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June 08, 2004

The Art of Violin

iioさんのCLASSICAのエントリ「ヴァイオリン、悪魔の楽器」でご紹介されている通り、このプログラムは先週末のNHK BS2で放映された。これは、初めて見た。

細切れのオムニバスではあったが、大変興味深い内容だった。まず、解説者を務めるヴァイオリニストに人を得ており、その語りがいかにも面白い。パールマンの比較的マトモな物言いはともかくとして、若き日のミルシュタイン、ホロヴィッツ、ピアテゴルスキーのトリオをまるでロシアから逃げてきた「食い詰め者三人組」と言わんばかりのギトリスの語りには大笑い。

動いているジネット・ヌブーを見たのは恐らくこれが初めてだと思うが、いかにも!という感あり。あれは猛禽類の目だ!ハイフェッツとライナーの協演のシーン(この組み合わせ、想像するだに恐ろしいものがあるが・・・)は、「和して(ホンマかいな?)同ぜず」の見本みたいな二人であった。どちらも徹底的にunsmiling!

ギトリスがヴァイオリンを触りながら「自分なんぞ直ぐ忘れられてしまう。これ(ヴァイオリン)は自分よりずっと前に生まれ、自分よりずっと長生きする」という語りには銘器とヴァイオリニストとの関係の深淵を見るようで、思わずしみじみ。

この巨匠たち、現代のヴァイオリニストとは明らかに人種が違う。もし、ヴァイオリンを弾いていなければ、半分以上はかなりアブナイ人にしか見えない。

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Comments

 トラバ多謝です。
 ギトリスの語りはムチャクチャおかしかったですねー。実にチャーミングで惚れました。

Posted by: iio | June 09, 2004 at 03:24 AM

ギトリスはイスラエル建国前(イギリスのパレスティナ委任統治時代)のハイファ生まれで、いったいどんな人生を歩んだのかは知りませんが、ジプシーヴァイリンのようなかなり濃~い演奏をする人で、あの語りは如何にもって感じでメッチャ面白かったです。

イダ・ヘンデルの喋りも典型的なプリマドンナ・タイプ(独断で言い切るが、やけに説得力がある)で、あぁ~なんて唸りながら聴いてました。

この二人、間違いなく「あっちの世界のヒト」ですね(^^ゞ。

Posted by: Flamand | June 09, 2004 at 10:48 AM

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