« November 2004 | Main | January 2005 »

December 16, 2004

Barça, now and then

barca_logo.gif

カンプ・ノウでのEl Clasicoで今季のチームの勢いとまとまりの差をメレンゲに見せつけ完勝したバルサはその後もそれまでの好調時と同様な結果を残している。試合でのパフォーマンスを見てもチームとしての一体感とモメンタムは維持されており相変わらずスペクタクルなサッカーを展開しているのだが、ヘタフェやアルバセテといった下位の残留争いをしているチームとの対戦においては楽勝と言える内容ではなかった。

首位チームを食ってやろうという失うモノがない下位チームの対戦という状況もあるが、なんと言っても最大の原因はシーズン・イン時点では予想もしなかった怪我人の続出である。しかも、モッタに始まってガブリ、エジミウソン、ジェラールといった主力選手が重傷となる怪我を負いクラシコではラーションが靱帯を壊し全治6ヶ月!

これでは選手層が薄くなるのは当たり前で、ゲームに出場した選手(バルサBからも選手を引き上げているのだが)の頑張りで何とか綱渡り状態でリーガでの勝利を重ねているのが現状である。プレイしている選手の体調も決して完調というワケではなく、これでロナウジーニョやエトーなどが怪我でもしたら、リーガ制覇に赤信号が灯る事態になってしまう。

マネジメント、監督はもとより選手達も新たな選手獲得の必要性を認識しており、来年1月の市場解禁に向けて候補選手の検討を重ねているようである。2月下旬からチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントが始まると試合スケジュールはますますタイトになるので、現在のバルサにとって選手補強は喫緊の課題である。

だたこの補強候補の選択は容易なものではないことも事実である。EUパスポートを所持しており、試合経験が豊富で、現在のバルサのプレイ・スタイルとスピリットに相性の良い即戦力(年明けから)の選手である必要がある。当然のことながら、監督ライカーはチャンピオンズ・リーグに出場可能な選手を望んでいる。しかも現在のバルサは選手補強のために莫大な資金を用意出来る状況ではない。

こんな事態が予め解っていれば、コネホ(サヴィオラ)やガルシアを期限付きとはいえレンタル移籍などさせなかったであろう。ASモナコでの活躍を見るに付け、コネホの移籍は痛かった。チャンピオンズ・リーグの出場という条件を諦めれば彼を呼び戻すこと(彼自身バルサへの復帰を望んでいる)も不可能ではないが、メレンゲがモリエンテスをモナコに渡さない限り現時点ではモナコはコネホを手放さないと思われる。

バルサのリーガ制覇とチャンピオンズ・リーグでの活躍(勿論、優勝して欲しいのだが・・・)は、この年末のバルサ・マネジメントの手腕に委ねられていると言っても過言ではない。





| | Comments (0) | TrackBack (4)

December 13, 2004

The 2004 European/South American Cup @ Yokohama

83899タイトルは昨日(12/12)で終了したご存じ『トヨタ・カップ』のことであるが、UEFAのサイトではこのように表記されており何故か『トヨタ』のトの字も出てこない。FIFAのサイトでは”Goodbye Toyota Cup, hello FIFA Club World Championship”となっており、ここいらへんの事情に詳しい方がおられれば、是非お教え願いたいものである。

大した動機や理由はないのだが(一応それらしいことはここここをご参照下さい)、FCポルトは贔屓チームの一つである。「あんた誰?」という感じのCDオンセ・カルダス(コロンビア)が幸運を3乗倍くらい使ってあれよあれよとリベルタドーレス・カップで初優勝を飾り昨季のUEFAチャンピオンズリーグ覇者との対戦となった。

FCポルトの今季は監督を筆頭にチーム構成が大幅に変わり、戦力ダウンあるいは一部からはチーム崩壊まで予想されたのだが、ところがどっこい中々頑張っており今季もしっかりとチャンピオンズリーグのグループ・リーグを勝ち上がり16強に名を連ねた。

一方のCDオンセ・カルダスは、コロンビア・リーグにおいても強豪と呼ばれるようなチームではなく、2003年にほぼ50年振りに前期のリーグ・タイトルを獲得しリベルタドーレス・カップへ駒を進めた。その戦法はアウェー引き分け、ホームは僅差で勝利を狙うという典型的な「攻撃は二の次、専守防衛」型である。リベルタドーレス・カップもこの戦法でボカを破って制覇した。選手に関しても他のクラブから条件の良いオファーがあればどんどん出し、その資金でクラブ運営強化を図るというスタイルをとっているようである。

予想通りポゼッション、シュート、CKなど全ての面でFCポルトが圧倒して、終始試合を支配していた。開始早々ポルトのベニ・マッカーシーのゴールと思いきや、オフサイドの判定。その後、ルイス・ファビアーノやマッカーシーが決定的なシュートを何度か放つがゴール・マウスを割ることができない。前後半90分はポルトの攻め疲れの状態でスコアレスとなり、延長戦に突入するも、決着がつかなかった。オンセ・カルダス、無名の田舎チームであるが彼らのスタイルをこの大舞台でも貫き通しなかなか強かなものがある。

PK戦に突入した時点では、幸運も手伝ってFCポルトの猛攻を守りきったオンセ・カルダスの勝利を予感したのだが、結果は8-7でFCポルトが最後の『欧州・南米杯』の栄冠に輝いた。歴史は古いが現代の基準では資金が潤沢なビッグ・クラブとはいえないFCポルトであるが、2003のUEFAカップ、2004チャンピオンズリーグの掉尾を飾ったといえる。


恐らく、オンセ・カルダスは今後再びお目に掛かることはないチームだと思う。それにしてもEuro2004のギリシアやこのオンセ・カルダスなど化石のようなプレイ・スタイルが未だ世界レベルで通用するサッカーという「ゲーム」の奥深さを感じた次第。


1960年に当時のメレンゲの会長だったサンティアゴ・ベルナベウの提唱によってはじまった「インターナショナル・カップ」は、欧州対南米のフォーマットのまま1980年から「欧州・南米杯(トヨタ・カップ)」に引き継がれ、来年からは賞金も大幅にグレードアップされ”FIFA Club World Championship”として日本で開催されるようである。但し、欧州・南米のチャンピオン・チームはシードされるものの6大陸のチャンピオン・チームによる「世界一のクラブ」を決定する選手権となり、大幅にフォーマットが変更される。


開催地も日本に固定されるワケではなく、立候補による持ち回りで次大会は北中米カリブ海地域で開催されるらしい。トヨタ・カップの冠は引き継がれるようで、開催地が世界を回るということもこの会社の世界戦略に合致しているのであろう。





| | Comments (1) | TrackBack (2)

« November 2004 | Main | January 2005 »