July 17, 2009

Ready to go! - For 2009 summer

kieo_high_logo2塾高野球部は7月12日に始まった選手権神奈川大会での初戦を明日迎える。対戦相手は1回戦で関東学院にコールド勝利をおさめたサッカーの強豪校として知られる県立逗葉高校である。6月27日以降に観戦した練習試合で撮影した写真を以下にご紹介する。

塾高野球部は中間試験以降の練習試合では引き分けが2試合あったもの結局無敗で大会を迎えた。この6月の練習試合の成績は現在大学3年生の平川くんの代が重なるが、試合の様子は大分違っていた。平川チームは圧倒的な攻撃力で打ち勝っていたという印象が強かったが、現在の植田チームは全てが楽勝・圧勝という試合内容ではなかった。しかし、選抜初戦敗退から中間試験まで昨年のチーム同様少々元気を欠いた試合展開が多かったように感じていたが、6月からは投打に新1年生が新たな戦力に加わったことも手伝ってか昨年の秋のように不利な状況を跳ね返す「粘り強さ」が復活してきた。

昨年は3年生主体のチームであったが、今年のチームは1~3年生がレギュラーとしてベンチ入りしており、チームを纏める植田くんの苦労も並大抵ではないであろうと想像する。この夏が高校野球最後となる3年生と未だ先がある1・2年生とではどうしても「この夏」への温度差があるのは仕方がないことであるが、学年も個性も違うメンバー全員がどのような貢献をすればチームを勝利に導けるかというモティヴェーションを共有する必要がある。幸いにして非常に頼り甲斐のある副将である岩田くんと達路くんもベンチ入りしており、植田くんを充分にサポートしてくれるであろう。

そして塾高野球部の最大の特徴ともいえるベンチ入りは果たせなかった3年生のベンチ外からのサポートが非常に重要な要素であることは言うまでもない。これなくしてチームが一つに纏まることは難しい。

チームとしての戦略・戦術も重要ではあるが、選手の皆さんは昨秋のようにあまり先を見すぎずに目の前の一戦に集中すれば自ずと路は拓けてくるはずである。

「知的アプローチ」による”Enjoy Baseball”に栄えあれ!


2009/06/27 練習試合@日吉台(第1試合)

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2009/06/27 練習試合@日吉台(第2試合)

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2009/06/28 練習試合@Away

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2009/07/04 練習試合@日吉台

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2009/07/04 ラスト・シートノック@日吉台

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2009/07/04 激励会》

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2009/07/05 3年生引退試合

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2009/07/05 練習試合@日吉台

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2009/07/12 第91回全国高校野球選手権 神奈川大会開会式

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July 14, 2009

Striving of colleagues

塾高の神奈川大会の初戦(2回戦)を前に、ほぼ同じKユニを着用する志木高(埼玉大会)とSFC(神奈川大会)の初戦を観戦した。

《2009/07/13 志木高@埼玉大会 対蕨高校 朝霞市民球場》

志木高 002 000 300 000 | 5
蕨    400 001 000 001X| 6

砂塵吹き荒ぶ朝霞市民球場での志木高の初戦、初回の大きなビハインドを諦めずに延長戦まで持ち込んだものの12回裏でのサヨナラ負けという誠に残念な結果となった。タラレバの結果論になってしまうが、1回裏の自滅的に4点を献上してしまったのが最後まで響いた。6回裏の余分な1失点を除けば、2回以降は締まった内容の試合であった。相手の3人の投手継投に対して志木高エースの宮下くんが1人で12回を投げ抜いたことは称賛に値する。6月7日に日吉台で行われた塾内三高対抗戦である「ドリーム・カップ」の時点から比べると志木高がもっとも伸びしろが大きかったのでは?というのが個人的な印象である。来期のチームには伊場くんの代の塾高チームを苦しめたような強い志木高の復活を期待している。

2009/07/13 志木高@埼玉大会 フォトアルバム

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《2009/07/14 SFC@神奈川大会 対港北高校 横須賀スタジアム》

SFC 000 134 0| 8
港北 000 000 0| 0

序盤こそ拮抗した展開であったが、打者が一回りしてからの4回からは完全にSFCのペースの試合になった。ディフェンスを重視したチーム作りをしていると聞いていたが、2アウトからのタイムリーでの得点などオフェンスもなかなか粘り強い。先発の稲垣くんは6回まで投げ、7回はレフトで先発出場していた竹林くんにバトンタッチした完璧ともいえる投手リレーでコールド勝ちした。流石に今年のドリーム・カップで塾高チームを苦しめただけのことはある実力を蓄えている。この代のSFCチームは普通部と神奈川の中学野球(軟式)の準決勝を戦ったメンバーである。SFCの応援席には1回戦にも係わらず応援指導委員会をはじめとして塾高の試合に比べるとかなりの現役SFC生が応援に駆けつけていた。18日の試合は塾高には存在しない「終業式」と重なるそうで少々寂しい応援席になるかもしれない。

2009/07/14 SFC@神奈川大会 フォトアルバム

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June 22, 2009

Photo Album@away games, 2009/06/20

kieo_high_logo2この夏の神奈川選手権大会の初戦まであと1か月を切り、最後の調整の段階に入った塾高野球部。毎週末の遠征で移動疲れも溜まっていると思われるが、明るく元気に乗り切って欲しい。


2009/06/20 練習試合@Away フォトアルバム

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June 15, 2009

Intellectual approach

kieo_high_logo2日吉台球場のライト・フェンスに数年前から「KEIO日本一」という大きなバナーが掲げられ、実際に昨年秋には公式戦無敗でこれを見事に達成した。周囲からの大きな期待を受けて臨んだ選抜では初戦敗退という昨年同様の残念な結果に終わった塾高野球部。夏の選手権大会を控え塾高野球部のオフィシャル・サイトのトップページに「知的アプローチ」という新しいスローガンが登場した。

確かに結果としての「日本一」という栄冠を勝ち取ることは驚天動地の素晴らしいことではあるが、トーナメントの高校野球においては日頃の努力・蓄えた実力を持ってしても必ずしも結果に結びつくとは限らない。個人的に塾高野球部に最も期待していることは、ベンチ内外を問わず勝利に向けて全ての選手・部員が自立・自律した行動や振る舞い(各自のリーダシップの発揮)をすることである。「知的アプローチ」なしに、与えられたDNAや練習によって勝ちとった運動能力だけでは一流のアスリートになることは出来ない。

現在の塾高野球部、野球に専心するという意味では様々な制約があることは事実であるが、この新スローガン「知的アプローチ」を大きな糧として夏の大会に臨んで頂きたいものである。そのためには、本業である高校生としての勉強も疎かにすることは出来ない。知力の無い人間に「知的アプローチ」など出来るはずがないのだから。


2009/06/12 バッティング練習@日吉台フォトアルバム

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2009/06/14 練習試合@Away フォトアルバム

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June 07, 2009

Photo Album - 2009 Dream Cup

kieo_high_logo26月7日、塾内高校硬式野球部の対抗戦であるドリーム・カップが日吉台球場で行われた。同日、大学野球部の下田グラウンドでは普通部・中等部・湘南藤沢中等部の野球部による対抗戦が行われていた模様。


2009/06/07 塾高@ドリーム・カップ(対SFC)フォトアルバム

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2009/06/07 塾高@ドリーム・カップ(対志木高)フォトアルバム

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June 03, 2009

Photo Album of Rookies' tournament@2009 spring

Keio_baseball_logo塾野球部は春のリーグ戦において4位という不本意な結果に終わったが、慶早戦終了の翌日から神宮球場では恒例の新人戦(トーナメント)が開催された。出場した1・2年生のチームは決勝戦に駒を進めるも残念ながら準優勝であったが、久々に3試合を楽しむことができた。

2009/06/01 対東大戦フォトアルバム

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2009/06/02 対法政戦フォトアルバム

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2009/06/03 対明治戦フォトアルバム

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May 10, 2009

Photo Album - Practice matches before the midterm examination

kieo_high_logo2塾高野球部の前期中間試験オフの直前にアウェー(遠征)で行われた練習試合。日吉台とは違う角度で写真を撮ることができたのでご紹介。


≪2009/05/10 練習試合@アウェー≫

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May 09, 2009

The Door into Summer

kieo_high_logo2今更ながらの話題であるが、雨天延期で行われた春季神奈川大会準々決勝で桐光学園と対戦した塾高野球部は延長戦に持ち込むも1-2で惜敗した。詳しい試合展開に関してはここでは触れない。これに関してはポポさんのがんがれ日記の観戦記のエントリをご覧になればお分かり頂けると思う。

試合が終わってから「ベンチ入り25人中20人の選手を使い夏への大きな手応えと収穫を得た」、「塾高は甲子園が全てになってしまった(春季大会を軽視している?)」、「勝利に賭ける執念が相手の方が数段上だった」といった試合運びに関するベンチワークやチームに関することから、応援する姿勢に関することなど”To the Victory”の掲示板に色々な意見が書き込まれていた。

しかし、選抜から帰ってから何度か日吉台に足を運び普段の練習を観ていたためか、個人的には全く異なる想いを持ってこの試合を観戦していた。確かに夏に向けての戦略的な選手起用という側面は否定しないが、それ以上に強く感じたことは練習でスキルを向上した選手や好調な選手が先発・途中出場は別にしてこの試合で起用されていたことである。このことは塾高野球部にとっては試合に勝利することと同じくらい非常に重要なことだと思っている。

昨年の秋のように公式戦が続くと必然的にベンチ入りを含めて試合に出場できる選手は限られてくる。特に選抜出場が懸かっていた関東大会や秋とはいえ92年振りの日本一を目指した明治神宮大会ともなると尚更なことであろう。事実、上田さんは昨秋のチームの快進撃の際にベンチに入れなかった選手たちから「チームは勝ち続けているが自分たちはちっとも面白くない」と訴えられたと語っておられた。確かに昨年夏の甲子園出場の影響で新チーム結成が例年より大幅に遅れ、しかも秋季大会前の不順な天候のため練習はおろかベンチ入り選手選考に充分な時間を割くことが出来なかったことを原因とした不満であろうことは容易に想像がつく。しかし、夏→春の連続出場とは如何に大変な事であるかは外から見ていても実感することができた

選抜での敗戦を教訓として大幅なコンヴァートを断行し慣れないポジションをこなしながらの謂わば「試運転」の状態で臨んだ春季大会であったが、ベスト8で選手権大会の第2シード獲得は個人的には上出来の結果だったと思っている。夏に向けての大きな成果と感じられたのは、単に準々決勝戦で多くの選手を起用できたことではなく、練習や練習試合においてメジャー・マイナーの選手が良い意味で頻繁に入れ替わりチームの活性化が図られたことである。結果的には敗戦してしまったが、準々決勝戦でもその効果の一端を垣間見ることができた。

現時点でも未だ克服すべき課題を抱えたチームであるとは思うが、夏に向けて急ピッチで仕上げに入っていくものと期待される。選手権大会まで既に100日を切っているが、各々の部員の皆さん(特に3年生)には先ずベンチ入りという「夏への扉」を通過すべく全力で頑張って頂きたい。そして、グラウンドでプレイするメンバーが決まってからはベンチの内外を問わず全員の力を結集して甲子園出場というもっと大きくて重い「夏への扉」をこじ開けて欲しいものである。

P.S.
1年生部員の皆さんは、学業における「夏への扉」ともいえる塾高での初めての定期試験である前期中間試験においては心おきなく野球が出来る成績をとることが肝要であることは言うまでもない。


≪準々決勝戦フォトアルバム(4月29日@大和引地台球場)≫

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≪2009/05/03 マイナー練習試合@日吉台≫

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≪2009/05/05 練習試合@日吉台ー1≫

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≪2009/05/05 練習試合@日吉台ー2≫

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April 19, 2009

Spring has come!

kieo_high_logo2なんとも陳腐なタイトルで失礼。要するに、選抜の初戦では塾高野球部はまだ春を迎えていなかった・・・(と思うことにしよう)。春季県大会3回戦と4回戦、本格的な春到来を感じさせてくれた塾高野球部であった。

塾高@2009春季神奈川県大会3回戦

≪3回戦フォトアルバム(4月18日@俣野球場)≫

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(260枚)


横須賀総合 000 000 000| 0
慶應義塾  001 111 00X| 4

塾高先発

6 佐藤旭
7 渡邊暁
8 荒川
3 植田
1 白村
5 瀧本
9 春山
2 橘
4 杉山

先発の白村くんは6回までパーフェクト・ピッチングを展開し、9回は明くんにマウンドを譲ったがエラーと四球でランナーを出したもののノーヒット無失点のほぼ完璧なピッチングを披露した。

先取点は3回裏、春山くんのセンター前ヒット・二盗、橘くんの犠打で1死3塁での杉山くんのセカンドゴロの間に生還という足で稼いだ1点だった。

4回裏、先頭打者の荒川くんがショートへの内野安打で出塁するが牽制で挟殺され、植田くんもセカンドゴロに倒れ2死ランナー無しと厭なムードが漂ったのだが、白村くんのライト前ヒットに瀧本くんがレフト前ヒットと繋ぎ、2死1・2塁のチャンスで春山くんのライト・センター間へのタイムリー2塁打で1点追加した。

その後も5回裏に旭くんのセンター前ヒットで二盗後に暁眞くんのセンター前タイムリーと、6回裏に白村くんの見事なセンター越え3塁打を瀧本くんのレフト越えのタイムリー2塁打で1点づつ加点した。

選抜の時と比較して打順の変更は勿論のこと、先発の守備ポジションも4つ変わった上田さん曰くの「痛みを伴う大手術」を施した塾高野球部、公式戦とはいえ未だ試運転の段階であろうが上々の滑り出しを見せてくれた。

塾高ベンチ入りメンバー

1 白村
2 橘
3 植田
4 廣瀬
5 瀧本
6 佐藤旭
7 渡邊暁
8 荒川
9 春山
10 明
11 鮎澤
12 森本
13 岩田
14 杉山
15 金田
16 高野
17 宮下
18 藤本
19 宇髙
20 今西
21 市村
22 堀
23 富永
24 前田
25 佐藤達


塾高@2009春季神奈川県大会4回戦

≪4回戦フォトアルバム(4月19日@保土ヶ谷球場)≫

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(270枚)


川崎北  000 010 | 1
慶應義塾 004 142x|11

6 佐藤旭
7 渡邊暁
8 荒川
5 谷田
3 植田
1 白村
9 堀
2 橘
4 杉山

前日の3回戦に続いて白村くんが先発登板。先発「ライト堀」くんは昨年の神宮大会決勝戦と同様でいわゆる「偵察」だったようで、1回表の守備から藤本くんに交代した。

先ず4回戦で注目すべきは1年生の野手の谷田成吾くんと投手の三宮舜くんがベンチ入りしたことである。谷田くんはスタメンでサード、しかも四番に据えられた。流石に塾高応援席からは驚きの歓声が湧き上がったのだが、個人的には4月初めからの練習や練習試合で谷田くんのバッティングも守備も観ていたので「それもアリだろう」とさほど吃驚はしなかった。裏を返して言えば、谷田くんは新1年生とはいえ、それが充分務まる能力と大きな可能性を持っているということである。練習試合ではあるが彼は既にスタンドインの当たりを打っている。

6回でコールド勝利とならなければ、やはり新1年生の三宮くんの登板のチャンスがあったようだが、これは次の機会のお楽しみに取っておこう。実は塾高野球部の新1年生にはこの2人以外にも素晴らしい選手たちが控えている。前日の3回戦でも1年生のベンチ入りを期待していたのだが、学校行事参加のためそれは実現できなかったようである。

そして公式戦に初出場を果たしホームランを放った藤本くんであるが、以前から練習試合ではホームランを含む大きな当たりを打った実績を持っておりこれは決して偶然の出来事ではない。2年生にもこれまで公式戦未出場ではあるが外野手を中心に大型のスラッガー・クラッチヒッターの選手が何人も控えており、この試合ではその中の1人である藤本くんが抜擢に応えて結果を出したわけである。

この試合で公式戦初出場を果たした選手たちは謂わば「氷山の一角」とも言える存在で、現在の塾高野球部は単に部員数が多いというだけではなく選手層も非常に厚いといえる。これは公式戦しかご覧になれない方には残念ながら実感はできないであろうが。

試合の展開は前日に引き続いて白村くんの好投と12安打と相手失策が絡んでの打線の活躍で6回コールド勝利を収めた。谷田くんもタイムリー2塁打を含む3安打4打点と大活躍をした。この試合の勝利で塾高は夏の選手権大会の第2シードを確定した。

日頃の実績に基づいてのことではあろうが、この試合では上田さんの選手起用が見事に結果に結びついた。特に、相手投手交代に合わせて前打席でホームランを打った藤本くんを春山くんに躊躇なく代えたところは流石であった(藤本くんには気の毒なことではあったが・・・)。

さて次の準々決勝戦の桐光学園との対戦ではどんなサプライズが用意されているかが非常に楽しみである(個人的にはさほどの驚きはないとは思うが)。

塾高ベンチ入りメンバー(3回戦から変更)

15 谷田 in ; 金田 out
23 三宮 in ; 富永 out


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April 12, 2009

Last practice matches for the Spring Tournament

kieo_high_logo24月9日に組み合わせ抽選が行われた春季県大会の3回戦への出場に備えて、日吉台にヴィジター・チームを迎えて大会前最後の練習試合が行われた。課題であったディフェンス強化を目的として大幅なコンヴァートが実施され、各選手のポジションを18日の県大会で初めてご覧になる方はビックリされるかもしれない。

これまでの公式戦やメジャーの練習試合では出場機会がなかった選手たちも実力を蓄え、新戦力として台頭しつつある。さらに、この4月に入学した新1年生から数名がこの練習試合ではベンチ入りはおろか実際にプレイした。選抜での敗戦を糧に大胆にモデル・チェンジを果たした塾高野球部の今後の活躍が益々楽しみになってきた。

新入部員を迎えて再び約150名の部員を抱える大所帯となる「来者勿拒」の塾高野球部、施設面では決して恵まれた環境とは言い難いが例年のように指導陣が知恵を振り絞っての効率的な練習が行われることであろう。甚だ気の毒なことではあるが、新1年生部員はこの時期恒例となってしまったライト・フェンス外側からの試合見学であった。

やはり例年この時期、新入部員を1人前の塾高野球部員&塾高生にするため3年生の3人が「新人監督」に名乗りをあげてくれたそうである。これは3年生の集大成ともいえる夏の大会はおろか春季大会を前にして選手を引退することを意味する。メジャー・マイナーに係わらす選手の皆さんは彼等のためにも頑張って頂きたい!

≪2009/04/12 春季大会に向けて最後の練習試合@日吉台≫

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April 09, 2009

Practice scenery

kieo_high_logo2春季大会の組み合わせ抽選の日、時間の都合をつけて放課後の日吉台にお邪魔した。フリー・バッティング練習と守備・走塁練習の途中まで見学することができた。


試合日程と予想される主な対戦候補は以下の通り。

3回戦   4月18日(土) 俣野 11時
横須賀総合

4回戦   4月19日(日) 保土ヶ谷 10時
川崎北vs海老名の勝者

準々決勝 4月25日(土) 保土ヶ谷  11時
(桐光学園、光明相模原、関東学院六浦、鎌倉)

準決勝   5月 2日(土)  保土ヶ谷  11時
(日大藤沢、横浜隼人、神奈川工、武相)

決勝    5月 3日(日)  保土ヶ谷  13時
(日大、桐蔭学園、横浜創学館、横浜、東海大相模)


≪2009/04/09 練習風景@日吉台≫

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April 05, 2009

Start over again

kieo_high_logo2先月末、未だ甲子園では選抜の試合が続いていた最中に塾高野球部は春・夏に向けての再スタートを切っていた。始業式までの残り少ない春休み期間中に日吉台球場では再編成したチームの練習とビジター・チームを迎えての練習試合が行われていた。入学式後の練習試合では新たな戦力の一端を垣間見ることもできた。

選抜出場決定後、期待と高揚感を胸に日吉台へ向かうのも決して悪い気分ではなかったが、それはもう過ぎ去ったこと。普段の落ち着きを取り戻した日吉台球場であるが、新たな目的地に向けてSail onしたチームでは春季大会(組み合わせ抽選は4月9日、塾高は18日3回戦から出場予定)のベンチ入りを目指した厳しい競争が繰り広げられていた。乞う、ご期待!


≪2009/04/02 塾高@練習試合フォトアルバム≫

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≪2009/04/03 塾高@練習試合フォトアルバム≫

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≪2009/04/05 塾高@練習試合フォトアルバム≫

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March 29, 2009

A day in the Baseball life @ Shimoda Ground

Keio_baseball_logo日本人ブラジル移住100周年(と慶應義塾創立150年)の記念行事の一環として昨年夏に早稲田大学野球部とともブラジル遠征した塾野球部は今春(2/23~3/18)米国遠征を実施した。リーグ戦を前にした春といえば、昨秋結成された新チームのオープン戦である。日吉残留組は3連勝となかなか元気なところを見せてくれたのだが、米国遠征組(いわばリーグ戦出場候補の1軍)のオープン戦の成績が芳しくない。米国では全敗、帰国直後の引き分けを挟んで未だ勝利をあげていない。

金属バットに対して木製バットや圧倒的な体格差などハンディを背負っての米国での敗戦、帰国後のオープン戦もリーグ戦に向けての試行することもあるので必ずしも試合に勝つことが目的ではないことは理解しているのだが、ここまで連敗が続くと正直なところ春季リーグ戦のことが少々気懸かりである。

昨年は相澤くん・中林くんの2本柱を中心としたピッチング・スタッフと今一つ奮わなかった打線ではあったが、春3位・秋2位と健闘した。相澤くんが卒業して迎える今季は中林くんに次ぐ2番手ピッチャーと打線の奮起が期待されるのは誰の目から見ても明らかであろう。

米国での試合の様子は知る由もないのだが、帰国後のオープン戦を観る限り各打者の不振がこの連敗の大きな要因になっているように感じられた。点を取れない打線のためピッチャーが相手に点を取られまいと最初から力投し捕まって失点、そのビハインドを跳ね返せない打線という一種のネガティヴ・スパイラルに陥っているように見受けられる。

ピッチャーが点を取られなければ負けないわけではあるが、打線が点を取らないと勝てないことも事実である。確かにホームランや長打は野球の醍醐味の一つであることに間違いないが、現在の塾野球部の打者の皆さんには自分で決めようとせず後ろに繋ぐ気持ちで細かく点を取る意識を持てば自ずとから道が開けてくるような気がするのだが・・・。あくまで、オープン戦を観戦した素人の一見解である。


≪2009/03/27 塾野球部@オープン戦(対JFE東日本)フォトアルバム≫

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≪2009/03/29 塾野球部@オープン戦(対立正大学)フォトアルバム≫

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March 28, 2009

A new departure for the team

kieo_high_logo2甲子園から戻った塾高野球部、そろそろ練習再開をしている頃であろうと思い土曜日の午後に日吉台球場へ足を運んだ。メジャー・チームは既に午前中で練習を上がっており、丁度マイナー・チームのバッティング練習の最中であった。上田さんがM's Talkで述べておられた、この春の練習~甲子園で明らかになったチームとしての課題を克服するためにメジャー・マイナーの選手の異動を含めた新たな試みが既に実施されているようであった。

残念ながら午前中行われていたメジャーの練習を見ることはできなかったが、マイナーの守備練習の最後までを見ることができた。4月4日の入学式を経て新たな1年生が今年も野球部の門を叩くことになり、あと1~2週もたてば日吉台球場は新入部員を迎えて一層賑やかになるであろう。

帰りの坂道で米国留学を終えて帰国されていた赤松さんと遭遇した。留学以前と同様、副部長として復帰され再び野球部を指導されるそうである。昨年まで総合コーチとして指導されていた星野さんが大学院を修了しこの4月から横浜隼人の教員として赴任されるが、赤松さんの帰国によって指導陣が大いに強化されることは間違いない。

≪フォトアルバム - 2009/03/28 マイナー・チームの練習@日吉台≫

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March 24, 2009

Photo Album - KEIO High@The 81st Senbatsu

kieo_high_logo23季連続の甲子園出場を果たした塾高野球部、昨年の神宮大会優勝ということで優勝候補の一角にもあげられたが雨で順延された3月24日の初戦では投打の歯車が上手くかみ合わず残念ながら昨年の選抜に続いて初戦で敗退した。既にに塾高野球部ファンの皆さんたちがblogなどに書いておられるので、今回は敢えてここでは観戦記や選評などは控えさせて頂く(皆さんたちの観戦記、頷ける部分もあるし個人的には首肯しかねる見解もあるが・・・)。

昨年の夏の甲子園同様、開会式・初戦ともに写真撮影に関してはセミ・プロ級の腕前を持った強力な援軍を得ることができた。(急行能登さんとShinyaさん、本当にありがとうございました。)

関西滞在中にお世話になった皆さまにも謹んでお礼申し上げます。

今回の選抜初戦で克服すべき課題が明確になった塾高野球部には昨年のように夏の甲子園の切符をつかむべく頑張って頂きたい。ほんの数年前までは3季連続はおろか甲子園に応援しに来れるなど夢のまた夢だった。これを実現して頂いた監督・学生コーチ・選手・保護者・関係者の皆さんの努力に脱帽。


≪第81回選抜高校野球大会開会式フォトアルバム(3月21日@甲子園球場)≫

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Flamand@擬藤岡屋日記(138ショット)
急行能登(44ショット)


≪塾高@第81回選抜高校野球大会1回戦フォトアルバム(3月24日@甲子園球場)≫

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Flamand@擬藤岡屋日記(252ショット)
急行能登(98ショット)
Sinya N.(196ショット)

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March 15, 2009

Dazzling,Sparkling,Shining - Team☆800 3rd concert

Team8001本日の午後、先に告知させて頂いた”Team☆800 3rd concert”を聴きに行ってきた。750人ほど収容できる会場は聴衆で7~8割方が埋まっていた。
”Team☆800”は団員がよく通っていた飲み屋の名前に因んで「やちょー」と呼ぶそうである。結成3年目のアマチュア吹奏楽団で43人のメンバー中の約1/3が塾應援指導部吹奏楽団出身だそうである。そういえば、神宮の応援席でかつて見かけた顔がちらほらと舞台に乗っていた。


≪メンバー≫
Team8002

オープニングはチャップリン作曲の映画”モダンタイムス”の”Smile”。スタンダード・ナンバーのバラードであるが、コンサートのスタートで「暖機運転?」というちょっと微妙な雰囲気だった。しかし、2曲目のジョー・ザビヌルの”Birdland”から一気にトップギアに。第一部は”優しい雨の中で”(ロバート・W・スミス)、
”Ride”(サミュエル・R・ヘイゾ)と続いたが、Team☆800はメンバーの出自のためか華やかでアップテンポの曲の方がその能力がより発揮されるようである。

第二部は”ドラゴンクエストIV 導かれし者たち”(すぎやまこういち)いわゆるドラクエIVの全曲演奏である。”ひろや”さんがメンバー中ではかつてこのRPGを一番やっていたと自負していたので指揮を自ら買って出たそうで、流石にゲーム中の各場面(画面)を彷彿をさせる演奏だった。まさかドラクエIVの全曲を生演奏で聴けるとは思っていなかったので、非常に貴重な体験であった。こうやって吹奏楽で聴いてみると、すぎやまこういちの音楽はよく出来ていると改めて感心した。

≪プログラム≫

Team8003Team8004

≪Team☆800≫
Team8005

”ひろや”さんの吹くトランペットはこれまで何度も聴いていたのだが、全てオープンエアの環境(ようするに球場での応援演奏)であり、ホールで聴くのはこれが初めての機会だった。球場でも明るい音色で力強く突き抜けてくるトランペットを充分実感していたが、果たして室内では?いや、凄すぎる。正に煌めき、輝き、弾けていた。来週の甲子園に応援に行く元気をもらった!

≪2008年11月3日 秋季関東大会@保土ヶ谷球場≫

「得点若き血」(06:30~)他で”ひろや”さんのトランペットのハイ・ノートが飛んでくるのを確認できる。


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March 10, 2009

Invitation to Team☆800 3rd concert

吹奏楽のコンサートのお知らせです。大田区の吹奏楽団である”Team☆800”の第3回演奏会が3月15日に開催される。この”Team☆800”には昨年塾高野球部のオリジナル・チャンスパターン「烈火」を作曲してくださった”ひろや”さんが所属されている。”ひろや”さんは法律学科のご出身で塾應援指導部吹奏楽団で活躍され、現在塾野球部や塾高野球部応援の際に演奏されているタイタン・シリウス・アラビアンコネクションなどの作曲者でもある。

”ひろや”さんは甲子園のアルプススタンドはもとより県大会での応援演奏にも度々駆けつけて下さっている。昨年の関東大会2回戦が日吉祭と重なったため現役吹奏楽部員が保土ヶ谷に来ることができずにOBバンドが臨時編成された際、”ひろや”さんの華麗で力強いトランペットの音色を覚えておられる方もいらっしゃると思う。3月15日にはセンバツの組み合わせも決定しており、甲子園の応援に行く前にお時間がある方は是非とも”ひろや”さんと”Team☆800”を応援する意味でこのコンサートに足を運んで頂ければ幸いである。


≪Team☆800 3rdコンサート≫

2009年3月15日(日) 13:00開場 13:30開演

入場無料

大田区民センター 音楽ホール

JR京浜東北線、東急多摩川線・池上線 蒲田駅 西口

http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hall/kumin_c/index.html

曲目

・Ride / S.ヘイゾー

・「ウィルソン組曲」より優しい雨の中で / R.W.スミス

・バードランド / J.サヴィヌル

・吹奏楽組曲「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」 / すぎやまこういち

1.序曲
2.王宮のメヌエット
3.勇者の仲間たち
(間奏曲~戦士はひとり征く~おてんば姫の行進
 ~武器商人トルネコ~ジプシー・ダンス~ジプシーの旅~間奏曲)
4.街でのひととき(街~楽しいカジノ)
5.勇者の故郷~馬車のマーチ
6.恐怖の洞窟~呪われし塔
7.エレジー~不思議のほこら
8.のどかな熱気球のたび
9.海図を広げて
10.栄光への戦い(戦闘-生か死か-~悪の化身)
11.導かれし者たち

尚、”ひろや”さんはメインである「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」の指揮もされるそうである。

Yacho2009_2
Team☆800


烈火

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March 08, 2009

Practice matches before Kochi Camp

kieo_high_logo2高校野球の他校との練習試合解禁日、当初例年通りの木更津総合との試合が予定されていたが同校が選抜補欠校であるため急遽武相高校と茨城・藤代高校との変則ダブル・ヘッダーに変更された。場所は妙蓮寺の武相高校グラウンド。

第1試合は対武相高校戦で塾高は明大貴投手が先発し5回途中から白村明弘投手が登板した。野手は昨年のレギュラー・メンバー。第2試合の藤代高校戦では瀧本健太朗投手が先発し鮎澤直樹投手、今西正太投手にリレーした。野手はベンチ入り控えメンバーを中心に、レギュラー・ベンチ外の選手も多数出場した。2試合とも幸先よく勝利し、高知キャンプに向けて弾みをつけたことは間違いない。雨こそ降らなかったが野球をやるには気温が低すぎていきなり実力全開というわけには行かなかったが昨年秋の公式戦で見せてくれた、しぶとく逆境に負けないというスタイルは健在で各選手が持ち味を発揮していた。あの寒さの中で、第2試合での岩田拓朗選手(逆方向)と森本弘毅選手が放った滞空時間の長いホームランは見事であった。

≪フォトアルバム-3月8日練習試合(対武相・藤代@武相高校グラウンド)≫

PICT0021


通常、練習試合でのスコアボードなどが写っている写真は除外するのだが、この試合は新聞などで報道されているので今回はそのままアルバムに掲載した。

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March 05, 2009

Practice between unfavorable weather

kieo_high_logo2今週に入っても相変わらず天候に恵まれず、塾高野球部もなかなかグラウンドでの練習が出来ないようである。昨日は県庁、市役所、新聞社などへの表敬訪問等の一連の行事をこなし、本日は昼から練習をすることが出来た。時間がとれたので、見学がてら日吉台に写真を撮りに行ってきた。

昨年夏の新チーム結成時期と同じような状況であるが、上田さんもM's Talkで書いておられるように良い意味での「開き直り」も必要である。このような状態が続くと、往々にして焦りが怪我に繋がることがある。とにかく怪我だけはしないように出来ることを頑張って頂きたいものである。

≪フォトアルバム-3月5日午後)≫

PICT0094

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February 28, 2009

After the term-end examination

kieo_high_logo2塾高野球部は期末試験が23日にやっと終わり約2週間のテストオフ期間を経て、さあ練習再開と意気込んでいたのであろうがこの一週間の悪天候でちょっと出鼻を挫かれた感があった。本日夜に開かれた激励会を前にしての練習を観に行ってきた。昨夜の雪のためグラウンド・コンディションが不良だったため、昼からの開始であった。選抜開幕まで残り3週間、時間を有効に使って調整して欲しいものである。この時期、怪我をしないことが一番重要である。

≪フォトアルバム-投内連係(2月28日午後)≫
PICT0378

P.S.
外部の方に「選抜を前にして、この時期に2週間も練習オフは信じられない。あくまでも『立て前』でしょう?」と聞かれることがあるが、期間中に練習しながら進級できるほど期末試験は甘いものではない。

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February 20, 2009

Obituary - The great authority on International politics

k-flag2国際政治学の泰斗である神谷不二慶應義塾大学名誉教授が2月20日に心不全のため逝去された。享年83歳。

神谷先生は大阪市立大学法学部教授時代には保守派の論客として頻繁にTV番組に出演されていた。塾法学部教授に就任されてからは新聞・月刊誌などへの寄稿は続けておられたがTVへの露出は極端に少なくなったように記憶している。

文系・理系、三田と矢上台ということで塾生時代には先生の謦咳に接することはできなかったのだが、一昨年暮れに塾創立150年を記念した一連の「復活!慶應義塾の名講義」において「日本の国家戦略」と題した講義を拝聴することができた。

かつてのTVなどで存じ上げていた先生に比べるとお歳を召されたという印象は否めなかったが、90分間の講義は間然する所なく矍鑠とお話されていた。まさかご自身の存命中にベルリンの壁や旧ソ連邦の崩壊を目の当たりにするとは思われていなかったと語っておられた。

ただ、軍事や宇宙開発で米国と対峙していた時代にモスクワを訪問された際、「これだけの軍事力や宇宙開発技術を有する国が会議で配られる資料を留めるクリップがこうも不細工でバラバラなものしか作れないのか?」とか「共産主義の総本山ともいえるモスクワの夜が暗いのに対し衛星国とも言えるハンガリーのブダペストの夜の方が余程栄えていた」など当時から旧ソ連邦を中心とした共産主義国家崩壊の微かな予兆を感じておられたそうである。

米国の軍事力に関しては、敵対する勢力に比べ第二次世界大戦時はパワーバランスが1:2.5、それが現在は精々1を上回る程度までに低下しておりイラク・アフガニスタンでの紛争を抱えている限り北東アジアで軍事的行動に出ることは殆ど不可能であると論じておられた。北朝鮮による拉致問題にも言及されておられたが、「国際政治は正義だけでは動かない。この問題に関して現実的に日本を積極的にサポートしてくれる国は存在せず、残念ながら解決は難しいであろう」とも語っておられた。

この拉致問題は国際的には北方領土問題と同じような状況にあり双方とも日本が望む方向での解決は容易なことではないとの見解を示しておられた。かつて先生がフィンランドに招かれ、大統領と会見した際に「貴国にもソ連邦との間に領土問題(カレリア地方は旧ソ連邦に侵略され、これが原因で旧ソ連邦は国際連盟を除名された)があるだろう」と切り出したところ、先方の「現在、我が国にはソ連邦とは未解決の領土問題は存在しない(1940年に国土の10%に当たるカレリアを旧ソ連邦に譲り渡すというフィンランドにとっては屈辱的な条件の下に講和条約が締結された)」という答えを聞いて北方領土問題解決の困難さを実感されたそうである。

謂わば”生”の神谷先生に接することが出来たのはこれが最初で最後の機会であったが、講義中にはユーモアを交えながらも日本を取り巻く国際情勢分析は的確なものであり、年齢による衰えを感じることは全くなかった。

先生のご経験と分析力で未だご活躍の場もあったと思うと、訃報に接したことは誠に残念である。かつてニュース・キャスターとして活躍していた宮崎緑氏は神谷先生のお弟子さんだったそうである。

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Citizen journalism of sports

kieo_high_logo2昨今の塾高野球部の大活躍は新聞を中心として既存のメディアでも良く取り上げられているが、市民ジャーナリズムの記事にもなっている。

以下の記事は横浜体育協会のスポーツ情報の収集・提供という一事業として行われている「ハマスポどっとコム」の一般市民から応募した記者による「ハマスポWAVE」で記事になっている。


【写真速報】夏の高校野球へ出場する横浜高校・慶應義塾高校が市長を表敬訪問(2008年7月28日)

センバツへの道【1】高校野球秋季関東大会出場校は慶応、日大藤沢、日大の3校に決定!(2008年10月9日)

センバツへの道【2】甲子園への一歩、慶応高校野球部新チームの挑戦(前編)(2008年10月21日)

センバツへの道【2】甲子園への一歩、慶応高校野球部新チームの挑戦(後編)(2008年10月28日)

センバツへの道【3】高校野球 秋季関東大会は慶応が制す! ~センバツに手が届いた日~(2008年11月12日)

センバツへの道【4】高校野球 慶応高校が秋の日本一に! ~帰ってきたエース~(2008年11月26日)

2009春・慶應ナインのセンバツ【1】第81回選抜高校野球大会の神奈川代表は慶應高校に決定!(2009年1月26日)

2009春・慶應ナインのセンバツ【2】引き継がれる背番号1(前編)(2009年2月10日)

2009春・慶應ナインのセンバツ【2】引き継がれる背番号1(後編)(2009年2月13日)


一般人による市民ジャーナリズムはプロのジャーナリストとしての訓練を受けていない、所詮は大手メディアの二番煎じ、記者の個人的な意見表明に過ぎないなどの批判もある。上記リンクの記事は現チームに関しては全て1人の記者がフォローしており、速報性という意味では新聞などには劣っているものの取材もよくしており(監督、選手の皆さん、ご苦労様です)殆ど金太郎飴のようなスポーツ新聞の記事よりも内容的には充実していて、寧ろ雑誌に近いように感じる。

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February 19, 2009

Dependable vice captains

kieo_high_logo2塾高野球部の選抜でのベンチ入りメンバーが決定後、毎日新聞神奈川版では2月11日から各選手のプロフィールが『春への「キセキ」』というタイトルで紹介されている。本日の『選手の横顔/7』では昨秋の公式戦でファーストとサードのコーチャを務めていた2人の副将岩田拓朗くんと佐藤達路くんが取り上げられている。これまで塾高野球部の副将はメジャーとマイナーから1人ずつ選ばれることが多かったように記憶しているが、現チームの2人はメジャーからでともに選抜ベンチ入りを果たした。

Iwata_takuro背番号を付けていない練習でも左バッター・ボックスに立つ岩田拓朗くんはその広いスタンスですぐに分かる。岩田くんは現チームのベンチ入りメンバーの中ではパワー・ヒッターの1人で、秋季関東大会決勝戦では7回表の2死2・3塁の場面で瀧本くんの代打で登場しライト前に見事にタイムリー・ヒットを放った。本来のポジションはファーストであるが外野守備にもトライしてるそうで、トライアウトではレフトの守備についた場面を目撃した。

日吉台ですれ違った時は必ず笑顔で挨拶してくれる岩田くん、ガッチリとした体型のためかユニフォームを着た姿は塾高というよりは大学野球部の下級生?という雰囲気がある。日吉台での練習や試合でお父様(某名門社会人チームで野球をやっておられたとか)と時々お目に掛かるのだが、本人は野球以外にも将来に大きな夢を持っているようである。

Sato_tatsu_2『中等部出身の星』ともいえる佐藤達路くんは記事中でも触れられているが、お父様の達樹さんも塾高野球部出身で大学野球部時代はマネージャとして秋のリーグ戦を57年振りの無敗優勝、そして明治神宮大会でも優勝を経験されており、親子二代での制覇ということになる。昭和60年秋の明治神宮大会の対愛知工大(西崎投手)との決勝戦、実は観戦しており志村亮投手の好投と相場勤選手(現塾野球部監督)の2ランホームランなどで快勝した試合だった。監督は”Enjoy Baseball”の中興の祖である前田祐吉さんで下級生の大活躍が功を奏してリーグ優勝と日本一を勝ち取ったシーズンであった。因みにユニフォームのストキングに白線が1本増えたのはこの無敗優勝に起因している。

達路くんは中等部野球部時代にショートでキャプテンとして都大会ベスト4にチームを導いた実績を持っている。残念ながら塾高では未だ公式戦でのプレイを見たことはないのだが、現在はポジションをショートからセカンドに変えて練習に励んでいる。達路くんはKユニがよく似合う、笑顔が爽やかな如何にもKEIO Boyという雰囲気を持っている。

主将の植田くんとともに2人の副将には強力なリーダーシップでチームを纏め、引っ張っていって欲しい。

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February 10, 2009

On your mark!

kieo_high_logo22月10日付けの毎日新聞神奈川版の記事によれば、トライアウト最終日である2月8日の練習終了後に以下の通りの選抜ベンチ入り登録メンバー18人の発表があった。


1 白村 明弘 2年岐阜・美濃加茂東中右・左
2 植田 忠尚 2年大阪・四條畷学園中右・右
3 渡邊 暁眞 2年南希望ケ丘中右・左
4 杉山 由泰 1年西谷中右・右
5 石黒 啓介 2年愛知・春日井西部中右・右
6 佐藤 旭 1年茨城・永山中右・右
7 宮下 創太 2年福岡・飯塚第三中右・右
8 荒川 健生 2年富山・高岡西部中右・右
9 春山 凌 2年群馬・伊勢崎第四中右・左
10 瀧本 健太朗 1年東京・梅丘中右・右
11 明 大貴 1年富山・新湊南部中右・右
12 橘 友貴 1年栃木・本郷中右・右
13 内外 岩田 拓朗 2年千葉・習志野第七中右・左
14 佐藤 達路 2年慶應義塾中等部右・左
15 廣瀬 大智 2年日限山中右・右
16 竹内 惇 1年舞岡中右・左
17 佐藤 至 2年慶應義塾普通部右・右
18 鮎澤 直樹 2年本宿中右・右
記録員杉林 秀輝2年新町中

7日に練習を見せてもらったが、あのメンバーから18人に絞り込むのは・・・、非常に辛く厳しいものがある。秋の関東大会のメンバーと比較すると2人の異動があり、安堵と悲嘆が交錯したメンバー発表であったと想像するに余りある。ただ、これで選抜における役割は決まったわけで、これからは各自が高いリーダシップを発揮してチームの勝利(まず1勝)に貢献してくれると信じている。今回ベンチ入りを果たせなかった選手諸君も選抜後の春、そして夏にチャンスを掴んで欲しい。

そして、もう一つの難関である後期末試験を乗り越えて23日から元気な姿でグラウンドに跳びだそう!

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February 07, 2009

Try out

kieo_high_logo2センバツのベンチ入り選手を決定するトライアウトが行われている日吉台球場に行ってきた。毎日新聞神奈川版の記事によればトライアウト組からベンチ入りメンバーが発表されるのは2月9日とのことで、今回のトライアウトも本日を含めてあと2日でいよいよ佳境ともいえる練習である。内容自体は普段の練習と比べ特別なことをやっているわけではないが、ベンチ入り目指して全員真剣そのもの。ミスや緩慢なプレイには叱責、ナイスプレイには称賛という選手たち自らの声出しもいつも通りである。

メディアの写真取材が入っていたため、練習着ではなくユニフォームでの練習ということがいつもとは違っていた。練習メニューの切れ目毎に選手の写真を撮りたいという取材記者の求めに大学生コーチがテキパキと対応していた。センバツの開幕は3月21日で未だ時間があるように感じられるが、後期末試験やその前のオフがあるのでこれから練習できるのはほぼ1ヶ月である。限りある時間を有効に使って初戦突破を目指して頑張って欲しい。その前にしっかりと進級することが大前提であることは言うまでもない。

≪フォトアルバム-トライアウト組の練習(2月7日午後@日吉台球場)≫

PICT0270

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February 01, 2009

Days of training for the mind and body, enhancing the abilities

kieo_high_logo2月末に1月としては珍しい激しい雨が降り、月が変わった日曜日の午後は天気も良く時間があったので日吉台球場まで野球部の練習を見に行ってきた。選抜甲子園でのベンチ入り候補のトライアウト組(メジャー)は他の場所に練習に出かけており、マイナーの選手達が守備練習をやっていた。

つい2~3日前に落胆を味わったはずなのでみんな落ち込んでいるかと思いきや、よく声が出ておりいつもの練習と変わらない風景だった。彼等は選抜ではスタンドからチームを応援することになるだろうが、公式戦は春季大会(勝ち進めば関東大会)そして甲子園出場を賭けた夏の県大会などまだチャンスはいくらでもある。ガンバレ!

このようにメジャーとマイナーが分かれても練習ができるのは大学生コーチのお陰である。入部制限のない塾高野球部、4月からの3~4ヶ月は新入部員を迎えて、どうやって練習するかは例年にもまして大変なことになりそうだ。

≪フォトアルバム-マイナーチームの守備練習(2月1日午後@日吉台球場)≫

PICT0183

PICT0241

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January 31, 2009

Invitation to the 49th regular consert of KEIO High Wagner Society Orchestra

Wagnerps高ワグ(塾高・女子高ワグネル・ソサエティー・オーケストラ)から3月の定演の案内状が届いたので、お知らせします。去年は都合が悪くて行けなかったけど、一昨年のメインだったチャイ4は素晴らしい演奏だった。

その時指揮をしていた坂入健司郎くんは昨年暮れに創立150年記念で結成された慶應義塾ユースオーケストラの「幻想」で熱演を聴かせてくれた。坂入くん、その歳に似合わず(やっと二十歳?)オケのコントロール能力が抜群である。初演当時は破天荒な作品であったであろうこの曲想を良く理解しており、断頭台への行進や終楽章の迫力と推進力はただものではなかった。それにしても大学・高校(OBもいたようだが)のワグネル・メンバーで臨時編成されたオケも非常に上手かった。

同じ演奏会で日本人として初めて神戸国際フルート・コンクールで理工学部1年のときに優勝した小山裕幾くん(今年卒業?)が吹くモーツァルトのフルート・コンチェルト2番を聴くこともできた。彼のフルートはヴィヴィッドかつクリアな音色で、充実した音楽性を感じさせる演奏であった。各年代のコンクールを全て制覇したのも頷ける才能である。

勝手な想像であるが、坂入くんは音大には進まなかったがプロの指揮者を目指しているのではないだろうか?という才能を感じる。小山くんは既に立派なプロの演奏家で、将来は数学者との二足の草鞋かも?


肝心の高ワグの定演は以下の通りです。

慶應義塾高等学校・女子高等学校
ワグネル・ソサエティー・オーケストラ
第49回定期演奏会

日時 2009年3月17日(火)
    18:00開場 18:30開演
会場 東京芸術劇場(池袋)  大ホール
曲目 ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」 Op.92    
    ブラームス 悲劇的序曲 Op.81
    ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 Op.95 「新世界より」
    S席 700円 A席 500円

近年、塾高の野球部・弓術部・フェンシング部・蹴球部・アメフト部などをはじめとした体連クラブのめざましい活躍が目立つが、文連音楽系クラブの充実ぶりにも著しいものを感じる。クラシック音楽がお好きな方はこの定期演奏会に足を運ばれても決して後悔することはないと思う。


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January 27, 2009

Photo Album - The track of the undefeated team(2008/09/07-11/19)- win 12 games in a row!

kieo_high_logo2塾高野球部は前チームの夏の甲子園大会への出場でチーム結成の遅れ、殆どの選手が公式戦未経験、8月末の雨天による練習試合不足などなど、期待をされつつも周囲の不安を他所に県大会・関東大会、そして初出場の明治神宮大会いづれも優勝し昨秋の公式戦は無敗の12連勝で締めくくった。この大きな成果を勝ち取った陰には、甲子園大会期間中にも日吉台で練習に励んだ選手の皆さんの努力とそれを献身的にサポートしてくれた大学生コーチの存在を忘れてはならない。

92年振りの全国制覇(秋の日本一)を成し遂げた植田主将(岩田副将、佐藤(達)副将、杉林主務)の塾高野球部新チームの勝利(無敗)の軌跡を写真で辿る。例によって、フォーカスの甘い写真も多々ありますがご容赦のほどをお願いします。試合経過に関してはポポさんのがんがれ日記をご参照ください。


塾高@2008秋季神奈川県大会

≪2回戦フォトアルバム(9月7日@等々力球場)≫
0907
(135枚)


慶應義塾 500 013 2 | 11
座   間 000 000 0 | 0

(7回コールド)


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
7 宮下
1 白村
2 植田
8 荒川
9 春山
4 杉山


≪3回戦フォトアルバム(9月13日@保土ヶ谷球場)≫
0913
(120枚)


慶應義塾  030 010 4| 8
東海大相模 000 001 0| 1

(7回コールド)


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
7 宮下
1 白村
2 植田
8 荒川
9 春山
4 杉山


≪4回戦フォトアルバム(9月14日@大和引地台球場)≫
0914
(164枚)


慶應義塾 002 26 | 10
鎌   倉 000 00 | 0

(5回コールド)


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
7 宮下
1 白村
2 植田
8 荒川
9 春山
4 杉山


≪準々決勝戦フォトアルバム(9月23日@等々力球場)≫
0923
(237枚)


桐光学園 000 000 0 | 0
慶應義塾 010 051 X |7

(7回コールド)


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
7 宮下
1 白村
2 植田
8 荒川
9 春山
4 杉山

≪雨天中止となった準々決勝戦試合前のフォトアルバム(9月21日@保土ヶ谷球場)≫
0921 (24枚)


≪準決勝戦フォトアルバム(10月4日@保土ヶ谷球場)≫
1004
(138枚)


日   大 010 000 000 | 1
慶應義塾 200 001 00X | 3


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
7 宮下
1 白村
2 植田
8 荒川
9 春山
4 杉山


≪決勝戦フォトアルバム(10月5日@保土ヶ谷球場)≫
1005
(226枚)


日大藤沢 001 000 000 | 1
慶應義塾 001 010 50X | 7


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
1 白村
7 宮下
8 荒川
9 春山
4 杉山




塾高@第61回秋季関東大会


≪開会式フォトアルバム(11月1日@保土ヶ谷球場)≫
1101
(39枚)


≪2回戦フォトアルバム(11月3日@保土ヶ谷球場)≫
1103
(134枚)


木更津総合 100 020 000 | 3
慶應義塾  020 031 01X | 7


塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
1 白村
8 荒川
9 春山
7 宮下
4 杉山


≪準決勝戦フォトアルバム(11月4日@保土ヶ谷球場)≫
1104
(148枚)


前橋商業 003 100 000 |4
慶應義塾 110 301 20X |8

塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
1 白村
8 荒川
9 春山
7 宮下
4 杉山


≪決勝戦フォトアルバム(11月5日@保土ヶ谷球場)≫
1105
(143枚)


慶應義塾 021 001 500 |9
習志野  500 001 000 |6

塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
7 白村
8 荒川
9 春山
4 杉山
1 明




塾高@第39回明治神宮大会


≪2回戦フォトアルバム(11月16日@神宮球場)≫
1116
(87枚)


光星学園 001 000 010 |2
慶應義塾 022 000 00X |4

塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
7 白村
8 荒川
9 春山
1 明
4 杉山


≪準決勝戦フォトアルバム(11月18日@神宮球場)≫
1118
(62枚)


鵜   川 000 000 000 |0
慶應義塾 011 030 10X |6

塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
7 宮下
8 荒川
9 春山
1 瀧本
4 杉山


≪決勝戦フォトアルバム(11月19日@神宮球場)≫
1119
(138枚)


慶應義塾 310 020 020 |8
天   理 022 001 100 |6

塾高先発

6 佐藤旭
5 石黒
4 渡邊暁
2 植田
7 堀
8 荒川
9 春山
1 明
4 杉山



志木高収穫祭招待試合

≪フォトアルバム(10月25日@志木高グラウンド)≫
1025
(48枚)



塾高野球部60期送別試合

≪フォトアルバム(11月29日@日吉台球場)≫
1129
(441枚)



野球教室

≪フォトアルバム(1月12日@日吉台球場)≫
0112
(144枚)

昨夏の県大会や甲子園の時点では現チームがこのような快挙を成し遂げてくれるとは正直言って想像だにしなかった。白村くんの自覚と成長が良い意味で予想を大きく裏切ってくれた第1の要因であろう。そして現時点でベンチ入りメンバーには前チームのようないわゆる強打者は見当たらないが(12連勝中本塁打は0)、どこからでも得点可能な繋ぎに徹した打線は関東大会決勝や明治神宮大会決勝でその真価を発揮しビハインドした状況でも決して諦めない。

未だ克服すべき課題のあるチームではあるが、3季連続で出場するこの春の甲子園ではまずは1勝することを目標にしっかりと準備して頂きたい。メディアが煽るであろう甲子園での初の慶早戦とか優勝候補などということに惑わされず、昨秋のように目の前の試合に全力を傾注するという謙虚な姿勢で臨んで欲しい。ベンチでは笑顔を忘れず、エンジョイ・ベースボールで勝利の女神を振り向かせよう!


塾高野球部を応援して下さる方で神奈川新聞・主要全国紙の神奈川版での塾高野球部関連の記事をお読みになることが出来ない方は以下のアドレスにメールをお送りください。当方よりご連絡をさしあげます。

flamand”アットマーク”nifty.com(”アットマーク”の部分を半角文字の@に入れ替えてください)

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August 30, 2008

Photo Album - The Road to Senbatsu@Kanagawa(2007/09/08 - 2007/10/02)

kieo_high_logo2
塾高@2007秋季神奈川県大会



昨年の秋季県大会の時期、blogは放置状態だったのですが試合にはしっかり応援に行っていました。試合経過に関しては、ぽぽさんのがんがれ日記のエントリをリンクさせて頂きましたのでご参照ください。


≪2回戦フォトアルバム(9月8日@日吉台球場)≫

三   浦 000 000 0 | 0
慶應義塾 031 120 X | 7
(7回コールド)

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年09月09日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
8 溝口
3 小川
1 只野
2 鈴木亮
6 齋藤雄




≪3回戦フォトアルバム(9月15日@伊勢原球場)≫

藤嶺藤沢 000 100 00 | 1
慶應義塾 110 200 23X| 8
(8回コールド)

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年09月15日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
8 溝口
3 小川
1 只野
2 鈴木亮
6 齋藤雄




≪4回戦フォトアルバム(9月16日@横須賀スタジアム)≫

慶應義塾 100 010 000 | 2
慶應藤沢 100 000 000 | 1

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年09月19日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
8 溝口
1 田村
3 小川
2 鈴木亮
6 齋藤雄




≪準々決勝戦フォトアルバム(9月22日@保土ヶ谷球場)≫

日大藤沢 000 000 0 | 0
慶應義塾 301 012 X | 7
(7回コールド)

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年09月22日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕
8 溝口
7 白村
1 只野
2 鈴木亮
6 齋藤雄




≪準決勝戦フォトアルバム(9月29日@保土ヶ谷球場)≫

川崎  北 000 210 000 | 3
慶應義塾 000 040 00X | 5

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年09月30日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
8 溝口
1 田村
3 小川
2 鈴木亮
6 齋藤雄



≪決勝戦フォトアルバム(9月29日@保土ヶ谷球場)≫

慶應義塾 000 000 020 | 2
横   浜 200 000 16X | 9

試合経過(ポポのがんがれ日記@2007年10月04日)

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
8 溝口
3 阿加多
1 白村
2 鈴木亮
6 齋藤雄

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August 24, 2008

KEIO boys be ambitious - At the very beginning of the Road to Koshien

kieo_high_logo2秋季神奈川大会準優勝、秋季関東大会準優勝、選抜甲子園出場、選手権北神奈川大会優勝、夏の甲子園大会ベスト8という赫々たる戦果を収めた第60期の山﨑キャプテン率いるチームの公式戦でのスタートは丁度一年前の8月24日に日吉台球場で行われた秋季神奈川大会横浜地区予選の荏田高校との対戦であった。

2007年秋季神奈川大会横浜地区予選第1戦

20070824pict004820070824pict0049

荏   田 000 010 0 | 1
慶應義塾 101 031 2X| 8

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
7 鈴木裕
3 小川
8 溝口
2 鈴木亮
1 只野
6 斎藤雄

新チームとはいえ殆どの選手は前チーム(伊場キャプテン)で先発レギュラーやベンチ入り経験をしており、特に左右の両エースを擁した陣容で、その期待に違わぬ初公式戦であった。内藤くん、山﨑くん(2)、裕司くん(2)、小川くん、溝口くんが2塁打を打ち、特にファーストを守った小川くんは7回コールドを決めた2ランホームランという、ド派手な公式戦デビューを飾ったことを今でも鮮明に覚えている。先発して7回完投した只野くんも2安打1失点という全く危なげないピッチングを披露してくれた。

第2戦は翌日の8月25日にやはり日吉台球場で柏陽高校との対戦で白村くん-小泉くん-田村くんの継投で9-2と7回コールド勝ちを収めた。

第3戦は8月27日に日吉台球場で「日吉ダービー」ともいえる日大高校と対戦し、只野くん-田村くんの継投で3-1という緊迫した試合で勝利し、三戦全勝で秋季大会に駒を進めた。

対戦相手の戦力の違いがあるにしても、その目指すところが第1戦や第2戦のように豪快に「打ち勝つ」チームか、第3戦のように1点に拘り「守り勝つ」チームかはその後の試合での戦いぶりを顧みれば容易に分かることである。

冒頭に述べた通りの成績を収めたタレント揃いのチームであったにも拘わらず、春の選抜甲子園や春季神奈川大会での不振は昨年の秋季関東大会終了時点で誰が想像したであろうか?「個々の能力が高い選手を集めただけでは野球を勝つことはできない」という言葉の重みを感じざるをえない。伝統的に春はスロースタータである塾高野球部であるが田村くんや裕司くんの故障があったにしても、あれほどまでに落ち込んでしまったチーム力を夏の甲子園ベスト8までにビルドアップできたことは驚異的である。個人的にはドリームカップ(塾内三校対抗戦)の頃から打線を繋げる意識が戻ってきたように感じられた。メディアが伝えるところによるとメジャー・マイナーを問わずチーム内のコミュニケーションを強化したこと(徹底的な話し合い)が復活の大きな一つの要因であったようだ。

組織的な応援こそなかったが、この地区予選から塾高応援指導部と女子高バトン部の有志がスタンドで試合を見守っていた。その後に知ったことであるが、この代は応援する側とされる側の絆がことのほか強く、スタンドからの応援がグラウンドでプレイする選手の真の力になることを証明してくれた。應援指導部主将の小山くんがよく言っていた「闘う応援」を横浜スタジアムや甲子園で展開することができた。

例年を上回る6月の練習試合での勢いと結果はむしろ「ピークがちょっと早すぎる」のではという危惧を抱いたことも事実であるが、それは全く杞憂に過ぎなかったということを選手権北神奈川大会と甲子園での試合内容と結果で示してくれた。

春の挫折はあったにしても、1年間を通して「エンジョイ・ベースボール」の感動を我々にもたらし、元気を与え続けてくれた塾高野球部第60期には改めて感謝。


塾高@2007年秋季神奈川大会横浜地区予選第1戦(対荏田)フォトアルバム by Flamand@擬藤岡屋日記(51ショット)

塾高@2007年秋季神奈川大会横浜地区予選第2戦(対柏陽)フォトアルバム by Flamand@擬藤岡屋日記(36ショット - 小泉くんの公式戦登板の写真を含む )

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August 15, 2008

KEIO boys be ambitious - High Road to Summit Ⅳ

kieo_high_logo2塾高、準々決勝の延長戦を大善戦するも惜敗!



第90回全国高校野球選手権記念大会-準々決勝戦

浦添商業 100 100 010 1| 4
慶應義塾 001 000 210 0| 3

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕⑦
7 阿加多⑰
1 只野③
2 鈴木亮
6 斎藤雄
8 溝口

現在の「夏の甲子園大会」(全国高等学校野球選手権大会)の前身である「全国中等学校優勝野球大会」における普通部の第2回大会優勝と第6回大会準優勝は20世紀初頭の大正時代のことであり、試合が行われた球場はそれぞれ豊中グラウンド・鳴尾球場と未だ甲子園球場は出来ていなかった。従って塾高野球部は創部以来のその長い歴史を辿ってみても甲子園球場において準々決勝(4回戦)まで駒を進めたのは今年が初めてのことである。2005年と今年の選抜には出場を果たしているものの、夏の甲子園は46年のご無沙汰で限りなく初出場に近いものがある。

一方、対戦相手の浦添商業は今大会屈指の好投手伊波くんを擁して県大会で今春の選抜優勝校沖縄尚学を破り、世評では有力な優勝候補の1校。

塾高は大方の予想を裏切って平塚球場での北神奈川大会4回戦(対神奈川工業)以来の只野くんが先発。浦添商業の先発も伊波くんではなくやはり甲子園では初登板の上地くんで、当然塾高サイドにはこの先発ピッチャーのデータは全く無いようであった。

1回表、先頭打者のレフト前ヒットをサード前の送りバントで1死2塁。次打者のファーストゴロで2死3塁。4番打者のセンターに上がった飛球が風に押し戻され溝口くんが必死に前進するがグラブの先に当たりタイムリー2塁打となり不運な先制点を献上。セカンドゴロで1失点に抑える。

ボール先行気味な浦添商の上地くんのピッチングであるが、キャッチャーの好リードで塾高打線は1・2回とチャンスを作れない。

3回裏、内藤くんは初球を引っ張り鋭い当たりを飛ばすがファーストライナー。福富くんはセカンドゴロ。山﨑くんが1・2塁間を破るライト前の初ヒットを放つ。裕司くんのライト・センター間を破るタイムリー2塁打で山﨑くんが生還し1-1の同点とする。阿加多くんセカンドゴロ。

4回表、セカンドゴロの後に死球で1死1塁。次打者にセンター前に運ばれ、ヒットエンドランがかかっており1死1・3塁に。ショートゴロを雄太くんが捕球後そのまま2塁に走り込みベースを踏んでファーストに送球するがダブルプレイを取れず、その間に3塁走者がホームインし1点献上し1-2。その後のセンター前ヒットで2死1・3塁とされるが次打者をセカンドゴロに討ち取り、更なる追加点は許さなかった。

4回裏、先頭打者の只野くんは見逃し三振。亮輔くんが三遊間を抜くレフト前ヒットを放つ。続く雄太くん死球で1死1・2塁で相手投手が島根くん(右サイドスロー)に交代。溝口くん・内藤くん連続空振り三振でチャンスを活かせず。

7回裏、浦添商業はマウンドにエース伊波くんを送る。塾高も1番内藤くんからの好打順。内藤くん三振するも振り逃げで1塁に走り、キャッチャーの悪送球で無死1塁。福富くんピッチャー前に送りバントを決め1死2塁。山﨑くんの1塁キャンバスを破るタイムリーライト前ヒットで2-2の同点。田村くんも1・2塁間を抜くライト前ヒットでホームはクロスプレイとなるが1点追加して3-2で逆転し、ホームインした山﨑くんは両手で力強いガッツポーズ。只野くん見逃し三振。

8回表、田村くんは左足親指の皮が捲れてしまい、その治療でしばし試合中断。只野くんも再登板の準備をする。テーピングなどで治療を終えた田村くんがマウンドに戻り、先頭打者に死球。ファーストへのバントで1死2塁。次打者にレフト前ヒットを打たれ1死1・3塁とされる。センターに犠牲フライを上げられて3-3の同点にされる。次打者をピッチャーライナーに討ち取り逆転は許さなかった。

9回裏、山﨑くんショートゴロ。裕司くんセンター前ヒットに続いて田村くんがライト前ヒットを放ち1死1・2塁。相手はここで守備タイムを取る。只野くんピッチャーゴロで2死2・3塁とするが、亮輔くんはピッチャーゴロで絶好のサヨナラのチャンスを逃し延長戦に突入する。

10回表、先頭打者にライト・センター間を破る3塁打を打たれる。次打者のピッチャー返しを田村くんが叩き落とし、それを山﨑くんが突っ込んでキャッチし1塁アウトで1死3塁(ファイン・プレイ!)。次打者に1-1からサードへのスクイズを決められ貴重な一点を献上、福富くんの1塁への悪送球で1死1塁。次打者のピッチャー前へのバントで2死2塁。1塁が空いているので敬遠四球で2死1・2塁とするが、次打者をピッチャーゴロに討ち取り。この回も最小失点に抑える。

10回裏、3-4の一点ビハインドで迎え、雄太くんの代打で普久原くんがバッターボックスに入る。セカンドベースの横を破るセンター前ヒットをはなち、9回表に2点差を追いついた北神奈川決勝戦が思い出が過ぎる。当然のように普久原くんは代走の荒川くんと交代。溝口くんのピッチャー前へのバントで1死2塁。内藤くんサードゴロ、1塁にヘッドスライディングするが荒川くんは動けず2死2塁となる。福富くんは2-1からキャッチャーフライを打ち上げゲイムセット。

いやぁっ、あと1歩だった、惜しかった。10回裏の代打普久原くんがヒットを放ったときは、北神奈川大会決勝戦の再現を願ったのだが叶わなかった。不運な先制点や田村くんの試合途中の故障などがあったが、塾高野球部はやれるだけのことはやった。負けたこと確かには口惜しかったが、応援席も「やりきった」という想いが支配的で同じ1点差の敗戦でも春の選抜初戦とは全く違う雰囲気に包まれていた。

一生の想い出に残る夢のような素晴らしい夏を贈ってくれた野球部、日本一の応援を展開した応援指導部、吹奏楽部、バトン部、それを支えてこられた保護者や関係者の皆さんにはいくら感謝してもしたりない。

本当にありがとうございました。

山﨑キャプテンの代が甲子園でやり残した大きな目標(夢)は後輩諸君が必ずやり遂げてくれるはずである。

塾高@甲子園準々決勝戦(対浦添)フォトアルバム
Flamand@擬藤岡屋日記(173ショット)
Mr.Sinya N - その1(61ショット)
Mr.Sinya N - その2(58ショット)
Mr.Kota S(13ショット)

P.S.
敗戦(終戦)記念日にこの夏を終えるなんて、ちょっと律儀すぎない?塾高野球部。

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August 14, 2008

KEIO boys be ambitious - High Road to Summit Ⅲ

kieo_high_logo2塾高2試合連続完封リレーで準々決勝へ!



第90回全国高校野球選手権記念大会-3回戦

青森山田 000 000 000| 0
慶應義塾 100 000 10X| 2

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕⑦
7 阿加多⑰
1 田村
2 鈴木亮
6 斎藤雄
8 溝口

2回戦で対戦した早稲田カラーだった高岡商業とは一転して、青森代表の強豪校青森山田はグレーのユニフォームで「慶慶戦」あるいは仙台育英との対戦を思わせる雰囲気。恥ずかしながら、試合前のグラウンドで塾高の選手のつもりで写真を撮っていたら相手選手が何枚か写っていた。

1回表、2回戦同様の田村くんの先発。セカンドゴロ×2、センターフライで全く危なげない立ち上がり。

1回裏、内藤くんは四球を選び、続く福富くんは初球を1塁前に送りバンドをキッチリと決めた。山﨑くんがセンター前にタイムリーヒットを放ち、内藤くん生還して1点先制。裕司くんライトフライ、阿加多くんファーストゴロ。

2回以降、田村くんと青森山田の先発木下くんの好投で両チームともなかなか得点のチャンスを作れず投手戦の様相を呈してきた。

7回表、先頭打者の浜風に流された飛球を溝口くんがナイスキャッチ。次打者をピッチャーゴロに討ち取った時に田村くんがベンチを見て「えっ!?」という表情。この場面で田村くんから只野くんに交代した。得点が1-0で継投の時期が難しい試合であったが、上田監督は敢えて2死走者なしという状況を選択した。このところ只野くんがリリーフ登板での立ち上がりに打たれていたことに対する配慮だと思われる。只野くんは2-2からレフトオーヴァーの2塁打を打たれるが、次打者をショートゴロに討ち取る。

7回裏、先頭打者の只野くんが粘って四球を選ぶ。亮輔がピッチャー前に送りバントを決め1死2塁。続く雄太くんはキャッチャー前に打球を転がすが、1塁への悪送球で1死1・3塁になる。溝口くんは1-3からサード前へのスクイズ、只野くんが生還し待望の追加点。内藤くんの打球がレフト前に落ち、雄太くん本塁を突くがタッチアウト。

8回表、先頭打四球。相手ピッチャーの代打はファーストフライ。次打者を2-3から空振り三振を取るが、1塁走者が盗塁を試みベースカヴァーのない2塁に亮輔くんが投げ、その間に3塁を奪われる。次打者をセカンドゴロに討ち取る。

8回裏、相手ピッチャー交代。先頭打者の福富くんはピッチャーゴロ。山﨑くんの代打荒川くんが四球を選ぶ。山﨑くんは6回裏に1-2塁間に挟まれたときに右手を突き捻挫をし自ら交代を申し出たことが試合後に判明。裕司くんへの初球をキャッチャーが後ろに逸らす間に荒川くんが進塁。裕司くん四球を選んで1死1・2塁。阿加多くんのサードゴロは3塁フォースアウト。ファーストはセーフで2死1・2塁。只野くんのライト前ヒットで2死満塁とするが、続く亮輔くんは見逃し三振。

9回表、代打荒川くんに代わって高尾くんがセカンドの守備につく。先頭打者をサードゴロ、次打者のファーストゴロを裕司くんからベースカヴァーの只野くんに送球して2死走者なし。三遊間を抜くレフト前ヒットを打たれるが、ラストバッターを2-2から空振り三振に討ち取りゲイムセット。

塾高打線は青森山田の好投手木下くんを攻めあぐみ内野ゴロの山を築いたが少ないチャンスを活かして2-0で勝利した。田村くん-只野くんは2試合連続の完封リレーを達成。ただもう少し緻密な野球をしていればあと1~2点獲れるチャンスはあったような気がする。明日は春の選抜優勝校の沖縄尚学を県大会決勝戦で破って甲子園出場を決めた沖縄代表の強豪校浦添商業との準決勝である。

塾高@甲子園3回戦(対青森山田)フォトアルバム
Flamand@擬藤岡屋日記(217ショット)
Mr.Sinya N(140ショット)
Mr.Kota S(32ショット)

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August 11, 2008

KEIO boys be ambitious - High Road to Summit Ⅱ

kieo_high_logo2塾高2回戦を完封リレーで快勝、88年振りに3回戦へ!



第90回全国高校野球選手権記念大会-2回戦

慶應義塾 003 010 010| 5
高岡商業 000 000 000| 0

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕⑦
7 阿加多⑰
1 田村
2 鈴木亮
6 斎藤雄
8 溝口

高岡商業のユニフォームが早稲田カラーのため試合前のグラウンドには慶早戦のような雰囲気が漂っていた。

1回表、兼ねてからサイレンが鳴りやまぬうちにスタンドインを狙っていたという内藤くん、キャプテンのジャンケンの強さでなかなかチャンスが巡ってこなかったが、今日は初球を打ってのサードゴロでサイレンが鳴っているうちに1死。福富くんがセンター前ヒット。山﨑くん打席の1-0で好スタートを切った福富くんは二盗成功。山﨑くんのセンターに抜けるか?というショートゴロの間に福富くんは進塁し2死3塁。裕司くんはライトフライで初回の先制ならず。

3回表、先頭打者の雄太くんはショートゴロ。溝口くんはライト・センター間にヒット。トップに帰って内藤くんがセンターにライナー性のヒットを飛ばし、溝口くんは好走塁で3塁を陥れ、1死1・3塁。福富くんの打席の1-1に内藤くんが盗塁成功し1死2・3塁。福富くんはフルカウントまで粘り、三遊間を抜くレフト前ヒットで溝口くん生還し1点先制。尚、1死1・3塁で山﨑くんのファーストゴロで内藤くんが本塁を突くもタッチアウトで2死1・2塁。4番裕司くんが走者一掃のセンターオーヴァーの2塁打で2点追加。阿加多くんピッチャーゴロ。

3回裏、先頭打者に田村くんの足下を抜く当たりを打たれるがキャプテンの好ダッシュでセカンドゴロ。次打者のピッチャー返しの打球はセンターに抜けるが、次のセンターフライで2死1塁。3番打者にライト前ヒットを打たれ、1塁走者の好走塁で3塁に。内藤くんからの3塁への返球が逸れる間にバッターランナーが飛び出し気味に1・2塁間に挟まれる。3塁走者の動きを気にして2・3塁ともセーフにし2死2・3塁のピンチに。田村くんは4番キャプテンを2-2からスライダーで空振り三振に仕留める。勿論吼えた!

5回表、溝口くんがレフト前ヒット。内藤くんは初球を1塁前に送りバントを決め、1死2塁。福富くんはレフトオーヴァーのタイムリーヒットを放ち1点追加。山﨑くんのセンターライナーで福富くんタッチアップして3塁へ。裕司くんショートゴロ。

7回裏、88球3安打で無失点の田村に代わって只野くんが登板。サードゴロ(福富くんがショートへの内野安打かという当たりをカット)。レフト前ヒットで1死1塁。送りバントを決められ2死2塁となるが、次打者もセカンドゴロに仕留め無難な立ち上がり。

8回表、先頭打者山﨑くん死球。裕司くんのサードゴロ(バスター&ラン)で山﨑くん2塁に。只野くんが1-1から3塁線を抜くタイムリー2塁打で1点追加(これが北神奈川大会を含めて只野くんはこの夏の初ヒット)。亮輔くんセカンドゴロ。

9回表、雄太くんが三遊間を抜くレフト前ヒット。溝口くんのピッチャー前への送りバントで1死2塁。内藤くんが1塁へのセーフティーバントを試みるも2死3塁。福富くんのセカンドの頭を越えるかという当たりは一度グラブから飛び出し「お手玉する」が辛うじて捕球される。

9回裏、只野くんは先頭打者をセカンドゴロ。次打者を空振り三振、ラストバッターをセカンドフライに討ち取りゲイムセット。

左右の2枚看板である田村くん-只野くんの完封リレーで3回裏のピンチ以外は安心して試合を楽しむことができた。得点も先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開であった。溝口くんの北神奈川大会での打撃不振がウソのような完全復活!キャプテンをはじめとしてメンバー全員がいい仕事している。

夏の甲子園での3回戦進出は戦後初めてのこと。

塾高@甲子園2回戦(対高岡商業)フォトアルバム
Flamand@擬藤岡屋日記(253ショット)
Mr.Sinya N(66ショット)
Mr.Kota S(93ショット)
Mr.Ando(31ショット)

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August 05, 2008

KEIO boys be ambitious - High Road to Summit Ⅰ

kieo_high_logo2塾高、46年振り夏の甲子園で勝利!




≪追記≫

文末のフォトアルバムのリンクにMr. Sinya N、Mr.Kota S、そしてMr.Andoからご提供頂いた写真へのリンクを追加致しました。(2008.08.17)

第90回全国高校野球選手権記念大会-1回戦

松商学園 010 010 002 | 4
慶應義塾 041 100 00X | 6

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕⑦
7 阿加多⑰
1 田村
2 鈴木亮
6 斎藤雄
8 溝口

再三のチャンスを掴むもホームベースが遠かった塾高@選抜甲子園。46年振りに出場を果たした夏の甲子園(選手権大会)、迎えた初戦の2回表に2死2塁でレフト前タイムリーで1点先制を許す。

2回裏、4番裕司くんがデッド・ボール、阿加多くんがキッチリ送り1死2塁。先発投手の田村くんが打席で粘りに粘って9球目をセンター前に弾き返したが、裕司くんが3塁に止まり1死1・2塁に。続く亮輔くんが三振。春の厭な想い出が一瞬頭をよぎったが、雄太くんが3球目をライト前へのタイムリーヒットで同点!北神奈川大会ではバットでなかなか結果が出せなかった溝口くんがいきなり初球をセンターを越す走者一掃のタイムリー3塁打で更に2点追加。1番に戻って内藤くんがセカンドへの内野安打でもう1点。この回、一気に4点獲って逆転に成功した。

3回裏、先頭打者の山﨑くんがレフトに飛ばしたライナーのヒット性の当たりをスライディング・キャッチされ、続く裕司くんがセンターへの大きな当たりはもう一息の延びがなく2死ランナー無し。阿加多くんがセンターへ運んで2死1塁、田村くんが6球目をライト前ヒットで2死1・3塁。続く亮輔くんのピッチャー前へのゴロを相手投手が前に弾く間に阿加多くんが生還し1点追加、ラッキーなタイムリー内野安打に。

4回裏、先頭打者の溝口くんがサードへの内野安打で無死1塁。内藤くんがショート・フライに倒れた後、福富くんが3球目をランアンドヒットでレフト前に。1死1・2塁で山﨑くんがセカンドへの内野安打で1点追加。裕司くんがこの日2つ目の四球を受け1死満塁になるが、その後このチャンスを生かすことが出来なかった。4回終わった時点で6-1で5点のリード

5回表に1点を返されたものの、田村くんは7回まで106球を投げ8安打2失点で後を只野くんに託した。

8回表に登板した只野くんは立ち上がりの制球が定まらず、1-3からの高めの球を先頭打者にレフト前ヒットを打たれる。次打者を4-6-3のダブルプレイで討ち取り2死ランナー無しに。そして次打者を見逃し、見逃し、シンカー?で空振り三振!

9回表、只野くんは先頭打者に2-3から四球を与える。次打者にファウルで粘られライト前に運ばれ、内藤くんが果敢に突っ込んできたが捕球出来ずボールは後ろに転がり、結果2塁打で無死2・3塁のピンチに。しかし、塾高守備陣はお約束通り全く前進守備体制はとらなかった。そう、この2点はやっても良い。

9番打者に代打が登場し、ファーストゴロに討ち取る間にサードランナーがホームインで3点差に。尚、1死3塁でレフト犠牲フライでサードランナーがタッチアップで2点差に、ただこれで塾高は2死ランナー無しという状況にした。ラストバッターにファウルで粘られるが9球目で空振り三振に打ち取り、ゲイムセットで夏の甲子園46年振りの勝利!

先発の田村くんと8回からリリーフの只野くんはともに未だ東海大相模との激闘の疲れが残っていたためか、本来の出来には遙かに及ばないものの連打を許さない我慢のピッチングに徹し、攻撃陣も下位打線からの得点など各人が例え絶好調ではなくともゲイムをモノにするという粘りを見せた塾高野球部であった。

印象に残ったのは、溝口くんのタイムリー3塁打、2回裏の田村くんの粘った末のヒット、そして9回表無死2・3塁のピンチを只野くんを中心に点差を考えた守りに徹し勝ちきったことである。

久々の甲子園出場でアルプス・スタンドだけでは収まりきらなかった塾高応援団を、應援指導部が中心となって野球部・吹奏楽部・女子高バトン部が大いに盛り上げてくれた。夏の甲子園での「得点若き血」「勝利の塾歌」はそれは格別なものであった。

塾高@甲子園1回戦フォトアルバム
Flamand@擬藤岡屋日記(268ショット)
Mr.Sinya N(99ショット)
Mr.Kota S(49ショット)
Mr.Ando(48ショット)

(初球だったので、溝口くんのタイムリー3塁打を打った瞬間を撮り逃したことが返す返すも残念無念!)

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August 02, 2008

46 years since..., 92 years since...

kieo_high_logo2塾高野球部@甲子園開会式

 

20080802pict0098

20080802pict0116

北神奈川代表として「夏の甲子園」(第90回全国高校野球選手権記念大会)に46年振りに出場を果たした塾高野球部の開会式での様子。塾高の選手達はみんな余分な気負いを感じさせない「自然体」での行進だった。

記念大会のため(?)出場各校の入場行進の前を歴代優勝校の校旗が行く。1916年の第2回大会で普通部が栄冠を勝ち取ったので、塾旗が最前列を進む。記念イヴェントとして行われた「甲子園レジェンズ」とともに長い歴史を感じさせる開会式であった。(お祝いのメッセージのはずが「演説」をしたチョンマゲの某副大臣、会場からブーイングが飛んでいた・・・)

8月5日からは、塾高野球部の92年振りの新たな挑戦が始まる!

塾高野球部入場行進@甲子園球場の写真

おまけ(「甲子園レジェンズ」。但し、殆どがスコアボード上のスクリーンを撮ったもの)

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July 30, 2008

Photo Album@2008.07.27 - No Cross, No Crown

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延長13回、4時間20分に渡った激闘のアルバムをご紹介します。

塾高野球部にとってこの決勝戦は46年振りの夏の甲子園出場を賭けた歴史的な試合であった。素人カメラマンの私だけでは心許ないので塾高OBの強力「助っ人」(といってもいつもスタンドに来て応援して下さる方々)をお願いした。

普段から高速で移動する物体を撮っている方々(鉄ちゃんなので、カメラの腕前は流石にプロ級。慶應野球部応援団(To the Victory)のトップページに写真を提供しておられる面々。

Victory
Scoreboad_pen
Koyama

北神奈川大会決勝戦フォトアルバム

Mr.Kota S(80ショット)
Mr.Shinya N(65ショット)広角系

Mr.Shinya N(329ショット)望遠系
Flamand@擬藤岡屋日記(349ショット)

但し、アップロードする写真を取捨選択する時間がなかったので、連写モードで撮影した同じようなショットが続く場合がありますが、ご容赦ください。

尚、我らが永遠のライヴァルであり友でもある都の西北方面からわざわざ応援と写真を撮りに来て下さった「神宮の杜の主」さんのアルバムもご紹介させていただきます。

「神宮の杜の主」さん(349ショット)

7/26、神宮球場の西東京大会決勝戦に裕司くんの弟さんの健介くんが1年生投手としてメンバー入りしていた早稲田実業を応援に行ったのだが、残念ながら惜しくも甲子園に手が届かなかった。来年こそは甲子園での慶早戦を目指してお互いにガンバリたいものである。

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July 27, 2008

You ain't enjoyed nothing yet!

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塾高優勝@北神奈川大会決勝戦



慶應義塾  000 010 302 000 3 | 9
東海大相模 000 101 400 000 0 | 6

塾高先発

9 内藤
5 福富
4 山﨑
3 鈴木裕⑦
7 阿加多⑰
1 田村
2 鈴木亮
6 斎藤雄
8 溝口

横浜スタジアムで行われた第90回全国高校野球選手権北神奈川大会決勝戦は46年振りと31年振りの「夏の甲子園への想い」を賭けた激闘となった。戦前は超高校級のスラッガーを中心とした破壊力ある東海大相模打線と2枚看板である左右の両エースを擁する塾高の対決という構図が巷間伝えられていた。

ここでは詳しい試合経過に触れないが、塾高が7回表に4-2で逆転したときは「このまま逃げ切ることは無理」と思ったし、その裏に田村くんから交代した只野くんの立ち上がりを攻められ4-6と再逆転されたときは逆に「このまま負けるワケがない」とも思っていた。

8回の裏が終わって2点差で塾高の攻撃は1回を残すのみ、これまで野球に限らず長年塾スポーツを見続けてきた経験ではこの状況は10回中9回までは敗戦必定であった。しかしこの日の塾高野球部にはこれまでとは違う何かをやってくれそうな雰囲気があった。

1塁コーチャボックスでサポートをしていた普久原くんが溝口くんの代打でアウトコース低めの球をレフト前に運び無死1塁。トップに戻って内藤くんがレフト前ヒットで無死1・2塁。福富くんがサードへの送りバントをキッチリと決め1死2・3塁。山﨑くんのセカンドへの内野安打で普久原くんの代走荒川くんがサードから生還でなお1死1・3塁。この試合ではそれまでノーヒットだった裕司くんがセンターへの犠牲フライで内藤くんがタッチアップで同点に追いつく。続く阿加多くんはセンターフライに倒れたものの、延長戦の「エンドレス」への舞台は整った。土壇場での驚異的な粘りである!

11回表1死1・3塁で裕司くんがスクイズ失敗で、内藤くんのホームでタッチアウトで絶好の勝ち越し点をあげる機会を逸しスタンドには厭なムードが漂ったのだが、グラウンドの選手達は決して落ち込んだりはしなかった。これが13回表に雄太くんが選んだ四球を足がかりに、荒川くんの送りバントそして福富くんのライト-センター間を破るタイムリー3塁打に繋がった。この裏に1点位は簡単に獲ってきそうな相模打線であるが、主将山﨑くんがフルカウントからライトスタンドに2ランHRを叩き込み値千金の追加点をあげた。 

6回を投げて強力打線をわずか2失点に押さえ只野くんに繋いだ田村くん、引き継いだ立ち上がりのイニングでの4失点後毎回得点圏のランナーを背負い特に9回裏からは一打サヨナラのピンチをクールなポーカフェイスに隠して凌ぎきった只野くん、左右両エースの力投と精神的なタフネスぶりで「エンドレス、いつまでもベースボールを楽しんでやろうじゃないか」という「Enjoy Baseball」の真髄を遺憾なく披露してくれた。 

とにかく、この決勝戦ではベンチメンバー全員がそれぞれの持ち味を生かした「仕事」をし、スタンドからは小山主将を中心とした應援指導部・吹奏楽・バトン部・野球部控え選手、保護者・OB・OG・、応援してくれた全ての人々の総力を挙げての勝利であり、正に一つの「作品」が完成された。 

「Road to Koshien」で北神奈川の頂点を極めた塾高野球部、これから新たな挑戦である「KEIO日本一」が始まる。さあ灼熱の地での、お楽しみはこれからだ!

P.S. 個人的に嬉しかったことは、タイムリーにこそならなかったが溝口くんが4回表にレフト前に放ったヒット!

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December 13, 2007

Sense of Proportion

k-flag2先週、「理想の一貫教育」と題された第685回 三田演説会(於:三田演説館)の講演を聴講してきた。今回のスピーカーは現在、帝京大学文学部教授、本塾名誉教授である小田卓爾氏。小田さんは本塾文学部教授を務める間に、中等部長、ニューヨーク学院長を兼務・歴任され、現在は帝京大学中学校・高等学校長も兼任しておられる。この経歴からも解るように、小田さんは中世英文学・中世英国史の碩学であるとともに、初等・中等教育にも非常に造詣が深い方である。

小田さんの講演の結論を先に言ってしまえば、慶應義塾の一貫教育というシステムは画期的な”優れモノ”であり、今後の日本の初・中等教育において一つの規範たり得るモデルであるということである。

塾一貫教育校と現在の帝京大学中・高校長の体験を踏まえて、現在日本の一般的な初・中等教育は「出世街道」を目指す「しぼり込み型」(はじき出し)教育であり、その「しぼり込み」の手段が入学試験であると述べておられる。入学試験も出題者主導の意向が反映された問題であり、正誤に関しては受験側の個人の見解は問われない。競争相手は「個人」ではなく「他人」となりその中での勉強と教育の目標は、「何を学ぶか?」よりも「いかにして有名校(最終的には大学)に入るか?」ということになる。その結果として、少数の優越感を持った人間と多数の劣等感を持った人間が大学に集まるという状態になっている。この「しぼり込み型」教育に対して小田さんは”Vicious Circle”というかなり過激な表現をされていた。

一方、慶應義塾の一貫教育に対して、小田さんは「抱き込み型」という言葉を充てておられた。小学校である幼稚舎を出発点として、中学(普通部、中等部、藤沢中等部)・高校(塾高、志木高、女子高、藤沢高等部、NY学院)・大学と上級の各学校において内部進学者の他に外から生徒・学生を招き入れ(抱き込み)、「末広がり型」の一貫教育校の体制をとっている。ごく一部の例外を除いて、幼稚舎の時点からほぼ全員が本塾大学に入学し卒業することを前提としているので、どの一貫教育校でも「受験勉強」とは無縁な教育目標を立てることができる。

近頃その数を増やしている殆どの中高一貫教育校(小田さんが現在校長を兼任されている帝京大学中学・高校はその典型)は大学受験を前提としているので、その学校の評価基準は必然的に「よい大学」への進学実績に成らざるを得ず、受験競争を勝ち抜くスキル向上のための教育に最重点が置かれる。小田さんは高校として世間の名声を勝ち得る方法は東大を筆頭とした「よい大学」への進学率を高めるか、野球で甲子園に出場を果たすかの2つしか方法はないと述べておられる。(このような事情と少子化という背景が私学経営において、野球(スポーツ)特待生制度に執心せざるを得ない学校が存在する理由となっている。因みに、帝京大学高校の前身はかつて野球名門校の一つであった帝京商業であるが、現在は硬式野球部は存在していない。)

「よい大学とは?」を極端に定義すると東大・早稲田・慶應ということになり、その意味で入学者数で圧倒的に最も高い実績を上げている高校は受験のない早・慶の附属・系属・一貫教育校ということになるそうである。近年「よい大学」への進学実績を上げてきた帝京大学中学・高校では「大学(帝京)には全員推薦します。従って、安心して他大学を受験できます」というキャッチ・フレーズを掲げているそうであるが、小田さんは「(残念ながら)本校から帝京大学への進学者は今年はゼロでした」と苦笑しながら語っておられた。

小田さんは早稲田実業が初等部を開校して本塾と同様な大学までの一貫教育体制を完成したことを評価されていたが、慶應は「末広がり型」であることに対して早稲田は「ずん胴型」であると評しておられた。塾の一貫教育校が敢えて「附属」という言葉を使わないのは、大学を頂点とした附属校という位置づけではなく、各校が慶應義塾を構成する一員でありそこに上下関係はないという暗黙の認識に立っているからである。嘗て、これを象徴することとして幼稚舎から大学まで「授業料」という名目の費用が全て同じという時代があった。従って、学校法人の名称も早稲田は「早稲田大学」であるが、慶應は「慶應義塾」でありその考え方の違いが表れている。

慶應義塾の一貫教育の最大の特徴は「どの大学に行くか?」ということから解放されているため、「そこで何をするか?」ということに重点を置いた教育が可能であるといえる。端的に言えば「今を楽しみ、先を考える」という教育であり、小田さんはそれを福澤先生がそれまで築地鉄砲州にあった「家塾」を芝新銭座に移し「慶應義塾」と命名した際に執筆された「慶應義塾の記」の中で「宋史」から引用された『自我作古』(我より、いにしえをなす)という「パイオニア精神」を意味する言葉が象徴していると述べておられた。慶應の「末広がり型」が「ずん胴型」にはないメリットとして、内部進学生と外部進学生が交わることにより価値観の交換が行われ、さらに上級学校でその内部生がばらまかれ多様な才能を育む環境(「抱き込み」と「ばらまき」)を形成していることを挙げておられた。

さらに、慶應義塾の一貫教育各校は創立者である福澤先生の理念を共有をしつつも、各校独自の教育目標を持っており所謂「金太郎飴」のような状況に陥ってはいない。小田氏はかつて文学部教授と兼任されていた中等部やニューヨーク学院の教育目標やミッションを例に挙げてこれを説明されていた。

小田さんが英文学者と教育者という観点から最も影響を受けた作品の一つであるジェームズ・ヒルトンの「チップス先生さようなら」(Goodbye, Mr.Chips)の中から、「(パブリック・スクールにおいて)何をおいても教え込まなければならないものは『平衡の感覚』(Sense of Proportion)であって、その意味においては、ラテン語もギリシャ語も化学も工学も実はそれほど重要ではない。」という下りや、氏の文学部時代の恩師であった池田潔教授の「自由と規律」から、「パブリック・スクールでは、クリケットの試合に最高点を獲ったものは学生間の英雄であっても、全課目に『優』を並べたものが崇敬の的となるとは限らない。スピーチ・デイの表彰式にはこの両者合い並んで授賞されるが、拍手歓呼の声にはおのずから強弱の差がある」という文章を紹介されていた。

サッチャリズムの影響で「競争」原理が学校教育にも導入された英国(イングランド)ではパブリック・スクール等の大学への進学実績が公表されているが、オックス・ブリッジ(OxfordとCambridge)入学者多数校が必ずしも超一流校と認識はされていない。この順位では必ずしも高くはないイートン、ハーロウ、ラグビーなどの歴史あるパブリック・スクールが超一流の名門校であるという世間の評価は揺らいではいないそうである。因みに「義塾」とはパブリック・スクールの訳語である。

大学への進学を約束された一貫教育は「エスカレータ」「ぬるま湯体質」「勉強を熱心にしない」など世間の厳しい批判の声も聞くが、それを上回る数々の長所があることを今回確認することができた。

小田さんは堅苦しさを全く感じさせないそのお人柄がよく表れた柔らかな語り口で講演され、あっという間の1時間半であった。今回の三田演説会では今年の掉尾を飾る名講義に出会うことができた。

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December 05, 2007

Left and Right, Hot and Cool

kieo_high_logo2神宮大会も終わり来春の選抜甲子園への一般選考枠での出場候補校が見えてきわけたが、高校野球ヲタク?をターゲットににアマチュア野球Vol.15『2008センバツ出場校はここだ!』(日刊スポーツ出版社刊)という雑誌が発行された。

Bpbookcoverimageその中で我らが左右の両エースである田村くんと只野くんがカラー写真付きで取り上げられている。出場校予想座談会では関東大会を取材した記者が田村くんを「やんちゃボウズ」、只野くんを「大人のピッチング」と紹介しており、如何にもそれを裏付けるかのような対照的な二人の表情の写真が掲載されている。ただ、これはあくまでも見た目の印象であり本当のところは解らない。

それよりも、田村くんのピッチングを「空手チョップ投法」などと勝手な命名がなされているのは如何なものか?無理矢理に彼の祖父と結びつけているのだが、活躍分野も全く違うのにこれは牽強付会と言わざるを得ない。塾高が選抜出場校に選ばれれば、メディア的には美味しい話題として益々取り上げられることは間違いないが、これは雑音として無視するか或いはある種の有名税として諦めて昨年の斎藤くんのようにクールに対処して欲しいものである。

この秋は左右両エースの頑張りで大きな実績をあげたが、この冬の過ごし方次第では強力打線とともに3~4本柱のピッチング・スタッフの整備も充分期待できる。塾高野球部、現在はつらい冬練の真っ最中であろうがガンバって来春の夢舞台に向けての仕込みをして頂きたい!

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December 02, 2007

On a Clear Day

kieo_high_logo22005選抜甲子園出場選手が全て引退した昨年夏、経験値がほぼゼロの状態でスタートした59期塾高野球部チームは昨年の秋季県大会こそ不本意な成績に終わったが、年を越してから大きな成長曲線を描き、春季県大会優勝・春季関東大会ベスト4・選手権神奈川大会ベスト4という見事な戦績を残した。この実績を引き継いだ現チームは秋季県大会・関東大会ともに準優勝という見事な成績を収め、神宮大会出場こそ惜しくも逃したものの来春の選抜甲子園出場を確定的なものにした。

引退した3年生の部内の送別試合は今年は11月24日の冷気も漂う晴れ渡った晩秋の日吉台球場で行われた。(昨年は新チーム結成時の7月下旬の真夏の一日に開催された)

恒例のバッテリー・内野・外野・コーチの4チームに分かれてのリーグ戦であるが、今年は何故かコーチ・チームに「未来のコーチ」が含まれていた。Kユニの他に、全日本、出身のシニア・ボーイズ・中学、早稲田、法政、東海、桐蔭などの様々のユニフォームが入り乱れての楽しいイヴェントであった。昨年はかなり多かったサッカー・ユニを着た選手が今年は殆どいなかった。

ビックリしたのが普段はダンディなスーツ姿のクールな野球部長のコーチ・チームでの昨年同様の活躍振り。このリーグ戦に向けて特訓でもされておられるのであろうか(笑?今年も試合の様子を大量(400枚強)に写真撮影させて頂いた。

昨年同様、送別試合の写真へのアクセスは当方からのご招待という形を取らせて頂きます。ご覧になりたい選手・保護者の皆さん、コーチ・関係者、塾高野球部を応援して頂いた方々等、以下のアドレスに「2007送別試合」というタイトルでメールをお送り頂ければアクセス方法をご案内させて頂きます。(尚、昨年の送別試合の写真をご覧頂いた方は、今年の送別試合の写真にもアクセスできるように設定しております。)

メールタイトル:2007送別試合
メール送信先:flamand@nifty.com

【追記】
アルバム閲覧のリクエストのメールを頂戴しこちらからご案内をお送りした方の中から、写真を保存してあるサーバへの登録が完了したにも拘わらず、「写真を見ることが出来ない」というご報告を頂きました。同様な現象に遭遇されている方は、どうぞご遠慮なく”flamand@nifty.com”宛てにメールでお問い合わせ下さい。

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July 21, 2007

2007 Road to Koshien - Episode 2

kieo_high_logo2塾高の3回戦は保土ヶ谷球場での第1試合であったが雨天のスケジュール変更のため第2試合となり、12時5分に試合が開始された。


慶應義塾 010 000 400 | 5
大和南  100 000 010 | 2

対戦相手はサイド・スローの好投手佐々木くんを擁する大和南。昨年夏の選手権大会ではY校を破り5回戦に駒を進めた初戦の桜丘に引き続き公立実力校の一つである。

塾高先発
9 内藤⑲
8 矢島⑦
4 山﨑
2 伊場
7 田中聡⑰
3 宮本
6 千々和
1 田村
5 細江

≪1回表≫
内藤くんライトフライ、矢島くん三振、山﨑くんライトフライと三者凡退。

≪1回裏≫
ファーストへの内野ゴロを田村くんのベースカヴァーが遅れ、先頭打者が内野安打。次打者のバント処理を田村くんと細江くんが譲り合い内野安打。1塁走者ががら空きになったサードベースを狙って走るが細江くんが駆け込んでタッチアウトとし1死1塁。田村くんはその後三振を獲るも暴投で2死2塁とし、レフトへの飛球を田中聡くんがグラブに当てるが捕球できずタイムリー2塁打となる。次打者をショートゴロに打ち取りチェンジ。記録上のエラーにはならなかったが、立ち上がりの守備の乱れを突かれ先制点を許した。。

≪2回表≫
先頭の伊場くんがライト・センター間二塁打を放つが、田中くんがピッチャーゴロで1死2塁。宮本くんがライト前ヒットで1死1・3塁とチャンスを拡げる。千々和くんはスクイズを試みるがファウルをし、結局ショートゴロの間にサードの伊場くんが生還し同点。田村くんはショートゴロ倒れる。

≪2回裏≫
田村くんは1回の立ち上がり守備の乱れ(自らも)を突かれ1点を献上したが、この回は3者連続三振。

≪3回表≫
細江くんサードゴロ、内藤くんセンターフライであっけなく2アウト。矢島くんのレフト前ヒット、山崎くんデッドボール、伊場くんは敬遠気味の四球で2死満塁。期待された田中は三振。

≪3回裏≫
田村くんはサードゴロ、三振、三振と2回裏に続き三者凡退に退ける。

≪4回表≫
宮本くんサードライナー、千々和くんショートゴロ、田村くんライト前ヒット、細江くんライトフライ。

≪4回裏≫
セカンドゴロ、サードへのファウルフライ、ファーストゴロとこの回も三者凡退

≪5回表≫
内藤くんショートゴロ、矢島くんライトフライ、山﨑くんレフトフライと1回に続く三者凡退。

≪5回裏≫
先頭打者のライトオヴァーか?という飛球を内藤くんがナイスキャッチ!その後ファーストへのファウルフライ、ファーストゴロ。内藤くんのファインプレイは大きい。

≪6回表≫
伊場くんはまともに勝負してもらえずストレートの四球。田中くんはバントを失敗しピッチャーフライで、セカンドに向かっていた伊場くんは戻れずダブルプレイ。宮本くんはピッチャーゴロ

≪6回裏≫
塾高の守備はレフト田中くんに代わって溝口くんがセンターに、センターの矢島くんがレフトに回る。先頭打者ピッチャーゴロの後、次打者がサードへのセーフティーバンを試みるが細江くんの見事なダッシュでファーストでアウト。田村くんは四球も出すが牽制で刺す。膠着した試合が動きだす予兆が・・・。

≪7回表≫
先頭打者の千々和くんがレフト前ヒット。田村くんはバント失敗しサードへのファウルフライでちょっと厭なムードが漂う。続く細江くんのライト前の当たりは、ヒット&エンドランで1死1・3塁でチャンスが拡がる。内藤くんがキャッチャーへのファウルフライに倒れ2死1・3塁。矢島くんの代打で登場した野俣くんは四球で2死満塁。山﨑くんの打球はセンターオーヴァーの走者一掃のタイムリー2塁打!続く伊場くんの当たりは詰まり気味が幸いしてライト前にタイムリーヒットで山﨑くんも生還。2死1塁での溝口くんは三振に倒れる。この回待望の4得点でこの試合で初めてリードした。

≪7回裏≫
塾高の守備は代打野俣くんがライトに入り、内藤くんがレフトに回る。リードした直後、田村くんは三振、セカンドライナー×2と三者凡退に討ち取る。山﨑くんもナイスプレイ!

≪8回表≫
先頭打者の宮本くんピッチャーゴロ、、千々和くんのセーフティバントはピッチャーフライとなり、田村くんはライトフライとダメ押し点が欲しいところだが三者凡退。

≪8回裏≫
先頭打者を三振に討ち取るが、ライト前ヒットとレフト、前ヒットで1死1・2塁となる。セカンド・ゴロを2塁フォースアウトで2死1・3塁。ライト前タイムリーを打たれ1失点。ランナー無警戒でダブル・スティールを決められ2死2・3塁とされるが、バッターを三振に討ち取る。田村くんはマウンドを駆け下りながら渾身のガッツポーズ!

≪9回表≫
細江くんはピッチャーゴロ、内藤くんがレフト前ヒットを放つが、野俣くんはピッチャーライナーでダブルプレイ。3点差で最後の守備に。

≪9回裏≫
先頭打者に四球。ライトライナーの後、ワイルド・ピッチで1死2塁に。サードゴロの間で2死3塁となるが、ラストバッターを三振に討ち取りゲイムセット。

初戦(2回戦)に続き対戦相手は有力公立校のチームで、固い守備と打球の飛んだ方向の不運なことも相まって塾高打線は勝機を掴むのに少々苦労した3回戦であったがバッティングの質は確実の上向きになっている。敢えて贅沢を言わせてもらえば、8回か9回にダメ押しの点が欲しかったが…。

守備に関しては1回表の集中力に欠いたミスを突かれ先制を許したがそれ以外は大きな破綻もなく、5回裏の内藤くんの好捕は試合の流れをこちらに引き寄せる切っ掛けとなったナイスプレイであった。田村くんも終盤こそ打球を外野に運ばれたが、ほぼ完調の出来映えの投球内容であった。

次の4回戦は、やはり好投手を擁するそのユニで野球ができるのが今年が最後の久里浜高校。火曜日の21世紀になってからの厭なジンクスを破るチャンスを得るためにも月曜日の相模原球場では全力で”Enjoy Baseball”を。

他のシード校が大量点差コールドで勝ち上がっていることなど、全く気にする必要はない。塾高野球部、あなた方は「挑戦者」なのだから。

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July 19, 2007

Recollections - 2007/07/18

kieo_high_logo2塾高初戦(2回戦)で撮った写真をアップロードしました。


2007/07/18 2回戦対桜丘高校@平塚球場

写真のダウンロードの方法は1枚目の写真のコメント欄を参照してください。

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July 18, 2007

2007 Road to Koshien - Episode 1

kieo_high_logo2本来15日に行われる予定だった塾高野球部の初戦(2回戦)は颱風や梅雨の影響で結局今日18日の平塚球場での第1試合となった。


桜   丘 012 000 000 | 3
慶應義塾 200 000 02X | 4

対戦相手は'99選手権神奈川大会で決勝戦に駒を進めたこともあり、近年も実績を残している公立実力校の一つである横浜の桜丘。2回戦とはいえ、そう簡単に勝てる相手ではないと予想していたのだが・・・。

塾高先発

9 内藤⑲
7 矢島
4 山﨑
2 伊場
3 宮本
8 溝口
6 千々和
1 只野⑩
5 細江

≪1回表≫
只野くんは1アウトから四球を出すも、ダブルプレイで切りぬけ無難な立ち上がり。

≪1回裏≫
内藤くんのライト前ヒットを矢島くんがバントで送り1死2塁。山﨑くんのレフト前ヒットで1死1・3塁。伊場くんは四球を選んで1死満塁に。宮本くんのショートゴロで2塁封殺の間に内藤くんが生還し先制点。2死1・3塁で溝口くんのセンター前ヒットで1点追加。千々和くんサードゴロでチャンジ。

≪2回表≫
討ち取ったかに見えたアンラッキーな内野安打2本とライト前ヒットで1失点。死球で2死満塁となるもファースト・ゴロで凌ぐ。

≪2回裏≫
只野くんが受けた死球を細江くんがバントで送り1死2塁。内藤くんのセカンドゴロで2死3塁。矢島くんサードゴロ。

≪3回表≫
先頭打者をショートゴロで討ち取ったが、ライトオヴァーの2塁打とレフト前ヒット1死1・3塁となる。三振を奪うが、四球で満塁。レフト前ヒットで2失点。2死1・3塁でピッチャーは田村くんに交代。期待通り三振でチェンジ。この回3対2と逆転される。

≪3回裏≫
山﨑くんのセンターフライの後、伊場くんがレフト前ヒット。宮本くんの打ったゴロをサードがトンネルし1死1・2塁。溝口くんのキャッチャーゴロで2死2・3塁。千々和くんはピッチャーゴロで同点・逆転のチャンスを逃す。

≪4回表≫
田村くんはレフトフライ、三振、ショートフライと三者凡退に抑える。

≪4回裏≫
田村くんがレフトセンター間に2塁打を放つ。細江くんのバントは当たりが強すぎ、サードでアウトとなり1死1塁。内藤くんはセンターフライに倒れるが、矢島くんがレフト前ヒットで2死1・2塁とするも、山﨑くんはショート・ゴロ。

≪5回表≫
ピッチャーゴロ、サードゴロ、キャッチャー・ファウル・フライと4回に続き三者凡退に退ける。

≪5回裏≫
伊場くんレフトフライ、宮本くんセカンドゴロで簡単に2アウトとなるが、溝口くんが死球を受け、千々和くんがセンター前ヒットで2死1・2塁に。田村くんのレフト前ヒットで溝口くんがホームへ突入したがタッチアウト!

≪6回表≫
二連続三振とサードゴロでこの回も三者凡退。

≪6回裏≫
細江くん、内藤くん、矢島くんと全てショートゴロに倒れ、この試合初めての三者凡退を喫する。

≪7回表≫
セカンドへの内野安打で、田村くんは代わってから初めての走者を許す。ピッチャーフライをダッシュしてダイビング・キャッチ!その後ライトフライと三振に討ち取る。

≪7回裏≫
山﨑くんレフトフライのあと伊場くんは四球を選ぶ。宮本くんのサードゴロの間に2死2塁。溝口くんセカンドへフライを打ち上げる。1点差が重くのしかかって来て、ちょっと厭なムードが漂う。(正直言って、現在大学4年生のチーム@横浜スタジアムの試合とか、明日の新聞の見たくもない見出しとかが頭をよぎっていた・・・)

≪8回表≫
先頭打者にライト前ヒット、バントで送られ1死2塁。その後三振とセカンドフライ。

≪8回裏≫
千々和くんライト前ヒットで田村くんはバントを試みるが結局レフトフライで1死1塁。細江くんの代打田中聡くんがライトセンター間を破る2塁打で1死2・3塁に!斎藤伊久磨くんが田中くんの代走。内藤くんがセンター前タイムリーヒットで同点とし1死1・3塁に!矢島くんのセンターフライは浅かったのでサードランナー斎藤くんはタッチアップできずそのまま2死1・3塁。山﨑くんのライト前タイムリーヒットで逆転!!2死1・3塁で伊場くんはサードゴロで更なる追加点はならず。

≪9回表≫
代走した齋藤伊久磨に代わってサードに齋藤雄太くんが入る。田村くん初四球を出すが、次打者のバントが小フライとなり宮本くんがダイビング・キャッチ!三振の間に盗塁され2死2塁。ラストバッターを三振に仕留めゲイム・セット。

天候不良のためではあるが2度順延された初戦であり、相手が公立の有力校ということで厭な予感があったのだが、上記の通りの辛勝であった。2回表の失点は不運な内野安打2本が絡んでいたが、只野くんの投球は全般に高めに浮き、特に2ストライク後の高めの球を外野に運ばれていた。

1点ビハインドで登板した田村くんはいきなり三振でチェンジとし、7回1/3を投げ2安打無失点、8奪三振と全く危なげない投球内容であった。田村くんの7回表ピッチャー・フライのダイビング・キャッチは宮本くんの闘志あふれるプレイとともに、この夏塾高野球部が掲げた「らしく」ないキャッチ・フレーズの「根性」を見せてくれたプレイであった。

バッティングにおいては、同点・逆転打を打った内藤くん・山﨑くんの殊勲を認めるのは当たり前だが、そのお膳立てをした千々和くん、そして代打で登場し2塁打を放った田中聡くんに花丸を進呈したい。

初戦快勝という訳には行かなかったが、夏の選手権大会は内容よりも勝ち上がることが何よりも重要である。10点差も1点差も勝ちには変わりないのだから。(観ている方はハラハラするけど・・・)

厳しい展開ではあったのだが、スタンドから時々覗いてみた塾高のベンチはいつも同様に明るかったのが何よりの救いだった。

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July 12, 2007

Le Champion du Monde de l'escrime

kieo_high_logo2部員が126名の塾高硬式野球部は体連(体育団体連盟)でも最大級のクラブであるが、塾高には高校の部活動としては非常に珍しいクラブが幾つも存在している。現在どの程度の部員数がいるかは分からないが、バドミントン部・馬術部・ボクシング部・フェンシング部・ゴルフ部・ホッケー部・自動車部・重量挙部・航空部・レスリング部・水泳部(水球、遠泳、飛び込み)・スケート部フィギュア・相撲部・端艇部(ボート)・ヨット部・合気道部・射撃部・洋弓部(アーチェリー)・日本拳法部・ラクロス部・少林寺拳法部など、一般的にはマイナーと見なされているスポーツ種目のクラブが塾體育會各部と連携を取りながら活動を続けている。

15日に今年の選手権神奈川大会での初戦を迎える塾高野球部は45年振りの夏の甲子園出場を目指しているのであるが、その目標はもっと大きなもので日吉台球場のライト側に掲げられた大きなバナーの「KEIO日本一」、即ち全国制覇である。

Miyake_4ところで、先に紹介したクラブの中で団体競技ではないが、野球部が目指す日本一はおろか世界チャンピオンになった選手がいる。フェンシング部の三宅諒くん(2年)はこの4月にトルコのベレクで開催されたジュニア&カデ世界選手権のU-17にあたる男子フルーレ・カデにおいて優勝し金メダルを獲得した。最後のポイントがヴィデオによる判定という劇的勝利だったそうである。さらに、三宅くんは7月初めにカザフスタンのアルマトイで開催されたアジア・ジュニア&カデ選手権のフルーレ・カデとジュニア(U-20)の双方を制覇し2冠を達成した。遡ってこの1月のイタリアでのワールドカップ・ジュニア7位入賞や国内でのJOCカップ(U-17)での優勝が高く評価され、三宅くんは4月の世界選手権出場前に塾高1年生としては異例の塾長賞の表彰を受けている。

Fencing_miyake彼は塾高入学以前、小学生の頃からその才能の頭角を現していたそうで既に国際試合の経験も豊富とのこと。元フェンサーの知人がいるので、かなり以前ではあるが何度かフェンシングの試合を観戦したことがある。幅の狭いピット上での剣先を合わせる金属的な音と対峙するフェンサーの気合いと素早い動きは剣道とはまた違った迫力を感じたことを覚えている。残念ながらこれまで三宅くんの試合に接したことがないのだが、機会があれば彼のサウスポーの鮮やかな剣捌きを観てみたいものである。年齢の関係で選考対象となる試合での獲得ポイントの問題で北京オリンピックへの出場は難しそうであるが、2012年のロンドン五輪までは更なる研鑽を積むための充分な時間がある。

彼の活躍の影響で、塾高は下よりSFCや普通部のフェンシング部も大いに活性化されているそうである。

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July 04, 2007

The principle of KEIO Baseball

kieo_high_logo2何故、塾高野球部・塾野球部を応援しているのか?勿論自分の母校であるということが最大の理由であることは間違いないが、実はそれだけではない。

私は野球に限らずどんなレヴェルであろうがスポーツという行為の基本は「遊び」と考えている。ただ、我が国では明治期に導入されたベースボールという一つの気晴らしの遊びに武道の精神を注入し換骨奪胎して出来上がったのが「野球道」で、正に「和魂洋才」の典型と言える。

この「野球道」の家元といえる存在の一つが早稲田大学野球部であり、現在でもこの影響を色濃く受けているのが高校野球であり、これが我が国のトップレヴェルの野球でも本流となっている。

塾高野球部90年代最強の実績を誇った47回生のチーム(現西武ライオンズの佐藤友亮くんや明治安田生命の吉田翼くんが2年生として在籍しており、95年夏の選手権神奈川大会では決勝戦まで駒を進め甲子園まであと1歩と迫った)が春季大会で準優勝し、関東大会2回戦で対戦した浦和学院の選手に「俺らは遊びで野球をやっているんじゃねえ(、だからお前たちには負けられない)」と言われた際、ある塾高の選手が「野球は遊びだろ」と言い返したと言われている。その真偽のほどは分からないがこれが塾高野球を端的に表す逸話である。

この試合は延長10回3対2で塾高が勝利した。

塾野球部において現在でも最高の戦績をあげておられた前田祐吉元監督が自分が監督として最も誇れることは「部員を全員卒業させたこと」であり「監督は学生が授業を受ける権利を奪うことはできない」、「学生野球とは学生が野球をやっているのであって、その逆ではない」と仰っておられる。

さらに前田さんは野球の本質とは関係のない球場に出入りする際の礼や守備位置との往復の全力疾走など必要ないとも言われている。監督時代に不必要な声出しをする部員を「うるさい、静かにしろ」と嗜めたそうである。

このような、「遊びの精神」を慶應野球が根本に持ち続ける限り、スタイルがどう変化しようが私は応援し続けるであろう。選手から笑顔が出ない野球の試合など私は殆ど観る価値を感じられない。

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July 03, 2007

Play and Enjoy Baseball

kieo_high_logo2選手権神奈川大会開幕1週間前、塾高の初戦の2週間前にあたる去る7月1日に、塾高野球部3年生のマイナー・チーム30人が横浜創学館と練習試合を金沢文庫の創学館グラウンドで行った。

現時点でのマイナー・チームの3年生ということは、夏の大会のベンチ入りを果たせなかった部員たちで、高校野球の公式戦における選手としては既に引退したことを意味している。対外練習試合としてはこれが彼らにとって引退試合となった。ただ、17~18歳の野球少年達には「引退」という言葉は似合わないし、事実対戦相手の創学館の選手も含めて全員真剣に溌剌とプレイしていた。

塾高が先制するも8回裏に逆転され、9回2アウトから再逆転、その裏に1点差まで迫られるという試合展開の激戦を制した。プレイしている本人達は勿論のこと観衆も充分に楽しませてもらった。この試合のMVP&MIPはベンチから「ジャ○○○!」と声が掛かっていた辻くんであろう。選手権大会を前にして言うのなんであるが、この試合を観戦して塾高野球の基本はやはり「野球は遊び」であると確信した次第。

塾高體育會で硬式野球部と並ぶ大所帯のアメリカンフットボール・塾高ユニコーンズの試合を観戦する際、そのスポーツとしてのフォーマットが全く異なっているにしても、野球と比べ試合に出場できる選手の数の違いに関して常に想いがよぎる。確かに野球は高度に分業化したアメフトとは違うので、ベンチ入り100人・交代無制限は無理としても、せめてベンチ入り人数をもっと増やすとか、試合毎にメンバーの入れ替えを可能にするなど現在の高校野球の仕組みを変えていく必要を強く感じる。正直言って、現在の高校野球とアメフトでは部員全体のチームへの直接的な参加意識が異なってくるのは事実であろう。

この現状に色々な想いはあると思うが、彼らはこの試合を一つの区切りとして、これからは45年振りの夏の甲子園を目指すチームのサポートという重要な役割を担うことになる。このチームが1日でも長く試合を続けるためにはグラウンドの選手だけではなく彼らの力が必要なのである。真の意味でのチーム・ワークが問われるのはこれからである。

塾野球部を目指す選手、この試合がグラウンドでグレーのKユニを着ることが最後になる選手、将来のプランは様々であろうが先ずは来春は全員無事進学すること!人生において無駄なことは何一つない。

最後に対戦の相手をしてもらい、グラウンドを提供して頂いた横浜創学館野球部に感謝。

P.S.
相変わらず腕前は全く進歩していなが、当日はかなりの枚数を写真を撮っており、RAWから現像終了後に後日纏めてアップロードする予定。選手・保護者の方をはじめとした関係者の皆さんは乞うご期待!?(アップロード完了時点で塾高野球部オフィシャル・サイトのBBSにその旨のお知らせする予定)

【追記@2007.07.05】

当日撮影した写真のうち、試合前のアップの光景をまずを以下のアルバムにアップロードしました。試合中に撮った写真は近日中に追加します。

【追記@2007.07.08】

試合終了後のシーンも含めて全ての写真のアップロードが完了しました。アルバムの各写真にコメントを付けて頂くこともできますのでよろしくお願いします。

2007/07/01 対横浜創学館@釜利谷グラウンド

写真のダウンロードの方法は1枚目の写真のコメント欄を参照してください。

PICT0112

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June 20, 2007

A great aspiration to become a winner

kieo_high_logo2選手権神奈川大会の初戦まで1ヶ月を切った時点で我らが塾高野球部は東北遠征を敢行した。移動時間は3月の高知遠征に比べれば短いものの、やはりかなりな強行スケジュールであった。関東大会以降、これまでの練習試合においても大いに成果を上げてきたようであるが、今回の東北遠征はそれを上回る大きな収穫を掴んだように見える。

キャプテン伊場くんを中心とした打撃陣は相変わらず好調を維持しており、これまで公式戦ではなかなかお目に掛かれなかった選手諸君の台頭もあり、寧ろ大会前に一旦スローダウンをしたほうが良いと思われるほどである。エース田村くんは全国屈指のレヴェルの好投手と対峙しても一歩もひけをとらない投球を披露してくれ、只野くんそして1年生投手白村くんも順調な仕上がり振りを見せてくれた。試合展開によっては短いイニングをリリーフできるピッチャー陣の目処も立ってきた。

関東大会の甲府商業戦で突きつけられた宿題ともいえる、好投手との対戦においても我慢して1点を獲りにいき最終的に勝ちきるという試合運びも経験できた。日吉台では経験できない広いグラウンドで実戦での守備を体験できたこともこの遠征の一つの成果であろう。

大会まであまり時間は残っていないが、これからの練習試合を含めて選手個人及びチーム(サポート・チームも含めて)として細部のブラッシュアップはかり、これまで同様のチャレンジャー精神で7月15日の初戦に臨んで頂きたいものである。失うものは何もないのだから!

この時期何よりも大切なことは、とにかく怪我をしないことである。

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June 06, 2007

A Supernova

塾野球部は奮闘むなしく残念な結果に終わったが、斎藤効果はあったにしてもエース加藤くんを中心とした大活躍で久々の大盛況の慶早戦、心からの感謝と称讃を送りたい。

20070605_okuhashi1_1昨日の立教との新人戦、延長10回満塁ホームランでのサヨナラ負けという情けない結果に終わったが、一番の収穫は噂の新人ピッチャー奥橋勇斗くんのピッチングを観ることができたことである。

岡山城東出身の奥橋くんは187cm88kgの大型ピッチャーで、岡山県大会では関西高校に敗れ甲子園一歩手前までいったという実績の持ち主である。右投げ・右打ちの典型的なエースで四番というタイプの選手。

20070605_okuhashi2_1同点での7回裏にマウンドに上がり、いきなり148Kmの速球を連発したときにはスタンドのあちこちから「お~っ」という驚きの声が上がった。日吉の下田Gで彼がネット裏で観戦している姿を見たことはあるが、実際にその投球に接するのは昨日が初めてだった。おそらく、春のオープン戦でもマウンドに上がったことはないと思われる。打席では結局三振を喫したが、その豪快なスイングは佐藤翔くんにも劣らないパワーを感じた。

20070605_okuhashi3_1コントロールは未だこれから磨く必要はあるだろうが、その球威は並のものではなく、高めの球で空振り三振を取れるピッチャーである。

素人見解ではあるが素質は斎藤佑樹をはるかに上回るものを持っていると感じた。もしかすると、藤田元司さん、渡辺泰輔さんクラスの大エースに成長するのでは?という予感さえする。たまたま昨日いらしていた渡辺泰輔大先輩も絶賛しておられた。

勝利という結果は残せなかったが、塾高出身の山口くん・長谷くん・谷地くん・竹内くんを神宮のグラウンドを観ることを出来たのも収穫であった。(玄ちゃんが勿論先発キャッチャー)

夏の塾高の新一年生ピッチャー白村くん、そして秋の大学のリーグ戦での中林くんの復活とともに大きな楽しみが増えた。

20070605_imura1話が前後して申し訳ないが、この試合の先発投手は中林くんと同期の居村(桐朋出身)くんだった。彼のピッチングは昨年の新人戦やこの春のオープン戦でも既に何度か観ている。この試合では確か6回途中まで2安打(4四球)。ボークやバッテリ・エラーで失点をしたが、テンポ良く投げ込んで三振も4個奪うナイスピッチング。

20070605_imura22ストライク後の決め球も持っているので、コントロールの精度に磨きをかければ秋のリーグ戦デビューも期待できる。球速や球威だけが良いピッチャーとしての条件ではない。居村くんは高校時代は全国にその名を轟かせた投手ではないが、このような選手が練習と努力と工夫で神宮のマウンドに立つ姿を観ることが出来るのも塾野球部の大きな楽しみの一つである。ガンバレ裕平!

20070605_imura3

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May 25, 2007

Pros. and Cons.

塾高野球部の春季公式戦は、春季県大会優勝・関東大会ベスト4という結果で終わった。

関東大会では残念ながら23日の決勝戦に駒を進めることはできなかったが、両大会を通して一戦ごとにチーム力を向上させていったことは、昨年のことを思うと見事な結果を残したといえる。

特に関東大会ではこの夏に向けての大きな収穫と克服すべき課題を確認することができた。

準決勝戦では、甲府商業の2年生ピッチャー米田投手の抜群のピッチングに前日まで絶好調かに見えた塾高打線はヒット3本とほぼ完全に沈黙させられた。米田投手はスピードの緩急・左右へのコントロールで塾高打線をストライク先行で追い込み、三振・内野ゴロで相手ながら見事なピッチングを披露してくれた。この春に塾高が県大会を含めて対戦したピッチャーとしてはNo.1の出来だった。

このように、ヒット数を含めて流れを相手に支配されている試合において、勝機を掴みとる「したたかさ」が塾高野球部の夏への課題である。具体的に言えば、6回裏の守備の乱れ、8回表のノーアウト満塁での無得点、これが与えられた解決すべき最大の課題であろう。野球とは特に攻撃においては失敗が常態のスポーツである。従って、実際にプレイする立場に立ってみれば、チャンスは全て活かせ、ピンチでミスをするな、など言うは易く行うは難しということは理解できる。

ユダヤ系オーストリアの伝記作家として高名を馳せたシュテファン・ツヴァイクに「人類の星の時間」という作品がある。「星の時間」とはその後の自らの運命とその影響の大きさから世の中の状況を一変させてしまうような「凝縮した瞬間」という意味である。(オペラが好きな方は、ツヴァイクとリヒャルト・シュトラウスに関する逸話が弊blogの過去のエントリ”The dark shadow of the coming breakdown”をご参照下さい。)

例えてみれば、昨年の夏の西東京大会で日大三高に押され気味の展開の試合において早実が延長戦で勝利しなければ、その後の甲子園で大活躍した斎藤佑樹というスターは誕生しなかったし、先日のKSBオープンの17番ホールでバンカー・ショットが直接カップインしなければオープン戦最年少チャンピン石川遼も生まれなかったであろう。彼らは正に「星の時間」に遭遇し、そしてそれを掴み取ったと言える。

この人生における一大転機ともいえるチャンスを掴み取るには、実力は勿論ツキや運も味方にする必要がある。もし運命の女神なるものがいるならば、この春は塾高野球部に47年振りの春季県大会優勝という歓喜と、関東大会ベスト4というまるで「天狗になるな!」と言わんばかりのかなりビターでちょっとだけスウィートな贈り物を届けてくれた。月並みな言い方ではあるが、この運命の女神はそれまでに努力を積み重ねてきた者のみにしか微笑みかけ、黄金の果実を与えてくれないことも真実であろう。

昨年秋、選抜への道を目指した秋季県大会において百合丘に敗れたときは、正直言って「このチームは谷間の世代?」という想いを抱いた。年が明け、この3月からの練習試合でもこの想いをなかなか払拭できないでいた。しかし、このチームは春の公式戦において、一戦毎にこちらの期待を超える成長を見せてくれた。

個人的には昨年と最も大きな違いを見せてくれたのは、技術は勿論のこと伊場くんのキャプテンシーだと感じている。ホームベース、ベンチ、バッターボックス、そしてピンチの時のマウンドでの彼の様子・雰囲気は傍目にも昨年のそれとは明らかに違うことが解る。

球威はあるものの、時としてコントロールを乱し独り相撲をしてしまうことがあった左腕田村くんは完投能力を身につけ、自身の調子の良し悪しに拘わらず試合を壊すことなく、味方のミスにも腐らずに投げ抜く精神力を獲得したことは正にエースの自覚と言えよう。

春はちょっと出遅れた右腕只野くんは、控えというよりは先発ピッチャーとしてその才能を開花させつつある。フォームが綺麗すぎる嫌いがないでもないが、2ストライク後の勝負球を是非とも開発して欲しい。

県大会決勝戦でベンチ入りした1年生投手白村くんは、関東大会準々決勝で公式戦先発デビューを果たし、準決勝においても先発登板した。彼のストレートの威力には大きな可能性を感じさせるものがある。ピッチャーに転向して未だ1年もたっておらず、コントロール・変化球等々身につけるべき課題は多々あると思うが、小さく固まらず大きく育って将来塾高を支えるエースに成長して欲しいものである。

塾高が敗れた試合だったのであまり注目されなかったようだが、白村くんに代わって久々に公式戦に登板した3年生黒住くんは球威・球速こそないものの、抜群のコントロールで甲府商のクリンナップの打者を3連続三振と見事なピッチングを披露してくれた。夏の選手権大会でもこのような展開の試合では彼の出番が巡ってくるように思われる。

守備に関しては昨年の秋季大会時に比べると驚く程の進歩を遂げたと言える。ミスをすると怪我が大きい外野に関しては一層の磨きをかける必要があるが、細江くん・千々和くんの三遊間の守備は、時として「神か?」という渕上くんのセンスは置くとして、昨年のチームに比べ地味かつ小型であるが寧ろ安定感がある。

バッティングに関しては、伊場くんに続く大砲として野俣くんは県大会でその才能を開花させ、1~3番を担った溝口くん・矢島くん・山﨑くんは準決勝戦を除き、繋ぐ打線としてよく機能していた。

勝ち進むに従い、ピッチャーの起用に関して厳しくなる夏の選手権大会において、現在のピッチング・スタッフがこのまま夏に向けて更なる安定と成長を果たせば、塾高は大きな可能性を持ったチームに変身できるであろう。その伝統ともいえる攻めに転じたときの破壊力ある打線は継承されており、相手に流れを支配された試合において如何に1点をもぎ取るかという「したたかさ」を身につければ「星の時間」を掴み取ることも決して夢ではない。

24日には中間試験も終わり、これからは日も長くなり暫くは野球に打ち込める時間も取れると思う。県大会・関東大会で貰った宿題に取り組んで頂きたいものである。

「練習ハ不可能ヲ可能ニス」(小泉信三塾長)

Catch the Star!

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May 11, 2007

No principles, a wandering organization

blogを放置して約半年、某SNSの日記も3ヶ月間も更新せず。リアルとヴァーチャルな世界を上手くバランスを取ることは難しい。言い訳はさておき、話題はやはり野球のことで再開したい。

20070505塾高野球部の現チーム、昨年の秋季大会ではよくもこれだけミスが出るという試合を展開し、終盤になんとか追いつき延長戦にもつれ込んだが最後はやはり決定的エラーの失点でベスト16で終わった。その後秋季大会を制覇した桐光学園との練習試合では、野球の質の圧倒的な差を見せつけられた。この3月の練習試合でも、春季大会はおろか夏の選手権大会への視界不良状態であったのだが、マネージャ陸平くんの抜群の籤運を活かすべく一試合毎にチーム力を上積みしていき、特待生問題での影響もあったのだが何と47年振りに神奈川春季大会での優勝を勝ちとった。これは塾高野球部の歴史に残る快挙である。長く辛い冬の練習は無駄ではなかったようである。(左は塾高の掲示板に貼ってあった報告。一番大きい字、何て読むの!?)

決勝戦での外野守備など未だ克服すべき課題を持っているチームであるが、19日からの関東大会における公式戦での経験値を糧に45年振りの夏の甲子園出場を目指して、一層のチーム力向上への期待が膨らむ。

一方、リーグ優勝&日本一を目指している塾野球部は立教戦は2連勝と順調な滑り出しをしたものの、苦手明治に連敗し現時点では自力優勝はなくなった。来る法政戦に2連勝し、立教には明治戦で頑張ってもらい・・・、と少々他力本願ではあるが慶早戦での優勝争いという展開になれば・・・。

塾高の春季大会の試合と日程が重なっているため、今シーズンは全試合観戦とはいかないのだが、東大相手とはいえエース加藤くんや相澤くんには復調の兆しが見えたようであるし、2005選抜ベスト8の中林くんは立教戦ではリーグ戦デビューを果たし、東大戦を初完投・初完封で現時点で奪三振1位・防御率2位と将来のエースとしては上々の成績。関西学院から進学し新1年生で唯1人ベンチ入りを果たしている青山くんの初打席の代打2ランHRと東大戦での2ランHRは見事としか言いようがない。

この冬、腰の手術をした副将松橋くんの元気な姿を慶東2回戦で観ることができた。ファースト守備とちょっと勿体ないポジションであったが、怪我をしないよう頑張って頂きたいものである。同じ試合での副将青池くんのライト・ゴロの守備は面目躍如と言ったところ。

さて、塾野球部関連の話題はこのくらいにして、迷走する組織、高野連の話題。

西武裏金問題に端を発した専大北上野球部における野球特待生制度が表沙汰となり、これを日本学生野球憲章13条に違反する行為として今回の高野連の『特待生問題』のドタバタ騒ぎが始まったわけである。高野連がこれまで黙認していたと言わざるを得ない野球特待生制度を各地での春季大会開催の真っ最中にその有無を加盟校に申告させた結果、全国で376校にその存在が確認された。高野連は野球特待生制度の解除、当該選手の5月中の対外試合参加禁止、野球部長の解任などのペナルティを決定した。

しかし、高野連は5月10日に「救済措置」として称して、先の決定を殆ど覆し実質的に野球特待生制度の現状追認した。これは脇村高野連会長が強く否定をしているが、メディアを含めた世間からの批判や文部科学大臣の口先介入が原因としか考えられない。この野球特待生制度を禁止した学生野球憲章の現状での妥当性は置くとして、高野連は組織というよりは単なる烏合の衆という誹りを受けても仕方がない迷走ぶりである。

恐らく、高野連としては最大のイヴェントである選手権大会(夏の甲子園)を無事クリーンなかたちで迎えたいと、形式的な「禊ぎ」のつもりで野球特待生制度の排除を行う目論みであったのだろうが、振り上げた拳をおろせない状態と言わざるをえない。正にその場凌ぎを行っているだけである。

高野連の組織としてのお粗末さはその下部組織ともいえる各都道府県高野連との関係においても明らかである。例えば神奈川高野連の場合、役員30人のうち8人が野球特待生制度を実施していた学校から出ている。悪法かもしれないが、この人達が野球憲章を理解していなかったとは俄には信じられないし、もしそうであるとすれば余りにお粗末と言わざるを得ない。もしこれら役員が現場も預かる立場として、この野球特待生制度を禁止した憲章が現状にそぐわないと考えていたのであれば、何故これまでそれを撤廃する提言やアクションを起こさなかったのであろうか?「みんなで渡れば怖くない」という発想だったとすれば、ルールの下に試合をする野球人の振る舞いとしては大顰蹙以外なにものでもない。

さて、この特待生制度(学業によるものも含む)であるが個人的には私学の場合は、採用するしないはその学校の自由であると考える(但し、私学の運営には税金も使われているわけで納税者のコンセンサスも必要であると思う)。メディアやネットでは特待生制度なしでは「経済的事情で野球の才能が摘まれてしまう」とか「他の競技では認められているのに、何故野球だけが?」という論調が目立つが、この特待生制度に関するコストの問題に触れている論を殆ど見たことがない。

私学経営において、入学者を惹きつけ確保するための方法は色々あると思うが、外部から見て端的に分かり易いのが進学実績とスポーツ(や芸術)による実績であろう。野球人気が低落傾向にあるとはいえ、未だ国民的人気スポーツ・イヴェントの一つである高校野球・甲子園での活躍ということがその難易度は別にしてその学校の名を上げる手段であることには間違いない。特待生制度とはこの延長線上に位置づけられるもので、その学校法人の趣味やヴォランティアで行われてるわけではない。学校間の生徒獲得競争は少子化が益々拍車をかけるのは火を見るより明らかである。

学業を含む特待生制度のコストは決して「只」ではないということを理解しておく必要がある。特待生制度を賄う費用は他の生徒・保護者が納める入学金・授業料などが源泉となっていると考えるのが妥当であろう。学校法人が経営上、特待生制度を行うのであるなら、予め「皆さんの入学金・授業料の一部が特待生制度に使われます」という一文が受験・入学前にオープンにされていないと、これは甚だアンフェアなことになる。

これまで、野球に限らず幾多の才能が特待生制度によって育まれてきたのは事実であろうが、「野球選手が高校に通っている」よりも「高校生が野球をやっている」方が臍曲がりな店主にとっては余程好ましい。尤も、アメリカのカレッジ・スポーツのようにハイ・リスク/ハイ・リターンの徹底した競争主義でやっていくという考え方もあるが、中途脱落組の末路は非常に悲惨であることも事実である。

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November 25, 2006

Notice of the 18th Regular Concert ~ Keio High Wind Orchestra

年末恒例行事の一つ?ともいえる塾高吹奏楽部の定期演奏会が来月末に迫ってきたのでお知らせします。

昨年に比べると(春のセンバツ甲子園、選手権神奈川大会決勝戦、クリスマス・ボウルなど)今年は野球部、アメフト部を始めとするスタンドでの応援演奏の機会が充分にあったとは言いづらいし、吹奏楽部自身のコンクールで受けた評価も不本意なもので、その分部員諸兄の定演に懸ける意気込み如何ばかりか?

ということで、塾高吹奏楽部からお知らせ頂いた今年の定期演奏会の要領は以下の通り。


【慶應義塾高等学校 第18回定期演奏会のお知らせ】

日時:2006年12月27日(水) 16:30開場、17:00開演
場所:めぐろパーシモンホール 大ホール
アクセス:東急東横線 都立大学駅より徒歩7分
東急バス(渋谷駅、目黒駅などから) 「めぐろ区民キャンパス」下車すぐ
※駐車場は駐車台数に限りがございますので、ご来館には公共交通機関をご利用ください。

曲目:・交響組曲第2番「GR」より (天野正道作曲)
    ・マゼランの未知なる大陸への挑戦 (樽屋雅徳作曲)
    ・AERODYNAMICS (ギリングハム作曲)
    ・ポップス・ステージ
    ・応援アトラクション 他
   ☆今回は、新企画を企画しています。その内容は当日までのお楽しみです!

お問い合わせ:khwo_teien@yahoo.co.jp(定演実行委員会)
部ホームページ:http://www.music.ne.jp/~khwo/

何かご質問等があれば、上記問い合わせ先までどうぞ。


純粋な吹奏楽ファンは勿論のこと、塾高野球部を始めとした大舞台での応援には應援指導部とともに欠くことできない吹奏楽部の年に1度の晴れ舞台、部外者ながら多くの皆さんのご来場を期待しています。

昨年の演奏会の様子は以下をご参照下さい。

The 17th Regular Concert ~ Keio High Wind Orchestra

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November 16, 2006

After the 2006 autumn season of the Tokyo Big 6

<2006/11/18 「塾高蹴球部@神奈川予選準決勝戦対東海大相模 前半」の写真をアップロードしました。>

<2006/11/20 「塾高蹴球部@神奈川予選準決勝戦対東海大相模 後半」の写真をアップロードしました。>

慶早戦(世間一般的には早慶戦)で勝ち点をあげ早稲田の完全優勝を阻み一矢を報い今秋季リーグ戦3位となった塾野球部であるが、卒業までに30勝が視野に入ってきた左腕エース加藤投手に加え、2年生相澤投手の安定感のあるピッチングで来春からの先発2本柱が確立できたことは非常に頼もしい限り。あとは、打線に繋がりが出てくれば来年の春・秋連覇も決して夢ではない。東京六大学リーグ戦終了後に観戦した試合は以下の通り。(と言っても全て塾絡みの試合ではあるが…)

【東京六大学2006秋季新人戦】

11月1日の対早稲田の準決勝戦。先発の居村くんは5回までに5失点するも1回裏の2点と6回裏に5点で逆転し、8回裏まで1点差のリード。しかし、9回裏それまで無難な投球をしていた今福くんが突然に乱調となり3失点。その後に登板した梅本くん、忠本くんも早稲田に打ち込まれ9回表になんと9失点で結局7対15で敗戦。お隣で観戦しておられた松尾大先輩も呆れておられた。代打でタイムリー2塁打を放った松尾卓史くんは春同様に大物感漂うバッティンを披露してくれた。

個人的に嬉しかったのは、塾高時代から応援している漆畑くんが新人戦とはいえ、神宮初打席でヒットを打ったことである。秋季リーグ戦中は常にベンチ入りしており、試合中は淡々とバット引きをして何度かサードの守備に着いたことはあったが打席に立つ機会はなかった。来春はレギュラー目指して「ガンバレ!うるし~」。

漆畑哲也選手@2006 Autumn
漆畑哲也選手@2006 Spring

11月2日は対法政の3位決定戦。1回裏に村重くんのタイムリーで1点獲るが、先発の松尾拓実くんが2ランHRを浴び結局1対2で敗戦。昨日同様、代打で登場した松尾卓史くんがライト線に放った打球は1塁塁審がいればあれは明にヒットの判定だったはず。塾高センバツ組は、漆畑くんが先発出場し3打数1安打、湯浅くんが代打で登場しいきなり死球を喰らうがそのまま漆畑くんに代わってサードの守備に着くが彼のこのポジションは初めて見た。長谷くんも小野寺くんに代わってショートを守った。光くんや玄ちゃんもいづれ巡ってくるであろうチャンスを掴ん欲しい。中林くんは故障が未だ完治していなとみえて、ベンチ入りしておらずバックネット裏で観戦していた。怪我を治して、「続け、天災左腕に!」。

来年は打撃において近年の塾高最強世代と思しき現3年生たちが進学・入部するはずなので、新人戦は益々楽しみである。ただ、早稲田には例の子が進学のはずなので、これまでの新人戦のスタンドとは景色が全く違うものになっているかもしれない。

【明治神宮外苑創建80年記念奉納試合・東京ヤクルトスワローズvs.東京六大学選抜】

11月4日、先週から神宮通いが続く。確か70周年には東京六大学選抜vs.東都大学選抜が行われたはずだがその試合は観ていない。ヤクルトの布陣は1.5軍といったところだが、應武監督率いる六大学選抜はベンチ入り選手を全て起用した。結果は2対3で六大学の惜敗。1回裏に藤井投手からソロHRを打った法政・大引選手が3安打と大活躍。金森主将、岡崎選手、佐藤選手、相澤投手、加藤投手が塾野球部から選抜されたが、佐藤くん以外はそれぞれ活躍してくれた。特に6回裏に同点タイムリーを放った金森くんと、「代打オレ」を2ゴロに討ち取り8・9回に登板し無失点に押さえた加藤くんはお見事。

レフトスタンドに陣取った今年の当番校である明治から始まる、東大、早稲田、立教、法政、慶應の順番での六大学合同の応援は圧巻であった。特に、應援指導部の持ち回である6回に金森くんがタイムリーヒットが放ったときは「若き血」で大いに盛り上がった。7回からの各校が入れ替わり立ち替わりのチャンス・パターン・メドレーは、これが最初で最後になるかもしれない見物であった。早稲田のコンバット・マーチと慶應のダッシュKEIOでは本来は「ヤクルト」となるべきところがそれぞれ「ケイオー」「ワセダ」になっていたのはご愛敬。

【慶應義塾創立150年記念準硬式野球 慶早戦及び神戸大学定期戦】

11月10日、どういう経緯で150周年記念イベントに組み込まれたのかは定かではないが、日吉台球場を塾高野球部と共用している準硬式野球部の4年生引退試合が横浜スタジアムで行われた。球場が神宮ではないことと、ボールがH球と金属バットという違い以外は、全くの慶早戦であった。準硬式の試合を観戦するはこれが初めてであったがDH制でやっている。硬球に比べ飛距離は落ちるはずのH球にも拘わらず、外野の守備位置は思いの外深い。球は飛ばなくとも金属バットを使っているためなのかもしれない。

試合の方は3回表に早稲田に先取点を許すも、その裏3点獲って逆転し、4回裏と8回裏に1点づつ追加し、9回表には1点を許すも5対2と全く危なげない塾準硬式野球部の勝利に終わった。但し、今秋の準硬式六大学リーグでの慶早戦では1勝2敗と勝ち点を献上し3位だったようである。塾高センバツ組からは大久保くんが途中で交代したがレフトで先発出場。彼は春季リーグ戦ではベスト9に選ばれたとか。

内容的には、当方の認識不足であったのだがグラウンドでは想像を超えるレヴェルの高い野球が展開されていた。その意味では神宮同様に應援指導部・応援部による本格的な応援が行われていたのだが、観客が少ないことがちょっと残念。塾主催のイヴェントなので仕方がないとはいえ、早稲田側は応援部以外は観客は限りなくゼロに近かった。今後も時間が許せばせめて慶早戦くらいは観戦したい。

【第86回全国高校ラグビー大会 神奈川県予選準決勝】

11月12日、快晴の日中でも肌寒さを感じさせるラグビー・シーズンに相応しい日曜日。花園出場を目指す塾高蹴球部は東海大相模を対戦相手に神奈川県予選の準決勝戦。場所は厚木駅から南に下った相模川河川敷にある海老名運動公園陸上競技場。

最近の神奈川の高校ラグビーの勢力図は良く分からないのだが、昨シーズンは花園出場を果たした桐蔭学園が準優勝したことは記憶に新しい。塾高蹴球部は昨年はシードされるも初戦で日吉でのお隣の日大高校に1点差の悔しい逆転負けを喫し、今年のチームも春の関東大会への神奈川準決勝では東海大相模にやはり2点差の逆転負けをしたそうである。

試合開始早々50秒に⑨HB古岡くんがトライ、あまりに早い得点で写真を取り損なった。⑮FB小林くんのゴールも決まり7対0と上々の滑り出しである。4分にも⑧FW上田くんのトライと13分には⑭TB宮崎くんのトライと前半15分前にして19対0でリードする。前半終了寸前にトライ&ゴールを決められ19対7でハーフタイム。

後半開始から風上に立った東海大相模の時間帯になる。しかし、塾高ディフェンス陣は相手攻撃に厳しいプレッシャーを掛け続け得点を許さない。11分塾高自陣で相模が右に展開しファンブルしたボールを⑬TB鈴木くんが奪いそのまま60~70m独走し、ゴールポストに飛び込みゴールも決まって26対7。ドロップ・ゴールを試みたあとのPGが決まり29対7。そして、22分には⑨HB古岡くんがこの日2つ目のトライで34対7。後半は不利な風下に立ちながらも東海大相模の得点を許さずノーサイドとなった。

塾高は常にディフェンスが素早い効果的なプレッシャーを相模に与え続け反撃の目を摘みとり快勝した。これで塾高蹴球部は、19日の決勝でこの日の第2試合において横須賀高校を55対0で破った桐蔭学園と花園出場を懸けて対戦する。相手は昨年の全国準優勝チームであり、この秋も準決勝まで大量得点と総失点が僅かに5点と順調に勝ち上がって来た強豪チームであり、そう簡単に勝てる相手ではない。しかし、塾高にはこの準決勝戦のように、ディフェンスの頑張りでロースコア・ゲイムに持ち込めば充分に勝機はあると信じている。

後期中間試験期間という厳しい条件で決勝戦に臨まなければならないが、塾高の体育会の中でも日頃最も厳しい練習をしているクラブの一つである蹴球部、これまで積み重ねてきた鍛錬の成果とチャレンジャー精神を爆発させて欲しい。

塾高蹴球部@神奈川予選準決勝戦対東海大相模 前半
塾高蹴球部@神奈川予選準決勝戦対東海大相模 後半

本来は、試合ごとにエントリを立てるべきであるが、纏めての観戦記とさせて頂いた。実は全ての試合で写真を撮っているのだが、止せばよいのにRAWモードで撮影しているため、現像や整理が全く追いついていない。準備が整い次第順次、写真のアップロードをして行く予定なので、ご興味のある方は時々覗いてみてください。追記としてご案内します。

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November 07, 2006

Le pont Mirabeau

また悪いクセでblogを3ヶ月以上も放置してしまった。この間、引き籠もっていたわけではないのだが、一旦怠け癖がつくとこの始末でご訪問頂いた皆さま(未だいるのかしら?)には誠に申し訳ありませんでした。中断・再開する度にお詫び・言い訳を繰り返しているのだが、久々にblogのエントリを書く気分は「ミラボー橋」(Guillaume Apollinaire)に詠われた以下の一説そのもの。

Vienne la nuit sonne l'heure. Les jours s'en vont je demeure.
(日も暮れよ、鐘も鳴れ。月日は流れ、わたしは残る。)

正にタイム・パラドクス状態である。(なんか、他人事のように…)

寧ろ、ルカ伝で「罪を犯したものも、悔い改めればすべてはゆるされる」とキリストが諭し、その一つの例えとした「放蕩息子の帰還」のほうが近いかも。(といっても、ワタシはクリスチャンではない。でもお許しを!)

ワケの分からないコトを並べ立てドサクサ紛れの再開となったのだが、その実際の切っ掛けは11月6日の日吉台球場での「お約束」である。(怠惰な人間を自認してはいるが、約束事には意外に堅いのである!)

ということで、塾高野球部が日吉祭期間を使って行った「コーチ・クラシックス」の様子の一部をお届けする。部内対抗戦とはいえ、中間試験オフ・冬季練習前の最後の試合形式での練習ということで選手の皆さんは時に上田さんの叱責と受けながらも真剣にプレイしていた。

例によって、撮影するには障害物一杯のスタンド、今ひとつ冴えない空模様、撮影者の未熟な腕前などの悪条件が重なり、全体的に出来は今ひとつで申し訳ありません。

2006 Keio High Coach Classics

普段は、ピントのズレ、手ぶれ、被写体ブレなどでボツにする写真も今回は以下にアップロードしました。あまり期待せずにご覧ください。

2006 Keio High Coach Classics - NG

ご参考までに、撮影機材は以下の通りです。
カメラ:Konica Minolta α sweet Digital
レンズ:AF 100-300(デジカメ換算150~450)mm APO Tele Zoom F4.5~6.3
     AF Reflex 500(デジカメ換算750)mm F8

RAWモード(3012x2004)で撮影し、RawShooter essentialsのオート・モード(ホワイト・バランス&露出)でJPEG(3012x2004)に現像。今回のアップロード画像にはトリミングは施しておりません。

写真のダウンロードの方法等に関するご質問、ご意見、ご希望などは、この記事へのコメントを残して頂くかflamand@hotmail.co.jp 迄メールを頂ければ幸いです。

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August 04, 2006

A maiden voyage ~ The New Team of Keio High

kieo_high_logo27月28日の納会後に新チームを結成した我が母校慶應義塾高校硬式野球部は、8月4日(金)に関東遠征中の羽黒高校を日吉台球場に迎えて練習試合を行った。

新チームは、主将伊場くん、副将宮本くんと後藤くん、主務上田くん、投手チーフ辻くん、捕手チーフ齋藤くん、内野チーフ井澤くん、外野チーフ矢島くん、1年担当奥井くんという体制である。

山形から遠路遙々やって来てくれた羽黒高校野球部はカリフォルニア育ちの横田監督(上田監督と同様で英語教師)率いるアメリカン・スタイルの野球を標榜するチームで、昨年塾高が出場した選抜甲子園大会ではベスト4という実績のある新興の強豪校である。

練習試合なので勝敗はあまり重要な要素ではないが、ダブル・ヘッダーの2試合とも塾高が大差で勝利した。新チームは伊場くんと宮本くん以外は、これまで公式戦ではお目に掛かったことのないフレッシュなメンバーであったが皆よく撃ち繋ぎ、かつよく守った。これは皆さんには失礼ながらMore than expected!塾高野球部の層は厚い。ショートを守る細江くんは守備も素晴らしかったが打撃では大活躍で、野俣くん、溝口くんも鋭い打球を飛ばしており全員の繋げる意識の高さを感じた。サードの鈴木くんは非常に安定感のある守備を披露してくれた。高校野球の場合、どの新チームもピッチャーの育成が最大の課題であるが、これまで公式戦では登板機会がなかった辻くん、黒住くん、成田くんが好投を見せてくれた。それにしてもあの炎天下で両チームとも2試合ともよく頑張っていた。

塾高野球部はこの日曜日から恒例の北海道遠征に出発するが、さらに逞しくなって帰って来ることを期待している。8月12日には秋季大会のブロック抽選、23日にはブロック予選が始まる。夏の甲子園はこの6日から開催されるが、この猛暑の中新チームにとっての「秋」は既に始まっている。

今回は試合を観ることに集中したため、あまり写真を撮ることができなかったが伊場キャプテンの下、新チームにエールを込めて。

対羽黒高校戦@日吉台グラウンド(8月4日)

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July 28, 2006

The voyage of discovery ~ Postscript

送別試合の写真アルバムに関する追記を追加(2006/08/05 11:15AMに訂正あり)

【お詫び&訂正】

下記の方法では店主宛にメールが届かない場合があるようです。誠に申し訳ありませんが、既にメールをお送り頂いた方はメールアドレス(flamand@hotmail.co.jp)をコピーしてご自分のメールソフトの宛先に指定して再度ご要求のメールをお送りください。よろしくお願いします。

kieo_high_logo2今年の夏の選手権大会での試合を終えた我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は、7月28日(金)に納会と日吉台球場において引退する3年生の送別試合を行った。

バッテリー、内野、外野、監督・コーチの4チームに分かれて3イニング制で試合が行われた。各選手が公式戦や練習試合では決して観ることができないポジションを守ったり、パパ・ママや妹さん?の代打、親子対決、Tくんの○○のスタンドからの観戦(これはいつものことか・・・)とそれにチャチャ入れする無粋なヲヤジなど、本番ではちょっと不完全燃焼気味で心の整理も未だついていない皆さんであろうが、非常に楽しそうにプレイする姿を観ることができた。

父母会皆さんは3塁側ベンチに陣取り、選手のユニフォームもシニア時代のもの、お父さんの現役時代のもの、サッカー・ユニ(ファン・ニステロイやサヴィオラも登場。特にバルサ時代のコネッホの7番のユニは感激もの!)など様々で普段とは違い、年に一度のリラックス・モードで全開であった。普通部や中等部出身の選手達は当然グレーのKEIOユニフォームである。中でも竹内くんの背番号と名前の入った胸に日の丸がついたAll Japanのユニフォームはひときわ眩しいものがあった。

シニアのユニフォームも遠くから見ると、まるで早稲田・明治と見紛うものもあった。しかし、彼らにはやはり約2年半(内部進学者はそれ以上)身につけて戦ってきたKEIOユニフォームが最も良く似合う。

大会直前の練習試合で対戦した相手チームやシニア時代の仲間が所属するチームが、決勝戦に進出したり甲子園行きを決めたりと、引退する3年生にとっては複雑な心境であろうと察して余りある。しかし、来春から塾野球部で野球を続けるもよし、野球とは全く別の道を歩むもよし、ここは早く気持ちを切り替えて欲しいものである。昨年の先輩達の現在を見ても分かる通り、諸君の将来への可能性は無限に広がっている。(但し、キチンと進級すること!)

新チームの皆さんには名実ともに真のチャンレンジャーとして秋季大会に向けて、北海道遠征を含めて暑い夏であるがここは頑張って力を養って欲しい。この8月23日には地区予選が始まるので、それほど時間があるわけではない。そして、秋の公式戦では一試合ごとに経験を積み、関東大会を目指してもらいた。勿論のその先の目標は、来春の選抜甲子園出場と全国制覇である。新チームの諸君たちは、先輩たちの目標と想いは引き継いでもらいたいが、失うものは何もないなずである。とにかく、自分たち自身が最大限にEnjoyできるBaseballを展開して欲しい。

対横浜商大戦のエントリでは、ジョン・F・ケネディの大統領就任演説からの言葉を贈ったが、ここでは現在八十歳を超えて未だプロの料理人を指導し尊敬を集めている或る女性料理研究家の言葉を紹介する。曰く、「稽古(練習)とは、自分が見えるまでやり込むこと」。即ち、自分の姿が見えるまで練習することによって、自らが不調に陥った場合に理想の自分の姿との違いを認識できる第三者としての目を養うことが出来るという意味である。


この日吉台の送別試合でも楽しいスナップをかなり大量に撮影したのだが、公式戦や練習試合とは違いプライヴェートなイヴェントなのでこれまでのような方法では公開しない予定である。現在、選手の皆さんや親御さん、関係者の方々や応援して頂いた皆さんに御覧頂く方法を検討しおり、準備ができ次第このエントリの追記としてそのアクセス方法をご紹介する予定である。ご面倒お掛けして恐縮であるが、ご興味のある方はこのエントリを今後参照して頂きたい。

【送別試合の写真に関する追記】

7/28に日吉台で行われた送別試合において撮した写真を御覧頂く準備ができましたので、ここにお知らせいたします。今回は、このアルバムへのアクセスは店主からの「ご招待」というかたちにさせて頂きます。

被写体となった選手・コーチ・ご家族の皆さん、日頃より塾高野球部を応援して頂いている皆さんでアルバムを御覧になりたい方は、このページ左上の”Counter”と”カレンダー”の間ある”about”をクリックして頂き店主のプロフィールのページのコンタクトにある”メール送信”から擬藤岡屋店主(flamand@hotmail.co.jp)宛てにメールでご要求ください。

誠に勝手ながら「ご招待」のメールをお送りするかどうかは、店主の判断とさせて頂きますので予めご了承をお願い申し上げます。





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July 23, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 4/13

kieo_high_logo2我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の5回戦は、予定通り23日(土)の平塚球場での第一試合(11:00開始)として行われた。対戦相手は横浜商科大学高校

慶應義塾 001 210 00 | 4
横浜商大 420 020 12x|11

塾高先発メンバー:

1. 9山口(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 4高尾(セカンド)
4. 7竹内(ライト)
5. 2伊場(キャッチャー)
6. 3正木(ファースト)
7. 5平川(サード)
8.15奥谷(レフト)
9. 1田代(ピッチャー)

1回表、山口くん三振のあと渕上くんがセンター前ヒット。高尾くんはライトフライ。竹内くんがライト前ヒットを打ち2死1・3塁。伊場くんはセカンドゴロで初回のチャンスを生かすことができなかった。

1回裏、田代くんは先頭打者に四球を与えたあとバントが決まり1死2塁。その後デッドボーとピッチャー強襲のヒットで1死満塁。ここで田代くんはボークを取られ先取点献上。1死2・3塁からレフトに3ランHRを浴びる。後続はセンターフライ×2。本来の塾高打線の力をもってすれば初回の4点は大したビハインドではないのだが、これまでの不調な打撃を考えるとかなり重たい。

2回表、正木くん三振のあと平川くんはセンター前ヒット。奥谷くんはショートフライ、田代くんは三振。1点づつ返していきたいところだが・・・。

2回裏、先頭打者をセンターフライ、次打者を三振に討ち取り2死ランナー無し。次打者にショートへの内野安打、そしてライト前ヒットを打たれ2死1・2塁。次打者にセンター前タイムリーヒットを打たれ1点追加される。2死1・2塁から再びセンター前タイムリーヒットでさらに1点追加される。2死1・2塁でセカンドゴロ。この2アウトからの序盤での2点追加はかなり厳しい状況であることは事実。

3回表、先頭の山口くんがライトセンター間二塁打を放つ。渕上くんバントが成功して1死3塁。高尾くんがセンターに犠牲フライを打ち上げ1点獲得。竹内くんが四球を選んだあと伊場くんのセンター前ヒットで2死1・2塁。しかし正木くんはレフトフライに倒れる。打線が繋がらない。2アウトから点を取っていくという「塾高らしい」野球が影を潜めている。

3回裏、先頭打者のショートゴロを渕上くんがジャンピングスローで捌く。次打者にレフト線二塁打を打たれ、四球とバントで2死2・3塁のピンチ。再び渕上くんへのショートゴロを見事に処理。渕上くんの素晴らしい守備には応援席にいた大学生コーチもハイタッチ。しかし、商大打線に押されている。

4回表、平川くんはライト線への二塁打を放ち、奥谷くんがバントを成功させて1死3塁。田代くんのセンター前タイムリーヒットで1点追加。山口くんはセンター前ヒットを放ち1死1・2塁。渕上くんのショートゴロでセカンドでアウトになり2死1・3塁。高尾くんがセンター前にタイムリーヒットで更に1点追加する。しかし竹内くんは三振で更なる追加点はならず。やっと繋がりを見せてきた打線であるが、好調時の怒濤の攻めにはほど遠いものを感じる。

4回裏、塾高はセンターに新谷くん、竹内くんをレフト、山口くんをライトとレギュラーポジションに守備位置変更。レフト奥谷くんが退く。先頭打者のファーストへの当たりを正木くんが見事なダイビングキャッチ。続く打者をセンターフライ、レフトフライに討ち取る。

5回表、先頭の伊場くんがライトセンター間に二塁打。正木くんはバントを試みるもピッチャーフライで1死2塁のまま。平川くんのセンター前ヒットで1死1・3塁。新谷くんがスクイズを成功させ1点追加。田代くんはレフトフライに倒れる。本調子ではないもののコツコツと追加点をあげ2点差まで詰め、流れが塾高に傾きつつある。

5回裏、先頭打者はセンターフライ。次打者にレフト前ヒットを打たれる。1塁への牽制でこの試合2つめボークを取られる。さらに四球を与え1死1・2塁。次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ1点追加される。サードゴロを平川くんがエラーするが、ランナーは動けず1死満塁のピンチ。次打者にレフトに犠牲フライを打たれさらに1点を許す。送球がそれ2死2・3塁にピンチが続くがファウルフライを正木くんがキャッチ。塾高に傾きかけていた試合の流れが相手に2点の中押しをされ、かなり苦しい展開となる。

6回表、先頭の山口くんがショートへの内野安打。渕上くんのバントで1死2塁。高尾くんはセンターフライ。竹内くんの打席で相手キャッチャーのパスボールで山口くんは3塁に。しかし竹内くんは三振。チャンスに強い竹内くんの不振が痛い。

6回裏、ライトライナー、ファウルフライ、セカンドゴロと三者凡退。

7回表、伊場くんサードへの内野安打。ピッチャーの暴投と正木くんのセカンドゴロで1死3塁。平川くんはショートゴロを打つが伊場動けず2死3塁。新谷が四球を選んで2死1・3塁となり田代くんの代打として野毛くんが登場するがセンターフライ。得点チャンスを生かせず全く厭な流れに。

7回裏、この回からピッチャーは田代くんに代わって福山くん。先頭打者にレフト前ヒットを打たれる。次打者はライトフライ。ショートゴロをまたまた渕上くんが見事に処理して2死2塁。しかしここで次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ更に1失点。ファーストの正木くんが福山くんに代わってマウンドに。ファーストは佐野くんが守備位置につく。次打者をレフトフライに討ち取る。この終盤での1失点は非常に重い。

8回表、先頭の山口くんゴロをショートがエラー。続く渕上くんはレフトフライ。高尾くんがレフト前ヒットを放ち1死1・2塁。しかし竹内はファーストゴロで2死2・3塁となるも伊場くんはショートゴロ。打線が繋がらない。

8回ウラ、先頭打者にライト前ヒットを打たれる。バントが決まって1死2塁。センター前ヒット、デッドボール1死満塁となる。ここで正木くんの痛恨のワイルドピッチで1失点。次打者を敬遠の四球で1死満塁となる。次打者のショートゴロを好捕した渕上くんは本塁に投げられず、さらに1失点でゲイムセット。

大会開始直前まで好調に見えた打線が、順延が繰り返された天候に作用されたかのように湿ってしまった。初戦(2回戦)から苦しい試合を勝ち上がってきたのだが、ついに打線は甦らなかった。2アウトからでもどんどん点を取っていく怒濤の攻めが全く影を潜めてしまった。やっと復調の兆しが見えたこの試合では相手の打線が上回ってしまった。

田代くん、福山くん、正木くんはこの苦しいチーム状況の中で本当に良く耐え頑張った。ただ、今日の相手は田代くんの投球をよく研究しており、彼の多彩な変化球を生かさないバッティングを心がけていたように見える。1回の4失点はこれまで全くとられたことがなかったボークの宣告が彼に心理的動揺を与えたことは想像に難くない。

昨年の選抜出場メンバーがレギュラーとして残っており、周囲の大きな期待がプレッシャーとなって選手に大きくのしかかったのだろう。下田のグラウンドでの鎌倉学園との練習試合の時のようになりふり構わず(例え泥仕合といわれようと)戦うことを夏の大会では出来なかった。

このチームは結成以来、公式戦は全て観ており、惜しくも準優勝で甲子園行きを逃した昨年のチーム以上に個人的な思い入れがあった。昨年の秋季大会では、桐蔭学園に屈辱的なコールド負けを喫し、この先いったいどうなるのだろうという危惧は田代くんの急成長とそれに引っ張られるかのような福山くんや正木くんの充実振りで春季大会は堂々のベスト4に。しかし、まさか全く心配していなかったバッティングの不振でこの結果になろうとは・・・。

今年のチームは13/13、即ち全国制覇を目標に掲げていたのだが、残念ながらこの”The voyage of discovery”は目的地の大分手前の4/13で終わってしまった。しかし、我々に幾たびもスリルや感動や勇気をもたらしてくれた選手諸君には最高の感謝の念を捧げる以外何物もない。

塾高野球部のオフィシャル・サイトのトップ・ページではジョン.F.ケネディの有名な大統領就任演説(Inaugural Address;何故かこれを塾高時代に丸暗記した記憶がある)からの”Ask not what your country(team) can do for you; Ask what you can do for your country(team).”を引用しているようだが、同じ演説の中に”Let the word go forth from this time and place, to friend and foe alike, that the torch has been passed to a new generation of Americans ”というフレーズがある。即ち、この試合で引退する3年生の果たせなかった目標や想いは新チームに引き継がれるのである。

新チームにはやはりこのケネディの演説にある”All this will not be finished in the first one hundred days. Nor will it be finished in the first one thousand days; nor in the life of this Administration; nor even perhaps in our lifetime on this planet. But let us begin.”という言葉を贈りたい。たとえ目的地がいかに遠くその途中に高く厚い壁があろうとも、”But let us begin.”

このチームを指導してこられた上田先生・赤松先生・七條先生、学生コーチの皆さま、物心両面に渡って絶大なサポートをしてこられた日吉クラブの先輩方や父母会の皆さま、そして試合に当たって応援を盛り上げて頂いた應援指導部、女子高バトン部、吹奏楽及びそのサポートをされたOB・OGを始めとした関係者の皆さま、球場に集い応援された皆さまに大いなるエールと感謝を捧げます。

5回戦でも奮闘努力された選手の皆さんに感謝をこめて球場で撮ったスナップはこちら

対横浜商大高校@平塚球場(5回戦 - 2006/07/23)


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July 22, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 3/13

kieo_high_logo221日(金)に予定されていた我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の4回戦は、やはり雨のため順延され22日(土)の保土ヶ谷球場での第一試合(9:30開始)として行われた。対戦相手は久里浜高校

久里浜  001 100 000 00 |2
慶應義塾 001 001 000 01x|3

塾高先発メンバー:

1.15奥谷(レフト)
2. 6渕上(ショート)
3. 7竹内(ライト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 3正木(ファースト)
6. 9山口(センター)
7. 14鈴木(サード)
8. 2伊場(キャッチャー)
9. 11福山(ピッチャー)

1回表はショートゴロ、セカンドゴロ、ライトフライと三者凡退で福山くんは順調な滑り出し。

1回裏、奥谷くんがセーフティーバントを試みるがピッチャーゴロ、渕上くんはセンターに打ち上げて2死ランナー無し。竹内くんは四球を選び盗塁成功。しかし牽制で刺される。

2回表、先頭打者のサードゴロを鈴木くんがエラー。バント成功して1死2塁。次打者のレフトへの当たりを奥谷くんが滑り込みながらのナイスキャッチ。2塁ランナーは飛び出していたがハーフバウンドを高尾くんが取れずダブルプレイならず。次打者を三振に討ち取る。

2回裏、高尾はセカンドゴロ、正木くんのファーストゴロをベースカバーに入ったピッチャーが落球し1死1塁。山口くんの三ゴロの間に正木くんは進塁し2死2塁。鈴木くんが四球を選んだあと、暴投で2死1・3塁に。伊場くんは先制点のチャンスを生かせず三ゴロ。

3回表、センターフライのあとレフト前に運ばれ1死1塁。バンド成功で2死2塁に。次打者の打球を高尾くんと山口くんが懸命に追うがその間に落ちタイムリーヒットとなり先制点を失う。さらに四球を与えで2死1・2塁となるが次打者をレフトフライに討ち取る。

3回裏、福山くんセンター前に初ヒット。奥谷くんのバント成功し1死2塁。牽制が悪送球で福山くんは3塁へ進塁する。渕上くんは四球を選び1死1・3塁に。竹内くんがライトへフライを打ち上げタッチアップで福山くんが生還し同点に追いつく。高尾くんは四球を選び2死1・2塁。正木くんはレフトフライで勝ち越し点成らず。

4回表、先頭打者にレフトにソロHRを打たれ追加点を許す。続く打者をファースト・ゴロ、サードゴロで討ち取る。2アウトから福山くんは四球を与え、次打者にもライト前ヒットを打たれ2死1・2塁に。正木くんがファーストからマウンドへ行きピッチャー交代。宮本くんがファーストに入る。次打者にショートへの内野安打を打たれ2死満塁のピンチを迎えるも次打者を三振に討ち取る。

4回裏、山口くんはレフトフライ、鈴木くんはセンターフライで2アウト。伊場くんは四球を選ぶも、宮本くんはセカンドゴロ。試合の流れは久里浜に傾きかけている。

5回表、平川くんが鈴木くんに代わってサードの守備につく。この回はセカンドゴロ、三振、ショートフライと三者凡退。

5回裏、奥谷くんが四球を選び、渕上くんのバント成功で1死2塁。しかし、竹内くんはセンターフライ、高尾くんはサードゴロ。ここまで、塾高は福山くんのヒットが唯一本。

6回表、センターに新谷くん、竹内くんがレフト、山口くんがライトと守備位置変更し奥谷くんが退く。先頭打者にレフト前にヒットを打たれ、次打者のバントはピッチャーフライで1死1塁。次打者のバントは成功し2死2塁となるがショート・ゴロに討ち取る。

6回裏、正木くんはレフトフライ、山口くんは四球を選び1死1塁。山口くんは投球がショートバウンドする間に2塁に向けてスタートを切るがタッチアウトで2死ランナー無し。平川くんは四球を選び2死1塁。ここで、久里浜は塾高打線を1安打に押さえていたピッチャーを交代。 伊場くんがライトセンター間へのタイムリー三塁打を放ち同点に追いつく。宮本くんはセンターフライで勝ち越し点は成らず。

7回表、先頭打者をピッチャーゴロ。次打者のセカンドゴロを高尾くんがエラー。さらにライト前ヒットを打たれ1死1・2塁となる。ダブルスティールを決められ1死2・3塁のピンチ。しかし、正木くんはここで踏ん張り、三振とセカンドフライでこのピンチを切りぬける。

7回裏、新谷くんは四球を選ぶも続く渕上くんのセカンドゴロがダブルプレイで2死ランナー無し。竹内くんはセンターフライに倒れる。

8回表、ファーストゴロ、セカンドゴロ、セカンドゴロと三者凡退。

8回裏、ここで久里浜はピッチャーを交代する。先頭の高尾くんはサードゴロ、正木くんはセンターフライ、山口くんはセカンドフライと終盤にも係わらず淡泊な攻撃が続く。

9回表、ピッチャー正木くんに代わってエース田代くんを投入。正木くんがファーストの守備につく。先頭打者は三振。次打者にライトセンター間に二塁打を打たれるが、後続をショートゴロ、センターライナーに討ち取る。恐らく明日の商大戦を控え、田代くんの投入は避けたかったところであろうが、この試合に負けるわけにいかず、いた仕方ないところであろう。

9回裏、平川くんはピッチャーゴロ、伊場くんはサードライナー、田代くんはセカンドゴロでついに延長戦に突入。9回までに塾高は2安打で2点という超省エネモード。ここいらへんが野球部とはいえ塾高生の片鱗が・・・?

10回表、先頭打者をファーストゴロ、次打者の絶妙のセーフティーバントを田代くんのナイス・フィールディングで2死ランナー無し。次打者も三振に。

10回裏、塾高は1番からの好打順であるが、新谷くんはセンタフライ、渕上くんはファーストゴロ、竹内くんショートフライと三者凡退。

11回表、先頭打者をセカンドゴロ、続く打者をピッチャーゴロ、セカンドフライと三者凡退で「エンドレス」の様相を呈してくる。

11回裏、先頭打者の高尾くんがライト線への二塁打を放つ。正木くんのバントが成功し1死3塁のチャンス。山口くんの打席で2ボールの時点で久里浜はピッチャーを交代。山口くんの浅いライトフライで高尾くんはホームに帰れず2死3塁。平川くんがライトオヴァーのサヨナラタイムリーヒットを放ち、ゲイム・セット!

延長戦でのサヨナラ、しかもキャプテン平川くんの一撃で、と如何にも塾高らしい勝ち方であったが3戦目になっても打線は繋がらない。昨年は茅ヶ崎戦からは厳しい試合の連続で結局決勝戦まで勝ち上がっていったのだが、今年は初戦から勝利がどちらに転ぶか分からない試合展開が続いている。打撃は水物とのとは良く言ったものである。大会直前まで好調を維持していた選手達の打棒も何故か湿ったままである。ピッチング・スタッフは相変わらず良くやっている、というか良く耐えている。

明日はこれまでの相手とはレヴェルが格段に違う横浜商大高戦である。格好いい勝ち方をしようとか、我々の期待に応えようとか、その他諸々の想いやしがらみは捨て去り、開き直って試合に臨んで欲しいものである。

4回戦で痺れるような試合展開と劇的な勝利を勝ち取った選手の皆さんに感謝を込めて、保土ヶ谷球場でのスナップはこちら。

対久里浜高校@保土ヶ谷球場(4回戦 - 2006/07/22)



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July 20, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 2/13

kieo_high_logo2本来17日(月)に行われるはずだった我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の3回戦であるが、雨のため順延が繰り返され結局20日(木)の等々力球場での第一試合(9:30開始予定だったが、降雨を心配してか9時ちょっと過ぎた頃に試合開始)として行われた。対戦相手は関東学院高校

慶應義塾 100 002 010|4
関東学院 000 001 000|1


塾高先発メンバー:

1. 9新谷(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 9山口(ライト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 7竹内(レフト)
6. 5平川(サード)
7.17津田(ファースト)
8. 2伊場(キャッチャー)
9. 1田代(ピッチャー)

1回表、新谷くんがデッドボールでノーアウト一塁。渕上くんがバント成功させ1死2塁。山口くんがレフト前タイムリーヒットで先取点。レフトが後逸する間に山口くんは2塁へ。高尾くんセンターフライで山口くんは3塁へ。竹内くんはレフトフライ。

1回裏、津田に代わり宮本くんがファーストの守備につく。先頭打者がレフト前ヒット。バント成功し、1死2塁。次打者を三振に討ち取る。デッドボールでで2死1・2塁となるが三振に討ち取る。

2回表、平川くんファーストゴロ。宮本くんライトフライ。伊場は四球を選び2死1塁。ワイルドピッチの間、伊場くんは2塁に。田代くんは三振。

2回裏、ライト前ヒットを打たれるが田代くんの牽制で1塁アウトで1死ランナー無しに。サードフライ。セカンドゴロ。

3回表、新谷くん再びデッドボール。渕上くんのバントをエラーしノーアウト1・2塁となる。山口くんバントを試みるが結局サードへの内野安打でノーアウト満塁。高尾くんのサードゴロはホームで封殺され1死満塁。竹内くんのファーストゴロもホームで封殺される。平川くんセンターフライ。絶好の追加点のチャンスであったがモノにすることできず。

3回裏、センター前ヒット。三振で1死1塁。サード三ゴロを処理した平川くんの2塁への送球が逸れ1死1・3塁。セカンド・フライ、三振と田代くんがピンチに踏ん張る。

4回表、宮本くん四球を選び、伊場くんのセカンドゴロで2塁封殺。田代くんはファウルフライに倒れる。新谷くんのピッチャーを襲うゴロをセカンドがカバー。

4回裏、ライトフライ。三振。センターへの飛球を新谷くんが滑り込みながらのナイス・キャッチ。三者凡退。

5回表、渕上くはんファーストゴロ。山口くんのファウルフライをサードにナイス・キャッチされる。高尾くんはセカンドフライ。

5回裏、正木くんが宮本くんに代わってファーストの守備につく。ライトフライ、ピッチャーライナー、サードゴロ(送球がちょっと高かった)。三者凡退。

6回表、竹内くんファーストゴロ、平川くんが四球を選んで、この球場(等々力)との相性抜群の正木くんがライトに2ランHR!伊場くんはサードゴロ、田代くんは三振。2点追加。

6回裏、三振とセンターフライで2アウトを取ったあと、レフトオーヴァーの二塁打を打たれる。レスト前へのタイムリーヒット。2死1塁を三振をで1失点で切りぬける。

7回表、新谷くんファーストフライ。渕上くん、山口くんともにピッチャーフライ。

7回裏、三振のあとセンター前ヒットを打たれる。四球を1死1塁・2塁。ショートフライの後デッドボールで2死満塁。このピンチは三振でよく切りぬける。

8回表、高尾くんレフトオーヴァーの2塁打。竹内くんはセンターフライに倒れるも、高尾くんはタッチアップで3塁に進む。平川がレフト前タイムリーヒットで1点追加。続く正木くんはセカンドゴロで2塁封殺。正木くんの盗塁成功し2死2塁となるが伊場くんはファウルフライに倒れる。

8回ウラ、サードゴロ、ショートゴロ、三振と三者凡退。

9回表、田代くん三振のあと新谷は四球を選ぶ。渕上くんの絶妙のセーフティーバントが成功して1死1・2塁。山口くんのバント成功で2死2・3塁の後高尾くんが四球を選んで2死満塁となるも、竹内くんはファーストゴロで追加点ならず。

9回裏、レフト前に抜けようかというショートライナーを渕上くんが横にジャンプし好捕する。三振で2アウトを取るが、レフト前ヒットを竹内くんが後に逸し2死3塁になる。最後は三振でゲイムセット。

さてこの3回戦の塾高の戦いぶりを、初戦(2回戦)の秦野戦と比較して「ちっとも変わっていない」と見るか「かなり改善された」と見るかは人それぞれであろう。大会直前の練習試合を何度か観戦しているが、正直に言わせてもらえば打撃に関しては彼らの能力の1/3も発揮されていないように思われる。好調時のこの打線の破壊力はこんなものでは決してない。確かに3回表の絶好の追加点のチャンス(ノーアウト満塁)を逃したのは残念であったが、夏の大会はその試合展開の良し悪しよりもとにかく勝ち上がることが最優先である。ただ、少々歯車が嚙み合っていな打線に対し、田代くんと福山くんの粘り強いピッチングは称讃に値する。しかし、この試合では山口くんや平川くんのタイムリー、正木くんの2ランHR、そして渕上くんの超ビューティフルな守備などの収穫もあった。これからはクリンナップを中心にピッチング陣の頑張りに応える試合展開を期待している。

ベンチ入りを逃した選手たちを始めとしてOBや関係者の大きな期待を担い、昨年の選抜甲子園の経験した3年生たちのプライドを考えると、最も苛立ちを覚えているのは選手達自身であろう。ただ、期待通りのチーム力が発揮されていないからといってスタンドから心ない野次や自ら応援するチームの対戦相手を中傷する言葉を飛ばしている輩がいる。鬱憤晴らしをするために試合を観にこないで欲しいものである。だから「高校野球の観客」は嫌いだ。(高校生風に言わせてもらえば「マジ、ムかつく!あり得ない!」)

3回戦で頑張った選手の皆さんに感謝を込めて、等々力球場でのスナップはこちら。(いつもの素人写真で恐縮であるが、現在の塾高野球部の選手に比べ比較にならないほどシャッター・チャンスに弱い店主が珍しく正木くんがホームランを放った瞬間をゲット!)

対関東学院高校戦@等々力球場(3回戦 - 2006/07/20)




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July 16, 2006

Enjoy Baseball & The Pride of Minor

The_pride_of_minorこの夏の甲子園出場を目指して慶應義塾高校硬式野球部(今年の塾高野球部は「全国制覇」というより高い目標を掲げている)が初戦を迎えた7月12日にノンフィクション・ライターである辰濃哲郎氏が上梓された『ドキュメント マイナーの誇り―上田・慶応の高校野球革命』(日刊スポーツ出版社)が発売された。

著者の辰濃氏は塾大学野球部時代にはピッチャーとして神宮のマウンドにも立った経験もあり、塾高野球部監督の上田誠氏とは塾野球部での同僚でもあった。この『マイナーの誇り』は昨年の春に45年ぶりの選抜甲子園に出場を果たし、世間から注目も浴び、奇しくも45年前同様ベスト8の成績を収めた塾高野球部に選抜終了後からほぼ1年間に渡って辰濃氏が密着取材して著したドキュメントである。

Enjoy_baseball上田監督は自ら『エンジョイ・ベースボール―慶應義塾高校野球部の挑戦』(NHK生活人新書;日本放送出版協会)を著されており、この中で高校野球としてはかなりユニークな指導・戦略・戦術・組織論を展開している。上田さんは塾高の英語教諭を務めており、かつて米国UCLAに研修留学した時にヴォランタリ・コーチとして同校のベースボール・チームに係わった際の経験や指導理論を帰国後監督を務める塾高野球部で実戦したものである。ただこれは単に横のモノを縦にしたという単純な方法ではなく、慶應義塾の一貫教育校の一つである塾高という環境と対象が高校生であるということを充分に考慮した大胆なアレンジが施されている。尤も、上田さん自身は塾高だからこのやり方が通用するという論には否定的ではあるが。

上田さんは、『エンジョイ・ベースボール』とは「野球は、本来、明るいもの、楽しいもの。野球が好きで上手くなりたいなら、一生懸命練習しよう」という考え方だと定義し、軍隊のような規律で縛られた「野球道」と対極に位置するとしている。また『エンジョイ・ベースボール』とは選手自ら考え楽しむ野球であって、試合でも練習でも監督が選手をゲームの駒のように動かす野球を否定している。ただ『エンジョイ・ベースボール』とは、面白おかしく、楽しみながら、楽な練習をするということではなく、自分たちで決めたことをきちんと、明るく楽しみながらやるということで、勝つためには猛練習が必要だとしている。

上田さんは、点をやらない「負けない野球」ではなく、点を取る「勝つ野球」の実現を目指してる。具体的には塾高野球部は浅いイニングでの失点の可能性がある場面でも殆ど前進守備はせず、点を取られたら取り返すという考え方である。一戦必勝の高校野球においては大胆かつかなりユニークな戦略である。野球部監督であるだけでなく、教育者でもある上田さんは、選手達(選手である前に塾高の生徒である)に対し野球以外のことにも視野を広げ知的好奇心を涵養するために読書することを勧め、「知的エリート(アスリート)」として将来は塾高野球部からの多様な人材の輩出を願望している。

『エンジョイ・ベースボール』では、上田さんが監督として就任して以来の塾高野球部のチーム改革や、日々の練習方法、ヴォランティアとしての大学生コーチ、ベンチ入りメンバー以外の選手たちのモティヴェーションの維持とチーム力向上のために如何に彼らの能力を活用するかなどが述べられている。

一方、上田さんの塾野球部時代からの友人でもある辰濃氏の『マイナーの誇り』には、上田さんの著書と内容が一部被る部分もあるが、外から観た『エンジョイ・ベースボール』が著されている。辰濃氏は「月刊現代」の2005年8月号に「慶応高校野球部、上田監督の超常識理論 - 高校野球を革命せよ」という記事を投稿されていたが、この『マイナーの誇り』はその後も取材を続け、大幅に加筆されたものである。

辰濃氏は塾野球部の投手時代の選手としての経験を踏まえ、高校野球としては非常識(超常識)ともいえる上田監督の目指す野球を、監督は下より野球部長・副部長・学生コーチ・選手のインタヴュや遭遇したエピソードを含めて様々な角度から『エンジョイ・ベースボール』の本質に光をあてている。

特にフォーカスしているのは、タイトル通りの『マイナー』(塾高野球部では、公式戦や練習試合でのベンチ入りメンバーをメジャーと呼び、ベンチ入りしていないメンバーをマイナーと呼んでいる)の選手達のことである。ベンチ入りを果たせず挫折を味わった彼らに誇りを持たせ、如何にしてチームの目的達成に貢献するのかに多くページを割いている。辰濃氏はこの「マイナーの誇り」こそが塾高野球部躍進の大きな要因の一つであると論じている。また、この『マイナー』とは塾野球部時代には神宮のグラウンドには一度も立つことができなかった上田監督、そして塾高野球部時代は殆どメジャーとして活躍する機会を持てなかった学生コーチ達の『誇り』も意味している。

特に印象的だったのは、辰濃氏が昨年の夏の大会のベンチ入りメンバーを決定するミーティング(監督・学生コーチ、3年生スタッフなど)をオブザーヴした際の20名を決定するまでのやり取りのドキュメントである。これは監督はじめ部内者では語ることが出来ない生々しい記録である。最後の1~2名を決定するときの過程は胸がつまる思いがこみ上げてくる。

この『マイナーの誇り』は、昨年の夏の神奈川大会で準優勝した(というか優勝を逃した)チームの青春譜として読むことも、上田監督の目指す『エンジョイ・ベースボール』のコンプリメントとして、あるいは高校野球部という組織を通した普遍的な組織論として読むことも可能である。

上田監督の『エンジョイ・ベースボール』を読まれて、その内容に関心を持たれた方にはお勧めしたい1冊であるし、今年の夏の大会は既に始まってしまったがもし時間があれば現在の塾高野球部の選手諸君にも是非とも一読して頂きたい。




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July 13, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 1/13

kieo_high_logo27月8日に開幕した第88回全国高等学校野球選手権 神奈川大会での我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は大和引地台球場の第一試合において初戦(2回戦)を迎えた。対戦相手は7月8日の開幕第一試合の対釜利谷高校戦で9回裏の逆転HRで劇的なサヨナラ勝ちを収めた秦野高校

秦   野 000 000 100 |1
慶應義塾 011 000 00X |2

塾高先発メンバー:

1. 8新谷(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 7竹内(レフト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 9山口(ライト)
6. 3正木(ファースト)
7. 5平川(サード)
8. 2伊場(キャッチャー)
9.11福山(ピッチャー)

塾高の先発オーダはピッチャーを除いて、7月7日に東東京第一シードの帝京高校との最後の練習試合のときと同じメンバーである。

1回表は先頭打者にセンター前ヒットを打たれた後、送りバント成功で1死二塁。次の打者に四球を与え1死一・二塁、その後のファーストゴロで2死二・三塁と初回からピンチ。次の打者をサード・フライに討ち取る。

1回裏は新谷くんセカンド・フライ、渕上くんファースト・ゴロ、竹内くんライトフライで三者凡退

2回表、先頭打者にセカンド内野ヒットを打たれ、バントで1死2塁。三振で2アウト後セーフティーバントがピッチャーゴロ。

2回裏、高尾くんデッドボールでノーアウト一塁も山口くんのショートゴロでダブルプレイで2死ランナー無し。正木くんが四球を選び、平川くんのセカンドゴロがエラーを誘い、2アウト一・二塁に。伊場くんのセンター前タイムリーで先取点。福山くんが四球を選び2死満塁となるも、新谷くんのピッチャーゴロで追加点ならず。

3回表、先頭打者にセンター前ヒット。バントでで1死二塁の後は三振とセカンドゴロ。

3回裏、先頭の渕上くんがレフトへの二塁打を放ち、竹内くんのライトフライで渕上くんは三塁に進む。高尾くんのレフトへの犠飛フライで1点追加。山口くんはセカンドフライに倒れる。

4回表、ショートフライ、ショートゴロ、センターフライで三者凡退。

4回裏、先頭の正木くんはピッチャーゴロ。平川のサードゴロをエラーで1死一塁。伊場くんのサードゴロで2死2塁に。福山くんが四球を選んで2死一・二塁となるも、は新谷くんのショートゴロでセカンド・フォースアウト。

5回表、先頭打者サードゴロの後、レフト前ヒットを打たれる。バントで2死二塁とされるも、次打者を三振に討ち取る。

5回裏、先頭の渕上くんセカンドフライの後竹内くんは右中間を破る二塁打。高尾くんはショートとセンターの間に落ちるラッキーなヒットで1死一・二塁。パスボールで1死一・三塁になるも山口くんのショートゴロでダブル・プレイ。

6回表、この回から塾高はピッチャー福山くんに代えて田代くんが登板。先頭打者に四球を与えるも、次打者のサードライナーでダブル・プレイ。サードへのファウルフライ。

6回裏、正木くんショートゴロ、平川くんショートフライ。伊場は四球を選ぶも、田代くんはピッチャーゴロ。

7回表、先頭打者にレフト前ヒット、バントで1死二塁となる。ファースト・ライナーで2アウトを取るが2塁への送球が逸れ走者は三塁へ進む。次打者に左レフト前タイムリーヒットで1点返される。田代くんの牽制で1塁走者アウト。

7回裏、秦野はピッチャー交代。新谷くんが四球を選び、パスボールの間二塁へ。渕上くんのバントで1死三塁に。竹内くん三振の後、高尾くんは四球を選ぶ。盗塁で2死二・三塁となるも、山口くんはレフトフライで追加点ならず。

8回表、先頭打者にレフト線への二塁打を打たれる。バントで1死三塁のピンチ。次打者はノースリーからスクイズを試みるも結局セカンドゴロで2死三塁のまま。次打者を三振に切って取る。

8回裏、秦野は再びピッチャー交代。正木くんセンターフライ、平川くんサードフライで2死ランナー無し。伊場は四球を選び、田代くんのサードゴロがエラーで2死二・三塁となる。新谷くんはいい当たりを飛ばすがレフト・ライナー。

9回表、先頭打者をピッチャーゴロ、次打者のサードゴロを平川くんがはじいて1死一塁。バントが決まって2死二塁となるも、田代くんが牽制で刺してゲイム・セット。

ランニングスコアを見ても、ヒット数においても塾高が4(エラー2)に対して秦野が7(エラー3)と非常に苦戦したことは明らかである。昨年のチームは夏の大会で茅ヶ崎高校に、現チームも昨年秋季大会で緑が丘高校にと勝ち上がってきた公立高校に苦しんだことは記憶に新しい。しかし、今年はいきなり初戦で観戦者としても「胃液が出る」ような試合を観せて頂いた。大和引地台球場といえば、昨年の夏の大会の7月21日にノーシードだった横浜と4回戦で対戦し結果は今日と同じスコア2対1で勝利したことを思い出すのだが、正直言ってあの時の試合後の爽快感と今日の疲労感とでは天と地ほど差があった。

それにしても、塾高打線に本来の能力を出させず、チャンスを何度も作った秦野高校の戦い振りは見事であった。もしタイムリーが出ていればどうなっていたか?という場面が何度もあった。試合終了後に恒例の千羽鶴を塾高に託しにこられた選手諸君の爽やかな笑顔が印象的だった。

試合中にある方とお話しさせて頂いたのだが、「今年の塾高チームは何故か相手に合わせた戦いをする」と仰っておられたのは全く同感であった。これは選手諸君が手抜きをしているという意味で決してない。何かしらチームとしての歯車が上手く嚙み合わない場面が時々ある。こと打撃に関しては個々の選手の能力からすれば恐らく昨年のチームを上回っていると思うのだが、昨年の秋季大会や今年の春季大会においても地区予選は別にして大勝したという記憶があまりない。「ギリギリで勝つ」、これが塾體育會の「良き」伝統と言ってしまえばそれまでなのだが・・・。

だが、最近の強豪校相手の練習試合を見る限り、打線も良く繋がるようになっており、チームとして粘り強い戦い方も身につけてきている。この苦戦を教訓にして気持ちを切り替えて今後の試合では1プレイを大事に勝ち進んで欲しいものである。ポテンシャルを充分に持っていることは間違いないし、幸いにも未だ序盤戦でロジカルに修正する方法と時間はあるはずだと信じている。店主の場合は細やかな験を担ぐ意味で当分の間「揚げ物」の摂取は控えようと思う。

今回も選手の皆さんに感謝を込めて、試合中に撮ったスナップはこちらを。(試合終了後、校旗掲揚では手違いのためか天地逆さまであった!)

対秦野高校戦@大和引地台球場(2回戦 - 2006/07/13)




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July 08, 2006

Giving out of Gratitude

本日、7月8日は第88回全国高等学校野球選手権 神奈川大会の開会式と1回戦の秦野高校と釜利谷高校の対戦(7x対5で秦野が9回裏に逆転サヨナラ勝ち)が横浜スタジアムで行われた。

kieo_high_logo2我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は7月13日(木)に大和引地台球場において本日の試合の勝者である秦野高校と対戦する。昨年は漆畑主将以下中林くんたちの奮闘にも係わらず準優勝で夏の甲子園出場は叶わなかった。選抜甲子園ベスト8を経験した主力選手も数多く残っていた現チームであるが、エース不在といわれた昨年の秋季大会では残念な結果に終わってしまった。

しかし、左腕田代くんはコントロールの精度を高め、精神的にも大きな成長を果たし、昨年までとは全く別人と言っていいほどの頼れるエースとなった。これは先の春季大会での彼のピッチングを御覧になった方は確認されたことと思う。それに引っ張られるようにファーストも守る左腕正木くんや右腕福山くんも昨年に比べ大きな成長を遂げた。このピッチング・スタッフといつも大きな声で叱咤激励している平川キャプテンの下、新谷くん・渕上くん・竹内くん・高尾くん・山口くん・正木くん・伊場くん達のレギュラーの野手陣やベンチ入りした控え選手(特に佐野くん、津田くん、野毛くん、ガンバレ!)の打撃が上手くかみ合えば横浜・東海大相模・桐蔭といった強豪校と対峙してもその戦力は決して勝るとも劣らないものと確信している。

最近、練習試合をいくつか観戦したのだが、ピッチング陣は更なるレヴェルアップを果たしており、春季大会ではちょっとチグハグなところが見受けられた攻撃陣も明らかにその能力を高めている。13日からの試合には大きな期待が脹らむ。

一昨年からの結果を伴った選手の皆さんの活躍で一塾高OBとして大いに”Enjoy”させて頂いた感謝の意味を込めて、最近観戦した練習試合で撮影したスナップを以下のアルバムに纏めた。

対日大一高戦@大田スタジアム(6月21日)
対早稲田実業戦@王貞治記念グラウンド(6月25日)
対本庄一高戦@日吉台グラウンド(7月1日)
対静岡商業戦@大学下田グラウンド(7月2日)
対鎌倉学園戦@大学下田グラウンド(7月2日)
対帝京戦@日吉台グラウンド(7月7日)

おまけとして、選手の皆さんの素顔を見ることができる激励会でのスナップはこちら。

日吉クラブ激励会@大学カフェテリア

この夏にベンチ入りを果たせなかった選手、特に3年生は事実上グラウンドでの公式戦に出場するチャンスはなくなり、対外的に塾高野球部としての野球を終えたことを意味する。ただ最後に言及しておきたいことは、スタンドからの応援だけではなくこの選手たちにはスタッフとしての重要な任務がある。これなくしてチームが頂点まで勝ち抜くことは不可能と言ってもよいであろう。日吉台グラウンドに掲げられている大きなバナーの通り、『KEIO日本一』を目指して真の意味でGreat Teamになることを心から切望している。

Be ambitious & Enjoy Baseball !


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June 23, 2006

Vicissitudes are the lot of man

3月28日以来の更新となってしまい、その間にご訪問頂いた皆さまには誠に申し訳なく、度々の更新の中断を謹んでここにお詫び申し上げます。個人的な事情なので詳しくは触れないが、誰でも人生で1度や2度は経験するイヴェントを仕切らざるを得ない羽目に陥っていた、とだけ申し上げておく。とは言いながらも、神奈川の春季大会に出場を果たした塾高野球部の試合は3位決定戦を含めて全て観戦することが出来た。、昨年の選手権神奈川大会以来、新チーム結成後も塾高野球部の公式戦観戦の連続記録(あくまでも個人的なもの)は途切れていない。

復帰第一弾のエントリとして何を?と思案していたのだが、昨年末に購入しやっと手に馴染んできたデジタル一眼レフ(DSLR)をご紹介したい。一年以上前に大した腕前も無いにのにDSLRへの物欲に関するエントリ「Worldly desires」を綴り貴重なコメントも頂戴したのだが、結局選択したのはSonyにカメラ事業を丸ごと譲渡したコニカミノルタの最後の作品ともいえる「α Sweet DIGITAL」である。Sonyに事業譲渡と同時に廃止機種となってしまって何を今更の感もあるのだがご容赦頂きたい。

この「α Sweet DIGITAL」を選んだ理由は、

1.自分の腕前・予算・デジカメ自身未だ発展途上の製品カテゴリ・・・、などの理由で現時点では所謂ハイエンド機種は選択しづらい。
2.ミノルタのαレンズを数本持っているのでそれがそのまま利用できる。(但し、焦点距離はフルサイズ銀塩カメラに比べ、1.5倍する必要がある)
3.一般人にとってデジカメの必須機能と思われる「手ぶれ防止」機構がレンズではなく、ボディ本体に組み込まれている。(従って、全てのレンズでこの「手ぶれ防止」が享受できる。)
4.DSLRの入門価格帯の製品にしては、「定食メニュー」以外の機能がかなり充実している。

などである。

Pict000601_1この中では、個人的にミノルタのレンズが好きだったので、αレンズの互換性が決め手になった。絞りを開放したときの、ミノルタ・レンズのシャープさとボケの対比の美しさ・鮮やかさは比類のないものがある。好みの問題ではあるが、とりわけ85mmF1.4 Gはあのカール・ツァイスのレンズを描写力を凌ぐ性能があると確信している。以前は手を出すのを躊躇していたAFレフレックス500mmF8のレンズをこのα Sweet DIGITALを入手してから、その「手ぶれ防止」機能を頼りにスポーツ写真を撮ることを目的に手に入れた。このレンズはα Sweet DIGITAL(CCDはAPSサイズ)では換算で750mm相当となり、使えるシーンは限られるが何とか手持ちでも使用することができる。

Sonyが開発の人材も含めてコニカ・ミノルタのデジカメ事業を引き継ぎ、ミノルタ・ユーザからその動向が注目されていたが、この7月21日にα Sweet DIGITALの後継機種となる「α100」を発売することを決定している。未だ実機に触れたとはないのだが、α100は画素数1,020万(α Sweet DIGITAL:610万)、Dレンジオプティマイザー機能(撮影シーンの画像状況を自動的に判断し、コントラストや露出レベルを自動補正)を搭載した新たに開発された画像処理エンジン「Bionz」、手ぶれ補正機能にさらにCCDにホコリが付着しにくくするアンチ・ダスト機能が追加された。カメラを構えるとオートフォーカスシステムを起動させることができる「アイスタートAFシステム」(ピント合わせのためにシャッターボタンを半押しする必要がない)、液晶モニタの画素数が22.5万(αSD:11.5万)、バッテリのフル充電で750コマ(αSD:550コマ)、40分割ハニカムパターン測光(αSD:14分割)など細かい改良が施されており、α Sweet DIGITALの持っていた機能はほぼ引き継がれているようである。(但し、ISO感度設定は1600までで、αSDの3200は省かれている)

事業譲渡時に廃止となっていたαレンズも順次発売される模様であり、以前からSonyが採用していたカール・ツァイス・レンズの一部がαマウント仕様となって発売される。非常に残念なのは、これまでコストパフォーマンスが高かったαレンズの希望小売価格がかなり値上げされたことである。

ボディ・デザインはハッキリ言って「Sony」らしさは全く感じられないが、それがかえってミノルタ・ファンにとっては受け容れられやすいのかもしれない。個人的にはこのα100にそそられる機能がないわけでもないが、しばらくは現在のα Sweet DIGITALを使い続けるつもりである。ただ、現在αレンズをお持ちで、デジタル一眼レフを検討されている方にとってはこのα100は「買い」と言っても良いと思われる。(あくまでも、スペック上の話であるが)

以前から飽和状態となっているデジカメ市場であり、ベンダの優勝劣敗(the survival of the fittest)がはっきりとしており、唯一このDSLRのセグメントが成長している。銀塩カメラ時代からの一眼レフの老舗(ニコン、キヤノンなど)と家電メーカからの新規参入組(Sony、松下など)との今後のシェア争いが注目される。収益率が高いと言われているセグメントではあるが、その製品の性格上Hit & Runという戦術では成功は全く覚束ないことも事実であろう。




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March 28, 2006

One step beyond

神奈川春季大会地区予選横浜Aブロックの塾高の最終戦の相手は金井高校。結果は以下の通りで塾高は3戦全勝で県大会出場を決定した!

kieo_high_logo2金   井 100 110 0 | 3
慶應義塾 001 151 2x |10


塾高先発メンバー:

1. 9 山口(ライト)
2. 6 渕上(ショート)
3. 7 竹内(レフト)
4. 4 高尾(セカンド)
5. 2 伊場(キャッチャー)
6.14 佐野(ファースト)
7. 5 平川(サード)
8. 11 田代(ピッチャー)
9. 20 白井(センター)

Tashiro1回表、先発の田代くんはレフト・フライ、三振の簡単に2死を取るが、その後ライト前ヒットを打たれ、牽制悪送球でランナーを2塁に進めた後、センターオーバーの2塁打を打たれ1失点。

1回裏、渕上くんレフト前ヒットの後に盗塁成功、竹内くんが四球を選び同点のチャンスとなるが、高尾くんはサードゴロで併殺。

2回表は3者凡退(ピッチャー・ゴロ、三振×2)。

2回裏には先頭打者の伊場くんの2塁打を足がかりに二死2・3塁とチャンスを作るが白井くんはレフトにフライを打ち上げ得点できず。

3回表、先頭打者に四球を与えるがノーアウトでのバントをセカンドで刺し、その後ニ死2塁とされるが三振で切りぬける。

3回裏、山口くんが打ち上げたフライをショートが落球し、ノーアウト2塁。その後渕上くんの送りバントで一死三塁に。竹内くんの犠牲フライで同点に追いつく。

4回表、1回に2塁打を打たれた打者にHRを打たれ再び1点勝ち越される。

4回裏、佐野くんのセンター前ヒットと田代くんが四球を選んで二死1・3塁の場面で、白井くんの2塁打で1点ゲットし再び同点。さらに山口くんが四球を選んで二死満塁となるが渕上くんはレフトフライで追加点ならず。

5回表、先頭打者のファースト・ゴロに田代くんのベースカヴァーが遅れ送球も悪くノーアウト2塁に。1死後ヒットを打たれ走者1・3塁で田代くんの暴投で1点を献上し再び勝ち越される。再びの暴投で1死3塁になるが、3バントスクイズ失敗と3塁ランナータッチアウト。

5回裏、竹内くん四球、高尾くん送りバントで一死2塁で伊場くんがレフトオーヴァーの2塁打で同点。さらに佐野くんと平川くんの2塁打、田代くんと白井くんのヒット、渕上くんの死球でさらに4点追加し、この時点で7-3と逆転。

6回表、先頭打者から連続四球を与えノーアウト1・2塁となるが、後続を断ち切り無失点で切りぬける。この回からファーストに正木くん、センターに新谷くん、白井くんはレフトに回る。

6回裏、先頭の伊場くんが公式戦初HRで1点追加。正木くんセカンド・ゴロ、平川のセンター前ヒット、代打野毛くんはサード・ゴロと白井くんはセンターフライで凡退。

Fukuyama7回表、ピッチャーは田代くんから福山くんに交代。三振、四球、三振×2でチェンジ。

7回裏、先頭の山口くんがレフトへのHRで1点追加。渕上くんのセンター前ヒット、新谷くん四球、高尾くんレフト前ヒットでノーアウト満塁で津田くんが公式戦に初登場し、センター前ヒットを放ち1点追加し、7回コールドでゲイム・セット。

5回裏の攻撃からは完全に塾高ペースとなって7回コールド勝ちをおさめはしたが、5回の表までは塾高サイドから見ると正直言ってチューニングの悪いオーケストラの演奏を聴いているような印象の試合だった。トータルでみればピッチャーが良くない時はバッティングで助けるというチームワークが発揮された試合だったとはいえる。

田代くんにはこの試合を「薬」(少々苦い?)として、県大会では頑張ってもらいたい。打撃陣は、山口くん伊場くんが好調で高尾くんには更なる奮起を期待したいところである。昨年の秋に比べリザーヴの選手が成長し、白井くん、佐野くん、津田くんらが起用に応えて見事に結果を出したことは非常に頼もしい限りである。



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March 26, 2006

An ambitious banner

神奈川春季大会地区予選横浜Aブロックの塾高の第2戦は上郷高校を相手に日吉台球場で行われた。

KEIO_No1

kieo_high_logo2慶應義塾 012 200 3 |8
上   郷 000 000 0 |0


塾高先発メンバー:

1. 9 山口(ライト)
2. 6 渕上(ショート)
3. 7 竹内(レフト)
4. 4 高尾(セカンド)
5. 2 伊場(キャッチャー)
6. 3 正木(ファースト)
7. 5 平川(サード)
8. 1 宮本(ピッチャー)
9. 8 新谷(センター)

Miyamoto_0326久々に見る宮本くんのピッチングであるが、1回裏は三振、セカンド・ゴロ、三振とまずは上々の立ち上がりであった。

2回表は1死から伊場くんが左中間へ二塁打を放ち、2死で平川くんが打ち上げた内野フライをサードが捕球できず1点ゲット。

3回表先頭打者の新谷くんセンター前ヒット、山口くんの内野安打(?)でノーアウト1・2塁。渕上くんがバントで送って1死2・3塁で、竹内くんがタイムリー2塁打を放ち2者生還して2点追加。高尾くん、伊場くんはともにフライを打ち上げて一気に畳みかける攻撃は出来なかった。

3回裏は宮本くんは打者3人を三振で切ってとる。

4回表は1死後、平川くんの2塁打を放った後、宮本くんの打球は右中間への2ランHR。

7回表には新谷くん、山口くん、竹内くん、正木くんのヒットなどで打者一巡で3点追加。

6回裏まで宮本くんはノーヒット・ピッチングだったが、先頭打者に1塁線に初ヒットを浴び、ボークを取られノーアウト2塁としたが、後続を断ち切り8回コールドでゲイム・セット。

本日の試合では与四球、バント失敗と課題もあったが、今後の実戦を積むことによって解決してくれるものと期待している。

塾高の南側グラウンドではユニコーンズが中大附属との練習試合(結果は不明)、桜咲く下田のグラウンドでは塾野球部が亜細亜大学とオープン戦(1-0で勝利)と正に球春真っ盛り。



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March 25, 2006

Come back, "Enjoy Baseball"

昨年の今頃、塾高の選抜甲子園の応援で嬉しくも慌ただしい思いをしていたことが懐かしい今日この頃。本日は18年ぶりの早実の選抜出場でさぞや盛り上がっているであろう甲子園のアルプス・スタンドを尻目に、こちらはちょっと地味目に神奈川春季大会の地区予選が始まった。

春休みなのに朝の東横線に塾高生の姿がやけに多いと思ったら、日吉に着いてから今日は卒業式だったことが判明した。應援指導部が正面玄関前で塾旗を起てているのを横目に、蝮谷を下って日吉台球場に10時ちょっと前に到着したが予想した通り試合は既に始まっていた。

kieo_high_logo2横浜旭陵 0 0 0 0 0 | 0
慶應義塾 2 1 6 0 1x |10


塾高先発メンバー:

1. 9 山口(ライト)
2. 6 渕上(ショート)
3. 7 竹内(レフト)
4. 4 高尾(セカンド)
5. 2 伊場(キャッチャー)
6. 3 正木(ファースト)
7. 5 平川(サード)
8.11 福山(ピッチャー)
9. 8 新谷(センター)

1回表、先発ピッチャーの福山くんはボール先行で制球に若干苦労したが、1死1・2塁も無得点で切りぬけた。

1回裏、相手バッテリーのエラーが重なりノーヒットにも拘わらず2点ゲット。

2回裏、山口くんのレフトへの飛球がフェンス際に消えたように見えたので、エンタイトル2ベースかと思いきや、審判の協議で判定はホームラン!

3回裏は塾高打線もよく打ったが、相手もよくタイムリー・エラーをした。
竹内くんの3塁打を始めに、高尾くんのタイムリー2塁打、伊場くんのタイムリー3塁打・・・、山口くんの2点タイムリー2塁打・・・、で結局6点ゲット。

5回表にピッチャーは大林くんに交代し、5回裏は2死で2塁にいた大林くんが渕上くんのタイムリー2塁打で生還し、試合終了(5回コールド)。

尚、途中で正木くんが背番号14番に、新谷くん(?)が背番号17番に交代。
(選手の名前は確認できず)

今シーズンの初公式戦としては上々の滑り出しだったといえる。野球において、特にオフェンスでは失敗の確率が大きいのが常識ではあることは承知しているのだが、今日の試合でちょっと気になったのが、バント失敗や走塁ミスがあったことである。確かに予選レヴェルでは大きなキズにはならないのだが・・・。

団長の掲示板で試合経過速報ではいつもお世話になっている、「高尾山口」さんも今シーズンの初出動。相変わらずスコアブックの記入と携帯をゴッドハンドで操っておられた。

WBCでの王ジャパンの優勝、選抜甲子園、パシフィック・リーグの開幕・・・。一気に球春到来、真っ盛りの状態な今日この頃である。

半袖姿で頑張っていた選手達もいたが日吉台球場は花冷えの状態で、松任谷由実の「♪まだ季節浅く 逆戻りの天気もあるわ・・・」が正に相応しい陽気であった。

帰り道はアメフトのグラウンドの横を抜け、通称「けもの道」を辿って蝮谷の弓道場、フェンシング部などを通って塾高へ登っていったが、卒業式は未だ終わっておらず、清水くんがまだ塾旗を掲げて頑張っていた。



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March 20, 2006

The 46th Regular Concert ~ The Keio High & Keio Girl's High Wagner Society Orchestra

塾高と女子高の文連部活の雄の一つであるいわゆる高ワグ、ワグネル・ソサエティー・オーケストラの第46回定期演奏会が3月20日に池袋の東京芸術劇場大ホールで行われた。同日に塾高&女子高のマンクラ(マンドリン・クラブ)と楽友会の定演が重なっていたにも係わらず、会場は8割以上の入りで大学ワグネルと同様高ワグも集客力がある。


the_46th_wagner≪曲目≫
信時潔:慶應義塾塾歌(小田島常芳編)
ブラームス:大学祝典序曲
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
学生指揮:志垣 阿佐樹

恒例のワグネル部員アレンジによる塾歌の演奏で始まったのだが、正直言ってこの時点では「乱れたアンサンブル+外れた管」×「若気の至り」に2時間近く付き合うことを覚悟していた。特にリエンツィの序曲はかなりテクニカルな曲であるし、アマオケでは抜群の人気を誇るチャイ5も決して易しい曲ではない。この想いは大学祝典序曲の途中までは変わらなかったのだが、この曲の後半から管が当たりだしオーケストラ全体が落ち着き安定してきた。

リエンツィ(ホルライザー指揮のシュターツ・カペレ・ドレスデンの録音が秀逸)の序曲は、このオペラ全体を凝縮したドラマティックかつ華麗な音楽で、演奏するオーケストラにはそれなりの力量が要求される。しかし、今回の高ワグはこの難曲で吹っ切れたようにテイク・オフを果たした。後半の行進曲の部分ではモメンタムを感じさせる演奏を聴かせてくれた。

チャイ5はいわゆる「運命の主題」といわれている旋律が全楽章に登場し、ちょっとあざとい感じもあるのだが展開は聴き手にとっても分かりやすく、標題こそ付いていないが非常に人気の高い曲である。演奏者にとってもチャイコフスキーの美しいメロディが満載でソロの聴かせ所も数多くあり、アマオケの演目としては人気の1~2位を争う曲である。

果たして当夜のメインであるチャイ5は?結論から先に言うと、こちらの期待を良い意味で大きく裏切るパフォーマンスで正直言って吃驚した。冒頭の塾歌を演奏したオケとは全く違うオケの感があった。第1楽章ではチェロパートの非常に感じいった演奏でつかみはOK。管楽器のソロ・パートも酷く外れることはなかった。特筆すべきは、第2楽章でホルントップの鈴木さんが素晴らしい見事なソロを聴かせてくれたことである。チャイコフスキーがバレー音楽で培ったワルツの第3楽章は優美で軽快というよりは前進するパワーを感じさせる演奏であったし、締めくくりの最終楽章は(主題がホ長調で現れる)豪壮な構成であるが、この曲の持つ大きさに負けない緊張感を湛えた直向きな演奏を繰り広げてくれた。2拍子への導入部の小田島くんのティンパニも勢いがあり非常に良かった。全般に「運命の主題」の持つメランコリックな雰囲気よりは、終楽章のクライマックスに象徴される力強い未来への希望を志向する若さ溢れる解釈だったように思われる。これは志垣くんの的確な指揮振りにも充分にあらわれていた。

アンコールでは同じチャイコフスキーの胡桃割り人形から「トレパーク」を一気呵成に演奏して定演は終了した。ほぼ1年間に及ぶこの定演に向けた高ワグ諸君の練習と努力はここに見事に報われた。久しぶりに若さと情熱溢れる演奏を聴くことができ大いに満足した時間を過ごすことができた。




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January 15, 2006

The New Team of KEIO High Unicorns

uniimageKeio High Unicorns 40 vs. 18 Yokosuka Gakuin High Eagles

1Q2Q3Q4QTotal
Keio High Unicorns7702640
Yokosuka Gakuin High Eagles066618


1月15日、法政二高グラウンドに於いて神奈川高校アメリカンフットボール新人戦(3年生が引退した、1・2年生の新チーム)のA・Bブロックそれぞれの決勝戦が行われた。第一試合はAブロックの法政二高と勝ち上がりの横浜高校の対戦で、第二試合がBブロックの塾高ユニコーンズとやはり勝ち上がりの横須賀学院の対戦。

第一試合の終了直前に会場に到着したのだが、グラウンドには25sec. Down Timerはおろかスコアボードもないのでどちらがリードしているのか全く分からなかった。試合終了時点でバックスタンド・サイドから歓声が上がったので、どうやら横浜高校が勝ったようだった。法政ニ高トマホークスの新チームにとっては恐らく初の対外試合で、ハーフのゲームとはいえ12月中旬から試合を経験してきた横浜高校キングコングスに一日の長があったのかもしれない。(法政 14 vs. 15 横浜)

Unicorns0015塾高ユニコーンズはクリスマス・ボウル優勝で3年生が引退し、新チームが結成されて実質的には1週間とのこと。30名以上いた3年生が主体を担っていたユニコーンズであったので、この試合では選手達の実戦での経験不足が一抹の不安を抱かせた。

コイントスに勝ったユニコーンズはリターンを選択し試合開始。先発QBは先週のSTICK Bowlにも出場していた#18の黒川くん。1Qでユニコーンズはゴール前からQB#18黒川くんが自ら走り込み、TFPも決まって先取点をあげる。2QにはWR#84菊岡くん(クリスマス・ボウルでの残り2秒でFGを決めた)がTDパスをキャッチし、TFPも決まりこの時点で14対0と好調な滑り出しといえよう。その後横須賀学院にTDを許し(TFPは失敗)、ハーフタイム後3Qには2本のFGを決められ14対12と迫られた。しかし4Qにはゴール前7ヤードから1年生RB#24中野くんが走り込んでTD(TFPは失敗)。横須賀学院はTDを獲るも2ポイント・コンヴァージョンを失敗した。その後WR#84菊岡くんがTDでTFPも成功。相手の攻撃で残り43秒の時、やはりSTICKに選抜出場していたDB#16石原くんがパス・インターセプトし、ターン・オヴァーでユニコーンズの攻撃に。それまで地味な役割に徹し、STICKにも出場していたTE#89助川くんが持ち込んでTD、TFPも決まりほぼ試合の趨勢は決まった。試合終了直前にはDB#37清水くんがパス・インターセプトし、そのまま持ち込んでTD。2ポイント・コンヴァージョンを試みるも失敗したが、塾高ユニコーンズの新チームは勝利でそのスタートを飾った。勝利をほぼ手中にした4Qの後半では、黒川くんに代えて1年生QB#8徳島くんも出場した。

Unicorns0046 Unicorns0046
Unicorns0059 Unicorns0083
Unicorns0085 Unicorns0088
Unicorns0094 Unicorns0106

新チームを結成して7日なのでチームとして評価するのは未だ早すぎるとは思うが、オフェンスは期待以上の能力を発揮していた。特に黒川くんはQBとしての資質を充分に持っており、かなり走力もある。今後パスの精度を上げれば引退した青樹くんに勝るとも劣らないQBに成長すると思われる。それに引き替えディフェンスは経験不足であることが否めず、タックルが甘くしばしば相手に走りまくられる場面があった。新キャプテンOL/DL#77芦名くんを始めとして、試合経験者が攻・守の両面で出ていた。ディフェンスでは芦名くんの存在は大きく、彼が出る出ないで守備力に大きな差があった。

Unicorns0123 Unicorns0129

新生塾高ユニコーンズ、課題も色々見えた試合ではあったが、これからの練習で充分にキャッチ・アップできるであろうし、その伸びしろはかなり大きいと思われる。その意味では今年も春・秋の試合での活躍を大いに期待できるし、2年連続でのクリスマス・ボウル出場、そして連覇も決して夢ではない。ガンバレ、新生塾高ユニコーンズ!




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January 10, 2006

STICK Bowl VI ~ Kanagawa vs. Tokyo A

Kanagawa 17 vs. 6 Tokyo A

1Q2Q3Q4QTotal
Kanagawa0301417
Tokyo A06006

STICK-BowlSTICK Bowlとは3年生が現役引退後に関東高校アメリカンフットボール地区選抜対抗戦という名目の下、この春以降の関東地区各校のアメフト部で主力を担う選手達の選抜チーム同士のボウル・ゲイムである。出場チームは東京選抜としてAとBの2チーム、神奈川選抜、そして埼玉・茨城・千葉からの選抜チームの計4チームである。今年は第6回目の開催で東京A対神奈川、東京B対埼玉・茨城・千葉の2試合が1月8日(日)に等々力球場で行われた。STICKとはSaitama、Ibaraki、Tokyo、Chiba、Kanagawaの頭文字らしい。

残念ながら時間の都合で第一試合である東京A対神奈川の3Qと4Qしか観ることが出来なかった。店主のお目当ては、当然のことながらクリスマス・ボウルで優勝した塾高ユニコーンズの今年の主力選手たちのことである。30人以上いた3年生が引退した塾高ユニコーンズであるが、2年生のDT#7芦名くん(臨港中)、DB#11石原くん(中等部)、QB#12黒川くん(普通部)、WR#28井上くん(光が丘第三中)、TE#89助川くん(中等部)の5名が選抜され出場した。

会場に着いたのはちょうどハーフ・タイムのときだったので、2Qでの得点経過は分からなかった。3Q・4Qは横浜高校の朝池くんが時折交代で出場したが、QBは殆どユニコーンズの黒川くんが務めた。クリスマス・ボウルでも蹴っていた黒川くんはこの試合でもパントキッカーを兼任していた。3Qは一進一退の攻防でどちらも得点をあげることが出来なかったが、4Qになった試合が動き神奈川が2TD & 2TFPの14点をあげ逆転勝ちした。普段は敵同士の急造チームであるから緻密なプレイを期待するべくもないのだが、黒川くんのQB姿を初めて観ることができた。時々危ない場面もあったが、投げても良し走っても良しでQBの素質としてはかなり高いものを感じさせた。黒川くんは試合終了後に優秀選手の一人に選ばれ(因みに昨年は前キャプテン田代くんが優秀選手に選ばれている)、青樹くんが抜けた穴を充分に埋めてくれると期待している。TE助川くんに通したホットラインともいえるパスや、DB石原くんのパス・インターセプトからそのままゴールまで駆け抜けるタッチダウンを観ることができ個人的には大いに満足だった。

PICT0108_edited PICT0118_edited

主力であった3年生が大量に抜けた塾高ユニコーンズであるが、彼らを中心とした活躍次第ではクリスマス・ボウル二連覇も決して夢ではない。カンバレ、ユニコーンズ!




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December 26, 2005

The 17th Regular Concert ~ Keio High Wind Orchestra

kieo_high_logo2本日26日は、去る24日の寒風吹き荒ぶ終始日陰の味の素スタジアムのメイン・スタンドにいおいて、第36回クリスマス・ボウルで塾高ユニコーンズの”We are No.1”実現への応援で常に熱い演奏を繰り広げてくれた塾高吹奏楽部の第17回定期演奏会が開催された。場所は、都立大駅から近い「目黒パーシモン・ホール」というなかなかお洒落な会場である。先日、会場を急遽変更せざる得なかった塾應援指導部の定期演奏会場の文京シビック・ホールよりも音響的には遙かに良いホールであった。

PICT0008塾高吹奏楽部の皆さんには申し訳ないのだが、彼らの応援歌・チャンスパターン以外の演奏を聴くのは恐らくこれが初めてである。今年は野球部の夏の甲子園目指しての大活躍で応援演奏の合間を縫ってのタイトなスケジュールにも関わらず、3年連続で吹奏楽コンクールの神奈川県大会で金賞を受賞し、見事東関東大会に出場したことは特筆に値する快挙と言えよう。ただ、最近の部員の皆さんのサイトを拝見していると定演にむけて演奏曲を纏め上げるのに大分苦労している様子が伺え、一抹の不安はあった。しかし、実際に会場での演奏を聴いた限りでは、これは単なる杞憂にすぎなかった。吹奏楽部も、日頃の練習を糧に土壇場に追い込まれてからの頑張りと本番に強い度胸・要領の良さを兼ね備えた塾高生であった。ホントにお見事!

PICT0017凱旋門にたなびくトリコロールの映像をバックにサキソフォンをあしらったプログラムの表紙がとっても良いセンスである。これは恐らく、コンクールに持っていった「巴里の幻影」をイメージしたものであろうと思われる。「East Coast」は確か今年の早稲田大学応援部吹奏楽の定演でも取り上げれた曲であった。近頃珍しい男の子だけの吹奏楽(塾高だから当たり前だが、一般的には高校の吹奏楽部は女の子がメインの部活になっている)なので、力任せの演奏かと思いきや意外にも(失礼!)特に第2部では抑えるべきところは抑えた繊細なサウンドも聴かせてくれた。勿論、男子ならではの力強いブラスのブローや迫力あるパーカッションを楽しむことができた。

PICT0076 PICT0082
PICT0094 PICT0097


応援アトラクションは、應援指導部の大太鼓が張り切り過ぎて、大学の應援指導部の定演のときのようにスマートで華麗という訳には行かなかったが、元気いっぱいの若さは確かにあった。ただ、店主の場合は塾生時代の刷り込みためか、正直言って座ったまま塾歌を聴くというは何とも居心地が悪かった。塾歌とは非常にセレモニアルな曲であり、プログラムの途中に演奏するのは如何にも座りが悪い。個人的な経験ではあるがかつて酒席などで塾歌が歌われた記憶は全くないし、ここは若き血までに留めておいた方が良かったような気がする。

PICT0111 PICT0114
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演奏する側の想いは知る由もないのだが、第3部が最も楽しめた。可愛いかったり、怪しかったりしたコスチュームはともかくとして、ここでの演奏にはヴァイタルでスポンテニアスな輝きがあった。時として吹奏楽というよりはビッグ・バンドの香りを感じさせる瞬間があり、ハートフルなソロもありジャジーなフレイヴァーを楽しむことができた。これがこの代だけの特徴なのかどうかは良く解らないが、今後も塾高吹奏楽サウンドの一つとして継承・発展させてもらいたものである。

PICT0123 PICT0147
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客席には、上田監督をはじめとして、既に引退した漆畑くん、小関くんや現役の新谷くんなど野球部の面々が多数駆けつけていた。この吹奏楽部のスタンドからの後押しで野球部にはアメフト部に続いて、甲子園は勿論のこと日本一を目指してもらいたいものである。そして、塾高吹奏楽部にはコンクールでの更なる上を目指しての健闘を祈りたい。Be ambitious!




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December 24, 2005

Christmas Bowl XXXVI ~ Keio High Unicorns vs. Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels

塾高ユニコーンズ、日本一!


uniimageKeio High Unicorns 17 vs. 14 Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels

1Q2Q3Q4QTotal
Keio High Unicorns770317
Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels007714

我が塾高ユニコーンズは、アメリカンフットボールの高校日本一を決定する第36回クリスマス・ボウルにおいて12月24日(土)に関東代表として関西代表の大阪産業大学付属高校ファイティング・エンジェルスを味の素スタジアムに迎えて対戦した。ユニコーンズは前回関西学院高等部ファイターズと優勝を分け合った22年振りの出場で、一方ファイティング・エンジェルスはユニコーンズの雌伏期の1999年から4連覇を果たした強豪チームである。これまでの試合経過のスタッツを見ても、ユニコーンズは日本一を狙うチャレンジャーの立場である。

春の選抜甲子園や夏の選手権神奈川大会決勝で塾高野球部を一緒に応援した同期のTくんとSくんとユニコーンズの日本一の瞬間に立ち会おうと味スタで待ち合わせ。試合開始前に、これまで何度も同じ試合で応援していたがご挨拶できずにいた”がんがれ日記”のポポさん、そして”元吹奏楽部員応援記 ”のTakakiさん(こちらは吹奏楽の応援演奏への頼もしい助っ人)と初めてお目に掛かりご挨拶させて頂いた。ポポさんは全くの初対面であったが、Takaiさんは「以前からこの方だろうな?」と勝手にアタリをつけていた方であった。2日後に定期演奏会を控えた吹奏楽部の面々はOBのサポートも受けて日陰で寒風吹き荒ぶ中、終始熱い応援演奏を繰り広げてくれた。今回は清水くん率いる應援指導部と女子高バトン部もメインスタンドを埋めた塾高応援席を大いに盛り上げてくれた。競技こそ違え我が応援席は、春の選抜甲子園を再現したような状況で、雨は降らなかったが厳しい気象条件まで関西高校戦とそっくり。まさか試合展開まで同じようなパターンになるとはこの時点では想像もしていなかったが・・・。

オープニングセレモニーで鳩山由紀夫夫妻によってコイントスが行われ、これに勝ったユニコーンズはレシーヴを選択した。1Qの試合開始早々QB#5青樹からのパスを受けたWR#81芳賀が快足を跳ばし、相手陣ゴール直前まで入りこむ。そして3プレイ後にQB#5青樹のTDパスをエンドゾーン左隅でWR#9笹谷がナイス・キャッチ!トライフォーポントも決まりユニコーンズがアッサリと7点先取。

2Qでもユニコーンズのオフェンス・ディフェンスは高いモメンタムを維持し、着実に相手陣に攻め込み残り4分21秒のサードダウンでQB#5青樹からWR#81芳賀に短いTDパスとその後のトライフォーポントも決まり、7点追加し14対0に。2Q終了前には、ファイティング・エンジェルスに攻め込まれるもDL#76齋藤の強烈なタックルに相手がファンブルし、それをDB#24瀧澤がリカーヴァし攻撃権がユニコーンズに移る。残り時間が僅かだったので、ユニコーンズOBと思しき人から「時間使え!怪我するぞ!余計なことするな!」と声が掛かるが、そのまま前半戦を終了。

同期でかつてユニコーズ・キャプテンを務めていたMくんがハーフタイムに我々の席に来てくれて「このままじゃ終わらないよ!相手は前半は機能しなかったオフェンスの修正を必ずかけてくる。それに前半は塾高側にラッキーがいくつもあったし・・・」と流石に成績優秀者であっただけのことはある冷静な解説をしてくれた。お陰で我々3人組は、後半への心の準備完了。

ハーフタイムでの演奏してくれた浦和学院のブラスバンドは流石に全国レヴェルの見事なパフォーマンスで、我が塾高吹奏楽部の連中もその演奏に注目していたようだ。

後半は残念ながらMくんの予想・解説が見事に当たり、やはり関西の強豪チームである関西学院ファイターズを決勝戦で延長タイブレークで破り勝ち上がってきたファイティング・エンジェルスの底力を見せつけられることになる。3Q開始早々こそ、ユニコーンズ・ディフェンスは相手のトリック・プレイを見破り阻止するが、1年生QBも自らスクランブルで状況の打開を図り、ロングゲインを含めてじりじりとユニコーンズサイドに攻め入ってくる。そしてゴール前からの4thダウンで、QB自ら走り込みTD。TFPも決まって、14対7に。

4Qでも、モメンタムはファイティング・エンジェルス側にあった。しかし、Mくんが心配していた「幸運の女神」は最後までユニコーンズに微笑み続けてくれた・・・。前半は相手の攻撃の芽をことごとく摘み取っていたユニコーンズ・ディフェンスもしばしばトリック・プレイやラン・パスに破られ、ユニコーンズ・ゴール前からやはりQBが右に走り込みTDラン。TFPも決まって14対14の同点に!この時点で残り時間4分29秒。ファイティング・エンジェルスの1年生QB、恐るべし。

どの時点で起きたのかは、メモを取り忘れたので定かではないが、止まるべき時計が止められず審判によって戻された。これがあとあと効いてくる伏線となった・・・。応援席には22年前と同じ、「両校優勝」を容認する雰囲気が漂い始めた(我々だけかも?)残り1分を切ってのファイティング・エンジェルスの攻撃で代わったQBのパスが何とDB#20高田の手に収まり、インターセプトで我が方にターン・オヴァー!!

残り時間42秒でユニコーンズの最後の攻撃は始まる。QB#5青樹は強烈なサックを喰らい、ロスする。正直この時点では会場の殆ど全員が「両校優勝」を意識していたであろう、フィールドにいたユニコーンズの選手たちを除いて。2ndダウン17でQB#5青樹から放たれたをパスをWR#10小鹿がキャッチし、大きなゲインを得る。その後、WR#34松本、WR#9笹谷へのパスが連続して決まり、相手ゴール前4ヤードに迫る。ここで、QB#5青樹の信じられないような冷静なプレイが出た。ボールをスパイクし残り2秒で時計を止めた。そこで、神奈川決勝の法政二高戦では失敗したK#21菊岡のキックに全てを賭ける。スナップされたボールをホルダーがジャックルした瞬間、塾高応援席からは悲鳴があがる。しかし、K#21菊岡は委細構わずキックし、ボールは低い弾道を描いてゴールバーの上を超えていった。アニメ「アイシールド21」も真っ青な、劇的な幕切れに我が応援席の悲鳴は一瞬にして歓声に変わり、歓喜の渦と化したのは言うまでもない!!

試合が終了して冷静になって考えてみると、ファイティング・エンジェルスの信じられないようなミスや3つのターン・オヴァー、残り時間が僅かでも「両校優勝」を良しとせず果敢に、結果インターセプトされたパスを投げたこと(これはこれで立派)など数々の「幸運」に助けられたユニコーンズの勝利であった。まるで、今年の塾体育会が味わった全ての「不運」を帳消しにするようなクリスマス・プレゼントをサンタならぬ幸運の女神に頂いたようなものである。

だが、しかし、昔から言われているように、努力しない者には幸運の女神は決して微笑まないのも事実である。戦前は巷間ファイティング・エンジェルス優位が伝えられたいたが、コーチの皆さんが140ページに及ぶ資料を作成しそれを自ら消化してチャレンジャー精神でプレイし、見事日本一を勝ち取ったユニコーンズ!ほんとに頼もしくも素晴らしい後輩たちである。日頃の精進なしでは、あの劇的な勝利のお膳立てをしたQB#5青樹の判断や悪条件にも拘わらずキックをしたK#21菊岡の精神力をあの大舞台で発揮することはできなかったであろう。このチームを仕立て上げた、田代キャプテンを中心とした選手諸君、玉塚監督、コーチ・スタッフ、学校関係者、OB、父母会(ママコーンズ?)の皆さんには心からのおめでとうと塾高OBとしてビッグなクリスマス・プレゼントを頂いた感謝の念を捧げたい。

なお、最優秀バックス賞・三隅杯はQB#5青樹、最優秀ライン賞・安藤杯DL#76齋藤、敢闘賞にはファイティング・エンジェルスのRB上野が選ばれた。

願わくは、この「頂点に立つ」感激を近い将来、塾高野球部を始めとして塾体育会のクラブに味わってもらいたいものである。そして、塾高ユニコーンズの皆さんには、現在再建途上の大学ユニコーンズで更なる上を是非とも目指してもらいたい。

試合終了後、塾高野球部が夏の甲子園行きを逃した選手権神奈川大会決勝戦後シオシオと無言で引き揚げた同じ3人組はにやけながら足取りも軽く家路についたことは言うまでもない。応援に来ていた、やはりユニコーンズOBのTくんが共通の友人Yくんに日本一を報告していた時、携帯電話ごしでも涙声になっていたことが解ったとか。




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December 11, 2005

The 55th Regular Concert ~ Keio University Cheerleading Club

the_55th_regular_concert12月10日、慶應義塾大学應援指導部吹奏楽団・チアリーディング部メジャレッツの第55回定期演奏会は、本来予定していた会場がアスベスト問題対策で使用できなくなったそうで、東京ドームの直ぐ裏手にある文京シビック・ホールで17:00から開催された。

開場が16:30だったので、その15分前に会場に到着したのだが、なんと入場待ちの行列は地下2階まで繋がっていた。最後尾に並ぶと、早稲田大学応援部の皆さんが入場整理を手伝ってくれていた。早稲田応援部OBの方に伺ったことがあるのだが、東京六大学の應援の部員同士は仲が良く、特に早慶の場合は1年生のときから親交を結んでいるとか。持つべきものは良きライヴァルである。

演奏曲目は、既にblogにエントリをアップされている、ポポさんのがんがれ日記のエントリ慶應義塾大学 定期演奏会と勝手にコラボレートさせて頂き省略するが、個人的に印象に残ったことをご紹介する。

第1部では、ディズニーやTV時代劇のメドレーなど馴染みある曲が並んでおり、演奏会の導入としては軽快な雰囲気が良かった。第2部は一般のクラシック音楽ファンにもあまり馴染みのないベルギーの作曲家ヤン・ファン・デル・ローストの作品「モンタニャールの詩」(Poeme Montagnard)。吹奏楽のための交響詩ともいえる作品で、時としてリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲を彷彿とさせる分厚いブラスの響きがあったり、素朴なダンス音楽があったりと山岳地帯の一日を描写したスケール感のある作品であり、志野浩史くん指揮の下ブラス・メンバーの力演が光っていた。

個人的には第3部が当日の目玉ともいえる内容で、野球の応援などでは決して見聞きすることが出来ないドリル・ステージである。映画音楽を主体としたメドレーであるが、マーチング・バンドとチアリーディングによって華麗かつ圧倒的な迫力のパフォーマンスをステージ上で繰り広げてくれた。マーチングの制服に身を包んだ吹奏楽、カラー・ガード、そしていつも笑顔のメジャレッツいづれも本当にカッコいい!管楽器やチアをやっていれば、このようなステージに魅了されて應援指導部に飛び込む人が多いのも頷けるすばらしい内容であった。

アンコールでは応援リーダ達がステージの前に立ち、塾とはいわず日本の野球の応援シーンではお馴染の、本家純正ともいえる「突撃のテーマ~コールKEIO~ダッシュKEIO」のチャンスパターンで会場は大いに盛り上がり、春・秋の慶早戦、塾高野球部のセンバツ甲子園・夏の神奈川大会の想い出が甦ってきた。最後の塾生と塾員を繋ぐ曲ともいえる「慶應賛歌讃歌」で4年生を送り出すシーンは心温まるものがあった。

授業・応援の合間に、この定期演奏会のために努力してこられた應援指導部諸兄諸姉の日頃の精進は見事に報われたといえる。

尚、12月26日(月)には、塾高吹奏楽部の第17回定期演奏会がめぐろパーシモンホールで17:00から開かれる。




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December 05, 2005

6th Clash Bowl Final ~ Hosei Tomahawks vs. Keio Unicorns

uniimage

Hosei Tomahawks 56 vs. 3 Keio Unicorns

1Q2Q3Q4QTotal
Hosei Univ.- Tomahawks231061756
Keio Univ.- Unicorns03003


甲子園ボウルへの出場を賭けた、関東大学アメリカンフットボールのNo.1を決める第6回クラッシュボウルの決勝戦は12/4に味の素スタジアムで13:00にキックオフされた。

京王線の特急がJリーグの試合でもないのに、飛田給で臨時停車した。偶然、同じ車両にキャプテン田代くんをはじめとした塾高ユニコーンズの選手達が乗り合わせていた。味スタに着いた頃には、空から霙になってもおかしくないような冷たい雨がパラパラと落ちてきた。防寒、雨対策はバッチりと決めてきたし、バックスタンド側の屋根の下での観戦なので特に問題なし。春のセンバツでの塾高の関西戦でずぶ濡れになりながらのアルプススタンドでの応援に比べれば天国(ちょっと言い過ぎ?やはり味スタは非常に寒かった!)。

ユニコーンズにとってトマホークスは格上の相手であり、当方(ユニコーンズ)のビッグ・プレイ+ラッキーと相手のミス+アンラッキーでなんとか均衡、あるいは勝利をもぎ取ることができる一戦であろうと予想していた。しかし、期待したことは何も起こらず、ユニコーンズはスコア通りの大敗を喫した。ラン・プレイは殆どシャットアウトされ、ディフェンスは止められず走りまくられ、キック後のフィールポジションでも常に劣勢、セーフティ、ターン・オヴァー・・・、とロー・スコア・ゲイムに持ちこまないと勝ち目はないと見ていたのだが、1Qでほぼ試合の趨勢は決まってしまった。もう少し競った試合を期待していたのだが、トマホークスを相手に今年のユニコーンズにそれを期待するのは少々酷だったかもしれない。従って今回は試合の展開に関しては省略させていただく。正直なところ母校の試合でなければ途中で帰っていたかもしれない。(ちゃんと試合終了後まで残り、塾歌を歌って帰った!)

誠に残念な結果になってしまったが、昨シーズンのユニコーンズの状況から今秋クラッシュ・ボウルの決勝まで駒を進められると誰が予想したであろうか?準決勝の対明治グリフィンズ戦では見事な復活ぶりを見せてくれたので、今年は良しとしよう。その意味では大きな夢をみさせてくれた選手・スタッフの皆さんの努力には大感謝!

一方、トマホークスはオフェンスには素晴らしいものがあるが、完璧に出来上がったチームという感じはしない。特にパス・ディフェンスに関しては少々心許ないものを感じた(ユニコーンズをなめていたのかも?)。甲子園ボウルまではまだ時間はあるので、問題点をしっり修正をして関東No.1の実力を見せて欲しい。今年も立命館パンサーズは強力なディフェンスを武器にしたかなりの強敵である。

大学、塾高の双方の日本一の夢は潰えたが、24日のクリスマス・ボウルでは塾高ユニコーンズには、是非とも高校日本一の座を獲得して欲しいものである。ガンバレ塾高ユニコーンズ!



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November 23, 2005

6th Clash Bowl Semi-Final ~ Meiji Griffins vs. Keio Unicorns

uniimage

Meiji Griffins 13 vs. 30 Keio Unicorns

1Q2Q3Q4QTotal
Meiji Univ.- Griffins070613
Keio Univ.- Unicorns71010330

この秋の慶應義塾体育会アメリカンフットボール部であるユニコーンズは大学、塾高ともに好調。去る11月20日に高校関東地区決勝戦が寒風吹き荒ぶアミノバイタル・フィールドで行われた。塾高ユニコーンズ(神奈川2位)は中央大学附属ラクンーズ(東京2位)を21対14で破り(4Qに追い上げられちょっと冷や汗をかいたが)、12月24日に高校日本一を賭けて関西地区優勝の大阪産業大学付属ファイティング・エンジェルス味の素スタジアムで戦う。

さて肝心の本塾ユニコーンズであるが昨シーズンは入替戦出場を余儀なくされ、正直いって今秋の活躍は周囲からは余り期待されていなかった。しかし、Bブロックで法政大学トマホークスに破れはしたものの順調に勝ち星を重ね、Bブロック2位(1位は法政)の成績で第36回関東大学選手権のプレイオフである第6回クラッシュ・ボウルに進出した。

本日の準決勝第1試合での対戦相手はAブロック1位の明治大学グリフィンズ。スタッツを見る限りでは両チームともにラン・プレイが主体で、パス・プレイ主体の派手な空中戦で勝ち進んできたわけではない。個人成績でも飛び抜けた選手はおらず、どちらかと言えば地味で堅実なプレイを信条とするチーム同士の戦いが予想された。

試合は慶應のキックオフで開始され予想通り両チームともにラン主体の攻撃で、先制点は1Qの10:32にQB#9青木からRB#34小澤へのTDパスが決まった。その後明治の初めて(?)のパスをDB#19山中がインターセプトした。これは、直接的に得点には繋がらなかったのだがイイ感じのターンオヴァーであった。2Qの0:15にDB#19山中のFGが決まって3点追加し、この時点で10対0でリード。2Qの2:56にはWR#80植松が明治のパントをキャッチし巧みにタックルをかいくぐり、そのまま背番号と同じ80ヤードを走り抜け、PRTDとういビッグ・プレイ。2Qの11:44に明治のTDパスが決まり17対7となるもユニコーンズ・ペースの流れは変わらず前半終了。今日の明治のオフェンス・ディフェンスともに今一つ元気が感じられず、内心「今日は貰った」という気分だった。

ハーフタイム中に、塾高ユニコーンズ応援の際にメンバー表を頂いた父母会の方から、顔を覚えてもらっていたようで、「先日は応援ありがとうございました」と声を掛けて頂いた。店主、単純に喜び「クリスマス・ボウル頑張って下さい」とお返しした。スタンドには塾高ユニコーンズの先日怪我をしたキャプテン田代くんをはじめとして選手たちが学ラン姿で試合を見学していた。

後半は3Qの3:59にDB#19山中のFG、10:33にRB#25岩田のTD(ラン)、4Qの3:32にやはりDB#19山中のFGが決まりこの時点で30対7。その後明治がTDパスを決めるも30対13でユニコーンズが快勝した。リードしての4Qでの時間を消費するゲーム運びには同じユニコーンズでも兄貴分(大学)に一日の長があった(20日の塾高が21対0で迎えた4Qではホントに肝を冷やした)。ラグビー慶早戦をTV観戦したかったので、第2試合の法政トマホークス対早稲田ビッグ・ベアーズの試合は観ずに駒沢をあとにしたが、法政が勝利したようだがスコアは14対13の僅差で予想外の苦戦だった模様。

12月4日の味スタでの決勝戦で、ユニコーンズにはリーグ戦でのリヴェンジを果たして是非とも甲子園ボウルに駒を進めて欲しいものである。今年は大学、塾高の双方ともに日本一は充分狙える。


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July 17, 2005

Road to Koshien with Enjoy Baseball ~ Chapter 1

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慶應義塾 17 vs. 0 新磯(5回コールド)


ベスト8の成果をあげた選抜大会出場後も確実にチーム力を進化させてきた我が母校塾高野球部が、いよいよ全国高校野球選手権大会神奈川大会(いわゆる夏の甲子園出場を賭けた県予選)での初戦を迎えた。

春の甲子園出場以降、公式戦で実力を遺憾なく発揮したが結果は全て「準」の付く優勝であった。今回は出場195校の神奈川のトップに登り詰めない限り夏の甲子園への切符は手に入らない。以前のエントリでも述べたことだが、この日程表はっきり言って常軌を逸していると言わざるを得ない。勝ち進むほど連日の試合となり、これでは折角甲子園へ辿り着いても神奈川代表が全国制覇することは物理的にも困難なことは当たり前である。精神力だ、根性だと精神論を周りから鼓舞してみても限界があることは明らかであり、高野連には過去の慣行に囚われずに、運動生理学・心理学の観点から現在の「高校野球」のあり方や仕組みを是非再考して欲しいものである。正直に言えば、我が母校が出場していることで興味の対象となっているが、現在の高校野球のあり方にはかなり否定的であることは事実。

閑話休題。17日の相模原球場での第1試合(対新磯高校戦)。

塾高先発
  1番 竹内(ライト)
  2番 漆畑(ショート)
  3番 高尾(セカンド)
  4番 湯浅(ファースト)
  5番 山口(センター)
  6番 谷地(レフト)
  7番 渕上(サード)
  8番 高橋(キャッチャー)
  9番 水野(ピッチャー)

1回表(新磯攻撃)

先発の水野はストライクが入らず、先頭打者にストレートの四球。送りバントを決められ1アウトセカンドに。ランナーを牽制でアウトにし、次打者もショート・ゴロでチェンジ。

1回裏(塾高攻撃)

竹内はセンター前ヒット。漆畑の送りバントで1アウトセカンド。
高尾への暴投の間に、竹内はサードへ。高尾がレフトに2ランHR。
湯浅はサードゴロで2アウト。山口はレフト線への2塁打。
谷地の左中間タイムリー3塁打で、山口生還。
淵上のデッドボールの後、盗塁で2、3塁に。
高橋(玄)2点タイムリーのセンター前ヒット。
水野のセンターフライでチェンジ。結局5得点。

2回表(新磯攻撃)

ファーストゴロ、三振、三振で三者凡退。

2回裏(塾高攻撃)

この回は塾高の猛打爆発と相手エラーが重なり、打者14人で10得点。
取っていたメモがぐちゃぐちゃで詳細は省略させていただくが、高尾の2打席連続の3ランHR、湯浅の2塁打2本、淵上のライト線2塁打など盛りだくさん。

3回表(新磯攻撃)

ピッチャーゴロ、ショート・ゴロ、サード・ゴロで三者凡退。

3回裏(塾高攻撃)

2回の裏の攻撃で安心したので、水分補給のため席を外している間に谷地がセカンドベースにいた(どうやらエラーで出塁らしい)。淵上のファーストゴロの間に谷地は3塁に。高橋はピッチャー・ゴロ。代打大久保がデッドボールで1・3塁に。竹内のセカンドゴロでチェンジ。この試合で初めての無得点。

4回表(新磯攻撃)

ピッチャーは水野から田代へ。初ヒット1本打たれるも無失点でチェンジ。

4回裏(塾高攻撃)

漆畑、高尾、湯浅の連続四球でノーアウト満塁に。
山口、代打佐藤が倒れたが淵上の四球で押し出しで1点。
高橋のショートゴロをフィルダースチョイスでさらに1点追加。
代打野毛のショートゴロでチェンジ。この回2点追加。

5回表(新磯攻撃)

田代に変えて1年生ピッチャー宮本が登板。先頭打者ライトフライで討ち取り、次打者に左中間への2塁打を打たれるも、後続を断ちゲームセット。

ここでは相手チームのレヴェルを云々することは控えるが、塾高打線は相変わらず切れ目なくよく打つ。2打席連続でホームランを打った高尾もパワーヒッターに変身しつつあるようだ。その中で、キャプテン漆畑が2番バッターに徹した走者を進めるバンティングを淡々と行っていたのが印象的だった。立ち上がりストライクが入らなかった水野も、牽制でアウトを取ってから立ち直った。1年生の宮本(昨年の世界シニア大会Under15の準優勝投手)の投球を初めて見たが、球が高めに浮いてはいたが球はかなり速い。初戦としては上々の滑り出しといえよう。

1塁側応援席は、野球部、應援指導部、ブラスバンド、女子高バトン部と選抜出場時と変わらぬフル装備状態。第1試合にも拘わらずOB・関係者も多数応援に来ており、一方的な試合展開で大いに盛り上がっていた。だた気の毒だったのがその応援を支えてくれた吹奏楽部で、5回コールドとはいえ、こちらの攻撃時間が殆どで特に2回裏の長い攻撃では恐らく30分以上は連続して演奏していたのではないだろうか?せめて、夏の大会は学ランを脱いでの演奏で全く構わないのではないかと思う。

次戦は、19日平塚球場での第1試合の対山手学院戦である。



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June 18, 2005

An adoption

kafuかれこれ20年以上のお付き合いをさせて頂いている大先輩、永井永光(ながい ひさみつ)さんが義父である永井荷風に関するエッセイ『父荷風』を上梓された。ある偶然で知遇を得たのであるが、永光さんが荷風の養子で著作権継承者であるということ知ったのはその後しばらくたってからであった。

それを切っ掛けに荷風の遺した作品に親しむようになり、日記文学としての最高峰と謂われている『断腸亭日乗』のなかで荷風独特の素っ気ない記述の内容に関してお尋ねしたいことが多々あったのであるが、なまじお付き合いが長くなり大先輩という遠慮もあってかご本人を目の前にするとなかなか伺うことが出来ないでいた。

この『父荷風』では、文学者荷風というよりは人間荷風を知る意味で非常に興味深い内容が綴られている。永光さんは、荷風と永光さんの実父であり荷風の従兄弟にあたる大島一雄氏(杵屋五叟)との間の「大人の都合」で養子縁組されたわけだが、荷風とはお互いに所謂「親子」としての交わりや生活はなかった。実父が文豪として大いに尊敬していた荷風を、永光さんが当時の子供の目で見た「へんなおじさん」振りがよく描写されている。

戦中戦後にかけて永光さん一家が戦災で偏奇館焼亡後の荷風と同居していた際(これも、荷風は養父というよりは単なる同居人)の、生活者としての文豪のかなり奇矯且つ我が儘で子供じみた振る舞いで笑いをさそう逸話が記述されている。しかし、当時の永光さん一家にとっては、荷風との同居生活はそんな生やさしいものではなく「苦痛」以外何者でもなかったようであるが。

昨日、サインを頂くために永光さんにお目に掛かったのだが、現在でもこの本に書くことが憚れる逸話も多々あったようで、その一部を伺い非常に楽しい一時を過ごすことができた。偶然、出版に携わられた白水社の和気元先輩ともお目に掛かることもでき、重版が決定したことを伺った。実現するかどうかは解らないが、永光さんの実父が遺された日記『五叟遺文』の再出版もそれとなくお願いしてみた。『断腸亭日乗』と対比して読むと非常に面白いような気がする。

この「父荷風」は荷風本人のことはもとより、戦中戦後の世相や「普通の人々」の苦難に満ちた暮らしぶりを窺い知る意味でも貴重な資料であることは間違いない。

昨年、市川市が市制70周年事業の一つとして『荷風が生きた市川』を開催するにあたって、市川市長と永光さんの「大黒屋」での対談のヴィデオを見ることができる。



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May 19, 2005

The KEIO boys boost up abilities of "Enjoy Baseball"

母校慶應義塾高校硬式野球部は45年振りのセンバツ出場でベスト8の実績を元にこの春の公式戦でさらにその能力を進化させたことを実証した。

春季の神奈川県大会での準優勝、そして昨日終了した関東大会においても準優勝という見事な実績を残した。試合の詳細は、ポポさんが熱く綴るblog”ポポのがんがれ日記”をご参照願いたい。

県大会の試合は行くことができなかったのだが、関東大会は準々決勝の対銚子西高戦と準決勝の対浦和学院戦を応援席から観戦することができた。この2試合を観て確認できたことは、相変わらず打線は好調でその得点能力は非常に高いレヴェルにあることと、センバツ出場時はピッチャーは中林ひとりに頼らざるを得ない状況であったが、忠本・水野そして福山・正木・宮本(+なんと漆畑!)などのピッチング・スタッフが格段に充実してきたことである。センバツの神戸国際大付属戦以来、巷間中林の不調が伝えられていたが、実際に試合を観た関東大会では復活したように感じられた。

夏の甲子園を目指す神奈川県大会を勝ち抜くためには、中林に続くピッチッグ・スタッフは是非とも必要な戦力であることは間違いない。観戦した2試合ではチャンスを1~2度逃しても、必ずどこかで得点できるというオーラのようなものが各バッターには漂っていた。

現在の塾高のスタイルは”打ち勝つ”野球であり、所謂玄人好みする”守り勝つ”野球ではないと言えよう。相変わらず送りバントの失敗も多い。これを「大味で雑」と呼ぶか、「大らかで豪快」と呼ぶかは意見の分かれるところであろうが、個人的にはかつての広商のようなスタイルは好みではなく、肯定的に感じている。頂点に登りつめるには、一つの方法・セオリーしかないとは考えたくない。

ただ、あえて贅沢ともいえる苦言を呈すれば、「守備力」であろうか?記録上はエラーとなっていないのだが、外野の始動、内野の打球処理など明らかなミスがタイムリーに起こり遣らないでも良い点を相手与えていることが気になった。たまたま、観戦した試合では得点力でこれらのミスをカヴァーしてしまったのだが、試合経過を見る限りでは対作新学院の決勝戦で準優勝に終わった原因はこの守備力にあったように思われる。これも塾高野球らしくて良い、という意見もあるのだが個人的にはやはり頂点を目指してもらいたいと考えている。

あくまでシロートの意見であるが、この夏の県大会では所謂「剛速球」投手を擁することなどはあり得ないので、今後はこの「守備力」に磨きをかけることが塾高の”Enjoy Baseball”を真の全国区に導くキー・サクセス・ファクタとなるような気がする。

一方、我が応援席であるが流石に甲子園でのスケールはないものの、ローカル大会としては非常に充実していた。應援指導部やブラス・バンドがOBの援助(実はこれが大きいと思うが)を得て慶應カラーが出た応援を繰り広げており、身贔屓かもしれないが対戦校のそれに比べると格段にスマートで華やかであった。

選手・スタッフ、学校・応援関係者の皆さんには心からの労いの言葉を贈りたい。

神奈川を勝ち抜くことが容易なことではないことは解っているが、夏の甲子園出場を祈念しつつ・・・。(かち割り氷とやらを、一度体験してみたい)


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April 02, 2005

The KEIO boys just broke thier great journey with "Enjoy Baseball"

4月1日、ベスト4をかけて準々決勝の対神戸国際大学付属高校戦(私立の付属校対決などという向きもあるかと思うが、塾高慶應義塾大学の「付属」校ではない)。同期のY君(1回戦では奥方とご一緒させて頂いた)と東京駅17番ホームで落ち合い、6時46分発のぞみ203で甲子園目指して出発した。朝早かったので、何も口に入れていなかったのだがご親切にもYくんが持参された朝食をわけていただき人心地が付く(Y君、ゴメンナサイ。半分も頂いちゃいました。)

たまたま名古屋に滞在されていた、女性の同期NさんとTさんも合流し、(当然ではあるがお二方とも女性であるから塾高の卒業生ではない。こういう方々の存在があの大応援団の一部を担っているのである)既にお馴染みの阪神電車で甲子園へ向かう。途中、楽器を持っている塾生(塾高OBの大学生@金子ゼミ)と電車の中で立ち話をした。ブラスバンドの助っ人で行くとのこと。「学生服、着なくていいの?」と尋ねると「後輩に貸したまま、戻ってこないので黒い色の服でOKなんです」とのこと。学生として忙しい時期に、ご苦労さまである。彼、今風のなかなかのイケメン・ボーイで、「集合時間があるのでお先に失礼します」と立ち去ったあと、思わず同行のNさんは「可愛い坊や!・・・」と呟く。

甲子園駅の改札を出る頃に2回戦のとき隣で応援していた独り言爆裂の後輩K君から携帯に連絡が入る。

K君:「おはようございます。いまどこですか?」
ワタシ:「甲子園に決まってるだろが!」
K君:「え”!今日も応援に来たんですか?」
ワタシ:「あのねぇ、仕事なんてやってる場合じゃない!早く来い!」
K君:「今日、出張なんで・・・、どうしよう・・・、(ウジウジウジ・・・)」
   「又、電話していいですか?」
ワタシ:「とにかく、早く来るように!」

本日の応援アルプススタンドは六大学野球の神宮では慶早戦の指定席の3塁側である。Y君が現地で待ち合わせしていたT君と合流し応援席に入場したのだが、既にかなりの席は埋められており限りなく外野に近い場所に席を確保した。地元である神戸国際大付属の応援席よりも塾高側の人数が勝っており、これは最後まで変わらなかった。

神戸国際が先攻、塾高の後攻で試合が始まる。1回の表・裏の攻防がこの試合の全てであった。。中林は疲労が出ていたのか、球のキレもなく本来の投球コントロールが出来ず、その立ち上がりが神戸国際の強力打線の格好の餌食となってしまった。途中、中林のあとに控える忠元、福山も登板機会があったが神戸打線を抑えることはできず、結果、15対1で大敗。件の後輩K君は途中から参加し、やはり途中で東京出張のため伊丹に向かった。

実際にプレイした塾高選手諸君はさぞや口惜しかったと想うが、応援席には不思議なほどデスペレートな雰囲気は全くといっていいほど感じられず、9回裏の最後はエンドレス「若き血」で盛り上がった。

上田監督は勿論のこと、コーチ諸君そして選手達自らが、全国大会でのトーナメントを勝ち上がるためにさらに何が必要であるかを実感したのではないだろうか?より高い目標は決まったわけで、それを実現にするために今後何を為すべきかを理解できればこれが今回の最大の収穫であろう。彼らの”Enjoy Baseball”によるGreat Journeyは未だはじまったばかりである。暫しの休息を取ってから、春から夏に向けての一層の飛躍を期待したい。

今回の塾高野球部の大活躍は、現役塾高生、我々OBはもとより、慶應義塾全体にポジティヴな意味で大きなインパクトをもたらしてくれた。年齢、立場を越えて共有できる大きな夢を与えてくれ、それが凝縮されていたのが今回の甲子園のアルプススタンドであったと言えよう。高校野球嫌いなワタシをして3回も甲子園に足を運ばせた不思議な魅力・・・。

これは、上田監督がキャッチフレーズとして掲げた”Enjoy BaseBall”である。もし、塾高野球部が従来からの典型的な高校野球スタイルで甲子園に出場したのであれば、臍曲がりなワタシがこれほど熱中することは無かったと思う。2回戦で当たった福井商業のベンチを見て(グラウンドでの彼らのプレイは素晴らしいものであったが)、「このチームには絶対負けて欲しくない」と正直に感じた。

各学校が背負ったバックグラウンドや現状は千差万別であろう。そのクラブ活動の一つであるベースボールのスタイル、取り組み方もその数だけのヴァリエーションがあってよいはずである。塾高の野球部としてこの”Enjoy Baseball”にますますの磨きをかけて欲しい。

真摯、洗練、無関心、不真面目、無気力、放埒、高慢、情熱、理不尽、自由、猥雑、放任、狡猾、高潔、辛辣、狂気、偏屈、友愛、信義、柔軟、剛直、独善・・・、とりとめなく並べた言葉は自身が身を置いた経験に基づく我が母校・塾高に対する印象を思い付くままに書き連ねたものである。これらは現在でもさほど変わっていないように思われる。

殆ど無きに等しい緩い校則、恐らく日本一休みが多い学校、本人の希望を別にすればほぼ全員の大学への入学推薦などなど、塾高とは自己の認識次第で自らをいくらでも高めることも、貶めることもできる環境であると言える。

試合終了後に、神戸国際付属高校のある選手がインタビュに 「慶応は勉強も野球もできるけど、僕らは勉強もせずに野球をやっているんです!!」 と答えていたらしい。これも一つの考え方であろうが、塾高野球部には全く無縁な言葉であり、これをまねする必要など全くない。

塾高の場合、あくまでも高校生が野球をクラブ活動として行うのであり、野球選手が高校にも通っているというある種異常な状態になる必要など絶対にない。

試合終了後は、T君の先導で大阪のKorean Townである鶴橋で焼き肉をたらふく食べた(かなり、やけ食いに近いものが)。その後はNさんとTさんをエスコートして新幹線で帰京した。(車中殆ど爆睡しており、ちっともエスコートになっていなかったが・・・)

今回は、詳細な試合の経過に関しては省略させていただいた。

2回戦に関しては、The KEIO boys enjoyed a close game and won!を、

1回戦に関しては、”Enjoy Baseball” under a heavy storm of spring and applauseを参照願いたい。



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March 30, 2005

The KEIO boys enjoyed a close game and won!

2回戦突破。ベスト8!

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福井商業 1 vs. 3 慶應義塾

天候のために、29日の第4試合に変更された母校・慶應義塾高校の対福井商業戦は1回戦と同様、途中から照明点灯の下で行われた。我が塾高は引き締まった試合内容の痺れるような接戦を制してベスト8に名乗りをあげた。

30日の朝、塾高1年生以来の永年の親友O君と待ち合わせして、11時3分品川発ののぞみ311号にて関西に向かう。13時30分新大阪到着、1回戦応援の時はテンションが上がり過ぎてか、帰りの新幹線での弁当まで朝から何も食べなかったことを思いだし、梅田で昼の弁当を調達することに。

友人の中でも一、二を争うグルメ(というか味に異常なほどうるさい、食いしん坊)のO君は阪神百貨店の地下食品売り場で勝手知ったる我が家のごとく奥まった場所にある「吉野すし」の売り場へ一気呵成に怒濤の寄り身。チラシ寿司と「二寸六分の懐石」を注文し、出来上がりを待つ時間に名物「いか焼き」なるものを食した。

甲子園到着後、一塁側スタンド脇にあるショボイ小公園のベンチで件の調達した昼飯をとる。周りからはコンビニ弁当を食ってるようにしか見えなかったであろうが、実は2人で¥7,500也のワタシ的にはちょっとトホホで超ゴージャスな昼食になってしまった!(確かに、鯛・海老・穴子などは素材も味付けもexcellent!)

前回同様、前の試合途中からアルプススタンドにもぐり込もうとしたのだが、今回のチケットは前回のものとは違い「出場校専用」という文字が印刷されている。入り口のにぃちゃんの「慶應ですかぁ?」という誘導尋問に見事に引っ掛かり「ハイ!」と答えたところ、「あちらに並んで下さい!」と見事却下。我ながら慶應義塾で培われた(?)「要領の良さの瞬発力」の衰えを感じる今日この頃・・・。

半大阪勤務状態の後輩K君(昨日までてっきり山梨にいると思っていた)職場とどう折り合いを付けて出てたのかは定かではないが、15:30頃に防花粉マスクを装備して登場。花粉症は神経の繊細さとかとは全く無関係に罹ることを深く実感。そのうち前回の応援ツァーを企画してくれた同期のT君一行が到着し、アルプスチケットを渡す(ワタシは決してダフ屋ではありません!)。前の3試合が長引いたため、16:30前にやっとアルプススタンドに入場。夕暮れ時で薄ら寒いものを感じたが、あの嵐の1回戦に比べれば晴れているのが何よりSo good!

1回戦時には応援歌の歌詞が覚束ないヤングな塾生が隣で大声で応援していたが、今回は花粉症の後輩K君(あまりヤングではない塾員だが)のデカ声の独り言が要所要所で爆裂した。

1回表、前試合でサヨナラ勝ちを決めた新谷を1番に起用して塾高の攻撃開始。今大会屈指の投手と言われている福井商の林は新谷には変化球で三振を取るが、140キロ台の速球をビシバシと投げ込んでくる。漆畑三振後、3番竹内は四球を選ぶも湯浅が三振でチェンジ。「福井のピッチャー、速いっすっ!」(後輩K君)

1回裏塾高の守備。福井の1番奥田2-1から右中間を破る2塁打。バントで1アウト3塁になるも、ショート・ゴロで走者はホームに突っ込めず。セカンド・フライで3アウトチェンジ。中林は初回の相手の得点チャンスを無事に摘み取った。今日は対照的なピッチャー、バヤシ(中林)vs.ハヤシ対決である。

2回表、山口、高尾は福井・林の変化球を織り交ぜながらの速球で三振を取られ、中林がショート・フライで3アウト。「やばい!福井のピッチャー速ぇ~」(後輩K君)

2回裏、中林は福井・林に球速では劣るものの、キレの良い球をテンポ良く投げ込んで三振、キャッチャー・フライ、三振で立ち上がり好調。

3回裏、高橋の三振後(「もう、三振6つ取られている・・・」(後輩K君))に淵上はレフト前に渋いヒット(本日の初安打)。トップに還って新谷は初球バントの構えをするも、見事右中間を破る3塁打、その間に淵上は生還し1点。1塁アルプスは大盛り上がり。漆畑のスクイズ失敗で、新谷は三本間に挟まれ2アウト。走者はなくなり、漆畑はショートゴロに倒れる。

3回裏、中林は2回同様小気味良いテンポで投げ込み、三振×2、ショート・フライで簡単にチェンジ。

4回表、絶好調竹内がセンター前ヒット。盗塁とキャッチャー悪送球で竹内は3塁へと絶好のチャンス。湯浅はバント失敗がたたりボール球を空振りで三振。山口はよく粘って選んで四球。高尾セフティ・バント失敗で2アウト。中林セカンド・ゴロで絶好の追加点のチャンスを失う。「バントの練習、やってのかよ?」(後輩K君、ちょっとお怒りモード)

4回裏、福井・奥井が左中間を破り3塁打、ピンチ!「福井、足速ぇ~」(後輩K君)。次はセンターフライだったが、3塁走者はホーム突入できず。しかし、スクイズ成功で同点に追いつかれる。しかし中林は三振を取り、同点止まりに押さえる。「福井はバントちゃんと成功した・・・」(後輩K君、ぼやきモード)

5回表、高橋キャッチャー・フライ、淵上セカンド・ゴロ、新谷サード・ゴロであっさりとチェンジ。

5回裏、中林は先頭打者にライト前ヒットを打たれ、セカンドへ。ピンチ!送りバントを中林の悪送球で、1塁セーフでノーアウト1・3塁。かなりピンチ!その後セフティ気味のスクイズを中林の冷静な判断で、ホーム返球でタッチアウト!Go・・・・・od!1アウト1・2塁に。高橋のパス・ボールで1アウト2・3塁に。かな~りヤバイ!しかし、打者は3バント失敗で三振、2アウト2・3塁に。中林は次打者を警戒してか、四球を与え2アウト満塁に。しかし、ショートゴロで相手の追加点のチャンスをきっちりと押さえた。中林、この試合最大のピンチを切り抜ける。

6回表、先頭打者の漆畑はサードゴロに倒れる。竹内はセンター前ヒットで益々絶好調。しかし、高尾は打たされてショートゴロ、ダブル・プレイで3アウト、チェンジ。

6回裏、先頭打者の当たりがショート漆畑の前で跳ねて内野安打。送りバントで1アウト2塁で、その後のライトフライで2アウト3塁に。しかし、中林は落ち着いて、ピッチャー・ゴロを打たせ打者にタッチしてチェンジ。

7回表、我がアルプススタンドは恒例「ゆっくりモード」の若き血。グラウンドでは山口が四球を選び、ノーアウト1塁。チャ~ンス!高尾はバントを試みるも成功せず。山口の盗塁でキャッチーの送球が逸れその間にノーアウト3塁に。大チャ~ンス!高尾は一転ヒッティングで打球は見事に三遊間を破り追加点獲得で1点勝ち越し。応援席大いに盛り上がる。中林の3バント失敗で1アウト1塁。高橋のバント成功で、2アウト2塁に。淵上はショート・ゴロに倒れて追加点は1点止まり。もう一点欲しかったところ。「人の『犠牲』になることなんて嫌いなんだろうから、みんな打ってけ!」(後輩K君、やけくそモード)

7回裏、先頭打者の頭上を越えるいやな当たりを高尾が見事キャッチで1アウト。次打者はセカンド・ゴロで2アウト。中林は次打者に死球を与え、2アウト1塁に。そして、セカンド・ライナーを高尾がキャッチで3アウトチャンジ。この回は中林と高尾のコラボレーションできっちり押さえ込んだ。

8回表、新谷はファウルフライ、漆畑はライトフライで簡単に2アウトに。絶好調ボーイ竹内が高めの球を2-3から左中間オヴァーの3塁打。やったぁ~!湯浅はショートの頭を越えるレフト前ヒットで追加点!応援席大ヒートアップ。山口は大きなセンターフライで3アウト。又2アウトからの得点であった。「ベスト8、いっちゃうかも・・・」(後輩K君、ちょっとウルウル・モード。鬼の目にもナントカか?)

8回裏、中林は先頭打者を三振に打ち取り1アウト。次打者もライトフライに打ち取り、次もセカンドゴロで3アウト。「中林、アウト取るのに球の速さは関係ねぇ~ぞ」と叫んだの実はこのワタシ目です。

9回表、高尾は積極的に振るも見逃しの三振に倒れる。中林はレフトフライで2アウト。高橋の打席で慶應ベンチからタイムがかかり、なんやらヒソヒソ話。高橋は粘るも三振で3アウトチェンジでいよいよ最終回の守備に。

9回裏、。応援席は中林のストライクが決まるごとに大歓声。三振、サードフライで簡単に2アウトランナー無しでいよいよ「あと一人」。最後はライトフライを新谷がつかんでゲームセット。

やったぁ~!勝ったぁ~!

嵐の中での1回戦勝利後は、「感涙の塾歌」(1番の歌詞があれほどのリアリティを持って心に響いたのは我が人生はじめての体験)であったが、ベスト8進出を決めて歌ったのは「歓喜の塾歌」であった。

高野連のお達しで、相手校を中傷するような応援は禁止されているとのことで、甲子園ではかつて神宮で歌い親しんだ応援歌の歌詞をそのまま使えないものがある。「ダッシュKEIO」は歌詞を変え、「我らぞ覇者」は普段滅多に歌わない1番の歌詞で対応。個人的には実に下らないことだと思うが、「気品の泉源、知徳の模範」を自認(?!)しているのでルールには従おう。(それにしても、調子狂うことしきり)

今回の慶應の応援体制に関して、巷間イロイロな批判もあるようだが仕事や勉学に忙しいOB・OGが駆けつけてくれ、現在の塾高の足らぬ部分を補ってくれる行為には一OBとして感謝の念を捧げたい。塾高からの要請とはいえ大学の応援指導部の諸兄が自分の母校でもない塾高(特にリーダ部の部員の殆どは塾高OBではない)の応援に快く応じ、裏方に徹してサポートしてくれることにも素直に頭が下がる。本人達の目立ちたい、騒ぎたいという気持ちだけでこんなことができるワケがない。幼稚舎生からスーパーOB・OGまで一体となって応援をすることに、外から見ればうざったいモノを感じられる向きもあるかとは思うが、これが一貫教育校である慶應義塾最高の誇りの一つであると言っても過言ではない。

試合終了近くでは、「メガホン投げるな」、「フェンスにしがみ付くな」といったプラカードを応援指導部が掲げていた。(1回戦では、確かにいくつかのメガホン投げはあった。但し、投げられたのはお馴染みのプラスティック製のモノではなく、10年振りに復活した塾伝統の紙のメガホンである。勿論これ自体良いことではなく、2回戦ではメガホン投げはなかった)

試合終了直後に気付いたのだが、塾高OBで普通部時代から芸能活動を続けているジャニーズ事務所『嵐』の櫻井翔君も応援に駆けつけてくれていた。

「フレー、フレー慶應」、「フレー、フレー福商」とエール終了後、甲子園駅に向かう途中での後輩K君の「梅田で、ちょいと・・・」という執拗な誘いを振り切り(彼に付き合ったら、その日中に帰れないことはこれまでの経験上火を見るより明らかである。『気をつけよう、甘い言葉と暗い道!』)、O君と新大阪発19:53ののぞみ30号で帰京した。

1回戦に関しては”Enjoy Baseball” under a heavy storm of spring and applauseをご参照下さい。

P.S.
今回のセンバツ出場に関して、OBを中心に寄付が募られているのだが、世間の憶測に比べて驚くほど寄付金が集まっていないのが事実である。(2回戦出場時点で既に赤字とか)

OB諸兄・有志にあっては現在の塾高関係者に成り代わって重ねてのご援助をお願いしたいものである。詳しくは塾高野球部・選抜大会出場のサイトへ。




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March 25, 2005

”Enjoy Baseball” under a heavy storm of spring and applause

初戦突破!!


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慶應義塾 8 vs. 7 関西


45年振りのセンバツ出場の母校・慶應義塾高校が雨天のため順延された初日(24日)第三試合で岡山の関西高校にサヨナラ勝ち。私的(ともいえないが)な歴史的瞬間を甲子園球場で目撃することができた。(実際にはこんな冷静な状態ではなかった・・・)

23日は、甲子園に行くつもりであったのだが、東京駅で試合中止の報を聞き仕方なく帰宅。

翌24日には大学同期の連中が企画てくれたミニ應援団ツァーに参加させてもらって、昼頃に甲子園に乗り込む。ノヴォテル甲子園で応援グッズ(久々復活のメガホンにもなるトンガリ帽子のセンバツバージョン)を貰ってから、関西サイドでサポートして頂いたG君ご一家(ご子息がこの春に見事塾高に合格し、野球部に入部するとのこと)にお目に掛かり、いざ1塁側アルプス・スタンドへ。

未だ神戸国際大付属と甲府工業の第2試合の途中でスコアは0対0で淡々としたゲームが続いていたが、7回に試合が動き甲府が得点。8回には神戸国際大付属の集中打が実り逆転。第3試合の時間帯に雨の不安があり、たまたま神戸国際大付属側の応援席だったので、内心「勝って、サクッとお引き取り願いたい」との想いで便乗応援をする。結果は神戸国際大付属の勝利で無事9回で試合終了。

応援席入れ替えのため、塾高生が入場(学ラン着ているので、カラス軍団のよう)。スタンド入り口からはOB・OG(女子高にはチア・リーディングではお世話になっているので)と思しき人々も続々と入ってくる。我がミニ應援団は現役塾高生に遠慮して(?)、後段最前列の席を確保。

我がチームの守備練習があっという間に終わり、唯一の現役應援指導部と言われている清水クンのリードや山田校長の「塾生注目!」は座席後段迄は届いてこず、ワケの解らないままテキトーに「そうだぁ~」を連呼。

試合開始後、先攻の関西があっけないほど簡単に得点するも、まだ余裕。投手中林の立ち上がりは上々の出来だった。1回裏慶應は、先頭打者竹内のヒットを足がかりに同点に追いつく。2回、3回と中林は好調なピッチングを披露し、3回裏に高尾、湯浅、山口の集中打で3点追加、当然我が一塁側アルプス・スタンドはイケイケ・ムードが満タン状態。

隣に座っていた、ヤングな塾生(恐らく大学生)は終始大声の応援でなかなか元気が良い。ただ、応援歌は「若き血」しか歌えないようで、「三色旗の下に」と「我らぞ覇者」は歌詞を覚えていないらしく、歌詞カードを必死に追いかけていた。(応援に来る前に、ちゃんと覚えておくように!→ヤングな塾生)

4回、6回と関西に追加点を許し、ちょっといやなムードに。7回表に集中打を浴び3点を失い、2点のリードを許す。流石にこの時ばかりは応援席に凹んだムードが漂っていた。

だが、しかし、7回裏2アウト後に高尾からの四連打(含む中林の3塁打)で、3点を加え再逆転。応援は再び大ヒートアップ。そにしても天気は雨は降るわ、風は吹くわの殆ど春の嵐状態。気温も急激に下がり、選手のコンディションも心配だったが応援席も全員びしょ濡れ。とにかく寒い、しかしこんなことにメゲてはいられない。スコア・ボードには「雷に気をつけて」旨のメッセージが出るが、「どう、気をつければいいんだ!」

スタンドでお見かけしたヨット部OBの先輩O氏は、海とは勝手が違うようで雨と寒さのため早々に撤退された模様。(後で確認したら、5回コールド勝ちを信じてホテルに戻っていたとか。甲子園でのコールド・ゲームは7回で成立とか?)

8回表、中林の頭を打球が直撃し、応援席は一瞬凍り付く。同行のA君から「ウチはピッチャー1人しかいねぇんだから、勘弁してよ!(@下町言葉)」と一言。(ゴメンよ → 福山、忠本、佐藤)

大事なくマウンドに戻った中林だが、1点を失い同点で9回裏表の攻防へ。クリンアップの強打を意識してか、寒さがコントロールに影響してか中林は四球を三つ与え満塁になるも、しかしラスト・バッターをファーストゴロで仕留めてチェンジ。結果はこの満塁を凌いだのが大きかった。9回裏、湯浅のヒット、山口の四球、中林のヒットで1アウト満塁。上田監督が送り込んだ代打の新谷は相手ピッチャーの球威に負けていたように見えたが、執念でセカンド後ろに打球を運び、

サヨナラ勝ち!


応援席は歓喜の大爆発状態。それにしても、春の嵐の悪コンディションの中、ハラハラ、ドキドキ面白い試合を見せてくれた塾高、関西の両チームに感謝。結局、中林の(投球数は160)粘り強いピッチングとクリンアップの集中打、ほぼ的確な守備(エラー2つ)で現在の塾高野球の良さがフルに出た試合内容であった。控え捕手と見られていた高橋の落ち着いた好リードも光っていた。塾高野球部の部訓(というよりは、心構えのようなもの)の「雨と風と延長には勝つ」を体現した試合であった。塾高野球部の野球への基本的な取り組かたに関しては、Philosophyのページの各項目をご覧いただきたい。

試合終了後に流れた(勿論、自分も隣のヤングな塾生も歌っていたのだが)塾歌を聴いて、何故か解らないが熱いモノが込み上げてきた。

水の溜まったグラウンドでプレイした選手・監督・コーチ、先生・関係者は勿論のこと、慶應義塾が一体となった(その中に身を置いていた一人として言うのもナンであるが)應援との化学反応で「Enjoy Baseball」「Enjoy 甲子園」を実現することができたと確信する。

應援指導に大学生やOBの助力を仰いだことに疑義を挟む向きもあるようだが、塾高だけを慶應義塾から切りしての存在はあり得ない。その主体はあくまで塾高生(含むセンバツ準備委員会)で、足りないリソースを自組織内(大学、女子高など)に援助を求めただけであり、是非ともそこいらへんの事情をご理解頂きたいものである。

こちらのエントリ(Une aussi longue absence)もご参照ください。




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February 11, 2005

Une aussi longue absence

タイトルは1960年に制作されたフランス映画で邦題は確か「かくも長き不在」だったと思う。但し、このエントリはこの映画の内容とは全く無関係な話題である。

サッカーの話題は度々取り上げているのだが、我が国における観戦スポーツの王者ともいうべき野球に大きな興味を持っていないので殆ど言及した憶えがないのだが、今回はその野球の話題である。

そもそも、子供の頃から他人との協調性に欠ける性格が災いしてか自らプレイするのはサッカーをちょっと囓った程度で、チーム・スポーツとは殆ど無縁な人生を送ってきた。現在でも自ら体を動かすという意味では水泳、スキーなど自己完結型のスポーツしかしない。

さて本題は、ニュースという意味では些か旧聞に属することになり恐縮であるが、我が母校硬式野球部が45年振りに第77回選抜高校野球大会(所謂、春のセンバツ)への出場が去る1月31日に決定したことである。野球には興味はないと言っておきながら、現金なモノでこのニュースに接して微かな(ホントはかなり)心にときめきを感じたのは隠しようもない事実である。

在学当時(いつとは言わないが、かなりの昔である)の母校の野球部と甲子園に間には数光年の距離があったように思う。私立とはいえ、所謂「野球ガッコ」ではなかったので、選手として実績のある子を優先的に入学させるわけでもなく、スポーツの全国大会レヴェルで活躍していた在学中の選手に対して進級・進学に特別な配慮もしてくれず、彼らが定期試験の際には四苦八苦していたことを記憶している。

野球に興味がないと述べたが、とりわけ甲子園を頂点とした「高校野球」は大嫌いである。高野連の建前である「教育の一環としての野球」というポジショニングと甲子園に出場するようなトップレヴェルの「野球ガッコ」の現実との乖離が激しすぎるからである。

古いモノ必ずしも悪いとは言わないが、「高校野球」の体質・有り様はあまりに古すぎる。殆ど第二次大戦以前と変わっていないような気がする。クラブ活動であるハズなのに、「野球ガッコ」の野球部では徹底したエリート主義に貫かれているそうで、一軍と二軍(三軍もあり?)では全く扱いが違うという。近頃メディアを賑わせた大学運動部員の不祥事もこの延長線にあるとしか思えない。

特に夏の甲子園への予選や本大会の試合スケジュールには呆れてモノがいえない。未だ成長過程の高校生を酷暑の中で、過密なスケジュールで試合させるということに高野連は何の問題意識も持っていなのであろうか?

現在の「高校野球」に大分批判的なことを述べたが、幸いにも現在の我が母校の野球部は監督に人を得ているようで、このようなベクトルとはかなり異なった「Baseball」を目指しているらしい。事実、野球部のサイトでも監督自ら「たかが野球」「春の選抜に向けて調整はするつもりはありません」と明確に述べておられる。ゲームとはいえ勝負であるから、勝つことは重要である。端から負けようと思ってゲームに臨むものなどいないが、勝つことだけが全てではない。

個人的には異様な世界に映る甲子園で、我が母校のチームが他のチームとは一味も二味も違う野球があるということをアピールしてくれればと願うばかりである。

例によってかなり臍曲がりな応援メッセージになってしまったが、若く心柔らかなOB諸兄の熱き想いは以下のエントリを参照していただきたい。

センバツ!(ISSUES 2005)
「45年ぶり出場ということの意味」(けいたまんのブログ)
45年振り!慶応高校 甲子園出場!!(esbokの社会人3年目生活)
センバツ甲子園出場!(A#17)
45 年振り(Too Much Big Mouth May Kill You!)

k-flag2一(かなり古い)OBとしては、この旗が甲子園に翻るのを見るだけでも大満足である。





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