« November 2006 | Main | June 2007 »

May 28, 2007

Angel Face and French Perfume

史上初の3校プレイ・オフに向けての2連勝予定の慶早戦まで1週間を切った。何の脈絡もないけれど「天使の面差し」と「フランスの芳香」で暫しのリラックスを!

【Angel Face】
Bred in United States (1968) by Herbert C. Swim

Angel_face01
Angel_face02
Angel_face03


【French Perfume】
Bred in Japan (1993) by Seizo Suzuki

French_perfume02
French_perfume03
French_perfume04
French_perfume05

Angel Faceはシトラス系の濃厚な香り、French Perfumeはその名前に反して?爽やかなフルーティな香りで開き進むに従って花弁の縁がピンクに変化する複色の薔薇。花の大きさは以下のようにかなり違う。香りをお届け出来ないのが残念!

Angel_french

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 27, 2007

Vodka Gimlet

ウオッカ(3番人気)は戦前の変則三冠馬(当時の名称は違うが現在の東京優駿、優駿牝馬@京都、菊花賞)として歴史に残る名牝クリフジ以来の64年振りに東京優駿(日本ダービー)を制覇した。

桜花賞では1番人気に押されながらもダイワスカーレットに先着を許したウオッカであるが、以前からのプラン通り牝馬ながらダービーに参戦し、最後の直線で抜け出し先行したアサクサキングスに3馬身差の圧勝。

ウオッカは2002年のダービー馬タニノギムレット産駒で、父・娘の日本ダービー制覇は初めて。今後は、ヴェルメイユ賞を経由し凱旋門賞に挑戦する計画とか。順調に仕上げれば馬齢・牝馬という斤量差を考えると凱旋門賞制覇も叶わぬ夢ではない!

64年前のクリフジは女傑を通りこし怪物クラスの牝馬でダービー6馬身、オークス10馬身、菊花賞大差という無類の強さを誇り、生涯成績は11戦無敗で1944年に引退した。

2005年秋、明治天皇以来の天覧競馬となった天皇賞のヘヴンリーロマンスと同様、今回の皇太子殿下行啓のダービーも牝馬が制している。これも何かの因縁かな?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 25, 2007

Pros. and Cons.

塾高野球部の春季公式戦は、春季県大会優勝・関東大会ベスト4という結果で終わった。

関東大会では残念ながら23日の決勝戦に駒を進めることはできなかったが、両大会を通して一戦ごとにチーム力を向上させていったことは、昨年のことを思うと見事な結果を残したといえる。

特に関東大会ではこの夏に向けての大きな収穫と克服すべき課題を確認することができた。

準決勝戦では、甲府商業の2年生ピッチャー米田投手の抜群のピッチングに前日まで絶好調かに見えた塾高打線はヒット3本とほぼ完全に沈黙させられた。米田投手はスピードの緩急・左右へのコントロールで塾高打線をストライク先行で追い込み、三振・内野ゴロで相手ながら見事なピッチングを披露してくれた。この春に塾高が県大会を含めて対戦したピッチャーとしてはNo.1の出来だった。

このように、ヒット数を含めて流れを相手に支配されている試合において、勝機を掴みとる「したたかさ」が塾高野球部の夏への課題である。具体的に言えば、6回裏の守備の乱れ、8回表のノーアウト満塁での無得点、これが与えられた解決すべき最大の課題であろう。野球とは特に攻撃においては失敗が常態のスポーツである。従って、実際にプレイする立場に立ってみれば、チャンスは全て活かせ、ピンチでミスをするな、など言うは易く行うは難しということは理解できる。

ユダヤ系オーストリアの伝記作家として高名を馳せたシュテファン・ツヴァイクに「人類の星の時間」という作品がある。「星の時間」とはその後の自らの運命とその影響の大きさから世の中の状況を一変させてしまうような「凝縮した瞬間」という意味である。(オペラが好きな方は、ツヴァイクとリヒャルト・シュトラウスに関する逸話が弊blogの過去のエントリ”The dark shadow of the coming breakdown”をご参照下さい。)

例えてみれば、昨年の夏の西東京大会で日大三高に押され気味の展開の試合において早実が延長戦で勝利しなければ、その後の甲子園で大活躍した斎藤佑樹というスターは誕生しなかったし、先日のKSBオープンの17番ホールでバンカー・ショットが直接カップインしなければオープン戦最年少チャンピン石川遼も生まれなかったであろう。彼らは正に「星の時間」に遭遇し、そしてそれを掴み取ったと言える。

この人生における一大転機ともいえるチャンスを掴み取るには、実力は勿論ツキや運も味方にする必要がある。もし運命の女神なるものがいるならば、この春は塾高野球部に47年振りの春季県大会優勝という歓喜と、関東大会ベスト4というまるで「天狗になるな!」と言わんばかりのかなりビターでちょっとだけスウィートな贈り物を届けてくれた。月並みな言い方ではあるが、この運命の女神はそれまでに努力を積み重ねてきた者のみにしか微笑みかけ、黄金の果実を与えてくれないことも真実であろう。

昨年秋、選抜への道を目指した秋季県大会において百合丘に敗れたときは、正直言って「このチームは谷間の世代?」という想いを抱いた。年が明け、この3月からの練習試合でもこの想いをなかなか払拭できないでいた。しかし、このチームは春の公式戦において、一戦毎にこちらの期待を超える成長を見せてくれた。

個人的には昨年と最も大きな違いを見せてくれたのは、技術は勿論のこと伊場くんのキャプテンシーだと感じている。ホームベース、ベンチ、バッターボックス、そしてピンチの時のマウンドでの彼の様子・雰囲気は傍目にも昨年のそれとは明らかに違うことが解る。

球威はあるものの、時としてコントロールを乱し独り相撲をしてしまうことがあった左腕田村くんは完投能力を身につけ、自身の調子の良し悪しに拘わらず試合を壊すことなく、味方のミスにも腐らずに投げ抜く精神力を獲得したことは正にエースの自覚と言えよう。

春はちょっと出遅れた右腕只野くんは、控えというよりは先発ピッチャーとしてその才能を開花させつつある。フォームが綺麗すぎる嫌いがないでもないが、2ストライク後の勝負球を是非とも開発して欲しい。

県大会決勝戦でベンチ入りした1年生投手白村くんは、関東大会準々決勝で公式戦先発デビューを果たし、準決勝においても先発登板した。彼のストレートの威力には大きな可能性を感じさせるものがある。ピッチャーに転向して未だ1年もたっておらず、コントロール・変化球等々身につけるべき課題は多々あると思うが、小さく固まらず大きく育って将来塾高を支えるエースに成長して欲しいものである。

塾高が敗れた試合だったのであまり注目されなかったようだが、白村くんに代わって久々に公式戦に登板した3年生黒住くんは球威・球速こそないものの、抜群のコントロールで甲府商のクリンナップの打者を3連続三振と見事なピッチングを披露してくれた。夏の選手権大会でもこのような展開の試合では彼の出番が巡ってくるように思われる。

守備に関しては昨年の秋季大会時に比べると驚く程の進歩を遂げたと言える。ミスをすると怪我が大きい外野に関しては一層の磨きをかける必要があるが、細江くん・千々和くんの三遊間の守備は、時として「神か?」という渕上くんのセンスは置くとして、昨年のチームに比べ地味かつ小型であるが寧ろ安定感がある。

バッティングに関しては、伊場くんに続く大砲として野俣くんは県大会でその才能を開花させ、1~3番を担った溝口くん・矢島くん・山﨑くんは準決勝戦を除き、繋ぐ打線としてよく機能していた。

勝ち進むに従い、ピッチャーの起用に関して厳しくなる夏の選手権大会において、現在のピッチング・スタッフがこのまま夏に向けて更なる安定と成長を果たせば、塾高は大きな可能性を持ったチームに変身できるであろう。その伝統ともいえる攻めに転じたときの破壊力ある打線は継承されており、相手に流れを支配された試合において如何に1点をもぎ取るかという「したたかさ」を身につければ「星の時間」を掴み取ることも決して夢ではない。

24日には中間試験も終わり、これからは日も長くなり暫くは野球に打ち込める時間も取れると思う。県大会・関東大会で貰った宿題に取り組んで頂きたいものである。

「練習ハ不可能ヲ可能ニス」(小泉信三塾長)

Catch the Star!

| | Comments (2) | TrackBack (2)

May 11, 2007

No principles, a wandering organization

blogを放置して約半年、某SNSの日記も3ヶ月間も更新せず。リアルとヴァーチャルな世界を上手くバランスを取ることは難しい。言い訳はさておき、話題はやはり野球のことで再開したい。

20070505塾高野球部の現チーム、昨年の秋季大会ではよくもこれだけミスが出るという試合を展開し、終盤になんとか追いつき延長戦にもつれ込んだが最後はやはり決定的エラーの失点でベスト16で終わった。その後秋季大会を制覇した桐光学園との練習試合では、野球の質の圧倒的な差を見せつけられた。この3月の練習試合でも、春季大会はおろか夏の選手権大会への視界不良状態であったのだが、マネージャ陸平くんの抜群の籤運を活かすべく一試合毎にチーム力を上積みしていき、特待生問題での影響もあったのだが何と47年振りに神奈川春季大会での優勝を勝ちとった。これは塾高野球部の歴史に残る快挙である。長く辛い冬の練習は無駄ではなかったようである。(左は塾高の掲示板に貼ってあった報告。一番大きい字、何て読むの!?)

決勝戦での外野守備など未だ克服すべき課題を持っているチームであるが、19日からの関東大会における公式戦での経験値を糧に45年振りの夏の甲子園出場を目指して、一層のチーム力向上への期待が膨らむ。

一方、リーグ優勝&日本一を目指している塾野球部は立教戦は2連勝と順調な滑り出しをしたものの、苦手明治に連敗し現時点では自力優勝はなくなった。来る法政戦に2連勝し、立教には明治戦で頑張ってもらい・・・、と少々他力本願ではあるが慶早戦での優勝争いという展開になれば・・・。

塾高の春季大会の試合と日程が重なっているため、今シーズンは全試合観戦とはいかないのだが、東大相手とはいえエース加藤くんや相澤くんには復調の兆しが見えたようであるし、2005選抜ベスト8の中林くんは立教戦ではリーグ戦デビューを果たし、東大戦を初完投・初完封で現時点で奪三振1位・防御率2位と将来のエースとしては上々の成績。関西学院から進学し新1年生で唯1人ベンチ入りを果たしている青山くんの初打席の代打2ランHRと東大戦での2ランHRは見事としか言いようがない。

この冬、腰の手術をした副将松橋くんの元気な姿を慶東2回戦で観ることができた。ファースト守備とちょっと勿体ないポジションであったが、怪我をしないよう頑張って頂きたいものである。同じ試合での副将青池くんのライト・ゴロの守備は面目躍如と言ったところ。

さて、塾野球部関連の話題はこのくらいにして、迷走する組織、高野連の話題。

西武裏金問題に端を発した専大北上野球部における野球特待生制度が表沙汰となり、これを日本学生野球憲章13条に違反する行為として今回の高野連の『特待生問題』のドタバタ騒ぎが始まったわけである。高野連がこれまで黙認していたと言わざるを得ない野球特待生制度を各地での春季大会開催の真っ最中にその有無を加盟校に申告させた結果、全国で376校にその存在が確認された。高野連は野球特待生制度の解除、当該選手の5月中の対外試合参加禁止、野球部長の解任などのペナルティを決定した。

しかし、高野連は5月10日に「救済措置」として称して、先の決定を殆ど覆し実質的に野球特待生制度の現状追認した。これは脇村高野連会長が強く否定をしているが、メディアを含めた世間からの批判や文部科学大臣の口先介入が原因としか考えられない。この野球特待生制度を禁止した学生野球憲章の現状での妥当性は置くとして、高野連は組織というよりは単なる烏合の衆という誹りを受けても仕方がない迷走ぶりである。

恐らく、高野連としては最大のイヴェントである選手権大会(夏の甲子園)を無事クリーンなかたちで迎えたいと、形式的な「禊ぎ」のつもりで野球特待生制度の排除を行う目論みであったのだろうが、振り上げた拳をおろせない状態と言わざるをえない。正にその場凌ぎを行っているだけである。

高野連の組織としてのお粗末さはその下部組織ともいえる各都道府県高野連との関係においても明らかである。例えば神奈川高野連の場合、役員30人のうち8人が野球特待生制度を実施していた学校から出ている。悪法かもしれないが、この人達が野球憲章を理解していなかったとは俄には信じられないし、もしそうであるとすれば余りにお粗末と言わざるを得ない。もしこれら役員が現場も預かる立場として、この野球特待生制度を禁止した憲章が現状にそぐわないと考えていたのであれば、何故これまでそれを撤廃する提言やアクションを起こさなかったのであろうか?「みんなで渡れば怖くない」という発想だったとすれば、ルールの下に試合をする野球人の振る舞いとしては大顰蹙以外なにものでもない。

さて、この特待生制度(学業によるものも含む)であるが個人的には私学の場合は、採用するしないはその学校の自由であると考える(但し、私学の運営には税金も使われているわけで納税者のコンセンサスも必要であると思う)。メディアやネットでは特待生制度なしでは「経済的事情で野球の才能が摘まれてしまう」とか「他の競技では認められているのに、何故野球だけが?」という論調が目立つが、この特待生制度に関するコストの問題に触れている論を殆ど見たことがない。

私学経営において、入学者を惹きつけ確保するための方法は色々あると思うが、外部から見て端的に分かり易いのが進学実績とスポーツ(や芸術)による実績であろう。野球人気が低落傾向にあるとはいえ、未だ国民的人気スポーツ・イヴェントの一つである高校野球・甲子園での活躍ということがその難易度は別にしてその学校の名を上げる手段であることには間違いない。特待生制度とはこの延長線上に位置づけられるもので、その学校法人の趣味やヴォランティアで行われてるわけではない。学校間の生徒獲得競争は少子化が益々拍車をかけるのは火を見るより明らかである。

学業を含む特待生制度のコストは決して「只」ではないということを理解しておく必要がある。特待生制度を賄う費用は他の生徒・保護者が納める入学金・授業料などが源泉となっていると考えるのが妥当であろう。学校法人が経営上、特待生制度を行うのであるなら、予め「皆さんの入学金・授業料の一部が特待生制度に使われます」という一文が受験・入学前にオープンにされていないと、これは甚だアンフェアなことになる。

これまで、野球に限らず幾多の才能が特待生制度によって育まれてきたのは事実であろうが、「野球選手が高校に通っている」よりも「高校生が野球をやっている」方が臍曲がりな店主にとっては余程好ましい。尤も、アメリカのカレッジ・スポーツのようにハイ・リスク/ハイ・リターンの徹底した競争主義でやっていくという考え方もあるが、中途脱落組の末路は非常に悲惨であることも事実である。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

« November 2006 | Main | June 2007 »