Royal Highness
著名人、特にオペラ歌手・映画スター・政治家などの名前を冠して作出されたバラは数多く存在する。その中でも最も対象となっているのが、ロイヤル・ファミリーの人々である。QueenXXXX、PrincessXXXXといった名称を冠した品種の何と多いことか。日本の皇室においても、妃殿下・内親王殿下と呼ばれる方々に献呈されたバラの品種もある。
この「殿下」という名称を持つバラは特定の王族・皇族に対して命名されたものではない。ただ、花や葉の形や色と全体のバランス、どれをとっても「殿下」という名に相応しい優雅な気品を備えた名花といえる。但し、香りは殆どない。この”Royal Highness”は発表後、数々のアワードを受賞しており、現在でもコンテスト出品用品種の一つとして人気を保っている。
王室を持たないアメリカで作出された品種であるが、敢えてイメージすれば映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーン演じたところのアン王女といったところだろうか?(オードリー・ヘップバーンという名称を持つバラも別に存在している。)
【Royal Highness】
Bred in United States (1962) by Herbert C. Swim
このRoyal Highnessの片方の親にあたるのが、フランスのフランシス・メイヤンによって第2次世界大戦中に作出され、1945年4月29日のベルリン陥落の日にアメリカで発表された有名な”Peace”(但し、これは流通名で品種としての正式名称は”Madame A. Meilland”)である。同年10月25日にサン・フランシスコで開催された国際連合の発足会議において、参集した各国の代表にこの”Peace”が贈呈された。1976年、”Peace”は世界のバラの殿堂入り第1号(World Federation of Rose Societies, Hall of Fame)という栄誉に輝いた。






















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