June 13, 2007

The first rose in space

”Overnight Scentsation”は香りのない品種が殆どのミニチュア・ローズのなかでは取りわけ強いフレグランスを有する珍しいバラである。花もミニチュア・ローズとはいえない大きさがある。この特徴ゆえに”Overnight Scentsation”は1998年にスペースシャトル「ディスカヴァリー」に搭載されて、向井千秋氏による無重力空間での香りの採取実験に供され、”The first rose in space”という称号を得る栄誉を受けた。宇宙での香りの分子配列は地上のものとは異なり、より濃厚に香ったそうである。この”Space rose”と名付けられた香料を元に商品化されたのが資生堂の”ZEN”という香水である。

一夜の成功によるスター誕生を意味する”Overnight Sensation”と香りの”Scent”を引っ掛けた、センスある洒落た命名をしたものである。Nor'Eastはこの”Overnight Scentsation”の他にScentsational Fragrant Minisとして幾つかのミニチュア・ローズを作出している。

【Overnight Scentsation】Bred in United States (1990) by Saville (Nor'East Min Roses)

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May 28, 2007

Angel Face and French Perfume

史上初の3校プレイ・オフに向けての2連勝予定の慶早戦まで1週間を切った。何の脈絡もないけれど「天使の面差し」と「フランスの芳香」で暫しのリラックスを!

【Angel Face】
Bred in United States (1968) by Herbert C. Swim

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【French Perfume】
Bred in Japan (1993) by Seizo Suzuki

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Angel Faceはシトラス系の濃厚な香り、French Perfumeはその名前に反して?爽やかなフルーティな香りで開き進むに従って花弁の縁がピンクに変化する複色の薔薇。花の大きさは以下のようにかなり違う。香りをお届け出来ないのが残念!

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June 23, 2006

Vicissitudes are the lot of man

3月28日以来の更新となってしまい、その間にご訪問頂いた皆さまには誠に申し訳なく、度々の更新の中断を謹んでここにお詫び申し上げます。個人的な事情なので詳しくは触れないが、誰でも人生で1度や2度は経験するイヴェントを仕切らざるを得ない羽目に陥っていた、とだけ申し上げておく。とは言いながらも、神奈川の春季大会に出場を果たした塾高野球部の試合は3位決定戦を含めて全て観戦することが出来た。、昨年の選手権神奈川大会以来、新チーム結成後も塾高野球部の公式戦観戦の連続記録(あくまでも個人的なもの)は途切れていない。

復帰第一弾のエントリとして何を?と思案していたのだが、昨年末に購入しやっと手に馴染んできたデジタル一眼レフ(DSLR)をご紹介したい。一年以上前に大した腕前も無いにのにDSLRへの物欲に関するエントリ「Worldly desires」を綴り貴重なコメントも頂戴したのだが、結局選択したのはSonyにカメラ事業を丸ごと譲渡したコニカミノルタの最後の作品ともいえる「α Sweet DIGITAL」である。Sonyに事業譲渡と同時に廃止機種となってしまって何を今更の感もあるのだがご容赦頂きたい。

この「α Sweet DIGITAL」を選んだ理由は、

1.自分の腕前・予算・デジカメ自身未だ発展途上の製品カテゴリ・・・、などの理由で現時点では所謂ハイエンド機種は選択しづらい。
2.ミノルタのαレンズを数本持っているのでそれがそのまま利用できる。(但し、焦点距離はフルサイズ銀塩カメラに比べ、1.5倍する必要がある)
3.一般人にとってデジカメの必須機能と思われる「手ぶれ防止」機構がレンズではなく、ボディ本体に組み込まれている。(従って、全てのレンズでこの「手ぶれ防止」が享受できる。)
4.DSLRの入門価格帯の製品にしては、「定食メニュー」以外の機能がかなり充実している。

などである。

Pict000601_1この中では、個人的にミノルタのレンズが好きだったので、αレンズの互換性が決め手になった。絞りを開放したときの、ミノルタ・レンズのシャープさとボケの対比の美しさ・鮮やかさは比類のないものがある。好みの問題ではあるが、とりわけ85mmF1.4 Gはあのカール・ツァイスのレンズを描写力を凌ぐ性能があると確信している。以前は手を出すのを躊躇していたAFレフレックス500mmF8のレンズをこのα Sweet DIGITALを入手してから、その「手ぶれ防止」機能を頼りにスポーツ写真を撮ることを目的に手に入れた。このレンズはα Sweet DIGITAL(CCDはAPSサイズ)では換算で750mm相当となり、使えるシーンは限られるが何とか手持ちでも使用することができる。

Sonyが開発の人材も含めてコニカ・ミノルタのデジカメ事業を引き継ぎ、ミノルタ・ユーザからその動向が注目されていたが、この7月21日にα Sweet DIGITALの後継機種となる「α100」を発売することを決定している。未だ実機に触れたとはないのだが、α100は画素数1,020万(α Sweet DIGITAL:610万)、Dレンジオプティマイザー機能(撮影シーンの画像状況を自動的に判断し、コントラストや露出レベルを自動補正)を搭載した新たに開発された画像処理エンジン「Bionz」、手ぶれ補正機能にさらにCCDにホコリが付着しにくくするアンチ・ダスト機能が追加された。カメラを構えるとオートフォーカスシステムを起動させることができる「アイスタートAFシステム」(ピント合わせのためにシャッターボタンを半押しする必要がない)、液晶モニタの画素数が22.5万(αSD:11.5万)、バッテリのフル充電で750コマ(αSD:550コマ)、40分割ハニカムパターン測光(αSD:14分割)など細かい改良が施されており、α Sweet DIGITALの持っていた機能はほぼ引き継がれているようである。(但し、ISO感度設定は1600までで、αSDの3200は省かれている)

事業譲渡時に廃止となっていたαレンズも順次発売される模様であり、以前からSonyが採用していたカール・ツァイス・レンズの一部がαマウント仕様となって発売される。非常に残念なのは、これまでコストパフォーマンスが高かったαレンズの希望小売価格がかなり値上げされたことである。

ボディ・デザインはハッキリ言って「Sony」らしさは全く感じられないが、それがかえってミノルタ・ファンにとっては受け容れられやすいのかもしれない。個人的にはこのα100にそそられる機能がないわけでもないが、しばらくは現在のα Sweet DIGITALを使い続けるつもりである。ただ、現在αレンズをお持ちで、デジタル一眼レフを検討されている方にとってはこのα100は「買い」と言っても良いと思われる。(あくまでも、スペック上の話であるが)

以前から飽和状態となっているデジカメ市場であり、ベンダの優勝劣敗(the survival of the fittest)がはっきりとしており、唯一このDSLRのセグメントが成長している。銀塩カメラ時代からの一眼レフの老舗(ニコン、キヤノンなど)と家電メーカからの新規参入組(Sony、松下など)との今後のシェア争いが注目される。収益率が高いと言われているセグメントではあるが、その製品の性格上Hit & Runという戦術では成功は全く覚束ないことも事実であろう。




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April 12, 2005

Worldly desires

今回はカメラのお話。

物心ついた頃(といっても10台前半?)から写真を撮ることには人並みの興味を抱き、やはりごく普通の人並みなカメラ遍歴をしてきたつもりである。しかし、写真が趣味ですと他人に誇れるほどの情熱や腕前も持ち合わせていないことも紛れもない事実。

現在使うことが出来るカメラとして所有してるのは、Nikon F2、ミノルタ α7000という今となっては過去の遺物のような銀塩フィルム(いつからこんな呼び方をするようになったのだか?)の一眼レフとNikon CoolPix950というこれまた少々時代遅れなダサ大きいデジタルカメラである。(あっ、PDAのClieにもカメラ機能が付いている)

動くモノを撮ろうとすると、撮りたい時に撮れない(必ず一拍以上のタイムラグがある)という大きな不満を抱えつつも、普段はだましだましこのCoolPixを使い続けてきた。しかし、先の母校の甲子園の出場に際しては、撮りたい被写体の性質上(遠くで動くモノ)CoolPixでは使い物にならないと判断して、久々に望遠レンズを付けてα7000を持ち出した。

結果、一応それなりの写真は撮れたのだが、フィルム交換や現像など実際にやってみるとデジタルカメラに慣らされてしまった身にはやはり少々面倒くさいものがあった。気軽にバシャバシャと撮れないのが一番の難点かな?

CoolPixの物足りなさと相まってか、レンズ交換ができるデジタルカメラへの「物欲」が鬱勃と沸いてきた今日この頃である。しかし、このカテゴリは文字通りのプロフェッショナル仕様から子育て中のママが気軽に使えるモノまで機能・価格ともにダイナミックレンジは異様に広い。

他人様に差し上げる以外には積極的に印刷するつもりもないし、ましてやA4版へのプリントなど全く考えていないので大きな画素数などメモリを食うだけでちっとも魅力を感じないのだがプロ向けの製品となると仕方がないことなのかもしれない。

自分の腕前を考えると「子育てママ」ターゲットの製品でも充分な気もするのだが、まだまだ発展途上の製品のためか「フルオート」といってもメーカによってその機能もかなり違うようである。従って、これから暫くは悩ましい日々が続くのかもしれない。(この「物欲」を封じ込めるのが一番の解決策であることは間違いないのだが・・・)

もし、本エントリをご覧になった方でこの手のデジタル一眼レフを使用されている方がおられればコメントを(但し、プロ仕様のものはご勘弁を)頂ければ幸いである。


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May 04, 2004

トンネルの向こうに微かな光が ~ PHS

PHSユーザ待望のAH-K3001Vの発表で沸き返っていたが、個人的には誠に残念ながら、機種変更するほどの魅力は感じなかった。

鷹山のアステル買収後の動向など、PHSにとっては暗いニュースが続いたが、何げに将来に明るさを感じさせるニュースが2つ。

DDIポケットが音声型PHSで攻勢、新製品を相次ぎ投入
PHS+GSMデュアル端末、三洋「G1000」が台湾で登場

DDIPocket曰く「PHSの音声端末としての価値を上げ、新型PHS端末を今年度は6機種ほど投入し、同時に積極的な営業展開を行うことにした。」だそうである。何となく健全な方向に向かいそうな気配も感じられる。

後者は、いわば『台湾版ドッチーモ』擬きのようだが、後方支援という意味で悪いニュースではない。

データ通信・インターネットの端末機能とともに、原点に帰ってPHS本来の機能であるデジタル・コードレスフォンとしての優れた特質を是非プロモーションして欲しいものである。個人的にはαPHSの復活とPHS製造ベンダによる、親機となるの新製品の開発投入である。IP電話の普及に伴って、その子機としての需要も見込めると思うのだが。

それから、一度付いたレッテルはなかなか剥がせないものだが、『簡易携帯電話』という呼称を払拭する努力も必要であろう。PHSは所謂『携帯電話』とは別なモノであるから、携帯の簡易的な代替機という位置づけは間違っている。

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April 24, 2004

これじゃ、換えない ~ AH-K3001V

DDI PocketからPHS端末『AH-K3001V』が発表された。新機種としては『H-SA3001V』以来約10ヶ月ぶりである。

以前『何を今更、PHS?』でも述べたように、世の中の流れに逆らうつもりではないがPHS(H")を使い続けているので、全く無関心という訳にもいかずスペックを調べてみた。

この京セラ製の『AH-K3001V』はWEBブラウザであるOpera 7.0を搭載しており、通常のパソコン向けのサイトが閲覧できる。また、POP3/SMTPに対応したメーラを内蔵しており、インターネットに対応したPDAとしての機能強化をしているように見受けられる。カメラも内蔵はしているが今時11万画素というシロモノで、京セラの製品紹介のサイトでは特徴としてのカメラ機能の記述はない。

現物を実際に未だ見ておらず、書かれたスペックだけの判断ではあるが、現時点ではこの新機種に乗り換えるに足る魅力は発見できなかった。むしろ、失う機能が多すぎる。

以前の記事でも述べたように、PHSを使っているのは①αPHSによる固定電話の子機機能②待ち受け時間の長さ③音質の良さ④通話料金の安さ、が主たる理由である。

この新機種に交換すると①の機能は失われ、②の機能も大幅に後退する(『AH-K3001V』の待ち受け時間は400時間とのこと)。また、現在の最大の不満である充電時間の長さも大幅に改善されるという訳ではない。

携帯では初の本格的ブラウザ搭載ということが最大のウリのようであるが、あの小さな画面でパソコン用サイトにアクセスして本当にどれほど使い物になるのか、大いに疑問である。マーケット・シェアを見ても、携帯vs.PHSでの勝負は明らかについており、現在データ通信に活路を見いだしているPHSもそのテクノロジーの将来性をみれば携帯に取って代わられる時期はそう遠くはないであろう。

そういう意味で、DDI PocketやPHSベンダは既に勝負のついてしまったセグメントでのニッチマーケット戦略を理解していないよう思われる。この戦略を簡単に言ってしまえば、『出来るだけコストをかけずに既存顧客をその満足度を維持しながら繋ぎ止めておく』ということである。これは何もしなくても良いということではなく、新製品の開発を含めて顧客離れを防ぐための不断の努力が必要であることは言うまでもない。

今回のようにOperaやメーラの搭載などでPDA風のPHSという新製品は、新規顧客を開拓したいという意図であろうが、これでは単なる化粧直し程度にしか見えない。どうせ化粧するならもっと魅力的なものにして欲しいものである。

例えば、現時点で個人的に魅力を感じるPHS端末とは

① 待ち受け時間 900時間
② 充電時間 90分
③ αPHS対応
④ 100万画素のCCDカメラ
⑤ 2.2インチ画面
⑥ 骨伝導スピーカ
⑦ Killer Design

程度で充分である。それと同時に現在マーケットから姿を消しているαPHS対応の親機となる電話機またはファックスを新製品として市場に投入することである。

これによって当サイトを『αPHS』、『PHS』、『親機』などの検索語で訪問される方のニーズを満たすことになると思われるが、如何であろうか?

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February 22, 2004

バッテリーパック購入騒動記

何を今更、PHS?の後日譚。
まさか、続きを書くことになるとは、思わなかった。他に未だ宿題が一つ残っているというのに・・・。

結局、店主の電話環境への少々強引なこだわりのため機種変更できず、バッテリーパックをTVCMソングでもお馴染みの新宿西口の某量販店に発注した。一昨日、「ご注文の品、入荷しました。」との連絡をもらい、昨日新宿方面へ出かける用事があったので、そのついでに立ち寄ってバッテリーパックをピックアップすることにした。これが一筋縄ではいかなかった。

以下にその経過をかい摘んで、

1. 携帯電話カウンターへ注文品を取りに来た旨を伝えると、対応してくれたおネェ~チャンが、「少々、お待ちください」と奥に消える。

(カウンターの前で、ぼぉ~と10分ほど待つ)

2.おネェ~チャン戻ってくる。「申し訳ありません、品物が見当たらないので、ポイントカードお持ちでしたら、拝借できますか?」
(ははぁ~ん、見つからないので、会員番号で検索かけるのかな?)
カードを持って再び奥に消える。

(待つこと、さらに約15分。カウンター前のDocomoの携帯電話を手に取りながら眺める。でも、買う気などサラサラないので気は上の空、全く興味沸かず)

3.件のおネェ~チャン、再び現れる。「入荷は確認出来ましたが、手違いでパソコン・コーナーに紛れ込んでいるので、取ってまいります」と、またまた人混みの中へ。

(隣の、auのコーナーを徘徊。au Design Projectと銘打った新機種の実物を初めて見る。W11K、雰囲気がまるで合体メカ。あの世代にはKiller Designかも・・・。とかなんとかで更に15分)

4.おネェ~チャン、再々々(か?)登場。「申し訳ありません。品物が未だ見つかりません。誰が連絡をしたでしょうか?(名前なんて、覚えてねぇ~よ) これ以上お待たせしても(もう、充分お待ちしている)、ご迷惑をおかけします(40分以上も待って、迷惑で腹一杯だ)ので、郵送させていただけませんでしょうか?」だと。しょうがないので、送ってもらうことに。

でも、これだけでは終わらなかった!

5.諦めて、次の用事を済まそうと改札口の当たりを歩いているとPHSが振動。男の声で「ご注文品、見つかりました。デジカメ・コーナーに紛れていました」だと。取りに来るか、送るか?と問われるが、バッテリーのヘタリがかなりヤバイ状況なので、引き返してピックアップしてきた。

これが顛末の一部始終。

話しは変わるが、店主は以前「Customer Advocacy」に係わる仕事を数年間していたことがある。一般的に馴染みのない言葉だと思うが、比較的近いのが「顧客満足度向上」という言葉である。両者の目的とするところに殆ど違いはないのであるが、「Customer Advocacy」の場合、目標がより高いところに置かれている。

つまり顧客満足の結果、リピーターになってもらうことは当たり前で、最終的に顧客にその企業・会社を「好き」になってもらい、その製品やサービスを他人にも勧めてもらう、ということを目標としており、これをブランド確立戦略の大きな柱としている、ということである。

店主は、この分野では一応プロのつもりでいる。(でも、現在ではセミプロ・レベル程度かも?)

従って、このセミプロ魂がそのまま帰ることを許さず、カウンターのマネージャに手短に教育的指導を行ってきた。

1.先ず、商品管理をしっかりすること。
2.顧客の資源を大事にすること。(時間)
3.顧客のために、一生懸命になることは良いが(商品を探す)、
顧客の状況に想いを巡らし、臨機応変に行動すべきである。
4.具体的には、代替案(郵送)の提案はもっと早めにすべきである。
5.CRMなんて導入しても、顧客への情熱が無いとなんの役にも立たない。

出来る限り、あの時の殆どブチ切れそうな気持ちを抑えたつもりだが・・・。

残ってる宿題、早く片づけなくっちゃ!

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February 16, 2004

何を今更、PHS?

現在使っているH"の電話機が充電しても、直に電池がなくなってしまう。購入してから丸4年近くたつので電池の寿命であろう。(最も、手に入れてから1年もしない時期に、やはり電池の具合が悪く交換してもらったことがあった。)

一般的には、電池寿命が尽きた時が機種交換のサインとか。電池交換を実際に経験してみると分かるのだが、¥5Kくらいの費用がかかるので、新機能が盛り込まれた新しい電話機を入手する良い機会の一つではある。

自分の場合は、おいそれと機種交換することが出来ない複雑な事情がある。まず問題なのが、データ通信にその生き残り策を見い出さんと決め込んだ如く、PHSのキャリア・機器のベンダともに音声の電話機の開発には全く力が入っていない。新製品の発表も非常に少ない上、カタログ上にある機種でも実際には販売を終了しており、入手することが出来ないものもある。現役の機種でも「携帯」では2世代前くらいの機能しかない。

久しぶりの覗いたH"の電話機の売り場は、ソヴィエト崩壊前のモスクワのマーケットの棚状態を呈していた。PHSのキャリア各社は、その導入時期に犯したマーケティング戦略上の大きな過ちのツケを払わされている、と言わざるを得ない。

通話音質の良さ(但し、相手が同じPHS又は固定電話の場合)、データ通信のスピード、小電力故の待ち受け時間の長さ、コストの安さ、都市生活をする上で十分なエリア・カバレージ、ちょっと辺鄙な場所に行けば圏外になる心地良さ、などを理由にDDIPocketのH"を選択したのだが・・・。

友人・知人の間でも、「070-」の番号は殆どいない。この際、いつまでも突っ張らずに、所謂「携帯」に代えるという選択肢もある。ただ、自分の場合、もう一つ簡単に代えられない理由がある。

それは、PHSがそもそもデジタル・コードレス電話の発展系である機能としてサポートしている(されていた?)αPHSを利用しているからである。

αPHSとは簡単に言ってしまえば、この規格に対応した固定電話の親機に対して、やはりαPHSに対応したPHSを子機として登録することができる。すなわち、1台のPHSを家では固定電話の子機、外出先ではPHSとして使うことができる。最近導入したIP電話の子機としても当然機能する。

一般的に、固定電話の子機は携帯電話に比べて大きく使いづらいものが殆どで、その点現在のPHSは便利な子機として使えている。特に、PCをオペレーションしながら電話でサポートを受ける時などは、イヤホンマイクを装着すれば両手が自由になるので快適至極である。

ただ、このαPHSの規格も現在では実質死んでいる。市場にαPHS対応の親機が現役機種として存在していないのである。現在利用している固定電話ファックスも既に販売完了している。それに呼応するかのように、PHSの新機種も殆どこのαPHSの機能は省かれている。

そんなこんなで結局、電池を発注した、という顛末。

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