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July 23, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 4/13

kieo_high_logo2我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の5回戦は、予定通り23日(土)の平塚球場での第一試合(11:00開始)として行われた。対戦相手は横浜商科大学高校

慶應義塾 001 210 00 | 4
横浜商大 420 020 12x|11

塾高先発メンバー:

1. 9山口(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 4高尾(セカンド)
4. 7竹内(ライト)
5. 2伊場(キャッチャー)
6. 3正木(ファースト)
7. 5平川(サード)
8.15奥谷(レフト)
9. 1田代(ピッチャー)

1回表、山口くん三振のあと渕上くんがセンター前ヒット。高尾くんはライトフライ。竹内くんがライト前ヒットを打ち2死1・3塁。伊場くんはセカンドゴロで初回のチャンスを生かすことができなかった。

1回裏、田代くんは先頭打者に四球を与えたあとバントが決まり1死2塁。その後デッドボーとピッチャー強襲のヒットで1死満塁。ここで田代くんはボークを取られ先取点献上。1死2・3塁からレフトに3ランHRを浴びる。後続はセンターフライ×2。本来の塾高打線の力をもってすれば初回の4点は大したビハインドではないのだが、これまでの不調な打撃を考えるとかなり重たい。

2回表、正木くん三振のあと平川くんはセンター前ヒット。奥谷くんはショートフライ、田代くんは三振。1点づつ返していきたいところだが・・・。

2回裏、先頭打者をセンターフライ、次打者を三振に討ち取り2死ランナー無し。次打者にショートへの内野安打、そしてライト前ヒットを打たれ2死1・2塁。次打者にセンター前タイムリーヒットを打たれ1点追加される。2死1・2塁から再びセンター前タイムリーヒットでさらに1点追加される。2死1・2塁でセカンドゴロ。この2アウトからの序盤での2点追加はかなり厳しい状況であることは事実。

3回表、先頭の山口くんがライトセンター間二塁打を放つ。渕上くんバントが成功して1死3塁。高尾くんがセンターに犠牲フライを打ち上げ1点獲得。竹内くんが四球を選んだあと伊場くんのセンター前ヒットで2死1・2塁。しかし正木くんはレフトフライに倒れる。打線が繋がらない。2アウトから点を取っていくという「塾高らしい」野球が影を潜めている。

3回裏、先頭打者のショートゴロを渕上くんがジャンピングスローで捌く。次打者にレフト線二塁打を打たれ、四球とバントで2死2・3塁のピンチ。再び渕上くんへのショートゴロを見事に処理。渕上くんの素晴らしい守備には応援席にいた大学生コーチもハイタッチ。しかし、商大打線に押されている。

4回表、平川くんはライト線への二塁打を放ち、奥谷くんがバントを成功させて1死3塁。田代くんのセンター前タイムリーヒットで1点追加。山口くんはセンター前ヒットを放ち1死1・2塁。渕上くんのショートゴロでセカンドでアウトになり2死1・3塁。高尾くんがセンター前にタイムリーヒットで更に1点追加する。しかし竹内くんは三振で更なる追加点はならず。やっと繋がりを見せてきた打線であるが、好調時の怒濤の攻めにはほど遠いものを感じる。

4回裏、塾高はセンターに新谷くん、竹内くんをレフト、山口くんをライトとレギュラーポジションに守備位置変更。レフト奥谷くんが退く。先頭打者のファーストへの当たりを正木くんが見事なダイビングキャッチ。続く打者をセンターフライ、レフトフライに討ち取る。

5回表、先頭の伊場くんがライトセンター間に二塁打。正木くんはバントを試みるもピッチャーフライで1死2塁のまま。平川くんのセンター前ヒットで1死1・3塁。新谷くんがスクイズを成功させ1点追加。田代くんはレフトフライに倒れる。本調子ではないもののコツコツと追加点をあげ2点差まで詰め、流れが塾高に傾きつつある。

5回裏、先頭打者はセンターフライ。次打者にレフト前ヒットを打たれる。1塁への牽制でこの試合2つめボークを取られる。さらに四球を与え1死1・2塁。次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ1点追加される。サードゴロを平川くんがエラーするが、ランナーは動けず1死満塁のピンチ。次打者にレフトに犠牲フライを打たれさらに1点を許す。送球がそれ2死2・3塁にピンチが続くがファウルフライを正木くんがキャッチ。塾高に傾きかけていた試合の流れが相手に2点の中押しをされ、かなり苦しい展開となる。

6回表、先頭の山口くんがショートへの内野安打。渕上くんのバントで1死2塁。高尾くんはセンターフライ。竹内くんの打席で相手キャッチャーのパスボールで山口くんは3塁に。しかし竹内くんは三振。チャンスに強い竹内くんの不振が痛い。

6回裏、ライトライナー、ファウルフライ、セカンドゴロと三者凡退。

7回表、伊場くんサードへの内野安打。ピッチャーの暴投と正木くんのセカンドゴロで1死3塁。平川くんはショートゴロを打つが伊場動けず2死3塁。新谷が四球を選んで2死1・3塁となり田代くんの代打として野毛くんが登場するがセンターフライ。得点チャンスを生かせず全く厭な流れに。

7回裏、この回からピッチャーは田代くんに代わって福山くん。先頭打者にレフト前ヒットを打たれる。次打者はライトフライ。ショートゴロをまたまた渕上くんが見事に処理して2死2塁。しかしここで次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ更に1失点。ファーストの正木くんが福山くんに代わってマウンドに。ファーストは佐野くんが守備位置につく。次打者をレフトフライに討ち取る。この終盤での1失点は非常に重い。

8回表、先頭の山口くんゴロをショートがエラー。続く渕上くんはレフトフライ。高尾くんがレフト前ヒットを放ち1死1・2塁。しかし竹内はファーストゴロで2死2・3塁となるも伊場くんはショートゴロ。打線が繋がらない。

8回ウラ、先頭打者にライト前ヒットを打たれる。バントが決まって1死2塁。センター前ヒット、デッドボール1死満塁となる。ここで正木くんの痛恨のワイルドピッチで1失点。次打者を敬遠の四球で1死満塁となる。次打者のショートゴロを好捕した渕上くんは本塁に投げられず、さらに1失点でゲイムセット。

大会開始直前まで好調に見えた打線が、順延が繰り返された天候に作用されたかのように湿ってしまった。初戦(2回戦)から苦しい試合を勝ち上がってきたのだが、ついに打線は甦らなかった。2アウトからでもどんどん点を取っていく怒濤の攻めが全く影を潜めてしまった。やっと復調の兆しが見えたこの試合では相手の打線が上回ってしまった。

田代くん、福山くん、正木くんはこの苦しいチーム状況の中で本当に良く耐え頑張った。ただ、今日の相手は田代くんの投球をよく研究しており、彼の多彩な変化球を生かさないバッティングを心がけていたように見える。1回の4失点はこれまで全くとられたことがなかったボークの宣告が彼に心理的動揺を与えたことは想像に難くない。

昨年の選抜出場メンバーがレギュラーとして残っており、周囲の大きな期待がプレッシャーとなって選手に大きくのしかかったのだろう。下田のグラウンドでの鎌倉学園との練習試合の時のようになりふり構わず(例え泥仕合といわれようと)戦うことを夏の大会では出来なかった。

このチームは結成以来、公式戦は全て観ており、惜しくも準優勝で甲子園行きを逃した昨年のチーム以上に個人的な思い入れがあった。昨年の秋季大会では、桐蔭学園に屈辱的なコールド負けを喫し、この先いったいどうなるのだろうという危惧は田代くんの急成長とそれに引っ張られるかのような福山くんや正木くんの充実振りで春季大会は堂々のベスト4に。しかし、まさか全く心配していなかったバッティングの不振でこの結果になろうとは・・・。

今年のチームは13/13、即ち全国制覇を目標に掲げていたのだが、残念ながらこの”The voyage of discovery”は目的地の大分手前の4/13で終わってしまった。しかし、我々に幾たびもスリルや感動や勇気をもたらしてくれた選手諸君には最高の感謝の念を捧げる以外何物もない。

塾高野球部のオフィシャル・サイトのトップ・ページではジョン.F.ケネディの有名な大統領就任演説(Inaugural Address;何故かこれを塾高時代に丸暗記した記憶がある)からの”Ask not what your country(team) can do for you; Ask what you can do for your country(team).”を引用しているようだが、同じ演説の中に”Let the word go forth from this time and place, to friend and foe alike, that the torch has been passed to a new generation of Americans ”というフレーズがある。即ち、この試合で引退する3年生の果たせなかった目標や想いは新チームに引き継がれるのである。

新チームにはやはりこのケネディの演説にある”All this will not be finished in the first one hundred days. Nor will it be finished in the first one thousand days; nor in the life of this Administration; nor even perhaps in our lifetime on this planet. But let us begin.”という言葉を贈りたい。たとえ目的地がいかに遠くその途中に高く厚い壁があろうとも、”But let us begin.”

このチームを指導してこられた上田先生・赤松先生・七條先生、学生コーチの皆さま、物心両面に渡って絶大なサポートをしてこられた日吉クラブの先輩方や父母会の皆さま、そして試合に当たって応援を盛り上げて頂いた應援指導部、女子高バトン部、吹奏楽及びそのサポートをされたOB・OGを始めとした関係者の皆さま、球場に集い応援された皆さまに大いなるエールと感謝を捧げます。

5回戦でも奮闘努力された選手の皆さんに感謝をこめて球場で撮ったスナップはこちら

対横浜商大高校@平塚球場(5回戦 - 2006/07/23)


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