Obituary ~ Peter Ferdinand Drucker
Peter F. Drucker, a Pioneer in Social and Management Theory, Is Dead at 95 (N.Y.Times)
クレアモント大学(米、カリフォルニア州)大学院 教授であったピーター・ドラッカー博士が11月11日に死去した。享年95歳。
主要紙を始めとしてスポーツ新聞の訃報欄でも当然のごとくドッラカー氏死去のニュースが取り上げられているが、その見出しを飾る称号は「現代経営学の父」、「現代経営哲学の父」、「経営学者」、「経営学の神様」、「経済学者」などがあり、我が国では氏が最期まで現役の「マネジメントの泰山北斗」であったという評価が概ね定着しているようである。ドラッカー氏の30冊あまりの著作もほぼ全てが翻訳されており、度々の来日時の講演やコンサルティングで我が国の経営者たちの尊敬を集めた学者であったため、当然ともいえる評価であり格別異論はないのだが、氏の影響力は経営学・マネジメントという限られた分野を遙かに超えていた。
N.Y.Timesの訃報記事でも触れているように、ドラッカー氏は自らを"social ecologist(社会生態学者)"であると考えており、何冊かのその著作やいくつもの発言に触れた印象では歴史に通暁し自らの経験に裏打ちされた将来に対する深い洞察力は単に「現代経営学の父」と呼ばれる以上の巨匠であったと考えるのが妥当であろう。
それにしても、19世紀の残り香漂う皇帝フランツ・ヨーゼフ治下のハプスブルク帝国のヴィーンに生まれ、恐らくシュンペータやハイエクやミーゼスなどヴィーン学派の影響受けた人が、齢90を越えて21世紀まで将来のことを現役として語り続けたことは驚嘆に値することである。
浅学非才な身にとって、正に目から鱗な氏の至言に触れることが出来たのは幸せなことであった。ドッラカー氏の至言で今直ちに思い浮かぶのは、「何故、誰にも気付かれない(仕事上の)細部にも手抜きをしないのか?」という自問に「神々が見ている」というギリシャの彫刻家フェイディアスの言葉を引用していたことである。そして、氏が幼少の頃にヴィーンで「祭」を見物していた時に、「自分は祭に参加する人間ではなく、それを観ている人間である」と直感的に悟ったという言葉も強く印象に残っている。
ご興味のある方は、以前弊blogでドラッカー氏が著作「明日を支配するもの 」で述べていた日本の官僚機構に関するエントリ”Japanese bureaucracy ”をご参照ください。
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» 遂にこの日が...(ドラッカー氏逝去) [時事を考える]
米経営学者ピーター・ドラッカー氏が死去とのこと、遂にこの日が来ましたね、95歳だ [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 06:33 PM
» ピータードラッカー先生のご冥福をお祈りいたします [プロコン堅太のコンサル養成塾]
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Tracked on November 13, 2005 at 06:45 PM
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高齢な割にはお元気な方だと思っていたのですが、亡くなられてしまいました。 思えば [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 07:33 PM
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経営学で有名なピーター・ドラッカー氏が11日、ロサンゼルス郊外のクレアモントで亡 [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 08:07 PM
» 経営学の巨星、P・ドラッカー氏が逝去 [子育てパパのホロデッキ]
NIKKEI NET:国際 ニュース米経営学者ピーター・ドラッカー氏が死去 【ニューヨーク=発田真人】「経営学の父」と呼ばれた米経営学者ピーター・ドラッカー氏(95)が11日朝、ロサンゼルス近郊のカリフォルニア州クレアモントの自宅で老衰のため死去した。(略) 1909年、オーストリア生まれ。フランクフルト大学を卒業後、経済記者となるが、ナチス・ドイツの反感を買い、英国に逃れた。民間保険会社のエコノミストなどを経て、渡米し、ニューヨーク大学教授に就任。「現代の経営」「イノベーションと起業家精神」など約... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 08:26 PM
» P.F.ドラッカー氏が死去 [MASUYAMA.Blog]
11日、ピーター・ドラッカー氏が、ロサンゼルス東部のクレアモントの自宅で死去された。
心よりご冥福をお祈りいたします。
☆参照記事
・CNN japan‐「経営学の父」ピーター・ドラッカー氏が死去
・NIKKEI NET‐米経営学者ピーター・ドラッカー氏が死去
... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 08:38 PM
» 今になってわかる事〜その2〜 [美味しいブログ 【食べる・やせる・楽しい】]
ランキングです
偉大なる経営の神様がまた一人、
旅立ちましたね。
人の死は、何かの転換点なのだと思います。
おそらく2006年からは新しい世紀の幕開け。
人口の構成が大きく変わることで
経済構造が根本から変わると言われています。
でも、僕らビジネスパーソン=商人(あきんど)には
彼が残してくれた?言葉”という遺産があります。
それらを継ぎ、自分の現場で有効利用しながら、
更なる検証作業を繰り... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 08:55 PM
» 巨星堕つ [雑感from北かまくら]
マネジメントの神様とまで言われたP・F・ドラッカー氏が亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
RIP
広瀬一郎さんに影響を受け、ドラッカーの著作を何冊か読みました。
広瀬さんの話や、SMSの授業から多くのことを学びましたが、その全ての根底に彼のフィロソフィーが流れていると感じます。
彼は親日家としても知られており、彼の著作からもそれは感じました。
イノベーションの重要性、変化/進化し... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 09:18 PM
» ピーター・ドラッカー氏死去 [パレード]
「経営学の神様」ピーター・ドラッガー氏が11日ご逝去された。享年95歳。年齢的に早すぎるとはいえないが、生涯現役を貫いた彼だっただけに、また、奇しくも彼の最期の映画出演になると思われるドキュメンタリー映画「ザ・コーポレーション」を試写し、元気なお姿を拝見したばかりであっただけに、その死は惜しまれてならない。
彼の著作を初めて触れたのは、『ネクスト・ソサエティ』であった。社会人になって間もない私の目には、未来を予見する彼が本当に神のような存在に映ったことはいまでも鮮明に残っている。
... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 09:21 PM
» CSRとドラッカー [Tatsuya的、起業への道のり]
ゼミの関係で、社会的責任経営(CSR)と社会的責任投資(SRI)の研究をした。
詳細は機会があったら書くとして、このCSRの意識というのはお亡くなりになったドラッカーが大きな影響を与えたのだろうと思う。まさに、企業は社会のものであるという考えだ。
ちょう....... [Read More]
Tracked on November 13, 2005 at 11:44 PM
» [訃報][経営学] FujiSankei Business i. 総合/「現代経営哲学の父」 P・ドラッカー氏死去 95歳 (2005/11/13) [ノンセクションの135]
なんですと! [http://www.asahi.com/international/update/1112/006.html:title] [http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051112i204.htm:title] http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051112AT2M1200N12112005.html http://www.373news.com/context.php?id=FN2005111201000... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 12:00 AM
» P・ドラッカー氏死去…95歳「マネジメントの父」 [「仕事の哲学」は(・∀・)イイ!!]
P・ドラッカー氏死去…95歳「マネジメントの父」
ああ…
ああ…
[Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 01:47 AM
» ドラッカー氏死去 [dawn]
「平均的男は、行き先を問われることで一生をおえる」と云うジョークがあった。 [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 06:24 AM
» 新内各閣僚各位 [民度は?]
テレビや新聞での、小泉新閣僚に対するインタビューが
一巡した。
竹中さんが総務省の大臣を兼ねたことはおもしろい発見だった。
それ以外、新しいことが起きそうだとの期待は全く持てなかった。
それにしても、小泉さんはどういう基準で大臣を選んでいるのか疑問だ。
彼らは、挿げ替え人形の頭であって、その下にドンと組織図を
作っている官僚に太刀打ちできない。
何しろ、新大臣は役所の役割も責任も知らない。
いわん�... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 09:13 AM
» ピーター・ドラッカー氏逝去 [葬儀を通して日々考える、鈴木葬儀社社長BLOG]
【シリコンバレー11日時事】「近代経営論の父」とも呼ばれる世界的な経営学者、ピーター・ドラッカー氏が11日、カリフォルニア州南部クレアモントの自宅で死去した。95歳だった。2003年まで教授を務めた同州のクレアモント大学大学院が発表した。
(時事通信) - 11月12日11時0分更新
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現在、私は会社を経営していますが経営など全くわかってい�... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 10:25 AM
» ピーター・ドラッカー氏(経営学の父) [ウェルネス・クリエイト代表者ブログ]
今日の日経新聞夕刊、ビックリしました。
「ピーター・ドラッカー氏 死去」という一面の記事。
享年95歳。
遺作となった「ドラッカー 二十世紀を生きて」は、日本語のみの
出版だったそ... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 10:48 AM
» ピーター・ドラッカー氏 逝去 [www.tyzoh.jp - The state-of-the-art information platform-ikarashi's BLOG]
20世紀の偉大なる経営学者ピーター・ドラッカー ( Peter F. Drucker ) 氏が亡くなられたそうです.私も彼の著書でいろいろ勉強させてもらいました.95歳だったとのこと.ご冥福をお祈りいたします.... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 02:04 PM
» 現代経営学の父 死去 [こちら中小企業総務部]
11日、アメリカの経営学者 ピーター・ドラッカー氏が、
カリフォルニア州の自宅で亡くなりました。95歳でした。
数年前に何かの雑誌でドラッカー氏の名前を知り、
「マネジメント」という本を購入し読んでみました。
残念ながら本の内容はよくわかりませんでした...... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 07:30 PM
» ピータドラッガー博士がお亡くなりになった [「感動創造カンパニー」ダスキン城北の部屋!仕事も人生も感動だっ!]
現代経営学の父とも呼ばれるピーター・ドラッガー博士がお亡くなりになった。企業の大小は問わず、経営に関わる人で、ドラッガーの名前を知らぬ者はいないであろう。ドラッガーは、オーストリアのウィーンで生まれ、ケインズの講義を生で聞き、記者時代にはヒトラーにインタ....... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 08:46 PM
» ドラッカー氏死去 [徳島で働くとある公認会計士の本音]
「現代経営者の父」といわれたP.ドラッカー氏は、 主要な著書「断絶の時代」など経 [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 09:31 PM
» P・F・ドラッカー氏死す [南雲研究室]
希代の経営学者P・F・ドラッカー氏(Peter Ferdinand Drucker、1909年11月19日生)が11日、カリフォルニア州クレアモントの自宅で95歳という天寿を全うされた。
オーストリア生まれで戦前ドイツのフランクフルト大学で法学博士号を取得したもののナチス・ドイツの迫害を受け英国へ脱出後、37年に米国へ移住。
経営戦略や目標管理、起業家精神といった概念を次々と体系化し「マネジメント」という分野を確立した。
世界各国の多くの経営者から支持され、特に日本経済の高度成長をいち早く予見... [Read More]
Tracked on November 14, 2005 at 09:47 PM
» ◆P.F.ドラッカー氏とマネジメントの再考 [ソリューション営業の道具箱]
P.F.ドラッカー氏が11日に死去されました。
私が訃報を知ったとき、残念という気持ちとともに
何か不思議なものを感じました。
なぜなら、訃報をブログで知ったのですが
ブログを見ているパソコンの横には
ドラッカー氏の「現代の経営」上下2冊が積んだまま置いてあった...... [Read More]
Tracked on November 15, 2005 at 04:08 AM
» マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] [1雑記:めもめも]
ピーターFドラッカーの1400ページの大作のエッセンシャル版です。2005年1 [Read More]
Tracked on November 16, 2005 at 04:09 PM
» ピーター・ドラッカーさんのご冥福をお祈りします [ドラナビの興味津々]
ナビがドラッカーの本を読み始めたのはつい最近(02年のネクストソサエティ)からだ [Read More]
Tracked on November 16, 2005 at 11:04 PM
» 「経営学の神様」ピーター・ドラッカー氏が死去 [40代の私にとっての最新情報・重要ニュース]
『「経営学の神様」として日本の企業経営者らの間にもファンが多い米国の経営学者、ピーター・ドラッカー氏が11日、老衰のためカリフォルニア州クレアモントの自宅で死去した。95歳だった。03年まで特別教授を務めたクレアモント大学院が発表した。
ウィーンで生ま....... [Read More]
Tracked on November 17, 2005 at 05:41 AM
Comments
TBありがとうございます。
確かに、ドラッカー氏は日本人にとって、単なる経営学の領域を超えた存在であったかも知れませんね。
Posted by: 唐澤 | November 13, 2005 at 10:10 PM
トラバ有難うございます。
深い考察に感服いたします。
また、お邪魔します。
Posted by: HIRO | November 13, 2005 at 10:11 PM
トラバありがとうございました。
"経営学者"ではなく"social ecologist(社会生態学者)"なんですね。納得です。
Posted by: xsion | November 13, 2005 at 11:19 PM
TBありがとうございます。
死後、改めてその存在の偉大さを知る次第です。
Posted by: choice | November 14, 2005 at 01:02 AM
TBしましたが、
Japanese bureaucracyのほうからにすべきだったかもしれません。
彼には、間接的にいろいろお世話になりました。
Posted by: baka-inu | November 14, 2005 at 09:20 AM
TB させていただきました.
ドラッカー氏は日本にも大きな影響を与えた経営学者ですね.経営学を超えた「社会生態学者」であったというのは,納得させられます.
残念です.合掌.
Posted by: ikarashi | November 14, 2005 at 02:12 PM
TBありがとうございます。
様々な方のコメントをみて、
改めてドラッカー氏の影響力の大きさを実感しました。
Posted by: 自然に学ぶ | November 14, 2005 at 09:19 PM
>唐澤さま
>HIROさま
>xsionさま
>choiceさま
>baka-inuさま
>ikarashiさま
>自然に学ぶさま
コメントをくださった皆さま、ありがとうございました。
高齢とはいえ、ドッラカー博士の逝去は残念なことでした。しかし、博士が残してくれた著作や発言はまだまだ我々を刺戟しつづけ、将来を展望するための指針になっていると感じています。
Posted by: Flamand | November 15, 2005 at 12:38 AM
TBありがとうございます。
経営情報学を専攻している者として、
ドラッカー博士の「他を寄せ付けない偉大さ」には
驚きの感すら覚えます。
Posted by: ウェルネス・クリエイト | November 15, 2005 at 09:13 AM
>吉岡さま@ウェルネス・クリエイト
コメントありがとうございます。
ドラッカー博士のマネジメント論には、組織を構成する「人」という視点を重視しているところに一味も二味も違う説得力があったのだと思います。
Posted by: Flamand | November 15, 2005 at 01:10 PM
トラックバックありがとうございます。
改めてドラッカー博士の影響の大きさを
感じました。
Posted by: 渡辺俊一 | November 17, 2005 at 11:37 AM
渡辺俊一さま、
コメントありがとうございます。
ドラッカー博士は晩年、「高齢化社会」以上に、より深刻な若者の供給が減じる「人口減少社会を先進国ではじめて経験する日本こそが、世界に対してその規範を示す必要がある」と語っていたことも印象に残っています。
Posted by: Flamand | November 17, 2005 at 12:22 PM
農家の本棚運営の玲治です。
トラックバックを張らせていただきありがとうございます。
ドラッガーの本を読み出したのは最近なんですが、骨太の素晴らしい本ばかり書かれていますね。
他界されたのが惜しいです。
これからも宜しくお願いいたします。
Posted by: 玲治 | January 02, 2006 at 08:17 AM