銀座の雀?
店主も銀座の「飲み屋」(もちろん、「和民」、「つぼ八」、「北の家族」@銀座ではない)には、足を運んだことがある。その乏しい経験から、iioさんがかつて体験されたことを考察してみたいと思う。誤解なきよう、予め申し上げておくが、店主の場合その財政事情から本格的な「クラブ活動」などは論外であり、所謂「バー」に足を踏み入れたことがある程度なので、その真髄を突いているかどうかは些か心許ないことはお許し願いたい。
で、そこから何軒かハシゴするんだが、ご無沙汰している馴染みの店をまとめて廻ることを、「檀家廻り」と言うらしい。
だれもメニューを見てないのに、食い物やら水割りが出てくる。店を出るのに「お勘定」なんてない。後日、大先生の家に請求書が送られてくるわけだ。未だに請求書は「盆暮れ」、つまり年2回という店もあるらしい。
で、ホステスさんたちからは「私たちは会社帰りのOLがやってるバイトのキャバクラ嬢とは違うのよ、銀座に生きているのよ」つう矜持の高さがギュンギュンと伝わってきて、いわゆるナンバーワンの方は、何故か世間一般的にいわれている「美人」といカテゴリに属するヒトは少ない。爺さまにとっては、自分より「若い子」なら充分なのか?
若かりし頃の大先生の武勇談であるとか、それこそかつての「文壇」にまつわる逸話の残滓みたいなものもなくはなくてこの手のハナシはよくある。「○○の社長さん(勿論、日経ビジネスに出てくるようなヒト)が未だ若い頃は血の気が多くて、×△で大立ち回りして・・・」なんてハナシは良く聞く。
「最近じゃ若い方は銀座にいらっしゃいませんが、やはり銀座で遊んでこそ一流。銀座にいらっしゃってください」確かにあの日韓W杯のとき、渋谷を筆頭に盛り場がハチャメチャになっていたときでも、四丁目の交差点は普段と全く変わりなかった。
とりあえず、呑み助じゃないから腹が減る。そこそこの馴染みになれば、ラーメン、鮨、サンドウィッチなどなんでも出前の注文可。
先に入った小さなバーのママを、大先生が連れ出して別のバーに同伴させるっていうのも驚いた。他に客がいなかったとはいえ、お店を閉めて同伴。えっ、そんなんで店、閉めちゃっていいの、みたいな。お得意様には、この程度は当たり前。よ~するに、採算を取るサイクルが異様に長~いビジネス・モデルか?
「バー」、「クラブ」などは、欧米に端を発するものであろうが、我が国においては見事に換骨奪胎、そのルーツとは全く異なった発展を遂げたものである。その極みが「銀座の飲み屋」だといえる。しかも、日本の他の地域の飲み屋とも全く違う。(大阪のキタが、「銀座風」であるとは聞いたことはあるが、残念ながら店主にはその経験がない)要するに、東京で一つ、日本で一つ、世界で一つと言っても過言ではない。
ここまで来ると、風俗を超えて「文化」と言ってもいいかもしれない。それでも、銀座古来のお馴染みさんは「最近は、銀座も世知辛くなった」と嘆いているとか・・・。
(iioさん、お書きになった文章を一部引用させていただきました。不都合があれば、どうぞ仰ってくださいませ。)

Comments
ああ、それそれ、「檀家廻り」ってヤツです! 後日、ママさんから営業の電話をもらったりしたけど、やっぱり縁遠い世界なので一回きりです。
というわけでトラバ、ありがとうございます>flamand様。もちろん引用オッケー、論文と同じで引用されるほどウケていると笑)。
Posted by: iio | February 24, 2004 at 01:25 AM