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June 23, 2006

Vicissitudes are the lot of man

3月28日以来の更新となってしまい、その間にご訪問頂いた皆さまには誠に申し訳なく、度々の更新の中断を謹んでここにお詫び申し上げます。個人的な事情なので詳しくは触れないが、誰でも人生で1度や2度は経験するイヴェントを仕切らざるを得ない羽目に陥っていた、とだけ申し上げておく。とは言いながらも、神奈川の春季大会に出場を果たした塾高野球部の試合は3位決定戦を含めて全て観戦することが出来た。、昨年の選手権神奈川大会以来、新チーム結成後も塾高野球部の公式戦観戦の連続記録(あくまでも個人的なもの)は途切れていない。

復帰第一弾のエントリとして何を?と思案していたのだが、昨年末に購入しやっと手に馴染んできたデジタル一眼レフ(DSLR)をご紹介したい。一年以上前に大した腕前も無いにのにDSLRへの物欲に関するエントリ「Worldly desires」を綴り貴重なコメントも頂戴したのだが、結局選択したのはSonyにカメラ事業を丸ごと譲渡したコニカミノルタの最後の作品ともいえる「α Sweet DIGITAL」である。Sonyに事業譲渡と同時に廃止機種となってしまって何を今更の感もあるのだがご容赦頂きたい。

この「α Sweet DIGITAL」を選んだ理由は、

1.自分の腕前・予算・デジカメ自身未だ発展途上の製品カテゴリ・・・、などの理由で現時点では所謂ハイエンド機種は選択しづらい。
2.ミノルタのαレンズを数本持っているのでそれがそのまま利用できる。(但し、焦点距離はフルサイズ銀塩カメラに比べ、1.5倍する必要がある)
3.一般人にとってデジカメの必須機能と思われる「手ぶれ防止」機構がレンズではなく、ボディ本体に組み込まれている。(従って、全てのレンズでこの「手ぶれ防止」が享受できる。)
4.DSLRの入門価格帯の製品にしては、「定食メニュー」以外の機能がかなり充実している。

などである。

Pict000601_1この中では、個人的にミノルタのレンズが好きだったので、αレンズの互換性が決め手になった。絞りを開放したときの、ミノルタ・レンズのシャープさとボケの対比の美しさ・鮮やかさは比類のないものがある。好みの問題ではあるが、とりわけ85mmF1.4 Gはあのカール・ツァイスのレンズを描写力を凌ぐ性能があると確信している。以前は手を出すのを躊躇していたAFレフレックス500mmF8のレンズをこのα Sweet DIGITALを入手してから、その「手ぶれ防止」機能を頼りにスポーツ写真を撮ることを目的に手に入れた。このレンズはα Sweet DIGITAL(CCDはAPSサイズ)では換算で750mm相当となり、使えるシーンは限られるが何とか手持ちでも使用することができる。

Sonyが開発の人材も含めてコニカ・ミノルタのデジカメ事業を引き継ぎ、ミノルタ・ユーザからその動向が注目されていたが、この7月21日にα Sweet DIGITALの後継機種となる「α100」を発売することを決定している。未だ実機に触れたとはないのだが、α100は画素数1,020万(α Sweet DIGITAL:610万)、Dレンジオプティマイザー機能(撮影シーンの画像状況を自動的に判断し、コントラストや露出レベルを自動補正)を搭載した新たに開発された画像処理エンジン「Bionz」、手ぶれ補正機能にさらにCCDにホコリが付着しにくくするアンチ・ダスト機能が追加された。カメラを構えるとオートフォーカスシステムを起動させることができる「アイスタートAFシステム」(ピント合わせのためにシャッターボタンを半押しする必要がない)、液晶モニタの画素数が22.5万(αSD:11.5万)、バッテリのフル充電で750コマ(αSD:550コマ)、40分割ハニカムパターン測光(αSD:14分割)など細かい改良が施されており、α Sweet DIGITALの持っていた機能はほぼ引き継がれているようである。(但し、ISO感度設定は1600までで、αSDの3200は省かれている)

事業譲渡時に廃止となっていたαレンズも順次発売される模様であり、以前からSonyが採用していたカール・ツァイス・レンズの一部がαマウント仕様となって発売される。非常に残念なのは、これまでコストパフォーマンスが高かったαレンズの希望小売価格がかなり値上げされたことである。

ボディ・デザインはハッキリ言って「Sony」らしさは全く感じられないが、それがかえってミノルタ・ファンにとっては受け容れられやすいのかもしれない。個人的にはこのα100にそそられる機能がないわけでもないが、しばらくは現在のα Sweet DIGITALを使い続けるつもりである。ただ、現在αレンズをお持ちで、デジタル一眼レフを検討されている方にとってはこのα100は「買い」と言っても良いと思われる。(あくまでも、スペック上の話であるが)

以前から飽和状態となっているデジカメ市場であり、ベンダの優勝劣敗(the survival of the fittest)がはっきりとしており、唯一このDSLRのセグメントが成長している。銀塩カメラ時代からの一眼レフの老舗(ニコン、キヤノンなど)と家電メーカからの新規参入組(Sony、松下など)との今後のシェア争いが注目される。収益率が高いと言われているセグメントではあるが、その製品の性格上Hit & Runという戦術では成功は全く覚束ないことも事実であろう。




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Comments

とても参考に成りました。写真は紛れも無くミノルタの調子ですね。ミノルタの技術者も思い切ってストレスを発散した商品でしょうか?僕のVaio見たいに使う機能は多分40%くらいでしょうか?実勢価格を見ながら8月末位に買いましょうか...知的水準の高いブログで感心しています。
僕は昨年ワイフの母と僕の母と大変でした。もう一年で早いですね。其れでは又。

Posted by: Massy | June 23, 2006 at 10:32 PM

Massy先輩、

コメントありがとうございます。α100はデザイン的にはSonyファン的には??という感もあるのでしょうが、見てくれはともかく実機を触った方からは「αSDよりボディのホールド感は良い」という報告もあります。その実態は未だ分からないのですが、個人的には「アイスタートAFシステム」と「アンチ・ダスト機能」に惹かれるものを感じています。

松下のLUNIX L-1はライカレンズのヴァリューをどう評価するかに掛かっていると思いますが、個人的には価格が高すぎると感じます。ライカに郷愁を持つ年代には受けるのかもしれませんが、このターゲット・ユーザがホントにライカレンズの一眼レフデジカメを欲するのかな?という危惧を感じます。そいう意味では、松下がどのようにLUNIX L-1の魅力を訴求していくのかに興味があります。ヘタをすると「Orphaned Product」なる危険も孕んでいるような気もします。

Posted by: Flamand@擬藤岡屋日記 | June 24, 2006 at 08:46 AM

 カメラのことはよくわからないけど、人生で1度か2度仕切るイベントが気になるのは私だけ?(笑)

Posted by: アクア | June 28, 2006 at 11:36 PM

アクア姐さん、

お久しぶりです。貴姉のことですから、あらぬ想像をされておられることと思いますが、それはきっと勘違いであります(^^ゞ。

Posted by: Flamand@擬藤岡屋日記 | July 01, 2006 at 10:29 PM

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