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December 26, 2005

The 17th Regular Concert ~ Keio High Wind Orchestra

kieo_high_logo2本日26日は、去る24日の寒風吹き荒ぶ終始日陰の味の素スタジアムのメイン・スタンドにいおいて、第36回クリスマス・ボウルで塾高ユニコーンズの”We are No.1”実現への応援で常に熱い演奏を繰り広げてくれた塾高吹奏楽部の第17回定期演奏会が開催された。場所は、都立大駅から近い「目黒パーシモン・ホール」というなかなかお洒落な会場である。先日、会場を急遽変更せざる得なかった塾應援指導部の定期演奏会場の文京シビック・ホールよりも音響的には遙かに良いホールであった。

PICT0008塾高吹奏楽部の皆さんには申し訳ないのだが、彼らの応援歌・チャンスパターン以外の演奏を聴くのは恐らくこれが初めてである。今年は野球部の夏の甲子園目指しての大活躍で応援演奏の合間を縫ってのタイトなスケジュールにも関わらず、3年連続で吹奏楽コンクールの神奈川県大会で金賞を受賞し、見事東関東大会に出場したことは特筆に値する快挙と言えよう。ただ、最近の部員の皆さんのサイトを拝見していると定演にむけて演奏曲を纏め上げるのに大分苦労している様子が伺え、一抹の不安はあった。しかし、実際に会場での演奏を聴いた限りでは、これは単なる杞憂にすぎなかった。吹奏楽部も、日頃の練習を糧に土壇場に追い込まれてからの頑張りと本番に強い度胸・要領の良さを兼ね備えた塾高生であった。ホントにお見事!

PICT0017凱旋門にたなびくトリコロールの映像をバックにサキソフォンをあしらったプログラムの表紙がとっても良いセンスである。これは恐らく、コンクールに持っていった「巴里の幻影」をイメージしたものであろうと思われる。「East Coast」は確か今年の早稲田大学応援部吹奏楽の定演でも取り上げれた曲であった。近頃珍しい男の子だけの吹奏楽(塾高だから当たり前だが、一般的には高校の吹奏楽部は女の子がメインの部活になっている)なので、力任せの演奏かと思いきや意外にも(失礼!)特に第2部では抑えるべきところは抑えた繊細なサウンドも聴かせてくれた。勿論、男子ならではの力強いブラスのブローや迫力あるパーカッションを楽しむことができた。

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応援アトラクションは、應援指導部の大太鼓が張り切り過ぎて、大学の應援指導部の定演のときのようにスマートで華麗という訳には行かなかったが、元気いっぱいの若さは確かにあった。ただ、店主の場合は塾生時代の刷り込みためか、正直言って座ったまま塾歌を聴くというは何とも居心地が悪かった。塾歌とは非常にセレモニアルな曲であり、プログラムの途中に演奏するのは如何にも座りが悪い。個人的な経験ではあるがかつて酒席などで塾歌が歌われた記憶は全くないし、ここは若き血までに留めておいた方が良かったような気がする。

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演奏する側の想いは知る由もないのだが、第3部が最も楽しめた。可愛いかったり、怪しかったりしたコスチュームはともかくとして、ここでの演奏にはヴァイタルでスポンテニアスな輝きがあった。時として吹奏楽というよりはビッグ・バンドの香りを感じさせる瞬間があり、ハートフルなソロもありジャジーなフレイヴァーを楽しむことができた。これがこの代だけの特徴なのかどうかは良く解らないが、今後も塾高吹奏楽サウンドの一つとして継承・発展させてもらいたものである。

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客席には、上田監督をはじめとして、既に引退した漆畑くん、小関くんや現役の新谷くんなど野球部の面々が多数駆けつけていた。この吹奏楽部のスタンドからの後押しで野球部にはアメフト部に続いて、甲子園は勿論のこと日本一を目指してもらいたいものである。そして、塾高吹奏楽部にはコンクールでの更なる上を目指しての健闘を祈りたい。Be ambitious!




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December 24, 2005

Christmas Bowl XXXVI ~ Keio High Unicorns vs. Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels

塾高ユニコーンズ、日本一!


uniimageKeio High Unicorns 17 vs. 14 Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels

1Q2Q3Q4QTotal
Keio High Unicorns770317
Osaka Sangyo Univ. High Fightin' Angels007714

我が塾高ユニコーンズは、アメリカンフットボールの高校日本一を決定する第36回クリスマス・ボウルにおいて12月24日(土)に関東代表として関西代表の大阪産業大学付属高校ファイティング・エンジェルスを味の素スタジアムに迎えて対戦した。ユニコーンズは前回関西学院高等部ファイターズと優勝を分け合った22年振りの出場で、一方ファイティング・エンジェルスはユニコーンズの雌伏期の1999年から4連覇を果たした強豪チームである。これまでの試合経過のスタッツを見ても、ユニコーンズは日本一を狙うチャレンジャーの立場である。

春の選抜甲子園や夏の選手権神奈川大会決勝で塾高野球部を一緒に応援した同期のTくんとSくんとユニコーンズの日本一の瞬間に立ち会おうと味スタで待ち合わせ。試合開始前に、これまで何度も同じ試合で応援していたがご挨拶できずにいた”がんがれ日記”のポポさん、そして”元吹奏楽部員応援記 ”のTakakiさん(こちらは吹奏楽の応援演奏への頼もしい助っ人)と初めてお目に掛かりご挨拶させて頂いた。ポポさんは全くの初対面であったが、Takaiさんは「以前からこの方だろうな?」と勝手にアタリをつけていた方であった。2日後に定期演奏会を控えた吹奏楽部の面々はOBのサポートも受けて日陰で寒風吹き荒ぶ中、終始熱い応援演奏を繰り広げてくれた。今回は清水くん率いる應援指導部と女子高バトン部もメインスタンドを埋めた塾高応援席を大いに盛り上げてくれた。競技こそ違え我が応援席は、春の選抜甲子園を再現したような状況で、雨は降らなかったが厳しい気象条件まで関西高校戦とそっくり。まさか試合展開まで同じようなパターンになるとはこの時点では想像もしていなかったが・・・。

オープニングセレモニーで鳩山由紀夫夫妻によってコイントスが行われ、これに勝ったユニコーンズはレシーヴを選択した。1Qの試合開始早々QB#5青樹からのパスを受けたWR#81芳賀が快足を跳ばし、相手陣ゴール直前まで入りこむ。そして3プレイ後にQB#5青樹のTDパスをエンドゾーン左隅でWR#9笹谷がナイス・キャッチ!トライフォーポントも決まりユニコーンズがアッサリと7点先取。

2Qでもユニコーンズのオフェンス・ディフェンスは高いモメンタムを維持し、着実に相手陣に攻め込み残り4分21秒のサードダウンでQB#5青樹からWR#81芳賀に短いTDパスとその後のトライフォーポントも決まり、7点追加し14対0に。2Q終了前には、ファイティング・エンジェルスに攻め込まれるもDL#76齋藤の強烈なタックルに相手がファンブルし、それをDB#24瀧澤がリカーヴァし攻撃権がユニコーンズに移る。残り時間が僅かだったので、ユニコーンズOBと思しき人から「時間使え!怪我するぞ!余計なことするな!」と声が掛かるが、そのまま前半戦を終了。

同期でかつてユニコーズ・キャプテンを務めていたMくんがハーフタイムに我々の席に来てくれて「このままじゃ終わらないよ!相手は前半は機能しなかったオフェンスの修正を必ずかけてくる。それに前半は塾高側にラッキーがいくつもあったし・・・」と流石に成績優秀者であっただけのことはある冷静な解説をしてくれた。お陰で我々3人組は、後半への心の準備完了。

ハーフタイムでの演奏してくれた浦和学院のブラスバンドは流石に全国レヴェルの見事なパフォーマンスで、我が塾高吹奏楽部の連中もその演奏に注目していたようだ。

後半は残念ながらMくんの予想・解説が見事に当たり、やはり関西の強豪チームである関西学院ファイターズを決勝戦で延長タイブレークで破り勝ち上がってきたファイティング・エンジェルスの底力を見せつけられることになる。3Q開始早々こそ、ユニコーンズ・ディフェンスは相手のトリック・プレイを見破り阻止するが、1年生QBも自らスクランブルで状況の打開を図り、ロングゲインを含めてじりじりとユニコーンズサイドに攻め入ってくる。そしてゴール前からの4thダウンで、QB自ら走り込みTD。TFPも決まって、14対7に。

4Qでも、モメンタムはファイティング・エンジェルス側にあった。しかし、Mくんが心配していた「幸運の女神」は最後までユニコーンズに微笑み続けてくれた・・・。前半は相手の攻撃の芽をことごとく摘み取っていたユニコーンズ・ディフェンスもしばしばトリック・プレイやラン・パスに破られ、ユニコーンズ・ゴール前からやはりQBが右に走り込みTDラン。TFPも決まって14対14の同点に!この時点で残り時間4分29秒。ファイティング・エンジェルスの1年生QB、恐るべし。

どの時点で起きたのかは、メモを取り忘れたので定かではないが、止まるべき時計が止められず審判によって戻された。これがあとあと効いてくる伏線となった・・・。応援席には22年前と同じ、「両校優勝」を容認する雰囲気が漂い始めた(我々だけかも?)残り1分を切ってのファイティング・エンジェルスの攻撃で代わったQBのパスが何とDB#20高田の手に収まり、インターセプトで我が方にターン・オヴァー!!

残り時間42秒でユニコーンズの最後の攻撃は始まる。QB#5青樹は強烈なサックを喰らい、ロスする。正直この時点では会場の殆ど全員が「両校優勝」を意識していたであろう、フィールドにいたユニコーンズの選手たちを除いて。2ndダウン17でQB#5青樹から放たれたをパスをWR#10小鹿がキャッチし、大きなゲインを得る。その後、WR#34松本、WR#9笹谷へのパスが連続して決まり、相手ゴール前4ヤードに迫る。ここで、QB#5青樹の信じられないような冷静なプレイが出た。ボールをスパイクし残り2秒で時計を止めた。そこで、神奈川決勝の法政二高戦では失敗したK#21菊岡のキックに全てを賭ける。スナップされたボールをホルダーがジャックルした瞬間、塾高応援席からは悲鳴があがる。しかし、K#21菊岡は委細構わずキックし、ボールは低い弾道を描いてゴールバーの上を超えていった。アニメ「アイシールド21」も真っ青な、劇的な幕切れに我が応援席の悲鳴は一瞬にして歓声に変わり、歓喜の渦と化したのは言うまでもない!!

試合が終了して冷静になって考えてみると、ファイティング・エンジェルスの信じられないようなミスや3つのターン・オヴァー、残り時間が僅かでも「両校優勝」を良しとせず果敢に、結果インターセプトされたパスを投げたこと(これはこれで立派)など数々の「幸運」に助けられたユニコーンズの勝利であった。まるで、今年の塾体育会が味わった全ての「不運」を帳消しにするようなクリスマス・プレゼントをサンタならぬ幸運の女神に頂いたようなものである。

だが、しかし、昔から言われているように、努力しない者には幸運の女神は決して微笑まないのも事実である。戦前は巷間ファイティング・エンジェルス優位が伝えられたいたが、コーチの皆さんが140ページに及ぶ資料を作成しそれを自ら消化してチャレンジャー精神でプレイし、見事日本一を勝ち取ったユニコーンズ!ほんとに頼もしくも素晴らしい後輩たちである。日頃の精進なしでは、あの劇的な勝利のお膳立てをしたQB#5青樹の判断や悪条件にも拘わらずキックをしたK#21菊岡の精神力をあの大舞台で発揮することはできなかったであろう。このチームを仕立て上げた、田代キャプテンを中心とした選手諸君、玉塚監督、コーチ・スタッフ、学校関係者、OB、父母会(ママコーンズ?)の皆さんには心からのおめでとうと塾高OBとしてビッグなクリスマス・プレゼントを頂いた感謝の念を捧げたい。

なお、最優秀バックス賞・三隅杯はQB#5青樹、最優秀ライン賞・安藤杯DL#76齋藤、敢闘賞にはファイティング・エンジェルスのRB上野が選ばれた。

願わくは、この「頂点に立つ」感激を近い将来、塾高野球部を始めとして塾体育会のクラブに味わってもらいたいものである。そして、塾高ユニコーンズの皆さんには、現在再建途上の大学ユニコーンズで更なる上を是非とも目指してもらいたい。

試合終了後、塾高野球部が夏の甲子園行きを逃した選手権神奈川大会決勝戦後シオシオと無言で引き揚げた同じ3人組はにやけながら足取りも軽く家路についたことは言うまでもない。応援に来ていた、やはりユニコーンズOBのTくんが共通の友人Yくんに日本一を報告していた時、携帯電話ごしでも涙声になっていたことが解ったとか。




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December 23, 2005

Winter Lounge

winter_loungeクリスマス・アルバム・シリーズ第5弾は、前回の山下達郎の”Season's Greetings”に続いてJ-POPのオムニバス・アルバム。この”Winter Lounge”は杉真理がリーダとなって企画された当時のCBSソニー所属のJ-POPアーティスト達が参加したアルバム。1986年に発表されたのだが長らく廃盤となっており2002年に復刻された。”Yellow Christmas”のプロモーション・ヴィデオのDVDのオマケ付きの復刻盤は、Limited Editionだったようで現在は入手は困難。

日本語で本格的にロック・ポップスを歌う第1世代がティンパンアレー大瀧詠一であったとすれば、その路線をよりポップに明るく軽い方向に進めたのが謂わばその第2世代にあたるこのアルバムに参加したアーティスト達である。山下達郎は”Season's Greetings”ではかなりシリアスに”クリスマス”と対峙した曲を取り上げているが、このアルバムはあくまでも彼らがあの時代をちょっとお洒落に表現した”日本のクリスマス”である。

オムニバスとはいえアルバムのトーン全体は、杉真理の軽快で明るくポップでちょっとセンチメンタルな雰囲気が支配している。個人的にはちょっと外れ気味で怪しいPizzicato Vの”KISS KISS BANG! BANG!”あたりが好みであるが、楠瀬誠志郎が情感豊かに歌う”Party's over”もなかなかの聞き物である。翌年の夏にはこのアルバムの夏ヴァージョンともいえる”Summer Lounge”がリリースされたが、こちらは現在でも廃盤中の模様。バブルの絶頂に向けてのある種の屈託のない世相の一面が反映されており、微笑ましくも懐かしさを感じさせてくれるクリスマス・アルバムである。

Winter Lounge

1. WINTER LOUNGE / INSTRUMENTAL
2. Yellow Christmas / ALL STARS
3. LONELY DECEMBER / 須藤 薫
4. Christmas in the air / PSY・S
5. かってなバイブル / Hi-Fi SET
6. Wonderful Christmas / THE DREAMERS
7. 再会(AGAIN) / 南 佳孝
8. Party's over / 楠瀬 誠志郎
9. 最後のメリー・クリスマス / 杉 真理
10. Kiss,Kiss,BANG! BANG! / Pizzicato V
11. WINTER LOUNGE(Reprise) / INSTRUMENTAL
12. くつ下の中の僕 / ALL STARS




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December 20, 2005

Self-contradiction

去る12月17日に国立代々木競技場で行われフィギュア・スケートのグランプリ・ファイナル・フリーにおいて、2位のイリーナ・スルツカヤに8.14ポイントの大差をつけて圧勝した浅田真央のトリノ・オリンピック出場への可否が話題になっている。

ISUのチンクワンタ会長は「年齢制限は9年前にISU総会で日本の賛成も含めて決められたもの。この制限は医学的な見地からのもので、技術的な見地で決められたものではない」とその可能性を否定し、日本スケート連盟の城田憲子強化部長(この人のかつての「本田武史バッシング」には傍目にもちょっと酷いものを感じていたが)も「五輪に出場させるために強化してきた選手がいる。その子たちのためにも私が揺れ動くことはできない。浅田の特例を認めてもらうためだけにISU総会の開催を要求することはしない。」と語っており、2005グランプリ・ファイナルの女子シングルス・チャンピオンの演技をトリノで観ることはほぼ絶望的となった。

ただ、下衆の勘繰りと言われるかもしれないが、ISUの本音は別のところにあるようだ。かつて長野オリンピックの女子フィギュアでは金メダル最有力といわれたミシェル・クワンを抑えて、当時15歳8か月のタラ・リピンスキーが抜群の切れ味のジャンプを連発して芸術点ではクワンに劣ったものの技術点で圧倒し金メダルを獲得した。その後、リピンスキーはあっさりとアマチュアを引退しプロに転向してしまったというISUにとっては苦々しい経験がある。アメリカにおいては、日本では信じられなほど”アイス・ショウ”には人気があり、その主役はかつてアマチュアで活躍したプロ・スケータ達である。人気に比例してそのギャランティも高額であり、それを決定する最も大きな要素がオリンピックでの成績で、金メダルと銀メダルではその選手の生涯収入において10億円単位での差がつくともいわれている。

リピンスキーの人生観や価値観を伺い知ることは出来ないが、例え15歳とはいえ職業としてのフィギュア・スケータの将来を考えた場合、これ以上厳しい練習に明け暮れプレッシャーと戦うアマチュアの世界で勝利を重ねる必要性は感じず、何の未練もなかったのであろう。ある意味非常に賢い選択をしたといえる。浅田はともかくとして、15歳だからといって「無垢な天使」ばかりとは限らない。ISUは自らの主催大会には出場を許しオリンピック参加には違う年齢制限を設けこれを頑なに守るということは、スター・スケータをアマチュアの世界に繋ぎ止めておくための方便のように思わざるを得ない。ISUはグランプリ・シリーズや世界選手権を主催しているプロモータでもあるので、彼らにも「都合・事情」というものがあるのだろう。

一方、若年の選手は大人の選手に比べその軽い体重と身体の柔らかさを利して素人目にもアピールする難易度の高いジャンプを決め易く、これら若年選手を高評価することによってフィギュア・スケートが単なる「お子様のジャンプ大会」に堕してしまうという危惧を持っている専門家達もいるようである。個人的にはこの考え方・価値観にも一理あると思う。ソルトレーク・シティーでのペア競技における採点問題の結果、ISUはその基準・方法の大幅な見直しを図り以前に比べ透明度・公平性を増したとは言われているが、基本的にはジャッジによる採点競技であることには変わりはない。

もし格調高い成熟した大人の演技をより高く評価するという価値観をISUの専門家達が共有しているのであるならば、今回のグランプリ・ファイナルの採点において外野からいくら批判を浴びようとも浅田の演技に対して少なくとも重大なミスは犯さなかったスルツカヤ以上の高得点を与えるべきではなかった。ただ、チンクワンタ会長曰くの「制限は医学的な見地」はダブル・スタンダードの典型であり甚だ説得力に欠けていると言わざるを得ない。

今回の浅田真央の優勝を称えこそすれ、貶めるつもりなどさらさら無いのだが、個人的にはフィギュア・スケートの大会のレヴェルは、オリンピック>世界選手権>>グランプリ・ファイナル>>四大陸選手権だと思っている(オリンピックを世界選手権より上位にしたのは、4年に1度という機会をモノにするという選手のもつある種の運も含めたため)。事実オリンピック・イヤーでもある今年のグランプリ・シリーズにはプルシェンコやコーエンは全く出場していない。従って、グランプリ・ファイナルでの優勝者がグランプリ・シリーズ出場者中のNo.1であることは紛れもない事実であるが、それが即現在の世界No.1であるというには大きな抵抗を感じる。






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December 17, 2005

Season's Greetings from Tatsuro Yamashita

seasons_greetings_少々間が空いてしまったが、クリスマス・アルバム・シリーズの第4弾。いわゆるJ-POPとカテゴリされる歌手のアルバムをまともにご紹介するのは「擬藤岡屋日記」ではこれが初めてである。1993年に発表された山下達郎のこの”Season's Greetings”はこれまで日本の歌手によって歌われたクリスマス・アルバムの中でも最上質なものの一つであると確信している。

当初はそれまでに出していた”On The Street Corner 1 & 2”のように、アルバム全編をアカペラで構成するつもりであったようだが、かねてからの念願であったドラムレスでストリングス付きのフル・オーケストラをバックにした歌唱の録音も行った。これで華やかな彩りと音楽的な厚みが加わり、このアルバムを傑作たらしめた要因の一つだと言える。山下のオリジナルはロング・セラーとなり、今や日本のクリスマスの定番ソングともなっている”クリスマス・イブ”の英語バージョンのみで、その他は伝統的なクリスマス・キャロルや山下自身がこれまで親しんでいたクリスマス・ソングを中心にこのアルバムは編成されている。

かつてマリオ・ランツァが歌った、”Be My Love”はオーケストラとコーラスをバックにオープンに歌いあげており、ゴージャスかつノスタルジックな雰囲気が横溢しており印象的な作品に仕上がっている。山下の最も好きなクリスマス・ソングであるという”Have Youreslf A Merry Little Christmas”も同様のフォーマットであるが歌唱そのものにはよりインティメートな空気がある。流石に、山下達郎だけあってしっかりと、”Just A Lonely Christmas”と”Happy Holiday”のドゥー・ワップ・ソングから2曲を入れ込んでいる。クリスマス・キャロルに関しては、「自分に歌う資格云々」などと述べているが、ストレートかつ真摯に歌っている。

オリジナルの”クリスマス・イブ”はアラン・オデイによって日本語の原詩にほぼ忠実な英語の歌詞がつけられている。内容的には若干コンサーヴァティヴな感じを抱かれる方もおられようが、そもそもクリスマスとはそういうものである。山下達郎の丁寧な仕事とその高い完成度を聴くにつけ、良いものは良いと言わざるを得ない。

Season's Greetings from Tatsuro Yamashita

1.Acappella Variation On A Theme By Gluck
2.Betta Notte
3.Be My Love
4.Angels We Have Heard On High
5.Smoke Gets In Your Eyes
6.Silent Night
7.My Gift To You
8.It's All In The Game
9.Just A Lonely Christmas
10.Happy Holiday
11.Blue Christmas
12.White Christmas
13.Christmas Eve
14.Have Youreslf A Merry Little Christmas
15.O Come All Ye Faithful



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December 11, 2005

The 55th Regular Concert ~ Keio University Cheerleading Club

the_55th_regular_concert12月10日、慶應義塾大学應援指導部吹奏楽団・チアリーディング部メジャレッツの第55回定期演奏会は、本来予定していた会場がアスベスト問題対策で使用できなくなったそうで、東京ドームの直ぐ裏手にある文京シビック・ホールで17:00から開催された。

開場が16:30だったので、その15分前に会場に到着したのだが、なんと入場待ちの行列は地下2階まで繋がっていた。最後尾に並ぶと、早稲田大学応援部の皆さんが入場整理を手伝ってくれていた。早稲田応援部OBの方に伺ったことがあるのだが、東京六大学の應援の部員同士は仲が良く、特に早慶の場合は1年生のときから親交を結んでいるとか。持つべきものは良きライヴァルである。

演奏曲目は、既にblogにエントリをアップされている、ポポさんのがんがれ日記のエントリ慶應義塾大学 定期演奏会と勝手にコラボレートさせて頂き省略するが、個人的に印象に残ったことをご紹介する。

第1部では、ディズニーやTV時代劇のメドレーなど馴染みある曲が並んでおり、演奏会の導入としては軽快な雰囲気が良かった。第2部は一般のクラシック音楽ファンにもあまり馴染みのないベルギーの作曲家ヤン・ファン・デル・ローストの作品「モンタニャールの詩」(Poeme Montagnard)。吹奏楽のための交響詩ともいえる作品で、時としてリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲を彷彿とさせる分厚いブラスの響きがあったり、素朴なダンス音楽があったりと山岳地帯の一日を描写したスケール感のある作品であり、志野浩史くん指揮の下ブラス・メンバーの力演が光っていた。

個人的には第3部が当日の目玉ともいえる内容で、野球の応援などでは決して見聞きすることが出来ないドリル・ステージである。映画音楽を主体としたメドレーであるが、マーチング・バンドとチアリーディングによって華麗かつ圧倒的な迫力のパフォーマンスをステージ上で繰り広げてくれた。マーチングの制服に身を包んだ吹奏楽、カラー・ガード、そしていつも笑顔のメジャレッツいづれも本当にカッコいい!管楽器やチアをやっていれば、このようなステージに魅了されて應援指導部に飛び込む人が多いのも頷けるすばらしい内容であった。

アンコールでは応援リーダ達がステージの前に立ち、塾とはいわず日本の野球の応援シーンではお馴染の、本家純正ともいえる「突撃のテーマ~コールKEIO~ダッシュKEIO」のチャンスパターンで会場は大いに盛り上がり、春・秋の慶早戦、塾高野球部のセンバツ甲子園・夏の神奈川大会の想い出が甦ってきた。最後の塾生と塾員を繋ぐ曲ともいえる「慶應賛歌讃歌」で4年生を送り出すシーンは心温まるものがあった。

授業・応援の合間に、この定期演奏会のために努力してこられた應援指導部諸兄諸姉の日頃の精進は見事に報われたといえる。

尚、12月26日(月)には、塾高吹奏楽部の第17回定期演奏会がめぐろパーシモンホールで17:00から開かれる。




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December 09, 2005

Christmas Greetings ~ Julens sånger

christmas_greetingsクリスマス・アルバム・シリーズの第3弾。本来は違うアルバムをご紹介する予定だったのだが、日頃のCDの整理が悪く発見できず、偶然手にしたのがこの”Christmas Greetings ~ Julens sånger”。内容はスウェーデン出身で20世紀後半に活躍した最高のドラマティック・ソプラノ、ワグネリアンの一人と絶賛を浴びていたビルギット・ニルソン(Birgit Nilsson)とドメスティックに活躍していたヘレーナ・ドーセ(Helena Döse、ソプラノ)、トード・スレッテガード(Tord Slättegård、テノール)、そしてかつてデューク・エリントンと共演し一部のジャズ・ファンの間ではその名が知られているアリス・バブス(Alice Babs、ソプラノ)達が歌った録音を寄せ集めた北欧はスウェーデンのクリスマス・アルバム。ジャズ・シンガーと知られているアリス・バブスもここではクラシックを歌っている。”Julens sånger”はスウェーデン語でクリスマス・ソングの意味。

このアルバムの目玉ともいえるニルソンの録音は1963年と正に彼女が世界中のオペラ・ハウスで飛ぶ鳥を落とす勢いの全盛期のものであり、クリスタルを思わせるあの特徴のある透明な声でグスタフ・ヴァサ教会のオルガンをバックに立派な歌唱を聴かせてくれる。あえて難を言えば、彼女自身はオペラを歌うときよりは大分抑制はしているようだが、やはりクリスマス・ソングにしてはややスケールが大きすぎて立派するぎることか?時として悲劇のヒロイン、戦乙女のブリュンヒルデが無理矢理の笑顔を作ってキャロルを歌っている風情がなきにしもあらず。

それに比べ、イェーテボリ生まれのヘレーナ・ドーセはややスピントが効いたリリック・ソプラノで如何にも教会で聴く(こちらもストックホルムのグスタフ・ヴァサ教会での録音)クリスマス・キャロルという雰囲気に溢れた端正な歌唱を聴かせてくれる。ニルソンのオペラティックな歌よりはずっとインティメートな気分にさせてくれる。トード・スレッテガードは決して輝かしい声の持ち主ではないがリリカルで甘さと清潔感を漂わせた声で淡々と歌っているのが好印象である。特にシベリウスのクリスマス・ソングでは北欧の雪に覆われた教会でのクリスマスという雰囲気が良く出ている。

アリス・バブスは柔らかなリリック・ソプラノでバッハの「イエスよ、汝はわがもの」(BWV470)、「イエスよ、わが信仰の誉れ」 (BWV472)、「御身がともにあるならば」 (BWV508、バッハの作ではないという説もある)とモーツァルトの有名なモテット「踊れ、喜べ、汝の幸いなる魂よ」を歌っているが、時として声の支えが甘くなる(特に高域で)ことがあり、フォーカスがぼやける瞬間が間々ある。スケール感はないものの、いかにも癒し系の歌唱を聴かせてくれる。

このCDを持っていたこと自体、自分自身でも忘れており、思わぬ掘り出しもを手にした気分になった。しかし残念ながらこのアルバムはかつてスウェーデンのBlue Bellレーベルから出され(恐らくLP?)、その後Swedish Societyから発売されたものであるが、ネットで調べてみるとやはり現在は廃盤になっている。超名盤という訳ではないが、北欧(スウェーデン)のクリスマスという雰囲気を楽しむという意味では、中古盤で見つけられた場合は購入しても決して損はないと思う。

en_klassisk_julただ、不思議なことを発見した。このCDはSwedish SocietyのSCD 1018という番号なのだが、現在はこの番号は”En Klassisk Jul”(英語のタイトルはChristmas Greetings From Sweden)というタイトルとなっており、一部旧SCD 1018からの録音も含まれているが、異なったCompilationになっており、全く違うアルバムである(こちらも現在廃盤か、入手はあまり容易ではないようである)。この同一カタログ番号で異なるアルバムの存在、もし事情に詳しい方がおられればお教え願いたいものである。

Christmas Greetings ~ Julens sånger(Swedish Society SCD 1018)

Birgit Nilsson
1.Ave Maria - J.S.Bach-C.Gounod
2.O Helga natt O holy Night - A.Adam
3.Panis angelicus - C.Franck
4.Stilla natt Silent Night - F.Gruber-J.Mohr

Helena Döse
5.Care selve from Atalanta - G.F.Handel
6.Hark! The Herald Angels Sing - F.Mendelssohn-Bartholdy
7.Jerusalem, die der tötest die Proheten from St. Paul - F.Mendelssohn-Bartholdy
8.Betlehems stjärna The Stars of Bethlehem - Alice Tegnér

Tord Slättegård
9. Psaltare och Lyra Psaltery and Lyre - G.Nordqvist - E.A.Karlfeldt
10.JulvisaChristmas Song - J.Sibelius-Z.Topelius
11.Cavatina: Sei getreu - F.Mendelssohn-Bartholdy

Alice Babs
12.Jesu, Jesu, du bist mein(BWV 470) - J.S.Bach
13.Gott, wie gross ist deine Güte(BWV 462) - J.S.Bach
14.Bist du bei mir(BWV 508) - J.S.Bach
  Exsultate jubilate(KV 165) - W.A.Mozart
15.Allegro
16.Recitativo
17.Andante-Allegro non troppo



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December 06, 2005

An Old Met Christmas

先にご紹介したザ・シンガーズ・アンリミテッドのクリスマスがアカペラのモダーンかつ瀟洒な雰囲気に溢れたアルバムとすれば、今回ご紹介するのはその対局ともいえる超クラシカルでフランス料理に例えれば伝統的なこってりとした味わいのクリスマス・アルバム。

an_old_met_christmasこの”An Old Met Christmas”は1987年に”A New Met Christmas”(確かこういうタイトルだった思う)とともにMetropolitan Opera GuildからBMGを通じてリリースされたアルバムである。Googleで検索を掛けてみたのだが、どちらも既に廃盤になっているようであり、John McCormack Societyのサイトのこんなページしか引っ掛からなかった。オペラファンの方にはタイトルから容易に想像がつくように、このアルバムはかつてニュー・ヨークのメトロポリタン・オペラを彩った名歌手達が歌うクリスマス・ソングを寄せ集めてCD化されたものである(殆どがかつてはRCAなどからリリースされていた録音である)。

”Old”と”New”は単に古い新しいという意味ではなく、1966年に現在のリンカーン・センターにオープンしたオペラ・ハウスを”New Met”と呼び、それ以前の1883年の創設以来ブロードウェイの39th Streetにあった建物が”Old Met”と呼ばれている。従って、このアルバムには主として”Old Met”で活躍したスター・オペラ歌手の歌うクリスマス・ソングが集められている。残念ながら”New”のCDは入手し損なったので詳細は分からないのだが、”New Met”で活躍したオペラ歌手たちのクリスマス・ソングが集められていたはずである。

この”Old”に集められた録音の年代のスパンは非常に広く、1916年から1968年に及んでいる。アルバムの冒頭では、20世紀初頭のゴールデン・エイジを代表するKing of Tenorであるエンリコ・カルーソによる19世紀のフランスのユダヤ人作曲家アドルフ・アダムによる最もポピュラーなクリスマス・キャロル一つ、原題で”Cantique de Noël”(英語では”O Holy Night”)を意外ともいえる恣意的な歌い崩しもなく思いのほか端正な歌唱を聴くことができる。2曲目はドイツ・オペラにおいては比類なき名ソプラノと称えられたロッテ・レーマンによる”O Come All Ye Faithful”は、彼女の歌手としては晩年期の録音であり揺蕩う夕映えを思わせる人生観照の歌唱を堪能することができる。そして、1955年に黒人歌手としは初めてメトロポリタン・オペラにヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」のウルリカ役で登場したアルト歌手、マリアン・アンダーソンの”Angel's Song”もスピリチュアルな名唱である。

現在廃盤中なので、このアルバムをお勧めすることはできないのだが、正直なところ個人的にはこれを全部聴き通すには少々カロリーが高すぎるという印象を持ったことも事実である。

1.Adam Cantique de Noël - Enrico Caruso
2.Wade O Come All Ye Faithful - Lotte Lehmann
3.Yon Gesú Bambino - Giovanni Martinelli
4.Humperdinck Weihnachten - Ernestine Schumann-Heink
5.Traditional The Holy Child - John McCormack
6.Schubert Ave Maria - Rosa Ponselle
7.Brooks-Redner O Little Town of Bethlehem - Richard Crooks
8.Gruber Silent Night - Helen Traubel
9.Bucky Angel's Song - Marian Anderson
10.Bach-Gounod Ave Maria - Patrice Munsel
11.Traditional Es blühen die Maien - Hilde Gueden
12.Willis-sears It Came Upon the Midnight Clear - Brian Sullivan
13.The Friendly Beasts - Risë Stevens
14.Traditional God Rest Ye Merry,Gentlemen - Eileen Farrell
15.Franck Panis Angelicues - Franco Corelli
16.Traditional The First Noël - Roberta Peters
17.Traditional Angels We Have Heard on Hiigh - James McCracken
18.John Jacob Niles I Wonder as I Wonder - Dorothy Kirsten
19.Adam O Holy Night - Leontyne Price



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December 05, 2005

6th Clash Bowl Final ~ Hosei Tomahawks vs. Keio Unicorns

uniimage

Hosei Tomahawks 56 vs. 3 Keio Unicorns

1Q2Q3Q4QTotal
Hosei Univ.- Tomahawks231061756
Keio Univ.- Unicorns03003


甲子園ボウルへの出場を賭けた、関東大学アメリカンフットボールのNo.1を決める第6回クラッシュボウルの決勝戦は12/4に味の素スタジアムで13:00にキックオフされた。

京王線の特急がJリーグの試合でもないのに、飛田給で臨時停車した。偶然、同じ車両にキャプテン田代くんをはじめとした塾高ユニコーンズの選手達が乗り合わせていた。味スタに着いた頃には、空から霙になってもおかしくないような冷たい雨がパラパラと落ちてきた。防寒、雨対策はバッチりと決めてきたし、バックスタンド側の屋根の下での観戦なので特に問題なし。春のセンバツでの塾高の関西戦でずぶ濡れになりながらのアルプススタンドでの応援に比べれば天国(ちょっと言い過ぎ?やはり味スタは非常に寒かった!)。

ユニコーンズにとってトマホークスは格上の相手であり、当方(ユニコーンズ)のビッグ・プレイ+ラッキーと相手のミス+アンラッキーでなんとか均衡、あるいは勝利をもぎ取ることができる一戦であろうと予想していた。しかし、期待したことは何も起こらず、ユニコーンズはスコア通りの大敗を喫した。ラン・プレイは殆どシャットアウトされ、ディフェンスは止められず走りまくられ、キック後のフィールポジションでも常に劣勢、セーフティ、ターン・オヴァー・・・、とロー・スコア・ゲイムに持ちこまないと勝ち目はないと見ていたのだが、1Qでほぼ試合の趨勢は決まってしまった。もう少し競った試合を期待していたのだが、トマホークスを相手に今年のユニコーンズにそれを期待するのは少々酷だったかもしれない。従って今回は試合の展開に関しては省略させていただく。正直なところ母校の試合でなければ途中で帰っていたかもしれない。(ちゃんと試合終了後まで残り、塾歌を歌って帰った!)

誠に残念な結果になってしまったが、昨シーズンのユニコーンズの状況から今秋クラッシュ・ボウルの決勝まで駒を進められると誰が予想したであろうか?準決勝の対明治グリフィンズ戦では見事な復活ぶりを見せてくれたので、今年は良しとしよう。その意味では大きな夢をみさせてくれた選手・スタッフの皆さんの努力には大感謝!

一方、トマホークスはオフェンスには素晴らしいものがあるが、完璧に出来上がったチームという感じはしない。特にパス・ディフェンスに関しては少々心許ないものを感じた(ユニコーンズをなめていたのかも?)。甲子園ボウルまではまだ時間はあるので、問題点をしっり修正をして関東No.1の実力を見せて欲しい。今年も立命館パンサーズは強力なディフェンスを武器にしたかなりの強敵である。

大学、塾高の双方の日本一の夢は潰えたが、24日のクリスマス・ボウルでは塾高ユニコーンズには、是非とも高校日本一の座を獲得して欲しいものである。ガンバレ塾高ユニコーンズ!



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December 03, 2005

Peace! ~ From The Singers Unlimited

12月に入り、今年も余すところ1ヶ月を切った。例年の如く、クリスチャンが大勢を占めているわけでもないのに街中はクリスマスの雰囲気を感じさせるディスプレイに満ちあふれている(東京だけ?)。やはりクリスチャンではないが季節感をお届けする意味で、今月中は音楽に関してはクリスマスに関連した話題をご提供しようと思う。

christmas_the_singers_unlimited現在ちょっと気が滅入る本を読んでいる最中なので、癒し系ともいえるクリスマス・アルバム(とは言っても殆どが癒やし系なのだが・・・)のご紹介。アカペラやオスカー・ピーターソンとの共演でかつてMPSの録音で大活躍していたザ・シンガーズ・アンリミテッド(The Singers Unlimited)の”Chiristmas”。このグループ、大活躍といってもオーヴァー・ダビングという手法によってアルバムを作り上げるため、あくまでも録音の世界だけであって、聴衆を目の前にしたライヴ活動は一切行っていなかった(というか、不可能)。4人のメンバーのうちリーダーのジーン・ピュアリング(Gene Puering)とドン・シェルトン(Don Shelton)が1950年代に活躍していた男声コーラスグループ「Hi-Lo's」に在籍していたため、そのモダンでニートなスタイルを継承したグループである。

70年代初頭から15枚のアルバムを出し、81年のリリースを最後に活動終了(停止?)した。この”Chiristmas”を除いて、14枚のアルバムは1998年に”Magic Voices”とういうタイトルのボックス・セットが発売された。このセットをかつて入手したが、流石にMPSのオーナー自身自らリマスターしただけあって、音質は非常にクリアアップしていた。マンハッタン・トランスファーやTake 6など後続のジャズ・コーラスグループにも多大な影響を与えたこのザ・シンガーズ・アンリミテッドの作品は、録音上のテクニックを駆使した「作り物」とはいえ全てが見事な出来映えである。

但し、ご紹介するこのアルバムは所謂「ジャズメンの演るクリスマス」を期待すると肩すかしをくう。オーヴァー・ダビングを駆使して、昔から有名なイングリッシュ・キャロルや1954年に早逝したジャズ・トランペッターであるアルフレッド・バートの作品を全てアカペラでストレートに歌いあげており、オーソドクスな教会の聖歌隊とも一味違ったインティメートな魅力に溢れている。アルバムの解説で次のように述べられているがこの内容と雰囲気を良く伝えている。

”・・・, of warm family friendship and of the cozy atmosphere of winter in Michigan.”

アルバムのラストの”Have Yourself A Merry Little Christmas”の最後に

From the Singers Unlimited,Bonnie Herman,Don Shelton,Gene Puering, and Len Dresslar. Peace!
という誠にチャーミングかつ心温まるボニー・ハーマンからのメッセージを聴くことが出来る。


P.S.
久しぶりにザ・シンガーズ・アンリミテッドのファンサイトにアクセスしたら、トップページにいきなりレン・ドレスラーの訃報が掲載されていた。合掌。




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December 02, 2005

Two of a kind?

このサイトでの判定の結果、店主はこんな人たちに似ているらしい。

gary_oldmanmichael_ballackRaul


別の写真を使った場合、こんな人たちにも似ているとか。

robert_redfordEminemscott_baio


本人としては、ちっとも似ているようには思えないのだが・・・。




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December 01, 2005

Don't tell a lie which sound like the truth!

このエントリのタイトルはある仮定の上に基づくものなので、予めその点はご留意を頂きたい。ある意味、これは自戒の念を込めた内容でもある。

frog最近はあまり遭遇しなくなったが、かつて「茹でガエル現象」という言葉がビジネスを中心に盛んに使われていた(現在でも、この「茹でガエル」をキーワードに検索をかければ、膨大な数のサイトがヒットするが)。これは、カエルを熱湯に放り込めばその熱さを感じて飛び出してくるが、適温の水中に入れてから徐々に温度を上げていくと熱さを感じることができずやがてそのまま「茹でガエル」になってしまう・・・、ということをぬるま湯体質での変化対応能力の欠如に対して危機感を喚起する例え話としてよく引用された。如何にも説得力のある例えであり、多くの人を納得させてきたと思う。

しかし、以前から「徐々に上昇する湯の中でカエルはホントに茹で上がってしまうのか?」という疑問を持っていた。そこでネット上で調べてみると、Urban Legends Reference Pagesというサイトの中でこんなページを見つけた。ようするに、ここではこの「茹でガエル」とはいわゆる都市伝説(Urban Legends)の一つで、そんなことは生物学的に実際にはあり得ないと以下のように断じている。

The legend is entirely incorrect! The 'critical thermal maxima' of many species of frogs have been determined by several investigators. In this procedure, the water in which a frog is submerged is heated gradually at about 2 degrees Fahrenheit per minute. As the temperature of the water is gradually increased, the frog will eventually become more and more active in attempts to escape the heated water. If the container size and opening allow the frog to jump out, it will do so.

このサイトの情報が全面的に正しいという確証はなく実際に自らこんな実験をしたこともないので真実は解らないのだが、もしこれが事実だとすればこの「茹でガエル」を根拠にした論は俄に胡散臭くなると感じるのは店主だけであろうか?例え真実ではないにしても、多くの人間を納得させる「上手くできた嘘」を根拠に論を展開することに何ら問題はないという反論もあるかとは思うが、かつてサイエンスやテクノロジーの端っこを囓ったことがある店主の場合、「ハイ、そうですか」と簡単に首肯する訳にはいかない。

もし、この「茹でガエル」実験をされた方がおられれば、その結果を是非ともご一報願いたいものである。

P.S.
かつて、高校の生物の授業では何故か毎週解剖実験があった。幾多のカエル達をあの世に送った罪深き過去を持つ店主の場合、これ以上のカエルを犠牲にするわけにはいかない!(合掌)




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