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April 02, 2005

The KEIO boys just broke thier great journey with "Enjoy Baseball"

4月1日、ベスト4をかけて準々決勝の対神戸国際大学付属高校戦(私立の付属校対決などという向きもあるかと思うが、塾高慶應義塾大学の「付属」校ではない)。同期のY君(1回戦では奥方とご一緒させて頂いた)と東京駅17番ホームで落ち合い、6時46分発のぞみ203で甲子園目指して出発した。朝早かったので、何も口に入れていなかったのだがご親切にもYくんが持参された朝食をわけていただき人心地が付く(Y君、ゴメンナサイ。半分も頂いちゃいました。)

たまたま名古屋に滞在されていた、女性の同期NさんとTさんも合流し、(当然ではあるがお二方とも女性であるから塾高の卒業生ではない。こういう方々の存在があの大応援団の一部を担っているのである)既にお馴染みの阪神電車で甲子園へ向かう。途中、楽器を持っている塾生(塾高OBの大学生@金子ゼミ)と電車の中で立ち話をした。ブラスバンドの助っ人で行くとのこと。「学生服、着なくていいの?」と尋ねると「後輩に貸したまま、戻ってこないので黒い色の服でOKなんです」とのこと。学生として忙しい時期に、ご苦労さまである。彼、今風のなかなかのイケメン・ボーイで、「集合時間があるのでお先に失礼します」と立ち去ったあと、思わず同行のNさんは「可愛い坊や!・・・」と呟く。

甲子園駅の改札を出る頃に2回戦のとき隣で応援していた独り言爆裂の後輩K君から携帯に連絡が入る。

K君:「おはようございます。いまどこですか?」
ワタシ:「甲子園に決まってるだろが!」
K君:「え”!今日も応援に来たんですか?」
ワタシ:「あのねぇ、仕事なんてやってる場合じゃない!早く来い!」
K君:「今日、出張なんで・・・、どうしよう・・・、(ウジウジウジ・・・)」
   「又、電話していいですか?」
ワタシ:「とにかく、早く来るように!」

本日の応援アルプススタンドは六大学野球の神宮では慶早戦の指定席の3塁側である。Y君が現地で待ち合わせしていたT君と合流し応援席に入場したのだが、既にかなりの席は埋められており限りなく外野に近い場所に席を確保した。地元である神戸国際大付属の応援席よりも塾高側の人数が勝っており、これは最後まで変わらなかった。

神戸国際が先攻、塾高の後攻で試合が始まる。1回の表・裏の攻防がこの試合の全てであった。。中林は疲労が出ていたのか、球のキレもなく本来の投球コントロールが出来ず、その立ち上がりが神戸国際の強力打線の格好の餌食となってしまった。途中、中林のあとに控える忠元、福山も登板機会があったが神戸打線を抑えることはできず、結果、15対1で大敗。件の後輩K君は途中から参加し、やはり途中で東京出張のため伊丹に向かった。

実際にプレイした塾高選手諸君はさぞや口惜しかったと想うが、応援席には不思議なほどデスペレートな雰囲気は全くといっていいほど感じられず、9回裏の最後はエンドレス「若き血」で盛り上がった。

上田監督は勿論のこと、コーチ諸君そして選手達自らが、全国大会でのトーナメントを勝ち上がるためにさらに何が必要であるかを実感したのではないだろうか?より高い目標は決まったわけで、それを実現にするために今後何を為すべきかを理解できればこれが今回の最大の収穫であろう。彼らの”Enjoy Baseball”によるGreat Journeyは未だはじまったばかりである。暫しの休息を取ってから、春から夏に向けての一層の飛躍を期待したい。

今回の塾高野球部の大活躍は、現役塾高生、我々OBはもとより、慶應義塾全体にポジティヴな意味で大きなインパクトをもたらしてくれた。年齢、立場を越えて共有できる大きな夢を与えてくれ、それが凝縮されていたのが今回の甲子園のアルプススタンドであったと言えよう。高校野球嫌いなワタシをして3回も甲子園に足を運ばせた不思議な魅力・・・。

これは、上田監督がキャッチフレーズとして掲げた”Enjoy BaseBall”である。もし、塾高野球部が従来からの典型的な高校野球スタイルで甲子園に出場したのであれば、臍曲がりなワタシがこれほど熱中することは無かったと思う。2回戦で当たった福井商業のベンチを見て(グラウンドでの彼らのプレイは素晴らしいものであったが)、「このチームには絶対負けて欲しくない」と正直に感じた。

各学校が背負ったバックグラウンドや現状は千差万別であろう。そのクラブ活動の一つであるベースボールのスタイル、取り組み方もその数だけのヴァリエーションがあってよいはずである。塾高の野球部としてこの”Enjoy Baseball”にますますの磨きをかけて欲しい。

真摯、洗練、無関心、不真面目、無気力、放埒、高慢、情熱、理不尽、自由、猥雑、放任、狡猾、高潔、辛辣、狂気、偏屈、友愛、信義、柔軟、剛直、独善・・・、とりとめなく並べた言葉は自身が身を置いた経験に基づく我が母校・塾高に対する印象を思い付くままに書き連ねたものである。これらは現在でもさほど変わっていないように思われる。

殆ど無きに等しい緩い校則、恐らく日本一休みが多い学校、本人の希望を別にすればほぼ全員の大学への入学推薦などなど、塾高とは自己の認識次第で自らをいくらでも高めることも、貶めることもできる環境であると言える。

試合終了後に、神戸国際付属高校のある選手がインタビュに 「慶応は勉強も野球もできるけど、僕らは勉強もせずに野球をやっているんです!!」 と答えていたらしい。これも一つの考え方であろうが、塾高野球部には全く無縁な言葉であり、これをまねする必要など全くない。

塾高の場合、あくまでも高校生が野球をクラブ活動として行うのであり、野球選手が高校にも通っているというある種異常な状態になる必要など絶対にない。

試合終了後は、T君の先導で大阪のKorean Townである鶴橋で焼き肉をたらふく食べた(かなり、やけ食いに近いものが)。その後はNさんとTさんをエスコートして新幹線で帰京した。(車中殆ど爆睡しており、ちっともエスコートになっていなかったが・・・)

今回は、詳細な試合の経過に関しては省略させていただいた。

2回戦に関しては、The KEIO boys enjoyed a close game and won!を、

1回戦に関しては、”Enjoy Baseball” under a heavy storm of spring and applauseを参照願いたい。



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Comments

2回戦突破の時にはTBありがとうございました。私も「実業」出身ですので(表面上はライバル校となりますが)、
> 自己の認識次第で自らをいくらでも高めることも、貶めることもできる環境
> あくまでも高校生が野球をクラブ活動として行う
の節には深く共感しました。六大学のいわゆる「付属」(実業も「付属」ではなく「系属」という造語を使っております)校としての人間育成の神髄と誇りたいものです。

六大学「付属」校が甲子園で大学と同じスタイルの応援をしているとなると気になって仕方がありません。特に慶應ならチャンスメドレー程度まではわかってしまいますし(笑)。我が母校も9年前の夏が最後ですのでそろそろ甲子園に戻ってきてもらいたい。昔、実業の地区予選に、神奈川県大会を勝ち進んでいた塾高の応援指導部員が来て「甲子園で早慶戦(実業に気を遣って早慶の順番で呼んだのかな)だ!」とハッパをかけていたなんてことを思い出しました。

Posted by: D-Mamiya | April 02, 2005 at 11:35 PM

今回のセンバツ大会では久しぶりに出場の慶応義塾高
に注目し、特に福井商との試合での中林投手の好調さ
に感心しましたので、次の対神戸国際大付属戦への興味が倍増しました。結果は甚だ残念なものでしたが、
超激戦区の夏の神奈川県予選を何とか勝ち抜いて、今夏の甲子園大会を再び盛り上げて下さい。
実は、勝利高の校歌が何なのかに密かに注目していた
のですが、慶応高の場合は“塾歌”でした。Webを調べると慶応高校には固有の校歌がある由で、その観点
からも慶応高校が勝った場合の校歌に注目していたの
でした。当方は、慶応とは無縁の者でして(勿論、親戚や知人には慶応OBが何人かおります)、東京六大学リーグで勝率が最低の大学の一OBです。既に還暦を過ぎていますが、高校野球には小学校高学年時のNHKラジオ時代からのファンです。子供の頃には神宮球場
の外野芝生席で早慶戦(兄が早大OBゆえ慶早戦に非ず)
を観戦したこともあり、その時に塾歌に初対面でしたが、その頃は早大の森徹や慶大の衆樹の時代でした。
今回のセンバツで慶応高の勝利で塾歌が流れたとき、
この曲は慶応義塾全体の歌なのかと認識した次第です。ささやかな疑問は、明治時代の慶応義塾には塾歌が存在したのか否かということです。現在の塾歌は多分、昭和の作品と思います。塾歌の作曲者は「海行か
ば」で有名ですが、実は戦後間もなくに発足した都内
の一区立中学(当方の出身中学)の校歌もその方の作曲
なのです。それでは今夏あるいは今後の慶応義塾高校
野球部のご活躍を期待致します。

Posted by: Y.Sugito | April 03, 2005 at 05:50 AM

もう一度、慶応の歌を聴きたかったのですが、残念です。

この試合のすべては、オーナーの書かれているとうり一回の攻防でした。
とくに一回裏、無死満塁、フルカウントからの、選球見送りバッターアウトでした。
ここにも、無死満塁ではなかなか点が取れないという魔物が住んでいたようですね…

夏を期待しています。

選抜、楽しめました。ありがとう!

Posted by: ottocento50s | April 03, 2005 at 07:24 AM

こんにちは、始めまして。
TB有難うございました。いつも熱いコメントを楽しく読まさせていただいております。3戦とも応援に行かれたのですね。僕は3回戦だけは仕事の都合で行けず、テレビでの応援となってしまいました。家内と子供は応援に行ったのですが、「応援席には不思議なほどデスペレートな雰囲気は全くといっていいほど感じられず、」と書かれているのと同じことを家内も言っておりました。とても気持ち良かったと。選手とスタンドが一体となった、本当に素晴らしい応援でしたね。
是非ともまた夏、塾高パワーを爆発させて、甲子園でもう一度この楽しさを味わいたいものですね。

Posted by: ポポ | April 03, 2005 at 12:33 PM

初めまして。
非常に詳しい観戦記(日記)を拝見させていただきました。
ベスト4進出ならず、残念です。
ですが、甲子園で、「KEIO」がはつらつとプレイしてるのが、ほんと夢のようでした。
とにかく塾歌をもう一度、聞きたかったです・・本当に。
卒業して、改めて塾歌の素晴らしさを感じました。
夏に期待しましょう!
やってくれるでしょう!

Posted by: 加嶋 | April 03, 2005 at 02:50 PM

初めまして。こんにちわ☆
トラバありがとうございます<(_ _)>
甲子園球場まで見に行かれたんですね。慶応の試合はちらっとしか見てませんが、ほんとに学校一丸となって応援していましたよね!
夏も期待です(^^)では!

Posted by: iA | April 03, 2005 at 05:40 PM

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