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April 25, 2004

Astrid Varnay, the Birthday

本日4月25日は、アストリッド・ヴァルナイの誕生日である。

1941年、あの『真珠湾攻撃』直前のMETにおいてロッテ・レーマンの代役として急遽『ヴァルキューレ』のジークリンデを歌ってデビューした。これは絵に描いたような"Overnight Success"だったようだ。この公演は当時ラジオ放送され、記録が残っている。かつてこの録音がCDとして発売された際には、彼女は自らメッセージを寄せていた。なんとも、鷹揚な人である。

実際にこのジークリンデを聴いてみても、昨日まで全く無名の人だったとは俄には信じられなほどの見事な歌唱である。しかもやっと二十歳をやっと過ぎたばかりとは思えない成熟した声も驚くばかりである。彼女はその後METを中心に歌い、戦後再会されたバイロイトにはフラグスターの推薦で出演し、ワグネリアン・ソプラノのトップ・スターとしてとして50年代を通して大活躍した。

店主が彼女の舞台姿を最後に観たのが、90年代半ばのミュンヒェンでの『ボリス』の乳母役であったので、なんと50年以上も舞台に登っていたことになる。若干足が不自由になったと見えて、杖をつきながらの登場であったが、その圧倒的な存在感で舞台を支配していたことを思い出す。恐らく現在もミュンヒェンに在住しているのではないかと思われる。

彼女の自伝"Fifty-Five Years in Five Acts: My Life in Opera"も近いうちに読んでみようと思う。

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Comments

うちの隣のおばさんが彼女と親しいのですが、まだご健在です。(^_^)

Posted by: 【篠の風】 | May 02, 2004 at 05:53 AM

ヴァルナイさん、お元気ですか(^_^)

あまり得意ではない『ボリス』に行ったのは、彼女の舞台姿を観たかったのが一つの理由でした。彼女が出てきたときは、あまりの有難さに、お賽銭でも投げたくなりました(^^ゞ。

終幕で亡くなったボリスが担がれたとき、ブルチュラーゼの頭から鬘が外れた場面は、今思い出しても笑えます。

あの頃が、ヴァルナイさんの舞台生活の最後だったようですね。

Posted by: Flamand | May 02, 2004 at 01:29 PM

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