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April 17, 2004

La Demoiselle d' Avignion & Babette's feast

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「ヴァグナーは、遠ざけている」など言いながら「黄昏」をつまみ聴きしたり、「趣味が良くない」言って、わざわざデジカメで撮ったミレイユ・マチューのLPジャケット写真をアップしてみたりと、言ってることとやってることが支離滅裂で、我ながら素直ぢゃない性格に呆れる今日この頃・・・。

ミレイユ・マチューのオフィシャル・サイトを覗いてみた。過去の録音のCompilationや新譜も出しているようであるし、ドイツを中心にテレビ出演などで活躍している様子で、ご同慶の至りである。

このサイトでは新譜のサウンド・クリップを聴くことができる。相変わらず全力投球で絶唱するというスタイルに変わりなく、「喉ひこR」は健在であるが、流石に彼女も齢を重ねてか、その声から若い頃のトゲトゲしさが無くなっている。イイ感じである。

伝統的なシャンソンは、極端にまで言葉にこだわり小さなシャンソニエなどで歌われていたものである。それを大きな声量と表現力で大ホールへ解き放った1人が、47歳で早逝したエディット・ピアフであると言われている。そいういう意味では、ミレイユ・マチューという人はこの路線を正しく継承し拡大再生産した唯一の歌い手であろう。

これまでの彼女の活躍を顧みると、フランスというよりはギリシア生まれのナナ・ムスクーリとともにEUを代表する歌手の一人と言ったほうが正確なところであろう。

少々繊細さには欠けるが、分かりやすいメロディーを直向きに歌うという、正にポピュラー・シンガーの王道を歩んでおり、その姿勢は大変に立派である。

日本のファンサイトであるmireille mathieu cds japanのBBSで紹介されていた、若くして亡くなったイスラエルの方のファンサイトでピアフの持ち歌であった「Non, je ne regrette rien・・・」を歌うマチューのビデオ・クリップを試聴したときは、思わずホロリとさせられた。


ところで話はコロッと変わるが、iioさんのclassica japanのサイトにSide Bというページがあることを全く知らなかった。ここで、デンマーク映画「バベットの晩餐会」を絶賛しておられた。これには店主も激しく同意。巷間グルメ映画などと言われているが、これは内容の単なるスパイスでしかない(勿論、重要な部分であることは事実だが)。何度観ても、奥底から心動かされる映画である。

店主にとっては、未だ謎解きができない小津作品とともに、今後繰り返し観る映画の一つであることは間違いない。

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Comments

 おお、Side_B、ご紹介深謝です。あのサイトはCLASSICAに載せるには人目につきすぎるような記事を載せる裏サイトとして作ったんですが、裏すぎて想像を絶するアクセスの低さでして(笑)、ほとんど誰にも知られないままひっそりと運営しています。
 「バベットの晩餐会」、廉価DVDで発売してほしいっす。

Posted by: iio | April 19, 2004 at 03:27 AM

コメント、ありがとうございます。

密やかなお楽しみであった「Side_B」、引っ張り出してしまい申し訳ありません。

確かに地味な内容ではありますが、「究極のグルメ・ムーヴィー」などという評判が邪魔してか、Video市場では不遇をかこっていますね。人生を観照する映画なのに。

個人的には、パリ・コミューン→「桜んぼの実る頃」・・・、その時代背景からイロイロ想像を掻き立ててくれる映画です。バベットの「カフェ・アングレ」時代を回想するシーンなど無かったのも良かったです。

と言いつつ、この映画公開後に「アモンティラード」や「クロ・ド・ヴージョ」を探しては嗜んでいたワタシって・・・。

やはり、少々バブってました(爆。

Posted by: Flamand | April 19, 2004 at 02:09 PM

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