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July 28, 2006

The voyage of discovery ~ Postscript

送別試合の写真アルバムに関する追記を追加(2006/08/05 11:15AMに訂正あり)

【お詫び&訂正】

下記の方法では店主宛にメールが届かない場合があるようです。誠に申し訳ありませんが、既にメールをお送り頂いた方はメールアドレス(flamand@hotmail.co.jp)をコピーしてご自分のメールソフトの宛先に指定して再度ご要求のメールをお送りください。よろしくお願いします。

kieo_high_logo2今年の夏の選手権大会での試合を終えた我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は、7月28日(金)に納会と日吉台球場において引退する3年生の送別試合を行った。

バッテリー、内野、外野、監督・コーチの4チームに分かれて3イニング制で試合が行われた。各選手が公式戦や練習試合では決して観ることができないポジションを守ったり、パパ・ママや妹さん?の代打、親子対決、Tくんの○○のスタンドからの観戦(これはいつものことか・・・)とそれにチャチャ入れする無粋なヲヤジなど、本番ではちょっと不完全燃焼気味で心の整理も未だついていない皆さんであろうが、非常に楽しそうにプレイする姿を観ることができた。

父母会皆さんは3塁側ベンチに陣取り、選手のユニフォームもシニア時代のもの、お父さんの現役時代のもの、サッカー・ユニ(ファン・ニステロイやサヴィオラも登場。特にバルサ時代のコネッホの7番のユニは感激もの!)など様々で普段とは違い、年に一度のリラックス・モードで全開であった。普通部や中等部出身の選手達は当然グレーのKEIOユニフォームである。中でも竹内くんの背番号と名前の入った胸に日の丸がついたAll Japanのユニフォームはひときわ眩しいものがあった。

シニアのユニフォームも遠くから見ると、まるで早稲田・明治と見紛うものもあった。しかし、彼らにはやはり約2年半(内部進学者はそれ以上)身につけて戦ってきたKEIOユニフォームが最も良く似合う。

大会直前の練習試合で対戦した相手チームやシニア時代の仲間が所属するチームが、決勝戦に進出したり甲子園行きを決めたりと、引退する3年生にとっては複雑な心境であろうと察して余りある。しかし、来春から塾野球部で野球を続けるもよし、野球とは全く別の道を歩むもよし、ここは早く気持ちを切り替えて欲しいものである。昨年の先輩達の現在を見ても分かる通り、諸君の将来への可能性は無限に広がっている。(但し、キチンと進級すること!)

新チームの皆さんには名実ともに真のチャンレンジャーとして秋季大会に向けて、北海道遠征を含めて暑い夏であるがここは頑張って力を養って欲しい。この8月23日には地区予選が始まるので、それほど時間があるわけではない。そして、秋の公式戦では一試合ごとに経験を積み、関東大会を目指してもらいた。勿論のその先の目標は、来春の選抜甲子園出場と全国制覇である。新チームの諸君たちは、先輩たちの目標と想いは引き継いでもらいたいが、失うものは何もないなずである。とにかく、自分たち自身が最大限にEnjoyできるBaseballを展開して欲しい。

対横浜商大戦のエントリでは、ジョン・F・ケネディの大統領就任演説からの言葉を贈ったが、ここでは現在八十歳を超えて未だプロの料理人を指導し尊敬を集めている或る女性料理研究家の言葉を紹介する。曰く、「稽古(練習)とは、自分が見えるまでやり込むこと」。即ち、自分の姿が見えるまで練習することによって、自らが不調に陥った場合に理想の自分の姿との違いを認識できる第三者としての目を養うことが出来るという意味である。


この日吉台の送別試合でも楽しいスナップをかなり大量に撮影したのだが、公式戦や練習試合とは違いプライヴェートなイヴェントなのでこれまでのような方法では公開しない予定である。現在、選手の皆さんや親御さん、関係者の方々や応援して頂いた皆さんに御覧頂く方法を検討しおり、準備ができ次第このエントリの追記としてそのアクセス方法をご紹介する予定である。ご面倒お掛けして恐縮であるが、ご興味のある方はこのエントリを今後参照して頂きたい。

【送別試合の写真に関する追記】

7/28に日吉台で行われた送別試合において撮した写真を御覧頂く準備ができましたので、ここにお知らせいたします。今回は、このアルバムへのアクセスは店主からの「ご招待」というかたちにさせて頂きます。

被写体となった選手・コーチ・ご家族の皆さん、日頃より塾高野球部を応援して頂いている皆さんでアルバムを御覧になりたい方は、このページ左上の”Counter”と”カレンダー”の間ある”about”をクリックして頂き店主のプロフィールのページのコンタクトにある”メール送信”から擬藤岡屋店主(flamand@hotmail.co.jp)宛てにメールでご要求ください。

誠に勝手ながら「ご招待」のメールをお送りするかどうかは、店主の判断とさせて頂きますので予めご了承をお願い申し上げます。





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July 23, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 4/13

kieo_high_logo2我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の5回戦は、予定通り23日(土)の平塚球場での第一試合(11:00開始)として行われた。対戦相手は横浜商科大学高校

慶應義塾 001 210 00 | 4
横浜商大 420 020 12x|11

塾高先発メンバー:

1. 9山口(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 4高尾(セカンド)
4. 7竹内(ライト)
5. 2伊場(キャッチャー)
6. 3正木(ファースト)
7. 5平川(サード)
8.15奥谷(レフト)
9. 1田代(ピッチャー)

1回表、山口くん三振のあと渕上くんがセンター前ヒット。高尾くんはライトフライ。竹内くんがライト前ヒットを打ち2死1・3塁。伊場くんはセカンドゴロで初回のチャンスを生かすことができなかった。

1回裏、田代くんは先頭打者に四球を与えたあとバントが決まり1死2塁。その後デッドボーとピッチャー強襲のヒットで1死満塁。ここで田代くんはボークを取られ先取点献上。1死2・3塁からレフトに3ランHRを浴びる。後続はセンターフライ×2。本来の塾高打線の力をもってすれば初回の4点は大したビハインドではないのだが、これまでの不調な打撃を考えるとかなり重たい。

2回表、正木くん三振のあと平川くんはセンター前ヒット。奥谷くんはショートフライ、田代くんは三振。1点づつ返していきたいところだが・・・。

2回裏、先頭打者をセンターフライ、次打者を三振に討ち取り2死ランナー無し。次打者にショートへの内野安打、そしてライト前ヒットを打たれ2死1・2塁。次打者にセンター前タイムリーヒットを打たれ1点追加される。2死1・2塁から再びセンター前タイムリーヒットでさらに1点追加される。2死1・2塁でセカンドゴロ。この2アウトからの序盤での2点追加はかなり厳しい状況であることは事実。

3回表、先頭の山口くんがライトセンター間二塁打を放つ。渕上くんバントが成功して1死3塁。高尾くんがセンターに犠牲フライを打ち上げ1点獲得。竹内くんが四球を選んだあと伊場くんのセンター前ヒットで2死1・2塁。しかし正木くんはレフトフライに倒れる。打線が繋がらない。2アウトから点を取っていくという「塾高らしい」野球が影を潜めている。

3回裏、先頭打者のショートゴロを渕上くんがジャンピングスローで捌く。次打者にレフト線二塁打を打たれ、四球とバントで2死2・3塁のピンチ。再び渕上くんへのショートゴロを見事に処理。渕上くんの素晴らしい守備には応援席にいた大学生コーチもハイタッチ。しかし、商大打線に押されている。

4回表、平川くんはライト線への二塁打を放ち、奥谷くんがバントを成功させて1死3塁。田代くんのセンター前タイムリーヒットで1点追加。山口くんはセンター前ヒットを放ち1死1・2塁。渕上くんのショートゴロでセカンドでアウトになり2死1・3塁。高尾くんがセンター前にタイムリーヒットで更に1点追加する。しかし竹内くんは三振で更なる追加点はならず。やっと繋がりを見せてきた打線であるが、好調時の怒濤の攻めにはほど遠いものを感じる。

4回裏、塾高はセンターに新谷くん、竹内くんをレフト、山口くんをライトとレギュラーポジションに守備位置変更。レフト奥谷くんが退く。先頭打者のファーストへの当たりを正木くんが見事なダイビングキャッチ。続く打者をセンターフライ、レフトフライに討ち取る。

5回表、先頭の伊場くんがライトセンター間に二塁打。正木くんはバントを試みるもピッチャーフライで1死2塁のまま。平川くんのセンター前ヒットで1死1・3塁。新谷くんがスクイズを成功させ1点追加。田代くんはレフトフライに倒れる。本調子ではないもののコツコツと追加点をあげ2点差まで詰め、流れが塾高に傾きつつある。

5回裏、先頭打者はセンターフライ。次打者にレフト前ヒットを打たれる。1塁への牽制でこの試合2つめボークを取られる。さらに四球を与え1死1・2塁。次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ1点追加される。サードゴロを平川くんがエラーするが、ランナーは動けず1死満塁のピンチ。次打者にレフトに犠牲フライを打たれさらに1点を許す。送球がそれ2死2・3塁にピンチが続くがファウルフライを正木くんがキャッチ。塾高に傾きかけていた試合の流れが相手に2点の中押しをされ、かなり苦しい展開となる。

6回表、先頭の山口くんがショートへの内野安打。渕上くんのバントで1死2塁。高尾くんはセンターフライ。竹内くんの打席で相手キャッチャーのパスボールで山口くんは3塁に。しかし竹内くんは三振。チャンスに強い竹内くんの不振が痛い。

6回裏、ライトライナー、ファウルフライ、セカンドゴロと三者凡退。

7回表、伊場くんサードへの内野安打。ピッチャーの暴投と正木くんのセカンドゴロで1死3塁。平川くんはショートゴロを打つが伊場動けず2死3塁。新谷が四球を選んで2死1・3塁となり田代くんの代打として野毛くんが登場するがセンターフライ。得点チャンスを生かせず全く厭な流れに。

7回裏、この回からピッチャーは田代くんに代わって福山くん。先頭打者にレフト前ヒットを打たれる。次打者はライトフライ。ショートゴロをまたまた渕上くんが見事に処理して2死2塁。しかしここで次打者にレフトセンター間にタイムリー二塁打を打たれ更に1失点。ファーストの正木くんが福山くんに代わってマウンドに。ファーストは佐野くんが守備位置につく。次打者をレフトフライに討ち取る。この終盤での1失点は非常に重い。

8回表、先頭の山口くんゴロをショートがエラー。続く渕上くんはレフトフライ。高尾くんがレフト前ヒットを放ち1死1・2塁。しかし竹内はファーストゴロで2死2・3塁となるも伊場くんはショートゴロ。打線が繋がらない。

8回ウラ、先頭打者にライト前ヒットを打たれる。バントが決まって1死2塁。センター前ヒット、デッドボール1死満塁となる。ここで正木くんの痛恨のワイルドピッチで1失点。次打者を敬遠の四球で1死満塁となる。次打者のショートゴロを好捕した渕上くんは本塁に投げられず、さらに1失点でゲイムセット。

大会開始直前まで好調に見えた打線が、順延が繰り返された天候に作用されたかのように湿ってしまった。初戦(2回戦)から苦しい試合を勝ち上がってきたのだが、ついに打線は甦らなかった。2アウトからでもどんどん点を取っていく怒濤の攻めが全く影を潜めてしまった。やっと復調の兆しが見えたこの試合では相手の打線が上回ってしまった。

田代くん、福山くん、正木くんはこの苦しいチーム状況の中で本当に良く耐え頑張った。ただ、今日の相手は田代くんの投球をよく研究しており、彼の多彩な変化球を生かさないバッティングを心がけていたように見える。1回の4失点はこれまで全くとられたことがなかったボークの宣告が彼に心理的動揺を与えたことは想像に難くない。

昨年の選抜出場メンバーがレギュラーとして残っており、周囲の大きな期待がプレッシャーとなって選手に大きくのしかかったのだろう。下田のグラウンドでの鎌倉学園との練習試合の時のようになりふり構わず(例え泥仕合といわれようと)戦うことを夏の大会では出来なかった。

このチームは結成以来、公式戦は全て観ており、惜しくも準優勝で甲子園行きを逃した昨年のチーム以上に個人的な思い入れがあった。昨年の秋季大会では、桐蔭学園に屈辱的なコールド負けを喫し、この先いったいどうなるのだろうという危惧は田代くんの急成長とそれに引っ張られるかのような福山くんや正木くんの充実振りで春季大会は堂々のベスト4に。しかし、まさか全く心配していなかったバッティングの不振でこの結果になろうとは・・・。

今年のチームは13/13、即ち全国制覇を目標に掲げていたのだが、残念ながらこの”The voyage of discovery”は目的地の大分手前の4/13で終わってしまった。しかし、我々に幾たびもスリルや感動や勇気をもたらしてくれた選手諸君には最高の感謝の念を捧げる以外何物もない。

塾高野球部のオフィシャル・サイトのトップ・ページではジョン.F.ケネディの有名な大統領就任演説(Inaugural Address;何故かこれを塾高時代に丸暗記した記憶がある)からの”Ask not what your country(team) can do for you; Ask what you can do for your country(team).”を引用しているようだが、同じ演説の中に”Let the word go forth from this time and place, to friend and foe alike, that the torch has been passed to a new generation of Americans ”というフレーズがある。即ち、この試合で引退する3年生の果たせなかった目標や想いは新チームに引き継がれるのである。

新チームにはやはりこのケネディの演説にある”All this will not be finished in the first one hundred days. Nor will it be finished in the first one thousand days; nor in the life of this Administration; nor even perhaps in our lifetime on this planet. But let us begin.”という言葉を贈りたい。たとえ目的地がいかに遠くその途中に高く厚い壁があろうとも、”But let us begin.”

このチームを指導してこられた上田先生・赤松先生・七條先生、学生コーチの皆さま、物心両面に渡って絶大なサポートをしてこられた日吉クラブの先輩方や父母会の皆さま、そして試合に当たって応援を盛り上げて頂いた應援指導部、女子高バトン部、吹奏楽及びそのサポートをされたOB・OGを始めとした関係者の皆さま、球場に集い応援された皆さまに大いなるエールと感謝を捧げます。

5回戦でも奮闘努力された選手の皆さんに感謝をこめて球場で撮ったスナップはこちら

対横浜商大高校@平塚球場(5回戦 - 2006/07/23)


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July 22, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 3/13

kieo_high_logo221日(金)に予定されていた我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の4回戦は、やはり雨のため順延され22日(土)の保土ヶ谷球場での第一試合(9:30開始)として行われた。対戦相手は久里浜高校

久里浜  001 100 000 00 |2
慶應義塾 001 001 000 01x|3

塾高先発メンバー:

1.15奥谷(レフト)
2. 6渕上(ショート)
3. 7竹内(ライト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 3正木(ファースト)
6. 9山口(センター)
7. 14鈴木(サード)
8. 2伊場(キャッチャー)
9. 11福山(ピッチャー)

1回表はショートゴロ、セカンドゴロ、ライトフライと三者凡退で福山くんは順調な滑り出し。

1回裏、奥谷くんがセーフティーバントを試みるがピッチャーゴロ、渕上くんはセンターに打ち上げて2死ランナー無し。竹内くんは四球を選び盗塁成功。しかし牽制で刺される。

2回表、先頭打者のサードゴロを鈴木くんがエラー。バント成功して1死2塁。次打者のレフトへの当たりを奥谷くんが滑り込みながらのナイスキャッチ。2塁ランナーは飛び出していたがハーフバウンドを高尾くんが取れずダブルプレイならず。次打者を三振に討ち取る。

2回裏、高尾はセカンドゴロ、正木くんのファーストゴロをベースカバーに入ったピッチャーが落球し1死1塁。山口くんの三ゴロの間に正木くんは進塁し2死2塁。鈴木くんが四球を選んだあと、暴投で2死1・3塁に。伊場くんは先制点のチャンスを生かせず三ゴロ。

3回表、センターフライのあとレフト前に運ばれ1死1塁。バンド成功で2死2塁に。次打者の打球を高尾くんと山口くんが懸命に追うがその間に落ちタイムリーヒットとなり先制点を失う。さらに四球を与えで2死1・2塁となるが次打者をレフトフライに討ち取る。

3回裏、福山くんセンター前に初ヒット。奥谷くんのバント成功し1死2塁。牽制が悪送球で福山くんは3塁へ進塁する。渕上くんは四球を選び1死1・3塁に。竹内くんがライトへフライを打ち上げタッチアップで福山くんが生還し同点に追いつく。高尾くんは四球を選び2死1・2塁。正木くんはレフトフライで勝ち越し点成らず。

4回表、先頭打者にレフトにソロHRを打たれ追加点を許す。続く打者をファースト・ゴロ、サードゴロで討ち取る。2アウトから福山くんは四球を与え、次打者にもライト前ヒットを打たれ2死1・2塁に。正木くんがファーストからマウンドへ行きピッチャー交代。宮本くんがファーストに入る。次打者にショートへの内野安打を打たれ2死満塁のピンチを迎えるも次打者を三振に討ち取る。

4回裏、山口くんはレフトフライ、鈴木くんはセンターフライで2アウト。伊場くんは四球を選ぶも、宮本くんはセカンドゴロ。試合の流れは久里浜に傾きかけている。

5回表、平川くんが鈴木くんに代わってサードの守備につく。この回はセカンドゴロ、三振、ショートフライと三者凡退。

5回裏、奥谷くんが四球を選び、渕上くんのバント成功で1死2塁。しかし、竹内くんはセンターフライ、高尾くんはサードゴロ。ここまで、塾高は福山くんのヒットが唯一本。

6回表、センターに新谷くん、竹内くんがレフト、山口くんがライトと守備位置変更し奥谷くんが退く。先頭打者にレフト前にヒットを打たれ、次打者のバントはピッチャーフライで1死1塁。次打者のバントは成功し2死2塁となるがショート・ゴロに討ち取る。

6回裏、正木くんはレフトフライ、山口くんは四球を選び1死1塁。山口くんは投球がショートバウンドする間に2塁に向けてスタートを切るがタッチアウトで2死ランナー無し。平川くんは四球を選び2死1塁。ここで、久里浜は塾高打線を1安打に押さえていたピッチャーを交代。 伊場くんがライトセンター間へのタイムリー三塁打を放ち同点に追いつく。宮本くんはセンターフライで勝ち越し点は成らず。

7回表、先頭打者をピッチャーゴロ。次打者のセカンドゴロを高尾くんがエラー。さらにライト前ヒットを打たれ1死1・2塁となる。ダブルスティールを決められ1死2・3塁のピンチ。しかし、正木くんはここで踏ん張り、三振とセカンドフライでこのピンチを切りぬける。

7回裏、新谷くんは四球を選ぶも続く渕上くんのセカンドゴロがダブルプレイで2死ランナー無し。竹内くんはセンターフライに倒れる。

8回表、ファーストゴロ、セカンドゴロ、セカンドゴロと三者凡退。

8回裏、ここで久里浜はピッチャーを交代する。先頭の高尾くんはサードゴロ、正木くんはセンターフライ、山口くんはセカンドフライと終盤にも係わらず淡泊な攻撃が続く。

9回表、ピッチャー正木くんに代わってエース田代くんを投入。正木くんがファーストの守備につく。先頭打者は三振。次打者にライトセンター間に二塁打を打たれるが、後続をショートゴロ、センターライナーに討ち取る。恐らく明日の商大戦を控え、田代くんの投入は避けたかったところであろうが、この試合に負けるわけにいかず、いた仕方ないところであろう。

9回裏、平川くんはピッチャーゴロ、伊場くんはサードライナー、田代くんはセカンドゴロでついに延長戦に突入。9回までに塾高は2安打で2点という超省エネモード。ここいらへんが野球部とはいえ塾高生の片鱗が・・・?

10回表、先頭打者をファーストゴロ、次打者の絶妙のセーフティーバントを田代くんのナイス・フィールディングで2死ランナー無し。次打者も三振に。

10回裏、塾高は1番からの好打順であるが、新谷くんはセンタフライ、渕上くんはファーストゴロ、竹内くんショートフライと三者凡退。

11回表、先頭打者をセカンドゴロ、続く打者をピッチャーゴロ、セカンドフライと三者凡退で「エンドレス」の様相を呈してくる。

11回裏、先頭打者の高尾くんがライト線への二塁打を放つ。正木くんのバントが成功し1死3塁のチャンス。山口くんの打席で2ボールの時点で久里浜はピッチャーを交代。山口くんの浅いライトフライで高尾くんはホームに帰れず2死3塁。平川くんがライトオヴァーのサヨナラタイムリーヒットを放ち、ゲイム・セット!

延長戦でのサヨナラ、しかもキャプテン平川くんの一撃で、と如何にも塾高らしい勝ち方であったが3戦目になっても打線は繋がらない。昨年は茅ヶ崎戦からは厳しい試合の連続で結局決勝戦まで勝ち上がっていったのだが、今年は初戦から勝利がどちらに転ぶか分からない試合展開が続いている。打撃は水物とのとは良く言ったものである。大会直前まで好調を維持していた選手達の打棒も何故か湿ったままである。ピッチング・スタッフは相変わらず良くやっている、というか良く耐えている。

明日はこれまでの相手とはレヴェルが格段に違う横浜商大高戦である。格好いい勝ち方をしようとか、我々の期待に応えようとか、その他諸々の想いやしがらみは捨て去り、開き直って試合に臨んで欲しいものである。

4回戦で痺れるような試合展開と劇的な勝利を勝ち取った選手の皆さんに感謝を込めて、保土ヶ谷球場でのスナップはこちら。

対久里浜高校@保土ヶ谷球場(4回戦 - 2006/07/22)



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July 20, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 2/13

kieo_high_logo2本来17日(月)に行われるはずだった我が母校である慶應義塾高校硬式野球部の3回戦であるが、雨のため順延が繰り返され結局20日(木)の等々力球場での第一試合(9:30開始予定だったが、降雨を心配してか9時ちょっと過ぎた頃に試合開始)として行われた。対戦相手は関東学院高校

慶應義塾 100 002 010|4
関東学院 000 001 000|1


塾高先発メンバー:

1. 9新谷(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 9山口(ライト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 7竹内(レフト)
6. 5平川(サード)
7.17津田(ファースト)
8. 2伊場(キャッチャー)
9. 1田代(ピッチャー)

1回表、新谷くんがデッドボールでノーアウト一塁。渕上くんがバント成功させ1死2塁。山口くんがレフト前タイムリーヒットで先取点。レフトが後逸する間に山口くんは2塁へ。高尾くんセンターフライで山口くんは3塁へ。竹内くんはレフトフライ。

1回裏、津田に代わり宮本くんがファーストの守備につく。先頭打者がレフト前ヒット。バント成功し、1死2塁。次打者を三振に討ち取る。デッドボールでで2死1・2塁となるが三振に討ち取る。

2回表、平川くんファーストゴロ。宮本くんライトフライ。伊場は四球を選び2死1塁。ワイルドピッチの間、伊場くんは2塁に。田代くんは三振。

2回裏、ライト前ヒットを打たれるが田代くんの牽制で1塁アウトで1死ランナー無しに。サードフライ。セカンドゴロ。

3回表、新谷くん再びデッドボール。渕上くんのバントをエラーしノーアウト1・2塁となる。山口くんバントを試みるが結局サードへの内野安打でノーアウト満塁。高尾くんのサードゴロはホームで封殺され1死満塁。竹内くんのファーストゴロもホームで封殺される。平川くんセンターフライ。絶好の追加点のチャンスであったがモノにすることできず。

3回裏、センター前ヒット。三振で1死1塁。サード三ゴロを処理した平川くんの2塁への送球が逸れ1死1・3塁。セカンド・フライ、三振と田代くんがピンチに踏ん張る。

4回表、宮本くん四球を選び、伊場くんのセカンドゴロで2塁封殺。田代くんはファウルフライに倒れる。新谷くんのピッチャーを襲うゴロをセカンドがカバー。

4回裏、ライトフライ。三振。センターへの飛球を新谷くんが滑り込みながらのナイス・キャッチ。三者凡退。

5回表、渕上くはんファーストゴロ。山口くんのファウルフライをサードにナイス・キャッチされる。高尾くんはセカンドフライ。

5回裏、正木くんが宮本くんに代わってファーストの守備につく。ライトフライ、ピッチャーライナー、サードゴロ(送球がちょっと高かった)。三者凡退。

6回表、竹内くんファーストゴロ、平川くんが四球を選んで、この球場(等々力)との相性抜群の正木くんがライトに2ランHR!伊場くんはサードゴロ、田代くんは三振。2点追加。

6回裏、三振とセンターフライで2アウトを取ったあと、レフトオーヴァーの二塁打を打たれる。レスト前へのタイムリーヒット。2死1塁を三振をで1失点で切りぬける。

7回表、新谷くんファーストフライ。渕上くん、山口くんともにピッチャーフライ。

7回裏、三振のあとセンター前ヒットを打たれる。四球を1死1塁・2塁。ショートフライの後デッドボールで2死満塁。このピンチは三振でよく切りぬける。

8回表、高尾くんレフトオーヴァーの2塁打。竹内くんはセンターフライに倒れるも、高尾くんはタッチアップで3塁に進む。平川がレフト前タイムリーヒットで1点追加。続く正木くんはセカンドゴロで2塁封殺。正木くんの盗塁成功し2死2塁となるが伊場くんはファウルフライに倒れる。

8回ウラ、サードゴロ、ショートゴロ、三振と三者凡退。

9回表、田代くん三振のあと新谷は四球を選ぶ。渕上くんの絶妙のセーフティーバントが成功して1死1・2塁。山口くんのバント成功で2死2・3塁の後高尾くんが四球を選んで2死満塁となるも、竹内くんはファーストゴロで追加点ならず。

9回裏、レフト前に抜けようかというショートライナーを渕上くんが横にジャンプし好捕する。三振で2アウトを取るが、レフト前ヒットを竹内くんが後に逸し2死3塁になる。最後は三振でゲイムセット。

さてこの3回戦の塾高の戦いぶりを、初戦(2回戦)の秦野戦と比較して「ちっとも変わっていない」と見るか「かなり改善された」と見るかは人それぞれであろう。大会直前の練習試合を何度か観戦しているが、正直に言わせてもらえば打撃に関しては彼らの能力の1/3も発揮されていないように思われる。好調時のこの打線の破壊力はこんなものでは決してない。確かに3回表の絶好の追加点のチャンス(ノーアウト満塁)を逃したのは残念であったが、夏の大会はその試合展開の良し悪しよりもとにかく勝ち上がることが最優先である。ただ、少々歯車が嚙み合っていな打線に対し、田代くんと福山くんの粘り強いピッチングは称讃に値する。しかし、この試合では山口くんや平川くんのタイムリー、正木くんの2ランHR、そして渕上くんの超ビューティフルな守備などの収穫もあった。これからはクリンナップを中心にピッチング陣の頑張りに応える試合展開を期待している。

ベンチ入りを逃した選手たちを始めとしてOBや関係者の大きな期待を担い、昨年の選抜甲子園の経験した3年生たちのプライドを考えると、最も苛立ちを覚えているのは選手達自身であろう。ただ、期待通りのチーム力が発揮されていないからといってスタンドから心ない野次や自ら応援するチームの対戦相手を中傷する言葉を飛ばしている輩がいる。鬱憤晴らしをするために試合を観にこないで欲しいものである。だから「高校野球の観客」は嫌いだ。(高校生風に言わせてもらえば「マジ、ムかつく!あり得ない!」)

3回戦で頑張った選手の皆さんに感謝を込めて、等々力球場でのスナップはこちら。(いつもの素人写真で恐縮であるが、現在の塾高野球部の選手に比べ比較にならないほどシャッター・チャンスに弱い店主が珍しく正木くんがホームランを放った瞬間をゲット!)

対関東学院高校戦@等々力球場(3回戦 - 2006/07/20)




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July 16, 2006

Enjoy Baseball & The Pride of Minor

The_pride_of_minorこの夏の甲子園出場を目指して慶應義塾高校硬式野球部(今年の塾高野球部は「全国制覇」というより高い目標を掲げている)が初戦を迎えた7月12日にノンフィクション・ライターである辰濃哲郎氏が上梓された『ドキュメント マイナーの誇り―上田・慶応の高校野球革命』(日刊スポーツ出版社)が発売された。

著者の辰濃氏は塾大学野球部時代にはピッチャーとして神宮のマウンドにも立った経験もあり、塾高野球部監督の上田誠氏とは塾野球部での同僚でもあった。この『マイナーの誇り』は昨年の春に45年ぶりの選抜甲子園に出場を果たし、世間から注目も浴び、奇しくも45年前同様ベスト8の成績を収めた塾高野球部に選抜終了後からほぼ1年間に渡って辰濃氏が密着取材して著したドキュメントである。

Enjoy_baseball上田監督は自ら『エンジョイ・ベースボール―慶應義塾高校野球部の挑戦』(NHK生活人新書;日本放送出版協会)を著されており、この中で高校野球としてはかなりユニークな指導・戦略・戦術・組織論を展開している。上田さんは塾高の英語教諭を務めており、かつて米国UCLAに研修留学した時にヴォランタリ・コーチとして同校のベースボール・チームに係わった際の経験や指導理論を帰国後監督を務める塾高野球部で実戦したものである。ただこれは単に横のモノを縦にしたという単純な方法ではなく、慶應義塾の一貫教育校の一つである塾高という環境と対象が高校生であるということを充分に考慮した大胆なアレンジが施されている。尤も、上田さん自身は塾高だからこのやり方が通用するという論には否定的ではあるが。

上田さんは、『エンジョイ・ベースボール』とは「野球は、本来、明るいもの、楽しいもの。野球が好きで上手くなりたいなら、一生懸命練習しよう」という考え方だと定義し、軍隊のような規律で縛られた「野球道」と対極に位置するとしている。また『エンジョイ・ベースボール』とは選手自ら考え楽しむ野球であって、試合でも練習でも監督が選手をゲームの駒のように動かす野球を否定している。ただ『エンジョイ・ベースボール』とは、面白おかしく、楽しみながら、楽な練習をするということではなく、自分たちで決めたことをきちんと、明るく楽しみながらやるということで、勝つためには猛練習が必要だとしている。

上田さんは、点をやらない「負けない野球」ではなく、点を取る「勝つ野球」の実現を目指してる。具体的には塾高野球部は浅いイニングでの失点の可能性がある場面でも殆ど前進守備はせず、点を取られたら取り返すという考え方である。一戦必勝の高校野球においては大胆かつかなりユニークな戦略である。野球部監督であるだけでなく、教育者でもある上田さんは、選手達(選手である前に塾高の生徒である)に対し野球以外のことにも視野を広げ知的好奇心を涵養するために読書することを勧め、「知的エリート(アスリート)」として将来は塾高野球部からの多様な人材の輩出を願望している。

『エンジョイ・ベースボール』では、上田さんが監督として就任して以来の塾高野球部のチーム改革や、日々の練習方法、ヴォランティアとしての大学生コーチ、ベンチ入りメンバー以外の選手たちのモティヴェーションの維持とチーム力向上のために如何に彼らの能力を活用するかなどが述べられている。

一方、上田さんの塾野球部時代からの友人でもある辰濃氏の『マイナーの誇り』には、上田さんの著書と内容が一部被る部分もあるが、外から観た『エンジョイ・ベースボール』が著されている。辰濃氏は「月刊現代」の2005年8月号に「慶応高校野球部、上田監督の超常識理論 - 高校野球を革命せよ」という記事を投稿されていたが、この『マイナーの誇り』はその後も取材を続け、大幅に加筆されたものである。

辰濃氏は塾野球部の投手時代の選手としての経験を踏まえ、高校野球としては非常識(超常識)ともいえる上田監督の目指す野球を、監督は下より野球部長・副部長・学生コーチ・選手のインタヴュや遭遇したエピソードを含めて様々な角度から『エンジョイ・ベースボール』の本質に光をあてている。

特にフォーカスしているのは、タイトル通りの『マイナー』(塾高野球部では、公式戦や練習試合でのベンチ入りメンバーをメジャーと呼び、ベンチ入りしていないメンバーをマイナーと呼んでいる)の選手達のことである。ベンチ入りを果たせず挫折を味わった彼らに誇りを持たせ、如何にしてチームの目的達成に貢献するのかに多くページを割いている。辰濃氏はこの「マイナーの誇り」こそが塾高野球部躍進の大きな要因の一つであると論じている。また、この『マイナー』とは塾野球部時代には神宮のグラウンドには一度も立つことができなかった上田監督、そして塾高野球部時代は殆どメジャーとして活躍する機会を持てなかった学生コーチ達の『誇り』も意味している。

特に印象的だったのは、辰濃氏が昨年の夏の大会のベンチ入りメンバーを決定するミーティング(監督・学生コーチ、3年生スタッフなど)をオブザーヴした際の20名を決定するまでのやり取りのドキュメントである。これは監督はじめ部内者では語ることが出来ない生々しい記録である。最後の1~2名を決定するときの過程は胸がつまる思いがこみ上げてくる。

この『マイナーの誇り』は、昨年の夏の神奈川大会で準優勝した(というか優勝を逃した)チームの青春譜として読むことも、上田監督の目指す『エンジョイ・ベースボール』のコンプリメントとして、あるいは高校野球部という組織を通した普遍的な組織論として読むことも可能である。

上田監督の『エンジョイ・ベースボール』を読まれて、その内容に関心を持たれた方にはお勧めしたい1冊であるし、今年の夏の大会は既に始まってしまったがもし時間があれば現在の塾高野球部の選手諸君にも是非とも一読して頂きたい。




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July 13, 2006

The voyage of discovery ~ Seeking the summit 1/13

kieo_high_logo27月8日に開幕した第88回全国高等学校野球選手権 神奈川大会での我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は大和引地台球場の第一試合において初戦(2回戦)を迎えた。対戦相手は7月8日の開幕第一試合の対釜利谷高校戦で9回裏の逆転HRで劇的なサヨナラ勝ちを収めた秦野高校

秦   野 000 000 100 |1
慶應義塾 011 000 00X |2

塾高先発メンバー:

1. 8新谷(センター)
2. 6渕上(ショート)
3. 7竹内(レフト)
4. 4高尾(セカンド)
5. 9山口(ライト)
6. 3正木(ファースト)
7. 5平川(サード)
8. 2伊場(キャッチャー)
9.11福山(ピッチャー)

塾高の先発オーダはピッチャーを除いて、7月7日に東東京第一シードの帝京高校との最後の練習試合のときと同じメンバーである。

1回表は先頭打者にセンター前ヒットを打たれた後、送りバント成功で1死二塁。次の打者に四球を与え1死一・二塁、その後のファーストゴロで2死二・三塁と初回からピンチ。次の打者をサード・フライに討ち取る。

1回裏は新谷くんセカンド・フライ、渕上くんファースト・ゴロ、竹内くんライトフライで三者凡退

2回表、先頭打者にセカンド内野ヒットを打たれ、バントで1死2塁。三振で2アウト後セーフティーバントがピッチャーゴロ。

2回裏、高尾くんデッドボールでノーアウト一塁も山口くんのショートゴロでダブルプレイで2死ランナー無し。正木くんが四球を選び、平川くんのセカンドゴロがエラーを誘い、2アウト一・二塁に。伊場くんのセンター前タイムリーで先取点。福山くんが四球を選び2死満塁となるも、新谷くんのピッチャーゴロで追加点ならず。

3回表、先頭打者にセンター前ヒット。バントでで1死二塁の後は三振とセカンドゴロ。

3回裏、先頭の渕上くんがレフトへの二塁打を放ち、竹内くんのライトフライで渕上くんは三塁に進む。高尾くんのレフトへの犠飛フライで1点追加。山口くんはセカンドフライに倒れる。

4回表、ショートフライ、ショートゴロ、センターフライで三者凡退。

4回裏、先頭の正木くんはピッチャーゴロ。平川のサードゴロをエラーで1死一塁。伊場くんのサードゴロで2死2塁に。福山くんが四球を選んで2死一・二塁となるも、は新谷くんのショートゴロでセカンド・フォースアウト。

5回表、先頭打者サードゴロの後、レフト前ヒットを打たれる。バントで2死二塁とされるも、次打者を三振に討ち取る。

5回裏、先頭の渕上くんセカンドフライの後竹内くんは右中間を破る二塁打。高尾くんはショートとセンターの間に落ちるラッキーなヒットで1死一・二塁。パスボールで1死一・三塁になるも山口くんのショートゴロでダブル・プレイ。

6回表、この回から塾高はピッチャー福山くんに代えて田代くんが登板。先頭打者に四球を与えるも、次打者のサードライナーでダブル・プレイ。サードへのファウルフライ。

6回裏、正木くんショートゴロ、平川くんショートフライ。伊場は四球を選ぶも、田代くんはピッチャーゴロ。

7回表、先頭打者にレフト前ヒット、バントで1死二塁となる。ファースト・ライナーで2アウトを取るが2塁への送球が逸れ走者は三塁へ進む。次打者に左レフト前タイムリーヒットで1点返される。田代くんの牽制で1塁走者アウト。

7回裏、秦野はピッチャー交代。新谷くんが四球を選び、パスボールの間二塁へ。渕上くんのバントで1死三塁に。竹内くん三振の後、高尾くんは四球を選ぶ。盗塁で2死二・三塁となるも、山口くんはレフトフライで追加点ならず。

8回表、先頭打者にレフト線への二塁打を打たれる。バントで1死三塁のピンチ。次打者はノースリーからスクイズを試みるも結局セカンドゴロで2死三塁のまま。次打者を三振に切って取る。

8回裏、秦野は再びピッチャー交代。正木くんセンターフライ、平川くんサードフライで2死ランナー無し。伊場は四球を選び、田代くんのサードゴロがエラーで2死二・三塁となる。新谷くんはいい当たりを飛ばすがレフト・ライナー。

9回表、先頭打者をピッチャーゴロ、次打者のサードゴロを平川くんがはじいて1死一塁。バントが決まって2死二塁となるも、田代くんが牽制で刺してゲイム・セット。

ランニングスコアを見ても、ヒット数においても塾高が4(エラー2)に対して秦野が7(エラー3)と非常に苦戦したことは明らかである。昨年のチームは夏の大会で茅ヶ崎高校に、現チームも昨年秋季大会で緑が丘高校にと勝ち上がってきた公立高校に苦しんだことは記憶に新しい。しかし、今年はいきなり初戦で観戦者としても「胃液が出る」ような試合を観せて頂いた。大和引地台球場といえば、昨年の夏の大会の7月21日にノーシードだった横浜と4回戦で対戦し結果は今日と同じスコア2対1で勝利したことを思い出すのだが、正直言ってあの時の試合後の爽快感と今日の疲労感とでは天と地ほど差があった。

それにしても、塾高打線に本来の能力を出させず、チャンスを何度も作った秦野高校の戦い振りは見事であった。もしタイムリーが出ていればどうなっていたか?という場面が何度もあった。試合終了後に恒例の千羽鶴を塾高に託しにこられた選手諸君の爽やかな笑顔が印象的だった。

試合中にある方とお話しさせて頂いたのだが、「今年の塾高チームは何故か相手に合わせた戦いをする」と仰っておられたのは全く同感であった。これは選手諸君が手抜きをしているという意味で決してない。何かしらチームとしての歯車が上手く嚙み合わない場面が時々ある。こと打撃に関しては個々の選手の能力からすれば恐らく昨年のチームを上回っていると思うのだが、昨年の秋季大会や今年の春季大会においても地区予選は別にして大勝したという記憶があまりない。「ギリギリで勝つ」、これが塾體育會の「良き」伝統と言ってしまえばそれまでなのだが・・・。

だが、最近の強豪校相手の練習試合を見る限り、打線も良く繋がるようになっており、チームとして粘り強い戦い方も身につけてきている。この苦戦を教訓にして気持ちを切り替えて今後の試合では1プレイを大事に勝ち進んで欲しいものである。ポテンシャルを充分に持っていることは間違いないし、幸いにも未だ序盤戦でロジカルに修正する方法と時間はあるはずだと信じている。店主の場合は細やかな験を担ぐ意味で当分の間「揚げ物」の摂取は控えようと思う。

今回も選手の皆さんに感謝を込めて、試合中に撮ったスナップはこちらを。(試合終了後、校旗掲揚では手違いのためか天地逆さまであった!)

対秦野高校戦@大和引地台球場(2回戦 - 2006/07/13)




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July 08, 2006

Giving out of Gratitude

本日、7月8日は第88回全国高等学校野球選手権 神奈川大会の開会式と1回戦の秦野高校と釜利谷高校の対戦(7x対5で秦野が9回裏に逆転サヨナラ勝ち)が横浜スタジアムで行われた。

kieo_high_logo2我が母校である慶應義塾高校硬式野球部は7月13日(木)に大和引地台球場において本日の試合の勝者である秦野高校と対戦する。昨年は漆畑主将以下中林くんたちの奮闘にも係わらず準優勝で夏の甲子園出場は叶わなかった。選抜甲子園ベスト8を経験した主力選手も数多く残っていた現チームであるが、エース不在といわれた昨年の秋季大会では残念な結果に終わってしまった。

しかし、左腕田代くんはコントロールの精度を高め、精神的にも大きな成長を果たし、昨年までとは全く別人と言っていいほどの頼れるエースとなった。これは先の春季大会での彼のピッチングを御覧になった方は確認されたことと思う。それに引っ張られるようにファーストも守る左腕正木くんや右腕福山くんも昨年に比べ大きな成長を遂げた。このピッチング・スタッフといつも大きな声で叱咤激励している平川キャプテンの下、新谷くん・渕上くん・竹内くん・高尾くん・山口くん・正木くん・伊場くん達のレギュラーの野手陣やベンチ入りした控え選手(特に佐野くん、津田くん、野毛くん、ガンバレ!)の打撃が上手くかみ合えば横浜・東海大相模・桐蔭といった強豪校と対峙してもその戦力は決して勝るとも劣らないものと確信している。

最近、練習試合をいくつか観戦したのだが、ピッチング陣は更なるレヴェルアップを果たしており、春季大会ではちょっとチグハグなところが見受けられた攻撃陣も明らかにその能力を高めている。13日からの試合には大きな期待が脹らむ。

一昨年からの結果を伴った選手の皆さんの活躍で一塾高OBとして大いに”Enjoy”させて頂いた感謝の意味を込めて、最近観戦した練習試合で撮影したスナップを以下のアルバムに纏めた。

対日大一高戦@大田スタジアム(6月21日)
対早稲田実業戦@王貞治記念グラウンド(6月25日)
対本庄一高戦@日吉台グラウンド(7月1日)
対静岡商業戦@大学下田グラウンド(7月2日)
対鎌倉学園戦@大学下田グラウンド(7月2日)
対帝京戦@日吉台グラウンド(7月7日)

おまけとして、選手の皆さんの素顔を見ることができる激励会でのスナップはこちら。

日吉クラブ激励会@大学カフェテリア

この夏にベンチ入りを果たせなかった選手、特に3年生は事実上グラウンドでの公式戦に出場するチャンスはなくなり、対外的に塾高野球部としての野球を終えたことを意味する。ただ最後に言及しておきたいことは、スタンドからの応援だけではなくこの選手たちにはスタッフとしての重要な任務がある。これなくしてチームが頂点まで勝ち抜くことは不可能と言ってもよいであろう。日吉台グラウンドに掲げられている大きなバナーの通り、『KEIO日本一』を目指して真の意味でGreat Teamになることを心から切望している。

Be ambitious & Enjoy Baseball !


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