続いてのイングランド戦。開始直後から20分くらいまでは、ほぼベスト・メンバーを揃えた相手に久々のボロ負けか試合か?と覚悟をしたが、徐々に人心地がつけるようになる。押されながらも何とか凌いでいたが、楢崎がこぼしたジェラードのシュートをオーウェンがお約束のパターンを逃さずゴール。もし我がGKがキッチリ確保していれば・・・、まっ、タラレバは止めとこう。

後半イングランドの運動量はガックリと落ち、アレックスのドリブルに対してプレッシャーがかからなくなりスルスルと攻めあがる。我がジャパン、イングランドの威圧感には欠けるもののゴール前に迫ること幾たび。左サイドを崩して小野が同点ゴール。ヨーロッパで真の意味で成長を遂げたのは伸二であることは間違いない。ある種の格さえ感じさせる。

イングランドも動きは悪くなったとはいえ、一瞬のスピードとテクニックでゴール前に迫るシーンもあったが最後の一線は破れなかった。その点、坪井はよく働いた。結果引き分けたが、ジャパンはあのイングランドに対し善戦健闘し、強豪チームに対する戦い方としては充分な及第点であった。

さて、この結果がそのまま9日のインド戦に繋がるのか?そう願いたいのはやまやまではあるが、我がジャパン代表は明らかに格下の相手がとるガチガチの専守防衛体制をぶち破る姿を未だ見せてくれていない。こんな心配が杞憂に終わるパフォーマンスをインド戦では見せて欲しいものである。(予選なので、何でもいいから勝てば良い、という見方も敢えて否定はしない・・・。)

しかし、相変わらずジーコの試合中の采配はよく分からない。柳沢、鈴木を試すのなら、もっと試すべき選手がいたのではないか?例え相手がイングランド戦とはいえフレンドリー・マッチ、やるべきことがもっとあったような気がする。

サッカー選手をオペラの歌い手に例えるのも如何なものかとは思うが、このところの中村を見ていると、まるで出来不出来の落差が激しい、気分だけはプリマドンナなリリコ・レッジェーロのソプラノ歌手を想わせる。未だ主役を張るほどの実力も根性もないが、条件さえ整えば誠に見事なパフォーマンスを披露してくれる。自身のコンディションも含めて、悪条件下でのパフォーマンス・レベルの底上げをしないと、将来の明るい展望は開けないような気がする。ここが正念場だ、俊輔!

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May 27, 2004

Campeão Europeu ~ FC Porto

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チャンピオンズ・リーグのQuarter-final終了時のエントリ(Big surprises!!)で「期待」していたFCポルトが昨年のUEFA Cupに続いて優勝を果たした。

     ASモナコFC 0 vs. 3 FCポルト

今年の決勝戦は金持ちビック・クラブ・チームが次々とコケていくなか、まるでUEFA Cupか?という感じのジミーな2チームの顔合わせとなった。

試合開始直後から中盤でボールを奪うと一気に攻めあがるASモナコに勢いがあった。あわやという場面も何度かあったが、後にこのタメのないモナコの攻撃は面白いように、ポルトDF陣のオフサイド・トラップに引っかかる。

そのうちポルトはドリブル突破、カウンターと狙い澄ましたように危険な攻めを繰り出す。前半終了前に、アルベルトのゴール前からのボレー・シュートでポルトが先制点。この得点で、ポルトの勝利を予感した。後半の追加点はいずれもカウンター攻撃から生まれた。

モナコはキャプテン、ジュリの怪我によるリタイヤとモリエンテスを機能させることが出来なかったことが攻撃の幅を狭める原因になった。

高いボール支配率を梃子にゲームを勝ち抜いてきた来たプレイ・スタイルのポルトであるが、この決勝戦はこれまでの戦術を大きく転換し「点を与えない」サッカーに徹した。個人技、チームとしての熟成度では明らかにポルトに分があり、「大人のサッカー」が出来たという意味ではモナコよりも1枚も2枚も上手であった。

本人は理由は未だに分からないが、以前ヨーロッパで「Portuguese?」と間違えられた経験が何度かある(因みに、ポルトガル語は全く解さない)。

ということで、ヴィンテージ・ポルトで乾杯!


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May 22, 2004

FIFA Centennial Match ~ France vs. Brazil

深夜の地上波、しかも既に結果を知っている試合の録画放映。この種のGala Performanceは、国の威信をかけた戦闘モードのW杯の試合などとは対極にあり、コアなサッカーフリークには「こんなもの全く評価しないぞ」あるいは「茶番!堕落だ!」、「興味ないもんね」という人も多かろう。勿論汚いプレーや削り合いなどなく、本気モードからはほど遠い。

しかし、ランキング1位と2位からこれだけのタレントが揃うと、単なるお祭りの余興の域を遙かに超えた第一級の見せ物に進化している。勿論、心動かされるような試合ではない、しかしこの様式美は一体何だろう!スポーツであるが故、流石に予めの筋書きなどはないが最高の出来の芝居やオペラと同じ感興を与えてくれる。サッカーでもたまにはこんな「豪華な無駄遣い」も良いものである。コロセウムに集った古代ローマ帝国の市民の気持ちが何となく分かるような気がした。(やはり、人類は破滅に向かっているのかもしれない。それはワタシだけか・・・。)

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April 08, 2004

Big surprises!!
UEFA Champions League, Quarter-finals

ヨーロッパ有力(金持ち)クラブのその力の源泉として大きな寄与を果たしているチャンピオンズ・リーグのセミ・ファイナル進出チームが出そろった。

ご承知の通り、今年はなんとレアル・マドリーACミランも、ベスト 4への進出は果たせなかった。両チームとも劇的な逆転で轟沈。特に、再び「大物食い」ぶりを発揮したスペインの田舎チームであるラ・コルーニャの奇跡的な大逆転はお見事。

各国リーグ戦上位 → チャンピオンズ・リーグ ベスト4以上 → 有力選手獲得、というサイクルを回すことによって強い(金持ち)チームは益々強くなるという図式であるが、今年はちょっとした波乱が起きたわけである。

「やっぱ、お金注ぎ込めば、勝てるもんね!」と思っているはチェルシーFCの「油モヴィッチ」くらいで、他のASモナコFCデポルティボ・ラ・コルーニャFCポルトは「超金持ちクラブの鼻を明かしてやったぜぃ!」という心境か?

この顔触れだと、チャンピオンズ・リーグというよりは、UEFAカップ?という感が無きにしもあらずだが、大試合になると余程尻に火がつかない限り「catenatio」戦法をとるセリエA組がいないので思いの外「イケイケ」の面白い試合を見ることが出来るかもしれない。

個人的には昨年のUEFAカップ・チャンピオンのFCポルトに期待をしている。

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April 01, 2004

W杯アジア1次予選:対シンガポール

試合前のイヤな予感が当たってしまった。

開始早々は、単なる「杞憂か?」という感じだったが、終わってみればやはりあのイヤな予感は当たっていた。勝ち点3を取ったので、最悪の結果ということは免れたが・・・。

ジーコの試合中の采配も冴えなかったが、それ以前に欧州組の「指定席」はいい加減止めるべきだろう。

3月下旬といってもヨーロッパは殆ど冬である、そこからいきなり赤道まで80Kmのシンガポールにやって来てトップ・ギアでパフォーマンスを出せるほどタフな、「超」が付く一流選手は残念ながら今の「海外組」にはいない。このところ、実戦を経験していない稲本などは、見ていても気の毒になるほどだったし、中村のキックの精度の低さは目を覆うばかり。

攻撃に関しても、魅入られたように人間の鎖のような「ゴール守備隊」に突っ込んでは跳ね返され、サイドに展開したと思えば・・・、あの調子である。

ジュビロの王子様(一部の女性サポータからはそう呼ばれている)のゴールでなんとか勝利を拾ったものの、このままのやり方ではイバラの道どころか、W杯予選突破は相当厳しいのではないか?

各選手のコメントも、みんな評論家のようなことを言っている。あの立派なコメントはまず自分に言え、と言いたい。

相手は一応ナショナル・チームなわけで、J2チームでは礼を失する恐れもあるから、1次予選は今期J1に昇格し勢いのある「アルビレックス」(勿論サポータ付き)に代役をお願いした方がずっとマシなのでは、などというアホな妄想が浮かんでしまう。

韓国(対モルディブ戦)、ブラジル(対パラグアイ戦)がスコアレス・ドロー、アルゼンチン(対エクアドル戦)も1-0の辛勝。

嗚呼、予選恐るべし。

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March 22, 2004

ブーイングあれこれ

なんか、サッカーねたについ反応してしまう今日この頃。

ブーイングの東の横綱がサッカー・スタディアムとすれば、西の横綱はオペラ・ハウス。(ホンマかいな?)

彼の地のオペラ・ハウスでの終演後の密やかな楽しみの一つが「ブーイング」である。(趣味悪い?)
だた、こちらと違って、彼の地のブーイングはその周波数が大分低いところに集中している。まるで、チューニングの悪いコントラバスのユニゾンのようである。

昔のスカラはもっと酷くて、カラス・ファンがテバルディに野菜や卵を投げつけたという話はもはや有名な伝説となっている。

実際に体験された方はご存じであろうが、ヴィーンのシュターツ・オパーのオケ・メンバーは、観客とは全く異なったブーイング・スタイルを持っている。歌手へのカーテン・コールがひとしきり終わったあと、指揮者が舞台上からオケを称えて起立させようと出てきても、ピット内には誰一人残っていない・・・。これほど、あからさまな事をやるのは店主が知る限り、ここのオケだけ。

ヴィーンでは経験がないが、最大限のブラヴォーを表現するには、床をドンドンと踏みならすという作法がドイツにはある。ミュンヒェンドレスデンでしばしば体験した。木貼りの床は良く響き、劇場中凄まじい大騒音に包まれる。

話をサッカーに戻すと、TVでしか見たことがないが、スペイン・ダービー(もっとも、バルセロナのあるカタルーニャは「スペイン」などと呼ばれたくないらしいが)と言われるバルサ vs. レアル・マドリーは流石。特に、カンプ・ノウでのバルサ・サポータの萌え方は凄まじく、一夜にして殆ど一週間分のアドレナリン出しまくり状態。昨シーズン、コーナー・キックに向かうフィーゴに投げつけられたペットボトルの雨は記憶に新しい。

かつての、左派、右派、地域対立が複雑に絡みあった内戦の影響を未だに引きずっているようだ。例えば、レアル・マドリーがバイエルン・ミュンヒェンと試合をする場合は、カタルーニャ人は間違いなくバイエルン・ミュンヒェンを応援するとか・・・。敵の敵は味方という理屈か?

我がJリーグでこの「萌え萌え」の素質を持っているサポータと言えば「あのチーム」しかないな・・・。
以下自粛。

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March 18, 2004

対UAE戦 & 業務報告

* 対UAE戦

やっと終わった「アジア予選」。
結局、UAEは前評判ほど強くはなかった。

店主的には、今回の期待値は「予選突破、五輪参加」だったので、アテネでは、レアル・マドリー風ディフェンスでも、ベッカムもどきクロスでも、サヴィオラ的ドリブルでも、etc.、ご褒美として何でも好きなことやってよし→U23。

店主の選ぶMVPは、UAEラウンドは田中達也、Japanラウンドは阿部勇樹。大久保くん?まだ、あげられないなぁ。
それにしても、殆ど勝ちが決まったあと、チョット態度デカクない?→U23

* 業務報告

カウンターを設置(Feb. 16, 2003)以来、本日2000に到達。ご来店頂いた皆さまに心より感謝いたします。
旧知の方のBBSでもプロモーションさせて頂き、そこからご来店頂いた皆さまも多数いらっしゃるようで、これ又感謝いたします。

ブックマークして頂いた以外で、検索エンジンのどんなキーワードでご来店頂いたか?Best 10をご紹介しておきます。(KJ法風にまとめてありますので、代表的なキーワードをあげています)

1. ThinkPad
2. 液晶バックライト交換
3. 私をスキーに連れてって
4. PHS
5. ジャポニズム
6. ストラディヴァリウス
7. ADSL速度変更
8. 牛すね肉
9. トラックポイント
10.小澤征爾
10.IBM

元々、このblogの核となるテーマは?と問われても、答えようがないほどバラバラな内容ですが(擬藤岡屋なもんで)、一応「文系」寄りを目指したつもりだったのですが、なんとなく「IT系」でご来店頂いた方も多かったようです。店主が最も以外だったのが、8位の「牛すね肉」で、次いで4位の「PHS」でした。

尚、キリ番記念品の件ですが、1000番目にご来店頂いた方からのお申し出がありませんでした。代替案として999番と1001番でのご来店という、今時なんとも奥ゆかしい(ドジとも言うかも?)方を特定できたので、去る3月10日に粗品を無事お渡し出来たことを、ここにご報告させて頂きます。

ということで、今後も当店をご愛顧のほどよろしくお願いします。

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March 16, 2004

対レバノン戦

日韓W杯での予選免除があったせいか、アジアの予選を見る「あの感じ」が甦ってきた今日この頃である。

格上&アウェーでの戦い方は、本日のレバノンよりバーレーンの方が数段上であった。キャプテンから目を付けられている(「かけられている」、ではない!)大久保もやっと結果を出した。国見の後輩平山の手前か決定的にキレる瞬間もなく、ごく普通のイェローが1枚だけ。(平山クン、手の使い方に注意しましょう)

明後日のUAE戦はホントの意味で痺れる試合になることは必至。
あ~、あの感じだ、正に・・・。

U23で誰のファンか?そりゃ勿論、山本監督。

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